ビジネスメール・書き出し部分の挨拶文(取引先に丁寧に繁栄をお祝い、祈る意味を込めた)

ビジネスメール書き出し部分の挨拶(繁栄をお祝い、祈る意味を込めた書き出しの注意点)

ビジネスメール冒頭の挨拶例文・書き出し(休眠客やしばらく連絡を取っていない取引先など)

お詫び・謝罪ビジネスメール・書き出しの挨拶50例文(失礼なく目上にも使える冒頭の挨拶)

ビジネスメール・書き出しの挨拶50例文(取引先相手に失礼なく目上にも使える冒頭の挨拶)

 

相手の状況をよく見極める

相手の会社が実際に好調であったり、新事業を始めたばかりで勢いがあるなど、「お祝い」や「繁栄を願う言葉」がふさわしいかどうかを考えてから挨拶文を使いましょう。もし業績が思わしくないとわかっている場合や、大きな問題を抱えている時期に「ますますのご発展をお祈り申し上げます」といった文面を送ると、かえって配慮に欠ける印象を与えてしまうことがあります。事前に相手の最新情報を確認しながら、挨拶文の内容を調整するとよいでしょう。

相手の立場や企業規模に合わせた言葉選び

「貴社」「皆様」「ご隆盛」など、ややかしこまった表現を使うと敬意が伝わりますが、相手の企業規模や関係性によっては、少し重く感じられることもあります。大企業や長年お付き合いのある取引先には丁寧な表現が好まれますが、親しい担当者や比較的小さな会社に対しては、もう少し優しい言い回しやシンプルな言葉でも構いません。「お祝いしたい気持ち」と「相手が受け取りやすい言葉」のバランスを考慮することが大切です。

形式ばかりにせず、具体的な気遣いを添える

「貴社ますますのご繁栄をお喜び申し上げます」といった定型的な文章だけだと、どうしても形式的に感じられがちです。可能であれば、相手の最近の実績や取り組みを少し言及すると「具体的に自分たちのことを見てくれている」と相手が感じ、より好印象につながります。たとえば「先日の新商品発表に関するニュースを拝見し、貴社の勢いを改めて感じております」と添えてから繁栄を願う言葉を続けるなど、相手に合わせた一文を入れると温かみが増します。

くどくなりすぎないように注意する

ビジネスメールは読む時間が限られていることが多いため、あまりにも長すぎる挨拶文は相手に負担をかける場合があります。繁栄をお祝いする気持ちは大切ですが、冒頭のあいさつは程よい長さにとどめ、本題にスムーズに移れるよう工夫しましょう。丁寧でありながら簡潔にまとめることで、相手にも読みやすい印象を与えられます。

感謝や今後の連携についても言及する

「繁栄をお祈りする」だけでなく、もし相手との関係が継続している場合は「いつもお力添えをありがとうございます」「今後も協力関係を深められれば幸いです」といった一言を添えると、さらに思いやりが伝わります。繁栄を願うあいさつとともに、自分たちとの関係性への感謝や期待を述べると、メール全体に温かな雰囲気が生まれます。

重ねすぎに注意し、自然に締めくくる

繁栄を願う言葉を重ねすぎると、文面がくどくなったり、相手におべっかを使っているように感じられる可能性があります。挨拶として一度しっかり言及したら、あとは本題にすっと移り、最後に軽く結びの言葉を入れる程度で十分です。最初の挨拶で繁栄を祝福し、結びで「今後も貴社のご活躍を楽しみにしております」と短く締めるくらいがちょうどよいでしょう。


 

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」

意味
こちらの挨拶文は、「最近の状況においても、変わらず元気でいらっしゃることを喜んでおります」という気持ちを丁寧に伝えている言葉です。相手の安定したご活躍や健康を願うとともに、季節や時期にも配慮しつつ敬意を示しています。昔から使われている定番の書き出しのひとつであり、とてもかしこまった印象を与えます。長く伝わってきた伝統的な挨拶なので、改まった場面や文面で使いやすい表現だと言えます。

どういう相手に使用するべきか?
会社の代表者や役員の方、目上の方、または正式なやり取りをする取引先などに向けて使うとよいでしょう。比較的かしこまったお付き合いのある相手に用いることで、丁寧さが伝わります。

使用すべき状況
季節のご挨拶を兼ねたお手紙やビジネス文書、あるいは式典後のお礼状や案内文など、少し改まった内容を送るときに使用するのが望ましいです。会社同士のやり取りや正式な文書の冒頭としても適しています。

使用してはいけない相手・状況
親密な相手や、普段からカジュアルなやりとりをしている方に対しては、少し堅苦しく感じられるかもしれません。社内で気軽な連絡をするときや友人同士のメールには不向きです。


「貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」

意味
こちらは、「あなたの会社がますます栄えていらっしゃることを大変うれしく思います」というお祝いの気持ちを示す文章です。相手の会社の成長や繁盛を願いつつ、その状況を喜んでいるというニュアンスが込められています。

