いきり立つとは?
「いきり立つ」とは、興奮や怒りなどの感情から激しくなることを意味する日本語の表現です。特に、何かに対して強い反応を示し、冷静さを失った状態を指します。「いきり立つ」状態になると、通常は感情的に反応し、他人とのやり取りでも冷静さを欠いてしまうことが多いです。
いきり立つを使用した場面
- 会議で意見が食い違い、上司がいきり立ってしまう。
- 部下が失敗をした際、上司がいきり立って厳しく注意する場面。
- 議論がヒートアップし、双方がいきり立って冷静な話し合いができなくなる場合。
- 仕事で納期に追われていきり立ってしまった。
- 緊急の状況において、感情が高ぶっていきり立つことがある。
いきり立つはそのまま使用してよいの?
「いきり立つ」という表現は、カジュアルな会話や日常的な文脈でよく使われますが、ビジネスシーンでは慎重に使うべき言葉です。特に、感情的な状態を指摘する場合、相手に対して失礼にあたる可能性があります。ビジネスの場で感情を表現する際は、冷静で穏やかな言葉を使う方が無難です。
- 適切な例: 会議の進行が難航したため、冷静さを欠いてしまいました。
- 適切な例: 目の前の問題に強く反応してしまい、取り乱すことがありました。
- 不適切な例: 上司がいきり立ってしまい、話がまとまりませんでした。(冷静さを欠いた表現)
- 不適切な例: 仕事で失敗したことにいきり立って、感情的になってしまいました。(感情を過度に強調する表現)
いきり立つの失礼がない言い回しは?
ビジネスシーンでは、感情が高ぶっていることを表現する際に、冷静であることを強調した表現を使うことが重要です。感情的に反応したり、相手を刺激するような言い回しは避けるよう心掛けましょう。
- 感情的にならずに、冷静に対応するよう心掛けました。
- 予想以上にプレッシャーを感じ、少し取り乱してしまいました。
- 状況が厳しくなったため、思わず感情的に反応してしまいました。
- その場の雰囲気に圧倒されて、冷静さを欠くことがありました。
- 問題に直面し、つい感情が高ぶってしまいましたが、冷静に対処しました。
- 予期せぬトラブルに焦りが生じ、一時的に落ち着きを欠いてしまいました。
英語で使用するには?
「いきり立つ」という表現は、非常に興奮している状態や、何かに対して強い反応を示していることを指す日本語です。英語では、「to become agitated」や「to get worked up」という表現で表現されます。ビジネスの場でも、感情が高ぶったり、非常に興奮した状態を説明する際に使うことがありますが、慎重に使うべき表現です。以下に、英語で使われる例を挙げます。
- He became agitated when the meeting turned into a heated argument.
(会議が激しい議論に変わったとき、彼はいきり立った) - She got worked up over the project deadline.
(彼女はプロジェクトの締め切りでいきり立った) - His reaction was more than just being frustrated; he was visibly agitated.
(彼の反応は単なる不満ではなく、明らかにいきり立っていた) - She became upset and started raising her voice when she heard the news.
(彼女はそのニュースを聞いていきり立ち、声を荒げ始めた) - After the argument, he was clearly agitated and couldn’t calm down.
(議論の後、彼は明らかにいきり立っており、落ち着くことができなかった) - He got worked up over the misunderstanding during the presentation.
(彼はプレゼン中の誤解でいきり立った) - She seemed agitated after receiving the unexpected feedback.
(彼女は予期しないフィードバックを受けていきり立っているように見えた) - The news left him in a state of agitation, and he couldn’t stop talking about it.
(そのニュースは彼をいきり立たせ、彼はそれについて話し続けることができなかった) - He was visibly upset and agitated during the entire meeting.
(彼は会議中ずっといきり立ち、目に見えて動揺していた) - She was so worked up about the issue that she couldn’t focus on anything else.
(彼女はその問題でいきり立ち、他のことに集中できなかった)
敬語ではなく気軽に使うには?
「いきり立つ」は、感情が高ぶり興奮している状態を表すカジュアルな表現です。友達や親しい人との会話では、軽く感情を伝えるために使います。この表現を日常的な会話に落とし込む場合、以下のように使うことができます。
- あの人、ちょっといきり立ってない?
(その人が興奮していることを指摘する) - なんかいきり立ってるけど、大丈夫?
(相手の興奮した様子を気にかける) - あんなにいきり立っても意味ないでしょ。
(感情が高ぶっている相手を冷静に諭す) - ちょっと待って、いきり立ちすぎじゃない?
(相手の興奮に冷静になるよう伝える) - そんなにいきり立っても、解決しないよ。
(問題を解決するためには冷静になった方がいいというニュアンス) - いきり立ってるのは分かるけど、落ち着いて話そうよ。
(感情が高ぶる相手を落ち着かせる) - あんなにいきり立ってたら、何も話せなくなっちゃうよ。
(興奮が話を進める妨げになることを伝える) - それでいきり立ってどうするの?冷静にいこうよ。
(相手に冷静になるように伝える) - あの時、ちょっといきり立っちゃったかもね。
(自分が感情的だったことを振り返る) - あんなにいきり立ってても、何も変わらないよ。
(感情的になっていることを軽く指摘する)