「メールでのご連絡となり失礼致します」目上に失礼なくビジネスメール例文・書き出しと結びの挨拶

「メールでのご連絡となり失礼致します」目上に失礼なくビジネスメール例文・書き出しと結びの挨拶

「メールでのご連絡となり失礼いたします」という表現は、本来であれば直接お会いして伝えるべき内容を、やむを得ずメールで伝える際に使用されます

この表現が使われるのは、例えば以下のような場合です。

  • 重要な報告や依頼を、直接会う時間が取れずにメールで行う場合
  • お詫びや謝罪の内容を、対面や電話で伝えられない場合
  • 取引先や社内の関係者に、正式な通知や案内を送る場合
  • 退職・異動・転勤などの挨拶を、直接会う機会がない相手に伝える場合
  • 取引先や関係者へ、急ぎの連絡が必要な場合

この表現を使うことで、「直接お会いしてお伝えすべき内容ですが、メールでの連絡になってしまうことをご了承ください」といった配慮を示すことができます。


メールを送る際の注意点

メールで伝える理由を補足する

「お忙しいところ恐れ入りますが」「急ぎのご連絡となりますため」など、なぜメールで連絡するのかを一言添えると、より丁寧な印象になります。

挨拶や本文を丁寧にする

「メールでのご連絡となり失礼いたします」だけでは形式的に感じられるため、本文では具体的な感謝やお詫びの言葉を入れると、より誠実な印象になります。

長文になりすぎないようにする

丁寧にしようとするあまり、過剰に長くなると読みにくくなります。簡潔ながらも必要な情報をしっかり伝えることを意識しましょう。

本当にメールでよいのか検討する

お詫びや謝罪など、相手が不快に思う可能性がある内容であれば、可能な限り電話や直接の対応を優先することが望ましいです。


失礼がない伝え方

  • 本来であれば直接お伝えすべきところですが、メールにて失礼いたします。
  • お忙しいところ恐れ入りますが、メールにてご連絡申し上げます。
  • 急ぎのご連絡となりますため、メールにて失礼いたします。
  • 直接お会いしてお伝えするべきところですが、取り急ぎメールでのご連絡となりますこと、ご容赦ください。
  • まずはメールにてご連絡させていただきますが、後日改めてご挨拶の機会をいただければ幸いです。

適した書き出しの挨拶と締めの挨拶

書き出しの挨拶

  • いつもお世話になっております。〇〇の件につきまして、メールにてご連絡申し上げます。
  • 急ぎのご連絡となりますため、メールで失礼いたします。
  • 本来であれば直接お伝えすべきところですが、取り急ぎメールにてご連絡申し上げます。
  • お忙しい中恐縮ですが、〇〇についてのご連絡をメールにて差し上げます。
  • まずはメールにて失礼いたします。〇〇の件につきまして、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

締めの挨拶

  • お手数をおかけいたしますが、ご確認のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
  • 今後とも変わらぬお付き合いのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 改めてご挨拶の機会をいただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
  • お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認いただけますと幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

具体的な「メールでのご連絡となり失礼致します」を使ったメール例

  • 重要な連絡をする場合
    いつもお世話になっております。
    本来であれば直接ご説明すべき内容ですが、取り急ぎメールにてご連絡申し上げます。
    〇〇の件につきまして、〇〇の対応が必要となりますので、ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします。
  • お詫びを伝える場合
    〇〇様
    先日は〇〇についてお手数をおかけし、申し訳ございませんでした。
    本来であれば直接お詫び申し上げるべきところですが、まずはメールにて失礼いたします。
    〇〇の件について、〇〇の対応を進めておりますので、完了次第改めてご報告いたします。
  • 取引先へ異動の挨拶をする場合
    〇〇株式会社
    〇〇様
    いつも大変お世話になっております。
    私事ですが、このたび〇〇へ異動することとなりました。
    本来であれば直接ご挨拶すべきところですが、メールにて失礼いたします。
    これまでのご厚情に深く感謝申し上げるとともに、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
  • お礼のメール
    〇〇様
    先日はお時間をいただき、誠にありがとうございました。
    本来であれば直接お礼を申し上げるべきところですが、まずはメールにてご挨拶申し上げます。
    〇〇についての詳細は改めてご報告させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
  • 社内への周知メール
    〇〇の皆様
    お疲れ様です。
    〇〇についてのご連絡を申し上げます。
    本件に関してご不明な点がございましたら、お手数ですが〇〇までご連絡ください。
    何卒よろしくお願いいたします。