どういう相手に使用するべきか?
取引先の企業や、長くビジネスで付き合いのあるお得意先など、「会社」として関わりがある場合に用いるのが一般的です。相手の企業全体をねぎらったり褒めたりするような文脈に向いています。

使用すべき状況
会社同士で取引に関わる文書や、感謝状やお礼状の冒頭など、改まったお祝いの言葉や挨拶を伝えたいときに使いやすいです。周年行事の案内文などにも合うでしょう。

使用してはいけない相手・状況
個人とのやり取りにはあまり適していません。また、業績があまり良くないと知っている場合や、親密さを重視する砕けたコミュニケーションでは使わないほうが無難です。


「貴社におかれましては、ますますご発展のことと拝察いたします。」

意味
こちらは、「あなたの会社はさらに発展を遂げられていると推察し、大いに喜ばしく存じます」という意味を含んでいます。相手企業の活躍や成功をしっかり把握し、そのうえで励ますような文面になっています。

どういう相手に使用するべきか?
新製品を発売した、あるいは新事業を始めたなど、外部から見ても発展していると感じられる企業に対して使うとよいでしょう。長年お付き合いのある取引先にも適しています。

使用すべき状況
大きなプロジェクトが成功したり、新しい取り組みをスタートさせたりした相手企業へのお祝いメールや手紙の冒頭などに向いています。正式な書状やビジネスレターでも、優しい気遣いが感じられます。

使用してはいけない相手・状況
業績が悪化していると噂される企業や、状況が厳しいと知っている場合には、あまりにも的外れに聞こえる可能性があるため注意が必要です。


「皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じます。」

意味
この文章は、「皆さんが変わらず健康で元気に過ごされていると存じます」という気遣いの気持ちを丁寧に表しています。相手の身体的な調子や、日々の生活が順調であることを願い、喜んでいるというニュアンスがあります。

どういう相手に使用するべきか?
会社や団体など、複数名に向けてお知らせを出すときや、部署全体などに対して書くときに使いやすい表現です。取引先の複数担当者がいる場合にも適しています。

使用すべき状況
シンプルに相手の健康を気遣う文面を加えたいときに、ビジネスメールや手紙の冒頭に置くとよいでしょう。特に季節の変わり目や、少し堅い文面が必要なときに使いやすいです。

使用してはいけない相手・状況
個人とのやりとりで「皆様」という言葉を使うのは不自然です。また、カジュアルな関係や親しい友人には少し硬すぎる印象を与えてしまうかもしれません。


「平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。」

意味
この挨拶文は、「普段から格別の気遣いやお世話を頂き、本当にありがとうございます」という感謝の気持ちを、かなり丁寧に伝えています。長く続く関係性の中で、厚いサポートを受けていることへのお礼を述べる場合によく使われます。

どういう相手に使用するべきか?
取引先やお客様など、日頃から継続的にいろいろと助けてもらっている相手に適しています。とくに目上の方や重要な取引先への感謝を表すときに使うと丁寧です。

使用すべき状況
契約更新の案内や、新しい提案書をお送りするタイミングなど、「常々お世話になっております」というニュアンスを加えたいときに活用できます。かしこまった文書の冒頭にもぴったりです。

使用してはいけない相手・状況
まだ関係性が浅い相手や、単発のやり取りしかない相手には大袈裟に感じられやすいので避けたほうが無難です。また社内の気軽な連絡には重々しくなってしまいます。


「貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」

意味
「貴社の繁栄ぶりがさらに高まっていることをとても喜んでおります」という文面です。企業の勢いのある姿を称賛し、お祝いしているニュアンスがはっきりと表れています。

どういう相手に使用するべきか?
企業として業績が伸びていたり、何かの表彰を受けたりした取引先などに向けて使うと、相手を気持ちよくさせる表現といえます。ある程度フォーマルな文面が似合う相手へのお便りに向いています。

使用すべき状況
事業拡大や新規事業成功の報告を受けたとき、お祝いメールや手紙を送る際に適しています。また、周年行事や創立記念の挨拶状などで使うのもよいでしょう。

使用してはいけない相手・状況
もし相手の会社が現状あまり順調ではないとわかっている場合、この言葉を使うと逆に配慮に欠ける印象を与えかねないので要注意です。


「貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。」

意味
相手の会社全体の成長と、そこで働くすべての人々の健康と幸せを願う、とても丁寧な挨拶文です。会社そのものと、その会社に関わる方々への思いやりがセットになっています。

どういう相手に使用するべきか?
社員が多い企業、組織的に大きな取引先などに対して使うと、配慮の行き届いた印象を与えられます。相手の会社全体をねぎらう言葉として重宝します。

使用すべき状況
新年のご挨拶、決算期や期首のご案内など、節目となる時期の書簡やメールに向いています。イベントや式典後のお礼状にも使いやすいでしょう。

使用してはいけない相手・状況
個人との契約や個人事業主に宛てた場合、人数的に「皆様」という言葉がかみ合わないケースがあるので注意が必要です。


「貴社ますますのご隆昌を心よりお喜び申し上げます。」

意味
「あなたの会社が勢いよく盛り上がっていることを、心から喜んでいます」というニュアンスです。相手企業の成功や繁栄を真剣に祝福している表現となります。

どういう相手に使用するべきか?
大きな成果を上げた企業、さらに成長を続けている企業など、明るい話題がある取引先に対して適しています。お祝いムードがあるときにとても使いやすいです。

