「理解しました」目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

「理解しました」目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

「理解しました」は、相手の説明や指示を正しく把握したことを伝える際に使用する表現です。ビジネスや日常のやり取りにおいて、相手が伝えた内容をしっかり受け止めたことを示す際に使われます。

使用される主な場面

  • 指示や依頼を受けたとき
    例:「この業務を本日中に完了してください。」→「理解しました。」
  • 説明を受けた際に、その内容を把握したと伝えるとき
    例:「新しいシステムの使い方は以上です。」→「理解しました。」
  • トラブルや問題に関して話を聞いた際
    例:「この件については、今後注意してください。」→「理解しました。」
  • 報告や連絡の内容を確認したとき
    例:「会議は来週の火曜日に変更になりました。」→「理解しました。」
  • 変更や修正の指示を受けた際
    例:「資料のレイアウトを修正してください。」→「理解しました。」

「理解しました」使用する際の注意点

伝え方に注意

  1. 上司や目上の人に対しては直接的すぎることがある
    「理解しました」は、端的でわかりやすい表現ですが、やや硬く、事務的な印象を与えることがあります。上司や取引先には「承知いたしました」や「かしこまりました」など、より丁寧な言葉を使うのが望ましいです。
  2. 場面によってはニュアンスを調整する
    「理解しました」は、時に冷たく聞こえることがあります。特に感謝や共感が必要な場面では、「ありがとうございます。理解いたしました。」など、ひとこと添えるとより丁寧な印象になります。
  3. 曖昧な理解をしていないか確認する
    本当に理解したかどうかを自分で確認し、不明点があれば「この部分について、もう少し詳しく教えていただけますか?」などと尋ねることが重要です。

「理解しました」他の失礼がない言いまわし

  1. 「承知いたしました。」
    → 上司や取引先など、丁寧な対応が求められる場面で使う。
  2. 「かしこまりました。」
    → 目上の人に対して、より敬意を示す際に使用。
  3. 「内容を把握いたしました。」
    → しっかり理解したことを伝える表現。
  4. 「理解いたしました。」
    →「理解しました」よりも柔らかく、丁寧な表現。
  5. 「承りました。」
    → 依頼や指示を受けた際に、簡潔かつ上品に伝えられる言葉。

理解を伝える際の書き出しと締めの挨拶

内容を把握したことを伝える書き出し

1. 丁寧な確認の書き出し

お世話になっております。
ご指示いただきました件、理解いたしました。

2. 依頼内容を受け入れる書き出し

ご連絡ありがとうございます。
ご指示の内容を承知いたしました。

3. 変更内容を確認する書き出し

お知らせいただき、ありがとうございます。
変更内容について、かしこまりました。

4. 説明を受けたことを伝える書き出し

ご説明いただき、ありがとうございます。
お話の内容を理解いたしました。

5. 指示に従うことを伝える書き出し

ご指示の件、承りました。
確認の上、対応いたします。

理解を伝える際の締めの挨拶

1. 丁寧な了承の締めの挨拶

内容を理解いたしました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

2. 感謝を含めた締めの挨拶

詳細なご説明、ありがとうございました。
理解いたしましたので、対応を進めてまいります。

3. 確認を促す締めの挨拶

ご指示の件、承知いたしました。
万が一、認識に相違がありましたらお知らせください。

4. 変更点への対応を示す締めの挨拶

変更内容、理解いたしました。
修正の上、改めてご報告いたします。

5. 今後の対応を伝える締めの挨拶

内容を把握いたしました。
早速、対応を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

「理解しました」目上の方へ使用する場合

深く承知いたしました – ご指導への感謝を込めて

いつも大変お世話になっております。
先般ご指摘いただいた件につきまして、内容を十分に確認いたしました。私どもといたしましては、今回のご指導を真摯に受け止め、再発防止のための改善策を速やかに講じる所存でございます。
深く承知いたしました。末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


