アグリーメント・アグリー|ビジネスでの意味・日本語で言い回しての使い方と例文・メールでの注意点

アグリーメント・アグリー|ビジネスでの意味・日本語で言い回しての使い方と例文・メールでの注意点

ビジネスの現場において「アグリーメント・アグリー」という用語は、複数の関係者が互いに十分な確認を行い、共に理解し合った上で意思決定に達することを示します。これは、会議や打合せ、契約の締結時などにおいて、各参加者が自らの意見を述べ合い、疑問点を解消した後に、全員が納得して次のステップに進むという、非常に大切なプロセスを表しています。双方の確認事項が明確にされることで、誤解やトラブルを未然に防ぐとともに、信頼関係の醸成にもつながります。たとえば、複数の部署や企業間でプロジェクトを進める際、各担当者が具体的な計画や責任分担についてしっかりと合意している状態を意味し、結果としてスムーズな業務遂行や迅速な意思決定が可能となります。また、この用語は、今後の取り組みに対する安心感を生み出すとともに、各関係者の役割と責任が明確になり、連携が強化される点でも重要な役割を果たします。双方の合意が基盤となることで、決定事項が一方的なものではなく、全員の意見を反映したものとなり、長期的な信頼関係の構築にも寄与するという点が、現代のビジネスにおいてますます重視される理由です。なお、英語では「Agreement and Agree」と表記されます。

  • 双方が共に理解し合い、合意に達する重要性
  • 明確な意思確認を通じた信頼構築の促進
  • 契約や計画の成功に向けた協力体制の確立
  • 各関係者の責任と期待の明確化
  • 長期的な関係構築と円滑な業務遂行の基盤形成

「アグリーメント・アグリー」を英語で言うと「Agreement and Agree」です。


アグリーメント・アグリー の言い換え・言い回しは?

  • 一致する認識
  • 双方の同意
  • 共通の理解
  • 協力の合意
  • 納得の上の承諾

アグリーメント・アグリー を使用する場合

  • 取引先との会議で契約条件の確認を行う場合に使用される。
  • 複数部署間で業務改善のための意思確認を行う場合に使われる。
  • プロジェクト開始前に関係者全員の意見をまとめる場合に用いられる。
  • 重要な決定事項について各関係者の合意を確認する場合に見受けられる。
  • 業務提携や新規事業の検討時に協力の意思を示す際に利用される。

アグリーメント・アグリー を言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合

  • 先日の打合せにおいて、双方が十分に理解し合い、納得の上で決定に至ったことを確認させていただきましたので、今後の業務進行に安心してご協力いただければと存じます。
    (During our recent meeting, we confirmed that both parties fully understood and mutually agreed upon the decisions, and we hope that this will allow you to proceed with confidence in our future operations.)
  • お取引先様との協議において、相互に意見を交わし、共に確認した上で決定した事項について、重ねて感謝申し上げる次第でございます。
    (We would like to express our sincere gratitude for the matters that were decided upon after exchanging opinions and confirming them mutually with our valued business partner.)
  • 先般のご相談の結果、双方が一致する認識を持ち、今後の進展に向けた具体的な計画を共有させていただきましたことを、改めてご報告申し上げます。
    (Following our recent discussion, we would like to report once again that both parties have reached a common understanding and have shared concrete plans for future progress.)
  • この度は、複数の関係者の意見を調整し、皆様のご同意の下で重要な事項について合意に達しましたことを、心より感謝申し上げます。
    (We sincerely appreciate the coordination of opinions among various stakeholders that has led to an agreement on important matters, with everyone’s consent.)
  • お取引先様との協議を通じ、双方で十分な情報共有と意見交換を行い、円滑な合意形成を実現いたしましたことをご報告させていただきます。
    (We are pleased to report that through discussions with our business partner, we have achieved a smooth consensus by thoroughly sharing information and exchanging opinions.)