使用すべき状況
新商品がヒットした、お店が増えた、売上が伸びたなどの明るいニュースを受けて送るお手紙やメールにぴったりです。

使用してはいけない相手・状況
落ち込みがちな相手や、状況が不明瞭なときに使うとタイミングが悪くなりかねません。相手の近況がわからない場合は慎重に判断しましょう。


「日頃より格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。」

意味
「いつも特別なお心遣いやご厚意をいただいており、大変ありがとうございます」という深い感謝の言葉です。相手が常にいろいろと手助けしてくれていることへのお礼を強調しています。

どういう相手に使用するべきか?
長年のお付き合いがあり、かつ相手から支援や協力をよく受ける取引先・上司・顧客などに向いています。相手との強い信頼関係を表すのにも適しています。

使用すべき状況
継続的な契約更新の際や、改めて感謝を伝えたい時期のお便りなどで使うと、相手にも誠意が伝わりやすいです。式典や行事の後でのお礼メールや手紙にも向いています。

使用してはいけない相手・状況
初めて取引をする相手や、一度きりのやり取り程度では大げさに感じられるかもしれません。


「貴社におかれましては、ますますご繁盛のことと存じます。」

意味
「貴社では、きっとさらに盛んにお仕事がうまくいっておられると拝察しております」というように、相手の繁盛を願う形で表しています。

どういう相手に使用するべきか?
商売や販売に力を入れている企業や、ビジネスが活気づいている様子がうかがえる相手先などに合います。

使用すべき状況
季節のあいさつ文や、あらためてお礼を言う場面で、会社同士のやりとりにおける挨拶として使われることが多いです。

使用してはいけない相手・状況
業績があまり良くないことがわかっている相手に対しては、不適切に響く可能性がありますので避けたほうがよいでしょう。


「貴社のご活躍を拝察し、心よりお慶び申し上げます。」

意味
「あなたの会社が目覚ましく活動されている様子を見聞きし、とても嬉しく思っています」というような意味合いです。相手の最近の業績やニュースを把握し、喜びを共有している表現となります。

どういう相手に使用するべきか?
活躍が顕著な企業や、SNSやプレスリリースで話題になった取引先に向いています。具体的な成果を知ったうえで、言葉をかける場面にぴったりです。

使用すべき状況
相手が新しいプロジェクトを始めたり、成功を収めたりしたニュースを目にした時のメールや手紙の書き出しとして便利です。

使用してはいけない相手・状況
相手の活動状況をきちんと把握していないのに使うと、内容に中身がなく見える恐れがあります。


「日ごろより一方ならぬご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。」

意味
「常日頃からとても大きなご好意とお力添えを受けており、本当に感謝しています」という意味合いです。普通を超えた厚意に対して心からのお礼を伝えたいときに使われます。

どういう相手に使用するべきか?
特に深く支援してくれている取引先や大切なお客様など、親密なビジネス関係の相手に向いています。

使用すべき状況
周年や記念行事のお礼メール、長期的なお付き合いのある相手への感謝状など、改まった場面で使いやすい表現です。

使用してはいけない相手・状況
ごく短い付き合いしかない相手や、単発で商品を購入してくれただけなどの関係には不釣り合いに感じられます。


「貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。」

意味
「あなたの会社がさらに発展されることを、心から願っています」というシンプルな祝福の文面です。改まった内容でありながら、いろいろな場面で使いやすい挨拶でもあります。

どういう相手に使用するべきか?
法人や企業を主な相手として、取引先全般に幅広く使えます。新人でも使いやすく、ビジネスメールの締めくくりに入れられるなど、汎用性が高いです。

使用すべき状況
季節のご挨拶や、商談後のお礼メール、セミナーなどの後の簡単なフォローアップなど、さまざまなやり取りに対応します。

使用してはいけない相手・状況
個人顧客や、個人事業主には少し堅苦しい場合があります。よりフランクな言葉を好む相手には向かないことが多いでしょう。


「皆様におかれましては、ご健勝にてお過ごしのことと存じます。」

意味
「皆さまが変わらず健康で、日々元気に過ごしておられるだろうと拝察しております」という意味合いです。相手の調子を気遣いながら、ほっとするようなニュアンスがあります。

どういう相手に使用するべきか?
部署全体や複数の方がいる企業、団体などにお便りを送る場合に向いています。一人ではなく複数名を対象に挨拶をするときに最適です。

使用すべき状況
社外にお知らせを出す文書の冒頭や、取引先の数人にまとめて送るメールなどで、はじめのひとこととして使いやすいです。

使用してはいけない相手・状況
個人や、フランクなお付き合いを重視している相手には、逆にかしこまりすぎて伝わりにくいかもしれません。


「貴社におかれましては、なお一層のご繁栄のことと存じます。」

意味
「あなたの会社は、さらに一段と勢いづき、繁盛されていることと思います」というニュアンスで、今後の発展を期待する意味合いも込めた表現です。

どういう相手に使用するべきか?
ある程度親しいビジネス関係があり、相手の成長や成果を応援している姿勢を示したいときに用いると自然です。大手企業や老舗企業など、安定感を感じる相手にも合います。