注意しないといけない場合

「メールでのご連絡となり失礼いたします」は便利な表現ですが、すべてのメールで使うとくどくなるため、状況に応じて適切に使用することが大切です。

重要な謝罪やトラブル対応の連絡をメールだけで済ませない

重要な問題については、メールで連絡するだけでなく、電話や直接訪問も検討しましょう。

簡単な連絡にこの表現を使いすぎない

短い連絡で「メールでのご連絡となり失礼いたします」を毎回入れると、やや大げさに感じられることがあります。

相手がすぐに対応する必要がある場合は、簡潔に伝える

緊急の連絡や、相手に迅速な対応をお願いする場合は、回りくどい表現を避けて、ストレートに伝える方が親切です。

目上の方へ「メールでのご連絡となり失礼致します」言い換え適したメール例文

急ぎのご連絡を差し上げることについて

いつも大変お世話になっております。
本来であれば直接お伺いし、ご挨拶を申し上げるべきところ、取り急ぎメールにて失礼いたします。
○○の件につきまして、現在の進捗と今後の予定についてお知らせしたく存じます。

詳細につきましては、添付資料をご確認いただき、ご不明な点がございましたらご教示賜りますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


ご報告がメールとなることのお詫び

平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
本来であれば直接お目にかかり、ご報告すべきところではございますが、取り急ぎメールにてご連絡申し上げます。

○○の件につきまして、現在の状況と今後の対応についてまとめましたので、添付資料をご査収のほどお願い申し上げます。
お忙しい中恐れ入りますが、ご確認の上、ご意見やご指示をいただけますと幸いに存じます。

引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。


急ぎのご相談につきメールにて失礼いたします

いつも温かいご指導をいただき、誠にありがとうございます。
本日は○○の件につきまして、ご相談がありご連絡させていただきました。

本来であれば直接お伺いし、ご相談すべきところではございますが、お急ぎのご確認が必要と存じ、やむを得ずメールにてご連絡させていただきました。
詳細は以下の通りでございますので、ご確認いただき、可能であればご助言を賜れますと幸いです。

何卒お忙しい中恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。


ご挨拶とご案内をメールにて

日頃より大変お世話になっております。
本日は、○○の件についてご案内申し上げたく、ご連絡させていただきました。

本来であれば直接お伺いし、ご挨拶を兼ねてご案内申し上げるべきところではございますが、諸般の事情によりメールにてご案内差し上げますこと、何卒ご容赦いただきたく存じます。

詳細につきましては、添付資料をご確認いただき、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


事前の確認事項についてのご連絡

日頃より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
○○について、事前にご確認いただきたい事項があり、ご連絡申し上げました。

本来であればお時間を頂戴し直接ご説明申し上げるべきところではございますが、お忙しいところ恐縮に存じますため、取り急ぎメールにて失礼いたします。
ご確認の上、ご不明な点がございましたらお知らせいただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。


重要事項のご説明について

いつも大変お世話になっております。
○○の件につきまして、重要なご報告がございますため、ご連絡申し上げました。

本来であれば直接ご説明に伺うべき内容ではございますが、迅速にお伝えする必要があるため、取り急ぎメールにて失礼いたします。
詳細につきましては、添付資料をご確認いただければと存じます。

お手数をおかけいたしますが、ご確認のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


ご挨拶とお願い

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
本日は、○○についてお願いがあり、ご連絡を差し上げました。

本来であれば直接お目にかかり、ご相談すべきところではございますが、メールにてのご連絡となりますこと、何卒ご容赦くださいませ。
詳細については以下に記載いたしましたので、ご一読いただき、可能な範囲でご対応いただけますと幸いです。

何卒お力添えのほどよろしくお願い申し上げます。


取引先の企業へ「メールでのご連絡となり失礼致します」言い換え適したメール例文

ご連絡の遅れをお詫びしつつご報告

平素よりお世話になっております。
○○の件につきまして、最新の状況をご報告申し上げます。

本来であれば貴社へ直接お伺いし、ご説明すべきところではございますが、お忙しいところ恐縮に存じますため、メールにてご連絡させていただきます。
添付資料をご確認いただき、ご不明な点やご質問がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

