「初めての相手 紹介してもらった」をビジネスメールで送る際の注意点と例文
自己紹介をはっきりと
紹介してもらったことを明記する
自分がどなたに紹介してもらったのかを最初に記載します。たとえば、「○○さんからご紹介いただきました」など、紹介者の名前を入れると、相手も安心して読み進められます。
丁寧な敬語を使う
相手に敬意を示す
初めての連絡では、かならず「お世話になっております」「平素より大変お世話になっております」などの挨拶を入れ、敬語を正しく使いましょう。
用件を明確に伝える
何のために連絡しているのかをはっきり書く
メールの本文では、なぜ連絡しているのか、どんな内容で話を進めたいのかを簡潔に説明します。
感謝の気持ちを忘れずに
紹介してもらったことへの感謝や、相手が時間を割いてくれることへの感謝を伝える
メールの中に「ご紹介いただきありがとうございます」などの一文を入れると、相手に良い印象を与えます。
初めての相手・紹介してもらった時の挨拶で注意すべき点
カジュアルすぎない文章にする
「初めまして、○○です。紹介してもらいました」というだけでは、あまりにも短く、かつ砕けた印象を与えてしまうことがあります。
ポイント
・丁寧な挨拶や、背景の説明を加える
・全体の文章がきちんとしているか確認する
具体的な情報を加える
紹介してもらった相手には、何を話したいのか、どんな目的で連絡しているのかを具体的に記載する必要があります。
「弊社の新商品についてご説明させていただきたく存じます」など、話す内容を具体的に書くと良いでしょう。
誤解を招かない表現にする
初めての相手には、あいまいな表現や略語、業界用語は避け、誰が読んでもわかる文章にすることが大切です。
「お忙しいところ恐縮ですが」「ご多忙中恐れ入りますが」などの定型文を活用する。
紹介者への言及を入れる
紹介してもらった相手に対しては、誰が仲介してくれたのかを明記することで、信頼性が高まります。
「○○様よりご紹介いただきました」といった表現を必ず入れる。
初めての相手・紹介してもらった時の挨拶・相手別の例文
ここでは、相手ごとに使える具体的なメール例文をいくつかご紹介します。すべて中学生でもわかる簡単な言葉で書かれています。
目上の方への場合
例文 1
件名:初めまして【紹介:○○様より】
「平素より大変お世話になっております。
○○様よりご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
このたび、弊社の新商品についてご説明させていただきたく、ご連絡差し上げました。
ご多忙のところ恐縮ですが、何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。」
例文 2
件名:ご紹介のお礼とご連絡のご案内
「いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。
○○様よりご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
このたび、弊社のサービスに関する詳細をご案内させていただきたく、ご連絡いたしました。
ご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお知らせください。
今後ともご高配のほどお願い申し上げます。」
例文 3
件名:初めまして【ご紹介:○○様】
「平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
○○様にご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
本日は、弊社の取組みについて簡単にご説明させていただきたく、メールをお送りいたしました。
何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。」
同僚・社内の目上ではない方への場合
例文 4
件名:ご紹介いただいた件について
「お疲れ様です。
先日○○さんよりご紹介いただいた件ですが、株式会社△△の□□です。
今回の内容につきまして、ぜひ一度お話を伺いたくご連絡差し上げました。
お時間をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。」
例文 5
件名:初めまして【紹介:○○さんより】
「こんにちは。
○○さんよりご紹介いただきました、株式会社△△の□□です。
今回、新しいプロジェクトの件でご相談したく、メールをお送りいたしました。
お手すきの際にご返信いただけますと幸いです。よろしくお願いします。」
例文 6
件名:ご紹介に感謝して
「お世話になっております。
先日、○○さんからご紹介いただいた、株式会社△△の□□です。
ご連絡させていただくにあたり、早速ですが、今後の打ち合わせの件についてお話しさせていただきたく存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。」
お客様・取引先への場合
例文 7
件名:初めまして【ご紹介:○○様より】
「平素より大変お世話になっております。
○○様よりご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
このたび、弊社の新サービスについてご案内させていただきたく、メールを差し上げました。
何卒ご検討いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。」
例文 8
件名:ご紹介の件でご連絡差し上げます
「いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
○○様よりご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
今回、弊社の製品に関してご説明させていただくため、ご連絡いたしました。
ご多忙のところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。」
例文 9