使用すべき状況
新年度のお知らせや節目となる挨拶文で使うと、より敬意が伝わりやすいです。また、相手がイベントや行事を終えて成果を出した後のお祝い文にも役立ちます。

使用してはいけない相手・状況
相手の業況が厳しいとわかっている場合や、ビジネス的な距離がまだ遠い相手には、浮いてしまう可能性があります。


「いつも変わらぬご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。」

意味
「いつも同じようにお引き立ていただいて、本当にありがとうございます」という感謝の言葉です。相手から継続的に支持や利用をいただいている事実を強調します。

どういう相手に使用するべきか?
リピートして商品やサービスを購入してくれるお客様や、定期的に支援をしてくれる取引先などに向いています。感謝を表すフレーズとして定番です。

使用すべき状況
キャンペーンやセールのお知らせ、定期的なニュースレターや年賀状など、継続利用のお客様への案内状などに入れると好印象です。

使用してはいけない相手・状況
初回の取引や、まだ関係が浅い状態で「いつも変わらぬ」と言うのは不自然なので注意が必要です。


「貴社の皆様がご健勝にてご活躍のことと存じます。」

意味:
「貴社の皆さんが、お元気で日々活躍されていることと思っております」という相手の活動や健康を気遣うフレーズです。

どういう相手に使用するべきか?
従業員が複数いる企業や部門など、相手組織のメンバー全員に対してお便りを出す場合に向いています。日頃からチーム全体でお世話になっているケースで使いやすいです。

使用すべき状況
季節の挨拶や何らかのイベントのご案内を出すときなどに、冒頭の丁寧な一言として取り入れるのがおすすめです。

使用してはいけない相手・状況
個人事業主や担当者一人だけを想定している場合は、「皆様」という言葉が不適切になってしまうため避けたほうがよいでしょう。


「日頃より格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。」

意味:
「普段から特に手厚いサポートをいただいていることに深く感謝しています」と、相手の協力に敬意を示す文面です。感謝の度合いが大きいことを伝えたいときに適しています。

どういう相手に使用するべきか?
プロジェクトなどで大きく助力をしてくださる取引先、資金面や人的な支援をしてくださる企業・団体などに向いています。

使用すべき状況
大きな案件が成功した後のお礼メールや、日常的にサポートをしてもらっている方への定期的な挨拶などで、相手への感謝を改めて伝えたい場合に最適です。

使用してはいけない相手・状況
新規でまだ支援を受けていない相手に使うと、内容が嘘っぽく感じられる場合がありますので注意が必要です。


「時節柄、貴社の皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。」

意味
「このような時期ですが、貴社の皆様は変わりなくお元気でいらっしゃると存じます」という、季節や時代を意識した上での健康を気遣う挨拶です。

どういう相手に使用するべきか?
季節の変わり目や、何らかの時期に合わせてお知らせを出す際に、企業全体や複数名への丁寧なメッセージとして向いています。

使用すべき状況
年末年始や気候が大きく変化する時期、または社会情勢の変化が大きいタイミングで相手を労わる言葉として使いやすいです。

使用してはいけない相手・状況
軽い近況報告やカジュアルなメールには少し重々しいかもしれません。急ぎの用件を伝えるだけの連絡には不向きです。


「貴社ますますご盛業のこととお喜び申し上げます。」

意味
「あなたの会社がより一層の盛業を続けていることを、大変喜ばしく思います」という意味合いです。売上や活動が活発な状態を称える表現として使われます。

どういう相手に使用するべきか?
商売や企業活動が盛んになっていると感じる取引先、特に流通・販売などで成功している企業に対して使うと相手の状況に合致しやすいでしょう。

使用すべき状況
取引先が新店舗オープン、または拠点拡大などを行った際にお祝いとして添える文面です。季節や節目のご挨拶にも応用しやすいです。

使用してはいけない相手・状況
業績が落ち込んでいる企業や、社内的に問題を抱えているとわかっている場合には慎重に使う必要があります。


「貴社の皆様におかれましては、一段とご清祥のことと存じます。」

意味:
「貴社の皆さまが、さらに健やかな日々を送り、幸せな状態であると拝察しております」という形で、相手方全員の健康や幸せを願う文面です。

どういう相手に使用するべきか?
大人数が所属する組織や、複数担当者がいらっしゃる取引先などに向けた文言となります。改まった挨拶にぴったりです。

使用すべき状況
会社宛に手紙やメールを出す際の冒頭で、相手が健康であることを祈りつつ挨拶を始めたいときに使われます。季節の移り変わりなどに合わせると一層良いでしょう。