何卒よろしくお願い申し上げます。


重要なご連絡を取り急ぎメールにて

いつも大変お世話になっております。
○○の件につきまして、ご連絡させていただきます。

本来であれば直接お伺いし、ご説明申し上げるべきところですが、緊急を要する内容のため、メールにて失礼いたします。
詳細については、以下にまとめましたので、ご確認いただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、ご一読のほどよろしくお願い申し上げます。


新規取引先に「メールでのご連絡となり失礼致します」言い換え適したメール例文

初めてのご連絡となることへのお詫び

平素より大変お世話になっております。
このたび、○○の件につきまして、ご案内申し上げたくご連絡させていただきました。

本来であれば直接ご挨拶にお伺いし、お話をさせていただくべきところではございますが、まずは取り急ぎメールにて失礼いたします。
詳細につきましては添付資料をご確認いただき、ご不明な点がございましたらお知らせいただければ幸いに存じます。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。


ご挨拶と弊社についてのご案内

突然のご連絡となり恐れ入ります。
このたび、ご縁をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

本来であれば貴社に直接お伺いし、ご挨拶をさせていただくべきところではございますが、まずはメールにて失礼いたします。
弊社の事業概要および、今後の具体的なお取引についての資料を添付しておりますので、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。

お忙しい中恐縮ですが、ご確認いただき、ご不明な点がございましたら何なりとお申し付けくださいませ。


取引開始に向けたご確認事項

お世話になっております。
このたび、お取引の機会をいただきましたこと、誠にありがとうございます。

本来であれば直接お伺いし、ご説明申し上げるべきところではございますが、お忙しいところを考慮し、まずはメールにてご連絡させていただきました。
取引開始にあたり、ご確認いただきたい事項がございますので、添付資料をご覧いただけますと幸いです。

何卒、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。


重要なお知らせをメールにて

いつもお世話になっております。
このたび、○○の件について重要なお知らせがございますため、ご連絡を差し上げました。

本来であれば直接お伺いし、ご説明申し上げるべき内容ではございますが、早急にお伝えすべき事項のため、取り急ぎメールにて失礼いたします。
詳細につきましては、添付資料をご参照の上、ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

何卒、よろしくお願い申し上げます。


取引条件のご確認のお願い

平素よりお世話になっております。
○○について、貴社にご確認いただきたい事項があり、ご連絡いたしました。

本来であれば直接お伺いし、ご相談すべきところではございますが、お忙しいことと存じますので、取り急ぎメールにて失礼いたします。
取引条件についての詳細は、添付資料をご確認の上、ご不明点やご質問がございましたらお気軽にお知らせください。

お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


事前のご案内と資料送付

このたびはお取引の機会をいただき、誠にありがとうございます。
貴社との今後の円滑なお取引のために、事前にご確認いただきたい資料をお送りいたします。

本来であれば直接ご説明すべきところではございますが、まずはメールにて失礼いたします。
添付の資料をご査収いただき、ご不明な点や追加のご要望がございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。

何卒、よろしくお願い申し上げます。


取引開始に関するお礼とご案内

お世話になっております。
このたびは貴社とのお取引を開始させていただく運びとなり、誠にありがとうございます。

本来であれば直接お伺いし、お礼を申し上げるべきところではございますが、まずはメールにて失礼いたします。
今後のお取引に関しまして、スムーズに進めるための手続きや流れについての資料を添付しておりますので、ご確認のほどお願い申し上げます。

何卒、今後ともよろしくお願い申し上げます。


顧客・お客様へ「メールでのご連絡となり失礼致します」言い換え適したメール例文

サービスのご案内とお詫び

日頃より当社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、新サービスのご案内をさせていただきたく、ご連絡申し上げました。

本来であれば直接ご説明申し上げるべきところではございますが、まずはメールにて失礼いたします。
詳細につきましては、添付資料をご確認いただき、ご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


お問い合わせへのご回答

このたびはお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。
○○に関しまして、以下の通りご回答申し上げます。

本来であれば直接お会いし、詳しくご説明すべきところではございますが、まずはメールにて失礼いたします。
詳細について、ご不明点がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。


