閑話休題(かんわきゅうだい)とは?
言葉
閑話休題
読み方
かんわきゅうだい
意味
「閑話休題」とは、話の本筋から離れた雑談や余談を一旦終わらせて、本題に戻る際に使う言葉です。「閑話(無駄話や余談)」を「休題(やめて)」という意味からなり、文章やスピーチの流れを整える役割を果たします。特にフォーマルな文章やスピーチで用いられる表現です。
言い換えると
- さて
- 話を戻しますと
- 本題に戻りますが
- ともあれ
- 話は変わりますが
目上の方に使える言葉?
はい、「閑話休題」はフォーマルな言葉であり、目上の方に対しても問題なく使用できます。ただし、カジュアルな場面ではやや硬い印象を与えるため、適切な文脈で使用することが重要です。たとえば、「話が逸れましたが、閑話休題」といった形で用いると自然です。
どういう場面で使う言葉?
スピーチやプレゼンテーションで話題を切り替える場面
「ここまで余談が続きましたが、閑話休題、本題に戻ります。」
「閑話休題、次に進めたいと思います。」
文章の中で本題に戻る際
「余談が長くなりました。閑話休題、次に議論すべきは〇〇です。」
「閑話休題、今回の目的についてお話しいたします。」
会話やディスカッションで切り替えを示す場面
「ちょっと話が逸れましたが、閑話休題、元の話に戻りますね。」
「閑話休題、先ほどのポイントについてもう一度確認します。」
メールやビジネス文書で話題を整理する場面
「余談になりますが、最近の市場動向は非常に興味深いです。閑話休題、今回の件について具体的な提案をいたします。」
「閑話休題、結論として以下の点を重視するべきです。」
講演や教育の場面で流れを整える際
「閑話休題、このテーマがどのように応用されるかを考えてみましょう。」
「ここで一息つきましたが、閑話休題、具体例を見ていきます。」
注意点
- 文脈に応じた適切な使用
「閑話休題」は主にフォーマルな場面で使われるため、日常会話やカジュアルなメールでは「さて」「話を戻しますと」といった表現に置き換える方が自然です。 - スムーズな流れを心がける
本題に戻る際に使用する言葉であるため、その後に続く内容が明確であることが重要です。「閑話休題」の後に具体的なテーマや結論を述べると効果的です。 - 多用を避ける
「閑話休題」を頻繁に使うと、話が散漫になったり、文章が硬く感じられることがあります。必要な場面でだけ使用するようにしましょう。 - 余談の後に自然に使う
余談や補足の後に「閑話休題」を使うことで、文章やスピーチにメリハリが生まれます。ただし、余談が短すぎる場合や本題とのつながりが曖昧な場合は不自然になる可能性があるため注意が必要です。 - 敬語と組み合わせる
目上の方やフォーマルな文脈では、「話が逸れましたが、閑話休題」といった形で敬意を表す表現を添えるとより丁寧な印象を与えます。