使用してはいけない相手・状況
個人事業主や担当者が一名しかいないケースでは、「皆様におかれましては」という表現が不自然なので避けるほうが望ましいです。


「日頃のご厚情に心より感謝申し上げます。」

意味
「いつも温かいお心遣いやお助けをいただき、ありがとうございます」という気持ちを、あまり堅くなりすぎずに伝えている表現です。

どういう相手に使用するべきか?
継続して取引やお付き合いがある企業や、お客様など広く使えます。お世話になっている方へ感謝を示すときに便利な挨拶です。

使用すべき状況
イベントやキャンペーンの告知メール、定期的なニュースレターなど、やや改まった中にも優しさを伝えたい場合に使いやすいです。

使用してはいけない相手・状況
一度だけの取引や、ほとんど関わりのない相手には大げさに感じられるおそれがあります。


「貴社の皆様には、ますますのご多幸をお祈り申し上げます。」

意味
「貴社の皆さんが、さらに幸せや豊かな日々を過ごされますようにお祈りしています」という温かい挨拶文です。会社全体とそこで働く人々への思いやりが感じられます。

どういう相手に使用するべきか?
社員数の多い企業や役員・従業員など、多くの人が集まる団体に向けて使うと、皆を大切に思う気持ちが伝わりやすいです。

使用すべき状況
年末年始のご挨拶や、節目のあいさつメールで相手の幸福を願う締めくくりに活用すると丁寧です。

使用してはいけない相手・状況
個人宛の場合には「皆様」や「多幸」は少し不向きです。また、かしこまった調子が強いのでフランクなやり取りには合わないことが多いです。


「日々のご愛顧に感謝し、心より御礼申し上げます。」

意味
「日常的にご利用やご支援をいただき、本当にありがとうございます」というやわらかな感謝の言葉です。普段から変わらず利用してもらっていることを特に強調しています。

どういう相手に使用するべきか?
商品購入やサービス利用を続けてくださるお客様、リピーターの方、定期契約をしている取引先など、継続的な関係性がある相手にぴったりです。

使用すべき状況
キャンペーン案内、セールのお知らせ、定期的なメールマガジンなどで「これからもよろしくお願いします」という気持ちを込めたいときに最適です。

使用してはいけない相手・状況
単発の取引や、まだ取引回数が少ない相手には合わない場合があります。深い付き合いが前提となる表現だからです。


「平素よりご厚誼を賜り、誠にありがとうございます。」

意味
「日頃から親しいお付き合いと温かいお心をいただいており、深く感謝しております」という表現です。「厚誼」は深い親交や友情を指す言葉で、ビジネスではやや格式高いニュアンスがあります。

どういう相手に使用するべきか?
長期的に信頼関係を築いてきた取引先や、密にやり取りをしているパートナー企業などに対して使うとよいでしょう。

使用すべき状況
合同イベントやプロジェクトを一緒に進めている企業とのやり取りや、会食やセミナーの後などに送るお礼メールの冒頭で使うと品位が感じられます。

使用してはいけない相手・状況
最近付き合いを始めたばかりの相手など、まだ深い交流がない場合は「厚誼」という言葉に違和感を持たれるかもしれません。


「貴社ますますのご隆盛とご多幸を心よりお祈り申し上げます。」

意味
「あなたの会社がますます繁栄し、あわせて皆様が幸せであることを強く願っています」という、会社の成功と個々人の幸せの両方を祝福する形です。

どういう相手に使用するべきか?
表彰や受賞などで成功を収めている企業や、これからさらに発展していくだろうと予想される取引先に向いています。

使用すべき状況
新年のあいさつ、式典の案内やお祝いの手紙など、大きな行事に関わるタイミングでとても使いやすい挨拶といえます。

使用してはいけない相手・状況
相手企業の状況が芳しくないときに使うと、かえって辛い気持ちにさせる可能性があります。


「貴社におかれましては、変わらぬご繁栄のことと存じます。」

意味
「あなたの会社がずっと変わらない勢いで繁栄を続けていらっしゃると拝察しております」という内容で、相手企業が安定して力強い状態にあることを前提に伝えています。

どういう相手に使用するべきか?
長年の取引先や老舗企業など、すでに安定した実績を持つ会社に向けた表現です。昔から活動を続けているところへ敬意を示す文脈に向いています。

使用すべき状況
期初のあいさつや恒例の行事、他愛のない近況報告などでも、穏やかな祝福の言葉として活用できます。

使用してはいけない相手・状況
直近で大きな変化や苦難があった企業には、現状と合わない内容になるかもしれませんので、注意が必要です。


「日頃よりのご支援、ご愛顧に深く感謝申し上げます。」

意味
「普段からいろいろと支えたり、商品やサービスをひいきにしていただき、本当にありがとうございます」という、支援と利用への感謝を同時に述べる表現です。

どういう相手に使用するべきか?
継続的にサービスを使ってくださっているお客様や、ビジネスを支援してくださるパートナー企業などに対し使いやすい表現といえます。

使用すべき状況
キャンペーン告知、定期的なご案内、周年行事の案内など、日頃の感謝を伝えたいときに役立ちます。

使用してはいけない相手・状況
新規でまだ取引が始まったばかりの相手に使うと、大げさに感じられるかもしれません。


「貴社の皆様におかれましては、日々ご清祥のことと拝察いたします。」

意味
「貴社の皆さまが、日々つつがなくお元気に過ごされている様子をお見受けし、嬉しく思います」というニュアンスを含みます。相手方の無事や健やかさを想像している挨拶です。