件名:初めまして【ご紹介:○○様】
「お世話になっております。
○○様にご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
弊社の取扱製品について、ぜひご案内させていただきたく存じます。
ご検討いただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。」
例文 10
件名:ご紹介いただいた件についてのご連絡
「平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
○○様よりご紹介いただきました、株式会社△△の□□です。
このたび、弊社のサービス内容に関して、詳細をご説明させていただきたくご連絡いたしました。
ご不明な点等ございましたら、どうぞご遠慮なくお申し付けください。よろしくお願いいたします。」
新規の取引先やパートナー企業への場合
例文 11
件名:初めまして【ご紹介:○○様より】
「初めまして。株式会社△△の□□と申します。
○○様よりご紹介いただき、今回ご連絡を差し上げました。
弊社の事業内容につきまして、ご興味をお持ちいただけると幸いです。
お手すきの際にご確認いただければと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。」
例文 12
件名:ご紹介いただきありがとうございます【株式会社△△】
「平素より大変お世話になっております。
○○様にご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
このたび、新規のお取引についてご相談させていただきたく、メールをお送りいたしました。
何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。」
例文 13
件名:初めまして【ご紹介:○○様経由】
「いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
○○様からご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
今後の業務連携に向けたご相談をさせていただきたく存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。」
例文 14
件名:ご紹介に感謝いたします【初回のご連絡】
「お世話になっております。
○○様にご紹介いただきました、株式会社△△の□□と申します。
このたび、双方にとって有益な情報交換をさせていただければと考えております。
ご多忙のところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
例文 15
件名:初めまして【ご紹介:○○様】
「初めまして。株式会社△△の□□と申します。
○○様よりご紹介いただき、今回ご連絡を差し上げました。
弊社の事業内容や今後の可能性について、ぜひ一度お話させていただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。」
初めての相手に連絡する場合
- 初めてご連絡いたします。〇〇株式会社の●●(部署名)と申します。
- 突然のご連絡、失礼いたします。〇〇株式会社の●●です。
- お忙しいところ恐れ入ります。〇〇株式会社の●●と申します。
- はじめまして。〇〇株式会社●●の●●と申します。
- 貴社のホームページを拝見し、ご連絡させていただきました。〇〇株式会社の●●と申します。
- 突然のご連絡を失礼いたします。〇〇の●●と申します。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
- この度、貴社の〇〇事業についてお話を伺いたく、ご連絡いたしました。〇〇の●●と申します。
- 貴社のご活躍を拝見し、ぜひご縁をいただければと存じます。〇〇株式会社の●●と申します。
- 突然のご連絡をお許しください。〇〇の●●と申します。貴社の〇〇についてお話を伺えればと存じます。
- 貴社の〇〇について大変興味があり、ご連絡を差し上げました。〇〇の●●です。
紹介してもらった相手に連絡する場合
- 〇〇様よりご紹介いただきました、〇〇株式会社の●●と申します。はじめまして。
- 〇〇様からご連絡先を伺い、ご挨拶のためにメールをお送りしました。〇〇の●●と申します。
- この度、〇〇様のご紹介でご連絡させていただきました。〇〇株式会社の●●と申します。
- 〇〇様より、貴社のことを伺い、ご縁をいただきたくメールを差し上げました。〇〇の●●と申します。
- 〇〇様から貴社の〇〇事業についてお話を伺い、ご連絡いたしました。〇〇の●●と申します。
- 〇〇様のご紹介により、ご挨拶させていただきたく存じます。〇〇の●●と申します。
- 〇〇様から貴社のことを伺い、一度お話をさせていただきたく、ご連絡いたしました。
- 〇〇様のご紹介を受け、この度ご連絡を差し上げました。〇〇の●●と申します。
- 〇〇様よりご縁をいただき、貴社とお話できることを楽しみにしております。〇〇の●●と申します。
- 〇〇様より貴社のことを伺い、ぜひご挨拶させていただきたく、ご連絡差し上げました。〇〇の●●と申します。
初めての相手・紹介してもらった時の挨拶まとめ
「初めての相手 紹介してもらった」という状況でメールを送る場合、以下の点に注意しましょう
- 自己紹介をはっきりと書くこと:
誰に、どのように紹介されたのかを明確に記載します。 - 丁寧な敬語を使うこと:
初めての連絡ですので、基本の挨拶や敬語を正しく使い、相手に失礼のない文章を心がけましょう。 - 用件を具体的に伝えること:
何のために連絡するのか、どんな話を進めたいのかを簡潔に述べます。 - 感謝の気持ちを伝えること:
紹介してもらったこと、そしてお相手に連絡する機会をいただいたことへの感謝を必ず記載します。 - 相手に合わせた文面を作ること:
目上の方、同僚、お客様、取引先、パートナー企業など、相手ごとに適した表現や文章の丁寧さを変えると、より好印象を与えます。