誘いを遠慮したい【敬語で失礼なく・他の言い回しでメール例文・書き方】

誘いを遠慮したい【敬語で失礼なく・他の言い回しでメール例文・書き方】

相手からのお誘いを受けたものの、仕事や私用の都合により参加が難しい場合、失礼なく断るために使われます。

例えば、職場の同僚や取引先からの食事や飲み会、イベントへの誘いに対して、角を立てずにお断りしたい場合に適しています。
また、頻繁に誘いを受けるものの、毎回断るのは気まずいと感じる場合にも、柔らかい言い回しで遠慮することで関係を良好に保つことができます。

相手の気持ちを尊重しつつ、今後の関係に影響を与えないよう、慎重な言葉選びが求められます。


お誘いを断る際に気をつけること

  • 感謝の気持ちを伝える(誘ってくれたことに対して、まずはお礼を述べる)
  • できるだけ具体的な理由を添える(「都合が悪い」だけでなく、可能な範囲で理由を伝えると丁寧)
  • 断る際の表現を柔らかくする(「遠慮させていただきます」「またの機会に」など)
  • 代案を示すのも一案(別の日程や他の形での交流を提案することで、関係が悪化しにくくなる)
  • 何度も断る場合は、簡潔にする(毎回長々と理由を述べると、かえって違和感を与えるため、シンプルに断るのも大切)

失礼がない伝え方

  • お誘いいただき、ありがとうございます。残念ながら、今回は都合がつかず見送らせていただきます。
  • せっかくお声がけいただいたのですが、あいにく予定が入っており、今回は参加を見合わせたいと思います。
  • お誘いをいただき、大変ありがたいのですが、業務の都合上、今回は難しい状況です。また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
  • 貴重なお誘いをいただき、ありがとうございます。申し訳ありませんが、今回は予定があるため、次の機会にぜひ参加させていただければと思います。
  • せっかくのお誘いですが、あいにくその日は外せない用事があり、ご一緒できません。また機会がありましたら、ぜひお声がけください。

適した書き出しの挨拶と締めの挨拶

書き出しの挨拶

  • いつもお世話になっております。お誘いいただき、ありがとうございます。
  • ご連絡ありがとうございます。お声がけいただき、大変嬉しく思います。
  • お誘いのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
  • いつもお気遣いいただき、ありがとうございます。お誘い、とても嬉しく思います。
  • 貴重なお誘いをいただき、心より感謝申し上げます。

締めの挨拶

  • 大変申し訳ありませんが、またの機会にぜひご一緒できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。またお誘いいただけますと幸いです。
  • また別の機会にお声がけいただけると嬉しいです。引き続き、よろしくお願いいたします。
  • ご迷惑をおかけして申し訳ございません。またご一緒できる日を楽しみにしております。
  • またの機会を楽しみにしております。引き続き、よろしくお願いいたします。

例文

  • いつもお世話になっております。お誘いいただき、ありがとうございます。せっかくのお誘いですが、あいにくその日は別件があり、参加が難しい状況です。また次の機会がございましたら、ぜひご一緒できればと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
  • ご連絡ありがとうございます。お声がけいただき、大変嬉しく思います。残念ながら、当日は予定が入っており、ご一緒することが叶いません。次回お会いできることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
  • お誘いのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。ぜひご一緒したいところですが、当日は業務の都合により、参加が難しい状況です。また別の機会がございましたら、お声がけいただけますと幸いです。引き続き、よろしくお願いいたします。
  • いつもお気遣いいただき、ありがとうございます。お誘いいただき、感謝申し上げます。申し訳ありませんが、今回は都合が合わず、参加を見送らせていただきます。また機会がございましたら、よろしくお願いいたします。
  • 貴重なお誘いをいただき、心より感謝申し上げます。ぜひお会いしたかったのですが、あいにくその日は外せない予定があり、ご一緒できません。改めて、別の機会にお話しできることを楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。