商品発送のご案内

お世話になっております。
ご注文いただきました商品につきまして、発送の準備が整いましたので、ご連絡申し上げます。

本来であれば直接お伝えするべきところではございますが、取り急ぎメールにて失礼いたします。
発送に関する詳細情報は以下の通りです。

お届けまでしばらくお待ちくださいませ。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


社内メールで「メールでのご連絡となり失礼致します」言い換え適したメール例文

重要事項の共有について

お疲れ様です。
○○について、重要なお知らせがございますため、ご連絡申し上げます。

本来であれば直接お伝えするべき内容ではございますが、皆様お忙しいことと存じ、まずはメールにて失礼いたします。
詳細につきましては、添付資料をご確認いただき、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

何卒、よろしくお願いいたします。


会議日程のご確認のお願い

お疲れ様です。
○○会議の日程について、事前に確認をお願いしたく、ご連絡申し上げます。

本来であれば直接お話しするところですが、皆様のご予定を調整する必要があるため、取り急ぎメールにて失礼いたします。
下記の候補日をご確認いただき、ご都合のよい日時をお知らせください。

お忙しい中恐縮ですが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


進捗報告についてのお願い

お疲れ様です。
○○プロジェクトの進捗状況について、確認をさせていただきたく、ご連絡いたしました。

本来であれば対面でお話しするべきところですが、全員のご都合を考慮し、まずはメールにて失礼いたします。
下記の点について、ご回答いただけますと幸いです。

何卒、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


社内イベントのご案内

お疲れ様です。
○○の社内イベントについてのご案内をさせていただきます。

本来であれば直接お声掛けしたいところですが、全員へお知らせする関係上、メールにてご連絡いたします。
詳細は以下の通りですので、ご確認の上、ご参加の可否をお知らせください。

どうぞよろしくお願いいたします。


研修のお知らせ

お疲れ様です。
来月の○○研修について、詳細が決まりましたのでご連絡申し上げます。

本来であれば口頭でお伝えするべきところですが、取り急ぎメールにて失礼いたします。
以下の内容をご確認の上、ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。

何卒よろしくお願いいたします。


緊急対応のお願い

お疲れ様です。
○○の件について、至急ご対応をお願いしたく、ご連絡いたしました。

本来であれば直接お願いするべきところですが、急を要するため、まずはメールにて失礼いたします。
以下の内容について、速やかにご対応をお願いいたします。

ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。


社内ルール変更のご案内

お疲れ様です。
○○に関する社内ルールが変更となりましたので、ご案内いたします。

本来であれば会議等で直接ご説明すべきところですが、皆様に早急にお知らせするため、まずはメールにて失礼いたします。
詳細は添付資料をご確認いただき、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。

何卒、ご理解とご協力をお願いいたします。


「メールでのご連絡となり失礼致します」を使用する際の注意点、まとめ

  • 目上の方や取引先へはできる限り直接の連絡が望ましい
    「メールでのご連絡となり失礼いたします」は、対面での連絡が難しい場合に使うが、目上の方や重要な取引先には、可能な限り電話や直接訪問を優先すべき。
  • 「失礼いたします」を適切に使う
    形式的に使うのではなく、「本来であれば直接お伺いすべきところですが」など、相手に配慮した表現を加えることで、丁寧な印象を与える。
  • 用件の重要度によっては補足の連絡を入れる
    重要な内容をメールで伝える場合、事前または事後に電話で補足すると、相手に誤解を与えずに済む。
  • 緊急性が高い場合は別の手段を検討する
    すぐに対応が必要な案件は、メールだけでなく、電話やオンライン会議を併用する方が望ましい。
  • メールの文面は簡潔に、かつ丁寧に
    長々とした前置きは避け、用件を明確に伝えつつ、相手への配慮を欠かさないようにする。
  • 社内メールでも適切な敬語を使用する
    上司や役職者に対しては、「恐れ入りますが」「ご多忙のところ恐縮ですが」などの表現を加えることで、より丁寧な印象を与えられる。
  • カジュアルな場面では堅苦しすぎない表現を使う
    例えば、同僚や部下への連絡では、「取り急ぎメールにてご連絡いたします」など、少し柔らかい表現を使うことで、無駄な堅苦しさを避けられる。