鶴首(かくしゅ)とは?
単語
鶴首
読み方
かくしゅ
意味
「鶴首」とは、鶴が首を長く伸ばして何かを待つ様子を比喩的に表現した言葉で、「非常に心待ちにして待つこと」を意味します。特に、連絡や良い知らせが来るのを熱心に待つ場合に使われます。
言い換えると
- 首を長くして待つ
- 熱心に待ち望む
- 期待して待つ
- 待ちわびる
- 待望
目上の方に使える言葉?
「鶴首」は目上の方に対しても使用可能ですが、丁寧な表現と併せて用いると、より敬意が伝わります。たとえば、「心より鶴首してお待ち申し上げます」といった形が適切です。
どういう場面で使う言葉?
連絡や返答を待つ場面
「ご回答を鶴首してお待ちしております。」
「次回のご連絡を心より鶴首してお待ち申し上げます。」
楽しみにしているイベントや会合を待つ場面
「お目にかかれる日を鶴首して待ち望んでおります。」
「次回の再会を鶴首して楽しみにしております。」
期待感を込めたフォーマルな場面
「新商品の発表を鶴首して待つファンが多くいらっしゃいます。」
「お知らせを鶴首してお待ち申し上げております。」
ビジネスや公式な手紙での使用
「貴社からの正式なご通知を鶴首してお待ちしております。」
「このたびの決定を、心より鶴首してお待ち申し上げます。」
日常的な表現として使用する場面
「遠方からの便りを鶴首して待っています。」
「彼の帰国を家族全員で鶴首して待ちわびていました。」
注意点
- フォーマルな文脈で使用する
「鶴首」はビジネス文書やフォーマルな挨拶文でよく使われますが、あまりにカジュアルな会話や文脈では「首を長くして待つ」といった平易な表現に置き換える方が自然です。 - 感謝や敬意を添える
目上の方や公式な相手に対して使用する場合には、「心より」「お待ち申し上げます」などの丁寧な語句を添えることで、より敬意を込めた表現になります。 - 適切な状況で使う
「鶴首」は、明確に何かを待ち望む状況を示す言葉であるため、期待感を示したい場合に適しています。漫然とした待ち時間を表す場面には不適です。 - 具体的な待望の対象を示す
「何を待っているのか」を明確に記すことで、相手に意図が伝わりやすくなります。たとえば、「ご意見を鶴首してお待ちしております」といった形です。 - 過剰な使用を避ける
特殊な表現であるため、同一文中や連続したやり取りでの使用は避け、他の表現とバランスを取ることを心がけましょう。