アグリーメント・アグリー 社内メールで言い換えて使用する例文

  • 社内会議において、各部署の意見を取りまとめ、全体として一致する認識を持った上で、今後の進行計画を共有させていただきました。
    (During the internal meeting, we consolidated the opinions of each department and shared the overall common understanding for the upcoming plans.)
  • このたびの業務改善に関する協議では、参加者全員が納得の上で意見を交わし、具体的な改善策を策定いたしましたのでご確認ください。
    (In the recent discussion regarding business improvement, all participants exchanged views with mutual understanding and have developed specific measures, so please review them.)
  • 先の打合せにおいて、皆で十分に情報を共有し、共に確認し合った結果、今後の取り組みについて明確な合意に至りました。
    (In our previous meeting, by thoroughly sharing information and confirming together, we reached a clear consensus on the future initiatives.)
  • 各担当者との協議の結果、全体で理解し合った上での計画が策定されましたので、各自の担当業務に反映いただけますようお願い申し上げます。
    (As a result of discussions with each responsible person, a plan based on mutual understanding has been formulated, and we kindly ask that you incorporate it into your respective tasks.)
  • 今回のプロジェクト開始にあたり、各部署の確認事項を統一し、全体として共通の認識を持つことができたことを、改めてご報告いたします。
    (Regarding the launch of the project, we have been able to unify the matters confirmed by each department and establish a common understanding overall, and we would like to report this once again.)

アグリーメント・アグリー を使用した本文

  • 今回の会議において、各参加者が十分に意見を述べ合い、結果として全員の納得の上で次のステップへ進むことができたことを心より嬉しく思います。
    (I am sincerely pleased that in this meeting, all participants were able to share their opinions thoroughly and proceed to the next step with complete agreement.)
  • 先日お送りした資料について、皆様からご意見を賜り、結果として全体の理解と合意が形成されたことを、この場を借りて感謝申し上げます。
    (I would like to take this opportunity to express my gratitude for the feedback received on the documents sent previously, which resulted in a comprehensive understanding and consensus.)
  • 各担当者との打合せを経て、今後の業務進行に関する具体的な計画が立案され、全員がその方向性に同意していることを確認いたしました。
    (After discussions with each responsible person, we have formulated a concrete plan for future operations and confirmed that everyone is in agreement with the proposed direction.)
  • 今回の議題に対し、部署間で意見をすり合わせた結果、全体の見通しが一致し、次の段階に進むための共通の認識が得られたことを報告いたします。
    (Regarding the current agenda, I would like to report that after aligning opinions across departments, we have achieved a consistent outlook and a common understanding to move to the next phase.)
  • プロジェクトの開始に先立ち、全体の担当者が情報を共有し、各自の確認を経た上で、円滑な進行のための合意が形成されたことをここにご報告申し上げます。
    (Before the launch of the project, I hereby report that all responsible persons shared the information and, after individual confirmations, reached a consensus for smooth progress.)

アグリーメント・アグリー をメールで使用すると不適切な場合は?

メールでこの言葉を使用する際には、十分な背景説明や具体的な根拠が添えられていない場合、相手に一方的な印象を与えてしまう可能性があります。たとえば、相手の意見を十分に聞かずに自分たちだけの認識で進めようとすると、受け取る側は不安や違和感を感じるかもしれません。また、内容があいまいで簡潔すぎる場合、双方の確認事項が十分に伝わらず、誤解やトラブルの原因となるリスクがあります。特に、初めて連絡を取る相手や、お互いの理解が十分でない場合には、慎重な言葉の選定が求められます。さらに、重要な決定事項に関しては、メールだけでなく、対面や電話での確認を併用することで、より確実な意思疎通が図れることも考慮すべきです。こうした配慮が不足すると、信頼関係が損なわれる恐れがあるため、常に相手の立場や背景を十分に考慮した上で、具体的で丁寧な説明を心がけることが大切です。


アグリーメント・アグリー 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方

  • 相手に配慮した言葉を選び、双方の理解と同意をしっかりと確認する内容を丁寧に伝えることを心がけております。
    (I strive to choose words with consideration for the other party, ensuring that the content clearly confirms mutual understanding and agreement.)
  • このたびは、皆様のご意見を十分に伺った上で、納得のいく結論に達したことを丁重にご報告させていただきます。
    (On this occasion, I would like to respectfully report that we have reached a satisfactory conclusion after thoroughly considering everyone’s opinions.)
  • お互いの確認事項を具体的に示し、双方が安心できるような内容にまとめる努力を惜しまず進めております。
    (We are making every effort to clearly outline the points of confirmation between both parties, ensuring that the content is reassuring for all involved.)
  • 業務上の大切な合意事項につきまして、細部まで確認を重ねた上で、円滑な連携が図れるようご説明させていただきます。
    (Regarding the important agreements in our work, I will explain in detail after careful confirmation of every aspect to ensure smooth collaboration.)
  • このメールにて、双方が十分に理解し合い、同意に基づいた決定がなされたことを、誠心誠意ご報告申し上げます。
    (Through this email, I sincerely report that a decision has been reached based on mutual understanding and agreement between both parties.)

