ビジネスメール2回目以降の挨拶と礼儀正しい書き出しは?

ビジネスメール2回目以降の挨拶と礼儀正しい書き出しは?

ビジネスメール 2回目以降の挨拶と礼儀正しい書き出し方

ビジネスメールの2回目以降では、初回のメールとは異なり、すでにやりとりがあるため、基本的な自己紹介は省略できます。しかし、相手に対する敬意や感謝の気持ちを表しつつ、簡潔かつ適切な挨拶をすることが重要です。

今回は2回目以降のビジネスメールの書き出しについて、挨拶の種類・適切なフレーズ・注意点を詳しく解説します。


基本の挨拶(毎回入れるべき一文)

2回目以降のメールでは、まず「お世話になっております」などの基本的な挨拶を入れます

例文

  • 「いつもお世話になっております。」(一般的な挨拶)
  • 「お世話になっております。」(シンプルな形)
  • 「平素より大変お世話になっております。」(ややかしこまった表現)
  • 「貴社には日頃よりお世話になり、心より感謝申し上げます。」(フォーマルな表現)
  • 「いつも温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。」(やや丁寧な表現)

※ 相手が取引先や顧客の場合は「お世話になっております」を使い、社内メールでは「お疲れ様です」を使うのが一般的です。


  • 「いつもお世話になっております。貴社には日頃より大変お世話になっており、心より感謝申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。」
  • 「平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。貴社のご支援のもと、私たちは順調に業務を進めることができております。引き続きご指導いただけますようお願い申し上げます。」
  • 「いつもお世話になっております。弊社に対する温かいご支援に、心より感謝申し上げます。これからもご期待に添えるよう尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
  • 「平素より大変お世話になっております。貴社のご協力のおかげで、無事に計画を進めることができ、大変感謝しております。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。」
  • 「いつもお世話になっております。これまでのご助力に感謝しつつ、今後もさらなる連携を深めさせていただければと考えております。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「貴社には日頃より多大なご協力をいただき、誠にありがとうございます。おかげさまで無事に進捗を遂げることができ、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。」
  • 「いつもお世話になっております。貴社のご支援により、私たちの事業が順調に進んでおります。今後とも変わらぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。」
  • 「平素より大変お世話になっております。いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。今後ともさらに協力関係を深めていければと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「日頃より大変お世話になっております。貴社のご理解とご支援のおかげで、私たちの事業が円滑に進んでおります。今後とも変わらぬご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「お世話になっております。貴社にはいつも多大なるご助力を賜り、誠にありがとうございます。これからもご期待に沿えるよう一層努力いたしますので、引き続きご指導いただければ幸いです。」
  • 「平素よりお世話になっております。貴社の温かいご支援に心から感謝申し上げます。今後とも共に成長できるよう努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「日頃より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。お陰様で順調に業務が進んでおります。今後ともご協力をお願い申し上げます。」
  • 「いつもお世話になっております。ご支援を賜り、深く感謝申し上げます。今後とも、貴社と協力し、さらに良い成果を上げていけるよう努めてまいります。」
  • 「お世話になっております。いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。これからもより良いサービスを提供できるよう尽力いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
  • 「平素よりお世話になっております。貴社のご協力のおかげで、私たちの事業が順調に進展しております。引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。」
  • 「いつもお世話になっております。お陰様で、計画していた事項が順調に進みました。引き続き、ご協力をお願い申し上げます。」
  • 「平素よりお世話になっております。これまでのご協力、誠にありがとうございます。今後とも変わらぬご支援を賜り、さらなる成長を目指していきたいと考えております。」
  • 「日頃より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。貴社のおかげで多くの成果をあげることができました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。」
  • 「いつもお世話になっております。貴社のご支援を賜り、無事に目標を達成することができました。今後とも共に良い結果を出せるよう努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「平素より大変お世話になっております。貴社には日々ご支援をいただき、誠にありがとうございます。引き続きのご協力を賜りますようお願い申し上げます。」