どういう相手に使用するべきか?
規模がある程度大きい企業や部署に宛てた文面に向いています。日常的にいろいろな方と顔を合わせる機会がある相手に使うと、誠実な印象です。

使用すべき状況
定期的な連絡や季節の挨拶において、相手の健康や安寧を願う書き出しとして用いられます。

使用してはいけない相手・状況
担当者が一人しかいない小規模事業者など、人数的に合わないケースでは違和感が生じます。


「貴社の一層のご発展を心よりお祈り申し上げます。」

意味
「あなたの会社がこれからさらに発展し、豊かに広がっていくことを願っています」という励ましと祝福の言葉です。

どういう相手に使用するべきか?
法人取引を行っている企業や、公的機関など、相手が組織として拡大や成長を目指している場合にとても合います。基本的にはどの企業にも失礼になりにくい定型挨拶です。

使用すべき状況
新年度のあいさつ、ビジネスレターの結び、あるいは何かの式典でのスピーチ原稿など、相手を応援する意図がある場面で使えます。

使用してはいけない相手・状況
個人が相手の場合や、すでに規模縮小を決めている企業には注意が必要です。配慮を欠いた印象を与えるかもしれません。


「皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。」

意味
「皆さまが健康であることと、さらに活躍されることを願っています」という、相手の個々人が能力を発揮できることを望むメッセージです。

どういう相手に使用するべきか?
複数人に向けた連絡や、社員やスタッフが多い組織に対するまとめた挨拶として適しています。明るく前向きな印象を与えるフレーズです。

使用すべき状況
イベントや研修後の連絡、あるいは新年など節目の時期に、チーム全体に向けて送ると励みになるでしょう。

使用してはいけない相手・状況
個人が相手の時や、すでに引退を考えているような方に対しては、「ご活躍」という表現がすこしズレる可能性があります。


「日頃のご愛顧に感謝し、引き続きよろしくお願い申し上げます。」

意味
「いつも私どもの商品やサービスを大切に思って利用していただき感謝しています。これからもよろしくお願いします」というリピーターへのお礼とお願いがセットになった表現です。

どういう相手に使用するべきか?
すでに取引がある顧客や長く続けて利用している会員様などに使われることが多いです。定期的なやり取りが基本となります。

使用すべき状況
セールの案内や更新手続きのご案内など、お客様との関係を継続していきたい場面で活用すると効果的です。

使用してはいけない相手・状況
まだ取引が一度もない見込み客に対しては、「日頃のご愛顧」という言葉が事実と合わなくなるので気をつけましょう。


「貴社の皆様には、引き続きのご健勝をお祈り申し上げます。」

意味
「これからも変わらず、貴社の方々が健康でいらっしゃるように願っております」という継続的な健康を祈る表現です。相手の状況を察しつつ、安定を願うニュアンスがあります。

どういう相手に使用するべきか?
いつも会うとは限らない、でも複数の担当者や社員がいる企業や取引先全般に適しています。相手を幅広く気遣う感じが伝わります。

使用すべき状況
季節の挨拶や、合同企画の後などで「今後もみなさんお元気でいてください」という気遣いを示したいときに使えます。

使用してはいけない相手・状況
個人事業主やワンマンオフィスのような形態の場合、複数形の表現が合わないため注意が必要です。


「貴社の皆様には、ますますのご繁盛のことと存じます。」

意味
「貴社では、皆さんがさらに商売を盛んに続けておられることと思います」という相手の賑わいを称える挨拶文です。

どういう相手に使用するべきか?
売上向上や事業拡大に注力している企業など、「繁盛」という言葉がポジティブに響く相手に向けると効果的です。

使用すべき状況
商談の序盤や季節の挨拶状などで、相手の好調を願う・祝う意味を込めて使います。

使用してはいけない相手・状況
不景気や組織の縮小に苦しんでいる相手に対しては、逆効果となりかねないため注意が必要です。


「日頃より多大なご支援を賜り、深く御礼申し上げます。」

意味
「日々、さまざまな面で大きな支援をいただいていることに対して、心から感謝しています」という表現です。相手からの援助が大きいほど、この挨拶が生きてきます。

どういう相手に使用するべきか?
資金援助を受けている企業、共同プロジェクトを支えてもらっている取引先など、大きな力添えをしてくれるパートナーに適しています。

使用すべき状況
イベントやプロジェクトの終了報告や、定期的なスケジュール告知の前に改めて感謝を伝えたいときに使うのがよいでしょう。

使用してはいけない相手・状況
支援をほとんど受けていない相手や、初回のやり取りだけの相手には不適切です。


「皆様方におかれましては、ご清栄のこととお喜び申し上げます。」

意味
「皆さんが元気に過ごされ、さらに栄えていらっしゃることを大変嬉しく思います」という意味合いです。多くの人へ向けた明るい気持ちが表されています。

どういう相手に使用するべきか?
大きな組織や団体、もしくは社内外を含む複数名に向けて一斉に知らせを出す場合などに向いています。

使用すべき状況
総会や記念式典のお知らせ、または報告などの冒頭で「皆様へ」という形で使うと、優しい印象を与えられます。

使用してはいけない相手・状況
個別の担当者だけにメールする際に「皆様方」という言葉は不自然になるため注意してください。


「貴社の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。」

意味
「これから先、貴社が一層成長・活躍されていくよう願っております」という願望と祈りを示す文章です。どのような企業にも広く使え、失礼になりにくい万能な挨拶です。