承知いたしました – ご助言に沿った対応を進めます

いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。
ご指摘いただきました点につきまして、内容を熟考し、必要な対策を講じる運びとなりました。ご教示いただいたお言葉は、私どもの業務改善に大いに役立たせていただきます。
承知いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


迅速なご指導を受け、承知いたしました

いつも大変お世話になっております。
先日の会議においていただいたご意見につきまして、内容を十分に把握し、今後の業務改善に生かすべく、速やかに対応策を講じる所存でございます。
迅速にご指導いただき、承知いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご指示の件、承知いたしました

いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。
先般のご連絡内容につきまして、私どもは十分に理解いたしました。今後は、いただいたご指示に基づき、確実に業務を遂行して参る所存です。
ご指導賜り、承知いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご助言を確実に理解いたしました

いつも大変お世話になっております。
先日は、貴重なご助言を賜り誠にありがとうございました。内容について十分に確認し、今後の業務運営に反映させていただく所存です。
ご助言、確実に理解いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします

「理解しました」取引先の企業へ使用する場合

ご依頼内容を承知いたしました

平素より大変お世話になっております。
先日は、弊社からのご依頼に対し迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。ご指示いただいた内容を十分に確認し、今後の対応につきましては速やかに実施する所存でございます。
ご依頼内容、承知いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご説明の件、了解いたしました

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
先般ご連絡いただきました件につきまして、詳細を確認し、必要な対応策を講じる準備を進めております。
ご説明の内容、了解いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご指示内容を正確に把握いたしました

平素より大変お世話になっております。
先日は、弊社の依頼に対して迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。いただいたご指示内容を正確に把握いたしましたので、早速、必要な対応に取り掛かっております。
ご指示、正確に把握いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご対応内容について、十分に理解いたしました

平素よりお世話になっております。
このたびは、弊社からのご依頼に対し迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。いただいたご説明内容につきまして、十分に理解いたしましたので、今後の業務に反映させていただく所存です。
ご対応、十分に理解いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご要望、承知いたしました

平素より大変お世話になっております。
先日は、弊社からの急なご依頼に対し、迅速にご対応いただき誠にありがとうございました。ご要望の内容を十分に確認し、今後の対応策に反映させる所存です。
ご要望、承知いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします

「理解しました」新規取引先へ使用する場合

初回ご提案内容を承知いたしました

初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、弊社の初回ご提案に対し迅速にご対応いただき、誠にありがとうございます。ご提示いただいた内容につきまして、十分に確認し、承知いたしましたので、今後の詳細なご相談に進めさせていただければと存じます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初回ご提案に関するご意見、了解いたしました

初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案に対し迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。いただいたご意見をもとに、さらに詳細な打合せを進める所存でございます。
ご意見、了解いたしました。末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初回ご提案内容について、承知いたしました

初めまして。
弊社の□□と申します。
このたびは、弊社の初回ご提案に関し、迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。ご提示いただいた内容は十分に確認し、承知いたしました。今後、詳細な打合せの日程調整について改めてご連絡申し上げたく存じます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初対面のご案内に関して、了解いたしました

初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、弊社のご提案に対し迅速にご対応いただき、誠にありがとうございます。いただいた内容につきまして、十分に理解し、了解いたしました。今後の打合せに向け、準備を進めて参りますので、何卒ご協力のほどお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初回ご提案に対するご確認、承知いたしました

初めまして。
弊社の□□と申します。
このたびは、弊社の初回ご提案に対し、迅速なご対応をいただき、誠にありがとうございました。ご提示いただいた事項につきまして、十分に確認し、承知いたしました。今後の進捗につきましては、改めてご報告申し上げたく存じます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします

「理解しました」顧客・お客様へ使用する場合

ご利用いただく皆様へのご理解の御礼

いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、ご連絡いただいた内容につきまして、弊社内で十分に確認し、理解いたしました。お客様からのご指摘を真摯に受け止め、今後のサービス向上に活かして参る所存でございます。
末筆ながら、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