前回のやりとりに触れる書き出し

メールのやりとりが続いている場合は、前回の内容に触れると、スムーズに本題に移れます。

例文

  • 「先日は○○についてご対応いただき、ありがとうございました。」
  • 「○○の件では、ご丁寧なご対応を賜り、誠にありがとうございます。」
  • 「先日はお忙しい中、お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。」
  • 「○○に関するお返事をいただき、感謝申し上げます。」
  • 「先日は貴重なご意見をお聞かせいただき、大変参考になりました。」
  • 「○○の件では、ご助言を賜り、深く感謝しております。」
  • 「先日は迅速なご対応をいただき、誠にありがとうございました。」
  • 「○○に関する資料をお送りいただき、感謝申し上げます。」
  • 「先日はご多忙の折にもかかわらず、ご相談に乗っていただきありがとうございました。」
  • 「○○の件では、ご尽力いただき、心より感謝しております。」

ご対応に対する感謝

「先日は○○についてご対応いただき、ありがとうございました。
おかげさまで順調に進めることができました。」


丁寧な対応に感謝

「○○の件では、ご丁寧なご対応を賜り、誠にありがとうございます。
ご配慮いただき、大変助かりました。」


時間をいただいたことへの感謝

「先日はお忙しい中、お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。
ご対応いただき、感謝申し上げます。」


お返事に対する感謝

「○○に関するお返事をいただき、感謝申し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。」


貴重な意見への感謝

「先日は貴重なご意見をお聞かせいただき、大変参考になりました。
今後の改善に生かしてまいります。」


助言に対する感謝

「○○の件では、ご助言を賜り、深く感謝しております。
いただいたアドバイスをもとに、さらなる努力を重ねてまいります。」


迅速な対応に感謝

「先日は迅速なご対応をいただき、誠にありがとうございました。
おかげさまでスムーズに事を進めることができました。」


資料提供への感謝

「○○に関する資料をお送りいただき、感謝申し上げます。
今後の参考にさせていただきます。」


ご多忙の中での対応に感謝

「先日はご多忙の折にもかかわらず、ご相談に乗っていただきありがとうございました。
おかげで、問題が解決しました。」


ご尽力に対する感謝

「○○の件では、ご尽力いただき、心より感謝しております。
今後も引き続きよろしくお願いいたします。」

ポイント

  • 感謝の意を伝えると、丁寧で好印象なメールになる
  • 「ご対応いただきありがとうございます」「お忙しい中~」などの表現を使うとより丁寧

返信時の書き出し

相手からのメールに対して返信する際は、感謝の気持ちを伝えるのが礼儀です。

例文

  • 「お忙しい中、ご返信いただきありがとうございます。」
  • 「早速のお返事をいただき、感謝申し上げます。」
  • 「ご確認いただき、ありがとうございます。」
  • 「詳細なお返事をいただき、誠にありがとうございます。」
  • 「ご丁寧なご回答をいただき、心より感謝申し上げます。」
  • 「ご連絡をいただき、ありがとうございます。」
  • 「迅速なご対応をいただき、助かりました。」
  • 「お知らせいただき、感謝いたします。」
  • 「お心遣いに感謝いたします。」
  • 「貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。」

ご返信・ご連絡に対する感謝

「お忙しい中、ご返信いただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。」


迅速な返答に感謝

「早速のお返事をいただき、感謝申し上げます。
おかげさまで次のステップに進むことができます。」


確認に対する感謝

「ご確認いただき、ありがとうございます。
これからも何卒よろしくお願いいたします。」


詳細な回答に対する感謝

「詳細なお返事をいただき、誠にありがとうございます。
大変参考になり、助かりました。」


丁寧な回答に対する感謝

「ご丁寧なご回答をいただき、心より感謝申し上げます。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。」