どういう相手に使用するべきか?
法人全般に向けて使いやすい挨拶です。新規・既存を問わず、比較的使いやすい表現でもあります。

使用すべき状況
新年度や新事業を始めるタイミング、あるいは契約締結後のお礼メールの最後などで使うと締まりがいいでしょう。

使用してはいけない相手・状況
個人にのみ限定した連絡にはやや堅苦しくなるため、相手の規模や関係性を見極めることが大切です。


「貴社の皆様が、ますますのご活躍をされていることと存じます。」

意味
「貴社の方々が今まで以上に大いに活動され、成果を上げていらっしゃると想像しています」という前向きな挨拶です。相手の行動力を称えるニュアンスが強いです。

どういう相手に使用するべきか?
人員が充実している企業や、チーム単位で仕事をしている相手先などに適しています。活躍ぶりが伝わってくるような組織に向けると自然です。

使用すべき状況
新商品の成功や新プロジェクトなどの話題を耳にしたときのお祝いメール、事後報告を受けた際の返信などに使われると効果的です。

使用してはいけない相手・状況
特に活躍のニュースがない場合や、事情が分からないまま使うと抽象的になりすぎてしまうこともあるので注意します。


「貴社の皆様には、引き続きのご隆昌をお祈り申し上げます。」

意味
「これからも変わらず、貴社が勢いよく盛り立っていくことを願っています」というメッセージです。すでに隆盛を極めている企業への継続的な繁栄の祈りを示しています。

どういう相手に使用するべきか?
すでに大きな実績を持っている企業や、長年安定して成果を上げている会社に向けた応援として使うと自然な印象を与えます。

使用すべき状況
定期的なご挨拶や、イベント後のお礼メールなどで締めとして使うと「今後も応援しています」と伝わります。

使用してはいけない相手・状況
近況があまり良くない相手には、無神経な印象を与えかねないため慎重に使いましょう。


「時下、皆様におかれましてはますますのご健勝のことと存じます。」

意味
「このような折ですが、皆様はさらにお元気でいらっしゃることと思います」という、相手の健康を案じながら挨拶をするフレーズです。季節や時勢への配慮が込められています。

どういう相手に使用するべきか?
組織や集団に向けて送る手紙やメールの冒頭など。落ち着いた文面を好む相手先に適しています。

使用すべき状況
年賀状や残暑見舞い、または社会情勢が変化しているときなど、健康面の気遣いを加える場面でよく使われます。

使用してはいけない相手・状況
気軽なビジネスメールや、急ぎの要件のみを伝える場合にはやや回りくどい印象があります。


「貴社のますますのご隆昌を心よりお喜び申し上げます。」

意味
「あなたの会社がさらに隆盛を深めていることを、心から喜んでおります」という強い祝福の気持ちを表しています。相手の成功や発展に対し、真摯に喜んでいるニュアンスです。

どういう相手に使用するべきか?
大きな成果を上げている企業や、活発な動きが話題になっている取引先など。高い評価を伝えたいケースに向いています。

使用すべき状況
表彰、受賞、目標達成などのニュースを聞いたときに送るお祝いメールや手紙で活用すると、とても気持ちが伝わりやすいです。

使用してはいけない相手・状況
相手の実情がわからないまま推測で送ると、内容が空回りする場合があるので注意してください。


「日頃よりのご支援に深く感謝申し上げます。」

意味
「いつもいろいろな形で手助けや応援をいただき、本当にありがたく思っています」という感謝の気持ちをストレートに伝える言葉です。

どういう相手に使用するべきか?
取引先や協力会社、あるいはイベント協賛をしてくれるスポンサー企業など、日常的に支援がある場合に用いるのが望ましいです。

使用すべき状況
定期的なメールマガジンや年賀状、お礼状などで「おかげさまで助かっています」と表したいときに使えます。

使用してはいけない相手・状況
支援というほどの関係が築かれていない相手には、大げさに聞こえるかもしれません。


「貴社の皆様におかれましては、一段とご隆盛のことと拝察いたします。」

意味
「貴社の皆さんが、今まで以上に盛んに活動しておられることと見受け、うれしく思います」という意味合いです。勢いが増している様子への評価やお祝いが込められています。