お問い合わせ内容、承知いたしました

いつも大変お世話になっております。
先日は、弊社サービスに関するお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。ご質問内容につきまして、十分に確認し、承知いたしました。
今後の対応につきましては、迅速にご連絡申し上げる所存でございます。
末筆ながら、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご要望内容、了解いたしました

いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するご要望につきまして、内容を十分に理解し、了解いたしました。いただいたご意見を基に、今後のサービス改善に努める所存です。
末筆ながら、皆様の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご依頼内容、確実に理解いたしました

いつも大変お世話になっております。
先日は、弊社へのご依頼に関し、詳細なご連絡をいただき、誠にありがとうございました。内容につきましては十分に確認し、確実に理解いたしました。
今後は、より一層の品質向上に努めるとともに、ご満足いただけるサービス提供に邁進して参ります。
末筆ながら、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


お問い合わせ内容、承知いたしました

いつも弊社サービスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するお問い合わせ内容を十分に理解し、承知いたしました。ご不明点につきましては、追ってご連絡申し上げる所存です。
末筆ながら、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします

「理解しました」社内メールで使用する場合

内部連絡:ご依頼内容を承知いたしました

各位
いつもお疲れ様です。
本件につきまして、皆様からのご意見およびご依頼内容を十分に確認し、承知いたしました。今後は、共有いただいた情報をもとに、迅速かつ円滑に対応して参る所存です。
末筆ながら、皆様の益々のご活躍と部署全体の発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


チーム内連絡:依頼内容の確認、了解いたしました

皆さん
お疲れ様です。
このたびの依頼内容につきまして、皆さんからいただいた情報を十分に確認し、了解いたしました。各自、必要な対応を進めていただけますようお願いいたします。
末筆ながら、皆さんの益々のご活躍と部全体の発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


内部連絡:ご報告内容、承知いたしました

各位
いつもお世話になっております。
先日いただいたご報告内容につきまして、十分に確認し、承知いたしました。今後、引き続き連携を密にし、業務を円滑に進めて参りたいと存じます。
末筆ながら、皆様の益々のご活躍と部全体の発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


社内連絡:ご指示内容、了解いたしました

各位
お疲れ様です。
先日ご指示いただいた事項につきまして、内容を十分に理解し、了解いたしました。各自、速やかに対応いただけますようお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様の益々のご活躍と、部署全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


内部連絡:依頼事項、確実に理解いたしました

各位
いつもお疲れ様です。
このたびの依頼事項につきまして、皆様からのご連絡をもとに十分に確認し、確実に理解いたしました。今後は、より一層の連携を図り、円滑な業務遂行に努める所存です。
末筆ながら、皆様の益々のご活躍と部全体の発展を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします

「理解しました」を使用する際の注意点、まとめ

皆様
「理解しました」やその言い換えとしての「承知いたしました」「了解いたしました」などは、ビジネスメールにおいて相手の指示や情報を正確に受け止めたことを示す基本表現です。これに加え、メールの締めくくりとして「末筆ながら貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます」と記載する場合、以下の点に留意してください。

【具体的な状況説明】
– メール本文中で、なぜその表現を使用するのか、またどのような背景があるのかを明示することが大切です。具体的な依頼内容やご指導内容などを記載した上で、締めの文言として使用することで、単なる定型句ではなく、誠意あるメッセージとして伝わります。

【相手ごとの敬語の調整】
– 目上の方や取引先、顧客・お客様に対しては、より丁寧かつ堅実な表現を用い、社内の場合は文面全体の一貫性を保ちながらも、相手に失礼のない表現に調整してください。

【前向きなフォローアップ】
– 「末筆ながら~」の後に、今後の対応予定や連絡事項がある場合は、追記することで、前向きな姿勢を示すとともに、信頼感を高めることができます。

【全体の文面の一貫性】
– 冒頭から本文、締めくくりに至るまで、全体の文面が丁寧かつ一貫しているかを確認してください。締めの文言はメール全体の印象を決定付けるため、十分に配慮する必要があります。