多謝(たしゃ)
読み方
たしゃ
意味
「多くの感謝」を意味し、特に丁寧に感謝の意を伝える言葉として用いられます。主に手紙やフォーマルな文面で使用される表現です。
語源
「多」は「多く」「たくさん」という意味を持ち、「謝」は「感謝」や「お礼」を意味します。この二つを組み合わせたことで、「たくさん感謝する」という意味が生まれました。
言い換えると
- 心より感謝
- 深く感謝申し上げます
- 誠にありがとうございます
使用する注意点
- 古風で形式的な表現のため、日常会話ではあまり使われません。
- 相手との距離感に応じて、他の言い回しを選ぶことも検討してください。
目上の方に使える言葉?
目上の方にも使える表現ですが、現代では「心より感謝申し上げます」や「深く感謝いたします」といったより馴染みのある表現が適切です。
ビジネスで適した例文
- このたびのご支援に対し、多謝申し上げます。
- 長年にわたるご厚情に心より多謝いたします。
- ご配慮いただきましたこと、多謝申し上げます。
- ご指導いただきましたこと、誠に多謝に存じます。
- 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、多謝申し上げます。
どういう場面で使う言葉?
- 手紙やフォーマルな挨拶で感謝を表現する際
- 深い感謝を表す必要がある状況
- 特に相手に丁寧に感謝の意を伝えたい場合
使用した例文を5例
- このたびの温かいお心遣いに、多謝申し上げます。
- ご尽力により成功を収めることができましたこと、深く多謝いたします。
- あなたのご協力に多謝し、次のプロジェクトでもぜひお願い申し上げます。
- 多年にわたるご支援に、多謝の意を表させていただきます。
- 皆さまからのご助言と励ましに、多謝の気持ちでいっぱいです。
失礼に当たる使い方
- 形式的な言葉であるため、親しい間柄で使うと堅苦しい印象を与える場合があります。
- 感謝の意が伝わりにくい状況で、適切な補足説明を欠く場合。
- 軽い場面で使用し、文脈と合わないと感じられる場合。
英語で言うと?
“Many thanks”(たくさんの感謝)や “Heartfelt gratitude”(心からの感謝)が適しています。
どうしてその単語になったか
“Many thanks”は多くの感謝を表し、”Heartfelt gratitude”は深い感謝の気持ちを表現するため、「多謝」の意味に合致します。
英語での使用例
- “Many thanks for your kind support.”
(ご親切なご支援に多謝申し上げます。) - “Heartfelt gratitude for your unwavering assistance.”
(変わらぬご支援に心からの感謝を申し上げます。) - “I extend my many thanks for your cooperation.”
(ご協力に多謝申し上げます。) - “Please accept my heartfelt gratitude for your generosity.”
(ご寛大なお心遣いに心から感謝いたします。) - “Many thanks to everyone who contributed to this success.”
(この成功に貢献してくださった皆様に多謝申し上げます。)