注意しないといけない場面

お誘いを断る際には、相手に不快な思いをさせないよう、言葉選びに気をつけることが重要です。

  • 「行きたくない」と受け取られないようにする(「行きたい気持ちはあるが、今回は都合が合わない」と伝える)
  • 何度も断る場合は理由を変える(毎回同じ理由だと不自然に感じられるため、多少のバリエーションをつける)
  • 断ったあとに別の予定の話をしない(他の人との予定を話すと、断られた側が不快に感じることがある)
  • できるだけ早く返信する(ギリギリに断ると相手の予定調整に支障をきたすため、できるだけ早めに伝える)
  • 社交辞令でも次の機会に触れる(「また機会がありましたら」などと付け加えると印象が和らぐ)

その際の言い方

  • お誘いいただきありがとうございます。今回は難しいですが、またの機会にぜひお願いいたします。
  • ご一緒できず申し訳ありません。次回またご都合が合いましたら、ぜひお誘いください。
  • せっかくのお誘いですが、今回は都合がつかず失礼いたします。また別の機会にお会いできれば幸いです。
  • お誘いに感謝申し上げます。申し訳ありませんが、次回の機会に参加させていただければと思います。
  • 今回は都合がつかず申し訳ありません。次回の機会を楽しみにしておりますので、またよろしくお願いいたします。

【例文1】スケジュールを理由にお断りする場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは〇〇(例:お食事のお誘い)にお声がけいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくのお誘いをいただいたにもかかわらず、あいにくその日は既に予定が入っており、  
ご一緒できそうにございません。  

また別の機会にお話しできることを楽しみにしております。  
どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文2】体調や状況を理由にお断りする場合

〇〇様  

いつも大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:会合)にお誘いいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくのお声がけをいただきましたが、最近体調が優れず、  
今回はご辞退させていただければと思います。  

お手数をおかけいたしますが、どうぞご了承いただけますと幸いです。  
またの機会を楽しみにしております。  

【例文3】業務が忙しいことを理由にする場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、お忙しい中〇〇(例:懇親会)のお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
しかしながら、現在業務が立て込んでおり、当日はどうしても時間が取れそうにございません。  

せっかくの機会に参加できず申し訳ございませんが、  
またの機会にお話しできることを心より願っております。  

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文4】プライベートな予定を理由にお断りする場合

〇〇様  

平素よりお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:お食事会)にお誘いいただき、誠にありがとうございます。  
大変恐縮ではございますが、当日はプライベートの予定が入っており、  
ご一緒することが難しい状況でございます。  

またの機会にお声がけいただけますと幸いです。  
何卒よろしくお願い申し上げます。  

【例文5】全体的に断るが関係を保ちたい場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇にお誘いいただき、誠にありがとうございます。  
大変ありがたいお話ですが、諸事情により今回はご辞退させていただきたく存じます。  

せっかくのお声がけにお応えできず心苦しく思いますが、  
引き続きお付き合いをいただけますと幸いです。  

何卒よろしくお願い申し上げます。  

【例文6】時間的な都合を理由に丁寧に辞退する場合

〇〇様  

平素より大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:懇親会)へのお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくお声がけいただきましたのに大変恐縮ではございますが、現在業務が立て込んでおり、  
その日は他の予定が重なっているため、参加が難しい状況でございます。  

〇〇(例:具体的な話題や目的)についてご一緒にお話しできる貴重な機会を逃してしまい、  
心苦しく存じますが、どうぞご理解いただけますと幸いです。  

またの機会にぜひお誘いいただければ嬉しく思います。  
その際は積極的に参加させていただきたく存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文7】体調を理由に辞退する際、相手への配慮を示す場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:お食事会)へのお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくの機会をいただいたにもかかわらず大変申し訳ないのですが、  
最近体調を崩しており、回復を優先させていただきたく、今回は参加を控えさせていただきます。  

