「大目玉を食らう」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文
「大目玉を食らう」という言い回しは、日常的に耳にするもので、誰かに非常に強く叱られることを意味します。とくに、目上の人物、例えば親や先生、上司などから厳しく叱責を受ける際に用いられることが多く、単なる注意や指摘とは異なり、かなり強めの怒りを含んだ言い方となります。「大目玉」は「目玉が飛び出るほど驚く」あるいは「目でにらみつけられて圧倒される」といった意味合いから来ており、それに「食らう(=受ける)」を組み合わせて、「怒鳴られる」「怒られる」といった意味になるのです。
この言い回しは、家庭内や学校、職場など様々な場面で使われますが、とくに失敗やルール違反、不注意による過ちなどがあった際に使用されます。「怒られた」というよりも、より強烈な叱責を受けた場合に使用され、「ただの注意」では済まされないほどの怒りや失望を相手が抱いている状況を表現するのに適しています。
英語でこれを言い換える場合、「get a severe scolding」「get chewed out」「get a tongue-lashing」「get told off」「be reprimanded severely」などが近い意味となります。日常会話でのカジュアルさを保ちたいなら、「get chewed out」が自然ですが、より正式なニュアンスを持たせたい場合には「receive a stern reprimand」といった表現も考えられます。
「大目玉を食らう」の一般的な使い方と英語で言うと
- 昨日、会社で重要な会議をすっかり忘れてしまい、部長から大目玉を食らってしまいました。自分の責任の重さを痛感しています。
(I completely forgot an important meeting at work yesterday and got chewed out by my manager. I deeply realized the weight of my responsibility.) - 学校のテストでカンニングがばれて、先生に大目玉を食らったうえに、親にも叱られました。もう二度とやりません。
(I got caught cheating on a test at school and received a severe scolding from the teacher, and then my parents also scolded me. I’ll never do it again.) - 締め切りを守れなかったことで、クライアントに大目玉を食らい、上司からもきつく言われてしまった。反省しています。
(Failing to meet the deadline got me chewed out by the client, and my boss also came down on me hard. I am truly reflecting on it.) - 子どもが誤ってガラスを割ってしまい、母に大目玉を食らって泣いてしまったらしい。
(My child accidentally broke a window and got a tongue-lashing from his mother, which made him cry.) - 飲み会で上司の悪口を言っているのを本人に聞かれてしまい、大目玉を食らう羽目になった。まったく軽率でした。
(I was overheard badmouthing my boss at a drinking party and ended up getting told off directly. It was extremely careless of me.)
似ている言い回し
- 怒鳴られる
- 一喝される
- 叱責を受ける
- 厳しく注意される
- ガツンと言われる
「大目玉を食らう」のビジネスで使用する場面の例文と英語
仕事の場面では、「大目玉を食らう」は、主に重大なミスや顧客対応の不備、報告の怠慢などで、上司やクライアントから厳しい言葉を受ける場面に使われます。ビジネスメールや会話の中では、やや砕けた印象を与える可能性があるため、使用には注意が必要ですが、内部の同僚同士の会話ではごく自然に使われます。
- プレゼン資料の誤字を見落としてしまい、朝一番に部長から大目玉を食らいました。以後、再発防止に努めます。
(I overlooked a typo in the presentation materials and got chewed out by the department head first thing in the morning. I will take steps to ensure it never happens again.) - 顧客への納品が遅れてしまい、営業チーム全体で大目玉を食らった。原因分析を急いで進めています。
(Delivery to the client was delayed, and our entire sales team got a severe scolding. We are urgently analyzing the cause.) - 会議中に携帯が鳴ってしまい、重役から大目玉を食らった。同僚の前だっただけに、非常に恥ずかしかったです。
(My phone rang during the meeting and I got a tongue-lashing from the executive. It was especially embarrassing in front of my colleagues.) - 月次報告書の提出を忘れてしまい、課長に大目玉を食らってしまいました。今後はリマインダーを活用します。
(I forgot to submit the monthly report and was told off by the section chief. From now on, I’ll make use of reminders.) - プロジェクトの進捗が思わしくなく、責任者から大目玉を食らった。チーム一丸となって立て直しを図ります。
(The project’s progress was unsatisfactory, and we got a severe reprimand from the person in charge. We’re working together to get things back on track.)
「大目玉を食らう」は目上の方にそのまま使ってよい?