どういう相手に使用するべきか?
複数の担当者がいる企業で、業績や評判が良いとわかっている相手に送るのが自然です。

使用すべき状況
相手から成功事例や明るいニュースを聞いたあとに送るお祝いメール、または定期的な挨拶で相手の好調を察している場合などに適しています。

使用してはいけない相手・状況
企業の近況をよく調べていないのに使うと、的外れな印象を与えることもあります。


「日頃のご支援を賜り、誠にありがとうございます。」

意味:
「いつも支えていただき、心からありがたく思っています」というシンプルながらしっかりとした感謝表現です。普段のサポートを重視する文面になります。

どういう相手に使用するべきか?
継続的に支援や協力を得ている取引先、顧客、パートナー企業全般に幅広く活用できます。

使用すべき状況
契約の更新時や、イベント終了後のお礼メールなど、一定のタイミングで改めて感謝を表明するときに使うと効果的です。

使用してはいけない相手・状況
一度も具体的な支援を受けていない相手に対しては不自然ですので避けましょう。


「貴社の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。」

意味
「あなたの会社で働く方々が健康で、さらに多くの幸せに恵まれますようお祈りしています」という表現です。社員個々人の幸福にまで想いを向けた挨拶となっています。

どういう相手に使用するべきか?
企業全体を相手にした時の書き出しで、幅広い方々に配慮したいときに適しています。会社全体の健康と幸福を願う姿勢が伝わります。

使用すべき状況
年末年始や節目のご挨拶、取引先への手紙やハガキなどで、締めくくりとして使われることが多いです。

使用してはいけない相手・状況
個人宛にはやや大げさで、相手が一人しかいない場合には合わないかもしれません。


「貴社におかれましては、引き続きのご活躍のことと存じます。」

意味
「すでに活躍されている貴社が、これからもずっと力を発揮されるだろうと存じます」という励ましと評価を兼ねた言葉です。

どういう相手に使用するべきか?:
活躍の場が広がっている企業や、長年成果を上げている取引先に向けて使うと、相手を気持ちよくさせるフレーズです。

使用すべき状況
ビジネスパートナーとして連携が続いている場合や、定期的に成果を報告し合うような間柄での挨拶として適しています。

使用してはいけない相手・状況
活躍しているかどうか不明な相手に使うと、文面だけ浮いてしまう可能性があります。また苦戦している状況であれば避けるべきです。


「平素よりのご愛顧、誠にありがとうございます。」

意味
「日頃からうちの商品やサービスを選んでいただき、心から感謝しています」という言い回しです。企業や店舗がお客様に出す挨拶文としてもよく使われます。

どういう相手に使用するべきか?
継続的に利用してくださる顧客や、リピーターのお客様などに向けて最適です。ビジネスの場面でも、日常的なやり取りがある場合に使いやすい表現といえます。

使用すべき状況
パンフレットやチラシ、定期メールなどの冒頭で、「いつもありがとうございます」と伝えたいときに使うと素直な感謝が伝わりやすいです。

使用してはいけない相手・状況
新規の取引や、まだ一度も利用していない相手に送ると、そもそも「ご愛顧」ではないため不自然です。


「貴社のますますのご繁盛を心よりお祈り申し上げます。」

意味
「あなたの会社がこれからも活気づいていくことを、深く願っています」という挨拶です。相手の商売繁盛を真摯に祈る気持ちがこもっています。

どういう相手に使用するべきか?
店舗経営や商売に注力している企業や事業者に向けると、相手に対して具体的な応援の姿勢が伝わりやすいです。

使用すべき状況
年末年始やキャンペーンのタイミングなど、相手の商売が盛り上がりやすい時期に合わせて使うと、縁起のいい挨拶として好まれます。

使用してはいけない相手・状況
あまり商売っ気のない業種や公的機関には、やや合わない場合もあります。また、苦戦している会社だと皮肉に感じられる恐れがあります。


「皆様のご清祥とご活躍をお慶び申し上げます。」

意味
「皆さまが健やかで、さらに良い働きをされていることを大変嬉しく思います」という意味合いです。健康と活躍への喜びをセットで表現しています。

どういう相手に使用するべきか?
複数名に向けた手紙やメールの冒頭で、相手側の努力や活気に対して称賛や喜びを伝えたいときに合います。

使用すべき状況
組織内に複数の担当者がいる場合などで、全体に対してメッセージを送りたい場面で使用すると好印象です。

使用してはいけない相手・状況
一対一でのやり取りしかないときや、活躍という言葉がかけ離れた場面では使いづらいかもしれません。


「貴社の皆様には、引き続きのご隆昌のことと拝察いたします。」

意味
「貴社の皆さんが今後も変わらず、盛んな状態を保たれていると拝察しております」という期待を込めた表現です。すでに隆昌を極めているところへさらに継続するよう願っています。

どういう相手に使用するべきか?
企業として安定している、または長年成功を収めている取引先などに向けると自然です。相手の功績を認めながら、これからも続くことを期待する気持ちを示します。

使用すべき状況
節目の挨拶、式典の終わりに送る言葉、あるいはお祝いメールなどで相手の躍進を継続的に応援したい場合に最適です。

使用してはいけない相手・状況
会社の規模縮小など状況が芳しくないとわかっている場合には、あえて使わないほうが無難です。