「お祈り申し上げます」丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶
「お祈り申し上げます」は、相手の健康や幸福、成功を願う際に用いられる丁寧な表現です
使用される主な場面
- 相手の健康や安全を願う場合
→ 「寒さが厳しい折、くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。」 - 企業や個人の成功を願う場合
→ 「貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。」 - 試験や大会、プロジェクトの成功を願う場合
→ 「来るべきご試験が滞りなく進みますよう、お祈り申し上げます。」 - お見舞いや励ましの言葉として
→ 「一日も早いご回復をお祈り申し上げます。」 - 年末年始や季節の挨拶の際
→ 「新しい年が素晴らしいものとなりますよう、お祈り申し上げます。」
使う際の注意点
適切な状況で使用する
- 直接的なお願いや依頼には使わない
「お祈り申し上げます」は、単なる結びの言葉ではなく、相手の幸せや成功を願う表現のため、依頼文には適しません。 - 宗教的な意味合いを含む場合がある
「お祈り申し上げます」は、宗教的な印象を与える場合があるため、相手の価値観を考慮して使用する必要があります。 - 状況に合わせた言葉を選ぶ
例えば、お見舞いの際に「お祈り申し上げます」と伝える場合は、「お大事になさってください」などの言葉も添えると、より温かみのある表現になります。 - ビジネスでは結びの言葉として使用するのが一般的
「貴社のご繁栄をお祈り申し上げます。」など、ビジネスメールでは結びの定型表現として用いることが多いです。 - 相手にプレッシャーを与えないようにする
例えば、試験を控えた方に「成功をお祈り申し上げます」と伝えるのは適切ですが、過度な期待を込めると負担に感じられる場合もあるため、バランスを考えることが大切です。
他の失礼がない言いまわし
- 「ご健勝をお祈り申し上げます。」
→ 相手の健康を願う際に適した表現。 - 「ますますのご活躍をお祈り申し上げます。」
→ 仕事や活動がさらに発展するよう願う言葉。 - 「貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。」
→ 企業や団体向けのビジネス文書でよく使われる。 - 「ご自愛くださいますようお願い申し上げます。」
→ 健康を気遣う表現で、特に季節の変わり目などに適している。 - 「心よりご回復をお祈り申し上げます。」
→ 病気や怪我をした相手を気遣う際に使う。
書き出しと締めの挨拶
書き出しの挨拶
季節の挨拶に添える場合
平素より格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
企業や取引先への挨拶
貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
試験や大会を控えた方への励まし
このたびの挑戦が実り多きものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
お見舞いや健康を気遣う場合
寒暖差が激しい折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
年末年始の挨拶
本年も格別のご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。
締めの挨拶
企業や取引先への締め
貴社の益々のご発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。
試験や大会を控えた方への締め
ご健闘を心よりお祈り申し上げます。何卒お体にお気をつけてお過ごしくださいませ。
お見舞いや健康を気遣う場合
一日も早いご快復をお祈り申し上げます。くれぐれもお大事になさってください。
年末年始の挨拶の締め
新しい年が素晴らしいものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
一般的なビジネスメールの締め
今後とも変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
「お祈り申し上げます」目上の方へ使用する場合
ご指導の御礼と末筆のご祈念
いつも大変お世話になっております。
先日は、○○に関するご指導を賜り、誠にありがとうございました。いただいたご助言は、私自身の成長のみならず、業務改善にも大いに役立っております。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご面談の機会を頂戴し感謝申し上げます
いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。
先日は、直接ご面談の機会を頂戴し、○○について詳しくご説明いただき、大変有益な時間を過ごさせていただきました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご教示いただいた内容に深謝申し上げます
いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。
先日の会議において、○○に関するご説明は非常に分かりやすく、今後の業務に活かすべくしっかりと受け止めております。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご支援に対する感謝と今後の展望について
いつも大変お世話になっております。
先日は、○○の件でお電話にてご対応いただき、その後のご説明も非常に明瞭であったため、深く感謝いたしております。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご助言を頂戴し、業務に活かす所存です
いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。
先日は、○○に関する貴重なご助言をいただき、誠にありがとうございました。ご教示いただいた内容は、今後の業務改善に向け大変参考にさせていただきます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「お祈り申し上げます」取引先の企業へ使用する場合
ご依頼に対するご協力に感謝いたします
平素より大変お世話になっております。
このたびは、急なご依頼にもかかわらず迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。いただいたご説明は非常に分かりやすく、今後の業務に大いに活かさせていただく所存です。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご対応いただいた内容、非常に明快でございました
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
先日は、○○に関するご依頼につきまして、直接ご説明いただき、非常に分かりやすかったため、社内でも円滑に対応を進めることができました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明いただいた内容に感謝申し上げます
平素より大変お世話になっております。
先日は、○○の件でご連絡いただき、迅速かつ明快なご説明を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。今後も双方の発展に向け、より一層の連携を図って参りたく存じます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明内容が非常に分かりやすく、感謝しております
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するご連絡に際し、非常に分かりやすいご説明をいただき、弊社内での迅速な意思決定につながりました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご協力に心より御礼申し上げます
平素より大変お世話になっております。
先日は、○○の件で迅速かつ丁寧にご対応いただき、誠にありがとうございました。ご説明いただいた内容は、非常に分かりやすく、今後の業務の進展に大変役立つものと確信しております。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「お祈り申し上げます」新規取引先へ使用する場合