アグリーメント・アグリー メール例文集

目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文

丁寧な確認と感謝の報告

先日のお打合せにおきまして、各担当者との意見交換を通じ、貴社との間で業務進行に関する重要事項について十分な確認と共通の理解が得られたことを、心より感謝申し上げます。今回の議論では、双方の確認事項や今後の具体的な進行計画についても慎重に検討し、すべての関係者が納得の上で決定された内容を共有することができました。これにより、今後の連携においても安心して業務を進めるための確固たる基盤が形成されたと確信しております。貴社のご協力とご理解に重ねて感謝申し上げるとともに、引き続き円滑な連絡と連携が取れるよう努めてまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

安心感を与える確かな合意確認

先般の会議におきまして、貴社と当社の各担当者が十分に意見を交換し、双方の理解と同意を得た上で、重要な業務の進行について合意に至ったことを、ここにご報告いたします。今回の確認事項は、各関係者の責任と役割を明確にし、今後の協力体制をより強固なものとするための大切な一歩と考えております。貴社におかれましても、今回の決定が今後の業務遂行において有益であると確信しております。引き続き、円滑な連絡を保ちながら、互いに支え合いながら業務を進めてまいりたいと存じますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


顧客・お客様へ言い換え適したメール例文

信頼を築く温かいご案内

このたびは、皆様からの貴重なご意見を基に、内部で十分に検討を重ねた結果、各担当者との間で十分な確認と共通の理解が得られた上で、新たな業務進行の計画を策定いたしました。お客様におかれましても、今回の決定により、今後のサービスの向上が図られると確信しております。ご不明な点やご意見がございましたら、どうぞお気軽にお知らせいただければと存じます。皆様のご期待に沿えるよう、一層の努力を重ねてまいる所存でございますので、引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。何卒、今後とも変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。

安心と信頼を伝える確実な連絡

お客様各位におかれましては、平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。今回、社内において各部署が十分な情報共有を行い、全員が納得の上で新たな業務の方向性について合意したことを、ここにご報告いたします。これにより、今後のサービス提供においても一層の品質向上が期待され、お客様に安心してご利用いただける体制が整いました。もしご不明な点やご要望がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせいただければ幸いです。引き続き、皆様のご期待に応えられるよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。


社内メールで使う際に言い換え適したメール例文

協力体制の確認と連携の強化

先日の社内会議におきまして、各部署がそれぞれの意見を交わしながら、業務進行に必要な重要事項について十分に検討を行った結果、全体で共通の認識と合意が得られたことを確認いたしました。これにより、今後のプロジェクト遂行において、各担当者が一丸となって円滑な連携を図るための確固たる基盤が形成されたと感じております。引き続き、情報共有と確認を徹底し、皆様のご協力を賜りながら、より良い業務環境の構築に努めてまいる所存です。何かご不明な点やご意見がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。

全体の理解を深めるための連絡

本日行われた社内連絡におきまして、各部署間で活発な意見交換が行われ、業務進行に必要な確認事項について十分に議論を重ねた結果、全員が納得した上で具体的な方向性が決定されたことをご報告いたします。今回の合意は、各自の担当業務における連携をより円滑にするための重要な一歩であり、今後の業務改善に大いに役立つと確信しております。引き続き、部署間の情報共有と連携強化に努め、皆様が安心して業務に専念できる環境づくりを推進してまいりますので、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。


アグリーメント・アグリー 相手に送る際の注意点・まとめ

メールでこの言葉を使用する際は、相手に対して十分な配慮を行うことが重要です。お互いの確認事項や合意の背景を明確にし、急いで決定を求める印象を与えないよう、具体的な理由や経緯を添える必要があります。相手の意見を尊重し、丁寧な説明を加えることで、信頼関係を損なうことなく円滑なやり取りが可能となります。また、内容が抽象的すぎたり、一方的な印象を与えると、相手に不安や誤解を抱かせる可能性があります。こうした点に注意しながら、双方が納得した上で合意に至った事実を正確に伝えることが求められます。さらに、メールのみで伝えにくい重要事項については、電話や対面での確認を併用することも検討するべきです。以上の注意点を踏まえることで、相手に失礼なく、また安心感を持っていただける連絡が可能となり、長期的な信頼関係の構築に大いに貢献できると考えられます。