齟齬(そご)|意味・言い回しメールでの注意点を例文を使用して説明

齟齬(そご)とは?

単語

齟齬

読み方

そご

意味

「齟齬」とは、物事が食い違ったり、うまく噛み合わない状態を指します。意見、計画、行動などが一致せずに、混乱や誤解が生じる場面で使われることが多いです。主にフォーマルな場面で使用される言葉です。

言い換えると

  • 食い違い
  • 不一致
  • ズレ
  • 誤解
  • 乖離(かいり)

目上の方に使える言葉?

はい、「齟齬」は目上の方に対しても使えるフォーマルな言葉です。ただし、目上の方の行動や意見に直接「齟齬がある」と述べると失礼にあたる場合があります。その場合は、「認識にズレがあるようです」「解釈が異なっていたようです」といった柔らかい表現に言い換える方が適切です。

どういう場面で使う言葉?

意見や認識の食い違いを説明する場面

「今回の計画に関して、認識に齟齬があったようです。」

「お客様とのやり取りで齟齬が生じた原因を調査しております。」

情報伝達のミスを指摘する場面

「情報共有の過程で齟齬が生じ、対応が遅れました。」

「指示内容に齟齬があったため、改めて確認させていただきます。」

計画や方針の調整が必要な場面

「関係部署との間で方針に齟齬があるため、調整が必要です。」

「仕様書の解釈に齟齬が生じたため、追加で確認いたしました。」

問題の原因や課題を分析する場面

「今回のトラブルの原因は、部門間の認識の齟齬にあると考えます。」

「プロジェクトの進行に齟齬が発生した要因を共有いたします。」

フォーマルな会話や報告書の中で使用

「双方の意見に齟齬が生じないよう、議事録を作成いたします。」

「提案内容に齟齬がないか、再確認をお願い申し上げます。」

注意点

  • 柔らかな表現に配慮する
    「齟齬」は直接的に「間違い」や「ミス」を指摘する言葉ではありませんが、堅いニュアンスを持つため、相手によっては冷たく感じられる場合があります。「認識にズレがあったようです」など、柔らかな表現を検討してください。
  • 問題解決の姿勢を示す
    齟齬を指摘する際には、原因分析や解決策の提示も含めることで、建設的な印象を与えます。たとえば、「齟齬を防ぐために、今後は〇〇を徹底します」といった表現を加えると良いです。
  • 敬語表現を活用する
    「齟齬が生じたようで申し訳ございません」「齟齬がないよう努めます」といった敬語を添えることで、相手への配慮が伝わります。
  • フォーマルな場面で使用する
    「齟齬」はビジネスや公式な場面に適した言葉です。日常会話やカジュアルな場面では、「食い違い」「ズレ」などの平易な表現に置き換える方が自然です。