「大目玉を食らう」という言い方は、やや俗っぽさを感じさせる表現であり、あくまで会話での使用に限られることが多いものです。とくに目上の方や取引先に向けて話す場合には、言葉の選び方に注意が必要です。なぜなら「食らう」という動詞自体が、やや乱暴で馴れ馴れしさを含んでいるため、礼儀や丁寧さを求められる場面では好まれません。もちろん、信頼関係が十分にある相手との軽い会話であれば笑い話として使えることもありますが、基本的には避けた方が良い表現です。
とくにビジネスメールや報告書など、文書に残るようなやり取りでは絶対に避けるべきであり、代わりに「厳しいお叱りをいただきました」「ご指導を賜りました」などの丁寧な言い回しが適切です。
- 「大目玉を食らう」は口語的であり、丁寧な会話には不向きです
- 目上の方に対して使うと無礼と受け取られる可能性があります
- 丁寧な文書には適しておらず、別の言い回しを選ぶ必要があります
- 社内でも特に役職者や他部署の方との会話では注意が必要です
- 親しい関係でも業務の話ではなるべく控えるのが無難です
「大目玉を食らう」の失礼がない言い換え
- この度は、重大な確認漏れによりご迷惑をおかけし、厳しいご指摘を頂戴しましたことを深く反省しております。
- 業務上の過失につきまして、上司よりご指導とご注意をいただき、今後の対応に万全を期す所存でございます。
- 手続きの不備によりお叱りを受け、責任の重さを改めて痛感いたしました。再発防止策を徹底いたします。
- 納期遅延に関して責任者より注意を受け、今後はより一層の進行管理を徹底してまいります。
- 今回の件につきましては、厳しいご意見を頂戴し、誠に申し訳ございません。迅速な改善を図ってまいります。
適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?
書き出し
- 本日はお忙しい中、早速ご確認のうえご指摘いただき、誠にありがとうございました。重く受け止めております。
- ご多忙の折にもかかわらず、当方の不手際に対しご対応くださり、心より御礼申し上げます。
- 先日の件につきまして、丁寧にご指導賜りましたこと、誠に恐縮に存じます。深く感謝申し上げます。
- まずは、今回の不備により多大なるご迷惑をおかけしましたこと、謹んでお詫び申し上げます。
- ご教示いただきました内容を真摯に受け止め、今後の改善に努めてまいる所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
締めの挨拶
- 今後はこのような事態を再発させぬよう努めてまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
- この度の件につきまして、深く反省しております。今後も何卒ご助言賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
- 重ねてのお詫びを申し上げるとともに、今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。
- 改めまして、ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 至らぬ点が多く、ご迷惑をおかけしましたこと、誠に申し訳なく存じます。引き続きご指導賜りますようお願い申し上げます。
注意する状況・場面は?
「大目玉を食らう」という表現は、話し手の立場や関係性により、その受け止められ方が大きく変わるため、注意が必要です。特に職場や公式の場では、たとえ自分が叱責を受けたことを話す場合でも、表現の仕方一つで軽率に見られたり、責任感が薄いと判断されたりする恐れがあります。
また、あまりにも冗談めかして使うと、叱責を軽く受け止めているように感じられ、上司や関係者の信頼を損ねかねません。そのため、この表現を使う場面はあくまで親しい間柄に限るべきです。また、失敗を繰り返している状況でこれを使うと、まるで成長が見られない印象を与え、相手に不快感を与える可能性もあります。
- 社外の人に向けて使うと、自己管理ができていない印象を与える恐れがあります
- 失敗を軽視しているように聞こえると、信頼を損ねる可能性があります
- 感情的なトーンで使うと、逆に責任逃れのように感じられる場合もあります
- 冗談交じりに使うと、状況の深刻さが伝わりません
- 何度も同じ過ちの報告で使うと、反省の色が見られないと思われます
細心の注意払った言い方
- 今回の件では、重大な確認不足により、関係各所の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、重ねて深く反省いたしております。いただいたご指導を肝に銘じ、今後の業務に真摯に取り組んでまいります。
- 当方の対応に不備があり、ご指摘を頂戴する結果となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。いただいたご意見を真摯に受け止め、誠意をもって改善に努めてまいります。
- 重要事項の確認を怠ったことにより、ご指導を賜りました。この度の教訓を忘れず、再発防止と業務改善に全力を尽くしてまいります。
- 業務進行における管理体制の不備をご指摘いただき、恐縮に存じます。今後は再発防止策を講じ、信頼回復に努める所存です。
- 過失によるご迷惑について、厳しいご意見を賜り、誠に申し訳なく存じます。今後はより一層の注意と責任をもって業務に臨んでまいります。
「大目玉を食らう」のまとめ・注意点
「大目玉を食らう」という言い方は、比較的カジュアルな印象を持つ言葉ですが、その中に含まれる意味は決して軽いものではありません。誰かから非常に強く叱責されるという事実は、言葉選びに敏感でなければならないビジネスの世界において、とても慎重に扱うべきものです。特に、対外的なやり取りや社内でも役職者との会話、メールなどで不用意にこの言葉を使うと、相手の感情を逆撫でしてしまう恐れがあります。
話し相手との関係性や場面に応じて、適切な言葉に置き換える意識を持つことが、信頼される社会人として必要な姿勢です。叱責されたことを表すには、「お叱りを受けた」「ご指摘を賜った」「ご注意を頂戴した」といった丁寧な言い回しが適しており、それに加えて反省や今後の対応を具体的に述べることが、信頼回復の第一歩となります。
感情的な言い方を避け、相手の立場を考えた上で慎重に表現することで、より円滑な人間関係とビジネスコミュニケーションが築かれていきます。丁寧な言葉遣いこそが、自分の真剣さと誠実さを伝える最も重要な手段です。