連絡への感謝

「ご連絡をいただき、ありがとうございます。
お手数をおかけしましたが、助かりました。」


迅速な対応への感謝

「迅速なご対応をいただき、助かりました。
おかげさまで予定通り進めることができそうです。」


情報提供への感謝

「お知らせいただき、感謝いたします。
ご配慮いただき、心よりお礼申し上げます。」


心遣いへの感謝

「お心遣いに感謝いたします。
お気遣い頂き、ありがとうございました。」


意見提供への感謝

「貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
今後の参考にさせていただきます。」

ポイント

  • 返信メールでは「ご返信ありがとうございます」といった一文を入れると良い
  • 「迅速なご対応」「ご丁寧なご回答」など、相手の対応を評価する表現を加えると丁寧

依頼や確認をする場合の書き出し

メールで依頼や確認をする際には、相手への配慮を示すことが重要です。

例文

  • 「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」
  • 「引き続き、よろしくお願いいたします。」
  • 「念のため、ご確認のほどお願い申し上げます。」
  • 「お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。」
  • 「ご多忙の折、恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。」
  • 「お手数をおかけいたしますが、ご検討のほどお願いいたします。」
  • 「何卒、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「ご都合のよろしい際に、ご確認いただけますと幸いです。」
  • 「お手間を取らせてしまい申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。」
  • 「何かご不明な点がございましたら、お知らせくださいませ。」
  • 「念のため、ご確認のほどお願い申し上げます。」
  • 「お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。」
  • 「ご多忙の折、恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願いいたします。」
  • 「お手数をおかけいたしますが、ご検討のほどお願いいたします。」
  • 「何卒、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「ご都合のよろしい際に、ご確認いただけますと幸いです。」
  • 「お手間を取らせてしまい申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。」
  • 「何かご不明な点がございましたら、お知らせくださいませ。」
  • 「お手数ですが、再度ご確認いただけますと幸いです。」
  • 「ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 「ご対応いただけると、大変助かります。」
  • 「お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。」
  • 「お手数をおかけしますが、今後ともご指導のほどお願い申し上げます。」
  • 「何か問題が発生しました場合は、すぐにご連絡くださいませ。」
  • 「もしご不明点があれば、遠慮なくお知らせいただけますと幸いです。」
  • 「お手数をおかけいたしますが、迅速にご対応いただけますと幸いです。」
  • 「お忙しい中、恐れ入りますが、再度ご確認をお願い申し上げます。」

これらの表現は、お願いの際に丁寧かつ適切に依頼を伝えることができるため、ビジネスシーンで重宝します。「お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。」

「引き続き、よろしくお願いいたします。」

ポイント

  • 「お忙しいところ恐れ入りますが」 を入れると、依頼が柔らかくなる
  • 「ご確認のほどお願い申し上げます」 はフォーマルな表現

2回目以降のメールで気をつけるポイント

① 挨拶を省略しない

短いやりとりでも「お世話になっております」「ご返信ありがとうございます」などの一文を入れる。

② 返信メールでは、相手の対応に感謝を示す

「迅速なご対応ありがとうございます」「貴重なご意見をお寄せいただき、感謝申し上げます」などを入れると印象が良い。

③ 依頼やお願いは柔らかく表現する

「お忙しいところ恐縮ですが」「ご都合のよろしい際に」など、相手に配慮した言葉を加える。

④ 適度な敬語を使う(過剰な敬語は避ける)

「ご高配を賜り、御礼申し上げます」など、かしこまりすぎると逆に堅苦しくなるため、自然な敬語を心がける。


まとめ

2回目以降のビジネスメールでは、基本の挨拶に加え、前回のやりとりに触れる・相手の対応に感謝する・配慮のある表現を使うことが大切です。
適切な書き出しを使うことで、スムーズで礼儀正しいメールになります。

状況に応じてフレーズを使い分け、ビジネスコミュニケーションを円滑に進めましょう。