初回ご提案に関するご面談、非常に有意義でございました
初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案に際し、直接ご面談の機会を頂戴し、非常に分かりやすいご説明をいただき、誠にありがとうございました。いただいた内容は、今後のお取引に向けた大変貴重な情報となりました。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初対面のご説明が非常に明瞭であったことに感謝いたします
初めまして。
弊社の□□でございます。
先日は、初回ご提案に関しまして、直接お会いしてご説明いただき、非常に分かりやすい内容であったため、今後の協議が円滑に進むことを期待しております。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回のご提案内容、十分に理解いたしました
初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案に際し、直接ご説明いただき、内容が非常に明確であったため、早速理解することができました。今後の具体的な協議に向け、準備を進めて参ります。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回ご提案のご説明、非常に分かりやすく感謝いたします
初めまして。
弊社の□□でございます。
先日は、初回ご提案に関して直接お話しする機会をいただき、誠にありがとうございました。ご説明いただいた内容は非常に分かりやすく、今後の協議に向けた基盤となるものでございます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回ご提案におけるご説明、十分に把握いたしました
初めまして。
弊社の□□と申します。
このたびは、初回ご提案に関し、直接ご説明いただき、内容が非常に明快であったため、十分に把握することができました。今後、詳細な協議に向けた準備を進めさせていただきます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「お祈り申し上げます」顧客・お客様へ使用する場合
ご案内内容が非常に分かりやすく、大変助かりました
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日は、○○に関するご説明をいただき、その内容が非常に分かりやすかったため、今後のご利用にあたり大変安心いたしました。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明内容が明快であったことに心より感謝申し上げます
いつも大変お世話になっております。
先日は、○○に関するご案内に対し、非常に分かりやすいご説明をいただき、誠にありがとうございました。いただいた内容は、今後のサービス向上の参考とさせていただきます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明内容、非常に明確で助かりました
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するお問い合わせに対し、非常に分かりやすいご説明をいただき、重ねて感謝いたします。お客様からのご意見は、今後のサービス改善に大変有用でございます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
お問い合わせへのご回答が非常に分かりやすかったです
いつも大変お世話になっております。
先日は、○○に関するお問い合わせに対し、迅速かつ明瞭なご回答をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、疑問点が解消され、今後の参考とさせていただきます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明いただいた内容、非常に理解しやすかったです
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するご説明をいただき、その内容が非常に分かりやすかったため、今後のご利用に大いに参考とさせていただきました。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「お祈り申し上げます」社内メールで使用する場合
内部連絡:ご説明内容が非常に分かりやすかったです
各位
いつもお疲れ様です。
先日の会議におけるご説明は非常に分かりやすく、各部署で迅速に共有することができました。皆さんのご協力に心より感謝いたします。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部署全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
チーム内連絡:ご説明の明瞭さに感謝いたします
皆さん
お疲れ様です。
先日のミーティングにおける○○のご説明は、非常に明瞭で、各自がすぐに内容を理解することができました。重ねて感謝いたします。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍とチーム全体の発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
社内連絡:ご説明内容、非常に理解しやすかったです
各位
いつもお世話になっております。
先日の会議でいただいたご説明は、内容が非常に分かりやすく、各部署で即座に業務に反映することができました。重ねて御礼申し上げます。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
内部連絡:ご説明内容が明確で、大変助かりました
各位
お疲れ様です。
先日の○○に関するご説明は非常に明確で、各自が迅速に理解し、業務改善に直結する情報となりました。皆さんのご対応に感謝いたします。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部署全体の発展を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
社内連絡:ご説明内容、十分に把握いたしました
各位
いつもお疲れ様です。
先日は、○○に関するご説明をいただき、その内容が非常に分かりやすく、各自で内容を把握することができました。重ねて感謝申し上げます。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
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「お祈り申し上げます」を使用する際の注意点、まとめ
「お祈り申し上げます」という表現は、メールの締めくくりにおいて、相手の将来の発展や健康、活躍を願う気持ちを伝える定型句として広く用いられます。使用する際の注意点は以下の通りです。
【具体的な背景の明示】
– メール本文中で、相手への感謝や依頼内容、報告事項などを十分に記載した上で、締めのご挨拶として用いることが望ましいです。具体的な内容が明示されることで、単なる定型句ではなく、誠意あるメッセージとして伝わります。
【相手ごとの敬語表現の使い分け】
– 目上の方へは、より堅実かつ丁寧な表現を用い、「貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます」といった形で、相手への敬意を十分に示すようにします。取引先や顧客・お客様に対しても、失礼のない表現で、感謝と今後の期待を込めた言い回しを選びましょう。社内の場合は、少し柔らかい表現でも問題ありませんが、全体のトーンが統一されるよう注意が必要です。
【前向きなフォローアップの明示】
– 締めの部分に、今後の対応予定や再連絡の旨、改善策の実施についても簡潔に触れることで、前向きな姿勢を示すとともに、信頼感を高める効果が期待されます。
【文面全体の一貫性】
– 冒頭から本文、そして締めのご挨拶に至るまで、一貫して丁寧な敬語を用い、相手に対する誠意と感謝の意がしっかりと伝わるように注意してください。締めの言葉は、メール全体の印象を左右する重要な要素ですので、十分に検討することが大切です。