貴社の皆様が集まられる貴重な機会に参加できないことが心残りではございますが、  
また元気になりました際には、ぜひ改めてお話しさせていただければ幸いです。  

お忙しい中お声がけいただきましたことに心より感謝申し上げます。  
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文8】プライベートな理由で断る際、関係を大切にする場合

〇〇様  

いつも大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:会合)にお誘いいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくのお声がけをいただきましたが、当日は既に家族の予定が入っており、  
ご一緒することが難しい状況でございます。  

ご提案いただいた内容には大変興味があり、直接お話を伺いたかったのですが、  
今回はやむを得ず欠席とさせていただきます。  

またの機会にぜひお誘いいただけますと幸いです。今後とも良い関係を築いていけますよう、  
引き続きよろしくお願い申し上げます。  

【例文9】業務上の優先事項を理由に辞退する場合

〇〇様  

平素より大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:懇親会)へのお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
大変恐縮ではございますが、現在進行中の業務が多忙を極めており、  
当日は業務を優先させていただきたく、参加を控えさせていただきます。  

皆様と貴重な時間を共有する機会をいただいたにもかかわらず、  
このような結果となり心苦しい限りですが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。  

また次の機会にはぜひお声がけいただければと思います。  
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文10】誘いを断りつつ、相手との将来的な関係を強調する場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇へのお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
大変光栄なお話ではございますが、当日は諸事情により参加が難しい状況でございます。  

せっかくお声がけいただいたにもかかわらず、このような形となり申し訳なく存じますが、  
また別の機会にぜひお話しできることを心より願っております。  

引き続き、貴社との良好な関係を築いてまいりたく存じますので、  
何卒よろしくお願い申し上げます。  

【例文11】業務の優先を理由に辞退する場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:お食事会)へのお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくのお声がけをいただいたにもかかわらず、申し訳ないのですが、  
現在進行中の業務が多忙を極めており、当日は時間を割くことが難しい状況でございます。  

ご一緒に過ごせる貴重な機会をいただきながら、このような結果となりましたことを  
心苦しく思いますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。  

また次の機会には、ぜひ参加させていただきたく存じます。  
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文12】体調管理を理由に辞退する場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇へのお誘いをいただき、誠にありがとうございます。  
大変光栄なお話ではございますが、最近体調が思わしくなく、無理をして悪化させることがないよう、  
今回は参加を控えさせていただきたく存じます。  

せっかくの機会をいただきながら、このような形となりましたことをお詫び申し上げます。  
また、元気になりました際には改めてご一緒させていただければと存じます。  

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文13】予定の重複を理由に断る場合

〇〇様  

平素より大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:会合)にお誘いいただき、誠にありがとうございます。  
せっかくのお声がけをいただいたにもかかわらず、あいにく同日に別の予定が既に入っており、  
参加が難しい状況でございます。  

ご一緒にお話しできることを楽しみにしておりましたので、大変残念ではございますが、  
また次回のお誘いを心よりお待ちしております。  

何卒よろしくお願い申し上げます。  

【例文14】個人的な事情を理由に辞退する場合

〇〇様  

いつも大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:お食事会)にお誘いいただき、誠にありがとうございます。  
大変恐縮ではございますが、当日は私的な事情がございまして、  
参加を控えさせていただければと存じます。  

せっかくの貴重な機会にご一緒できず申し訳ございませんが、またの機会にぜひお話しできることを  
楽しみにしております。引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。  

【例文15】感謝を伝えつつ総合的な理由で断る場合

〇〇様  

いつもお世話になっております。株式会社〇〇の〇〇でございます。  

このたびは、〇〇(例:会合)へのお誘いをいただき、心より感謝申し上げます。  
大変魅力的なお話ではございますが、現在の状況を総合的に鑑みまして、  
今回は参加を控えさせていただくことをお許しくださいませ。  

せっかくお声がけいただきながら、このような形となり心苦しく存じますが、  
また別の機会にぜひお話しさせていただければと存じます。  

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。