「見送らせていただきます」目上の方や・ビジネスメール例文・合わせた書き出しと言い換えの書き方

「見送らせていただきます」目上の方や・ビジネスメール例文・合わせた書き出しと言い換えの書き方

「見送らせていただきます」は、相手の提案や依頼、計画に対して、丁重に断る表現です。この言い回しは、特にビジネスシーンやフォーマルな場面でよく使われます。相手の意向を尊重しつつ自分がそれに応じられないことを伝える場合に使用します。単に「断る」や「できません」と言うのではなく相手の提案に対して感謝し、失礼なく断る方法として使われます

  1. 提案を断る場合
    相手が自分に対して何か提案をした場合、その提案を受け入れられないときに使います。「見送らせていただきます」という表現は、提案に対して否定的ではなく、ただその時点で受け入れることができない旨を伝えるため、相手の提案を尊重している印象を与えます。
  2. 参加や協力を断る場合
    例えば、あるイベントやプロジェクトに参加してほしいという依頼を受けたが、スケジュールやその他の理由で応じられない場合に使われます。この表現は、相手に対して丁寧に断ることができる方法です。
  3. サービスや商品について断る場合
    相手から提供されるサービスや商品の提案に対して、「今回は見送らせていただきます」という形で断ることができます。この表現により、相手に対して失礼なく断りの意向を伝えることができます。
  4. 申し込みや予約をキャンセルする場合
    すでに申し込んだり予約したりした内容をキャンセルする際に、この表現を使うことがあります。例えば、サービスや予約をキャンセルする場合、単に「キャンセルします」ではなく、相手に配慮を示し、「見送らせていただきます」と使うことで、丁寧さが伝わります。
  5. 変更や延期を伝える場合
    ある計画や予定を変更したいが、その変更内容が相手に伝えられない場合、変更や延期を「見送る」という形で伝えることができます。これにより、相手の意図を尊重しつつ、自己の都合を反映させることができます。

「見送らせていただきます」使用する際の注意点

相手に失礼のない表現を心がける

「見送らせていただきます」は丁寧な表現ではありますが、使い方によっては冷たい印象を与える場合もあります。そのため、感謝や配慮の言葉を加えることで、断る理由に対して理解を得やすくします。

理由を適切に伝える

「見送らせていただきます」という表現を使う際には、なぜ断るのか、その理由を簡潔に説明することが大切です。理由を説明することで、相手が納得しやすくなります。ただし、あまりに詳細に説明し過ぎることは避け、相手に負担をかけない程度にすることがポイントです。

感謝の気持ちを伝える

断る際には、相手が自分に提案や依頼をしてくれたことに対して感謝の意を伝えることが大切です。「ご提案いただきありがとうございます」といった一言を添えることで、相手の気持ちを傷つけず、円滑にコミュニケーションが取れるようになります。

代替案を提案する

可能であれば、単に断るのではなく、代替案を提案することが望ましいです。例えば、参加を断る場合には、次回の機会に参加できる可能性を伝えるなど、相手に対する配慮を示すことで、関係を良好に保つことができます。


「見送らせていただきます」他の失礼がない言い回し

  1. 「今回はご遠慮させていただきます」
    「見送らせていただきます」とほぼ同じ意味ですが、やや控えめな表現です。
  2. 「今回は辞退させていただきます」
    提案や依頼に応じられないときに使う表現で、より正式な感じがします。
  3. 「お役に立てず申し訳ありません」
    断る際に、自分がその依頼に応じられなかったことに対して申し訳ない気持ちを伝える言い回しです。
  4. 「今回は見合わせます」
    「見送らせていただきます」と同様に、断る意図を含んでいますが、少し柔らかい印象を与える言い回しです。
  5. 「残念ながらお受けできません」
    自分の立場や理由により、相手の依頼を受け入れられないことを丁寧に伝える表現です。

「見送らせていただきます」を使用する際の書き出しの挨拶と締めの挨拶

書き出しの挨拶

提案に応じられない場合の書き出し

「お世話になっております。
○○様からのご提案に関して、誠に申し訳ございませんが、今回は見送らせていただきます。」

参加を辞退する場合の書き出し

「お世話になっております。
○○のイベントに関しまして、残念ながら今回は参加を見送らせていただきます。」

サービスや商品の提案に断りを入れる書き出し

「お世話になっております。
○○のご提案について、大変ありがたく存じますが、今回は見送らせていただきます。」

スケジュール調整の断りの書き出し

「お世話になっております。
ご提案いただきました日程に関して、調整がつかず、今回は見送らせていただきます。」

依頼内容を断る書き出し

「お世話になっております。
○○の件について、大変申し訳ありませんが、今回は見送らせていただきます。」


「見送らせていただきます」締めの挨拶

感謝を込めた締め

「ご提案いただきましてありがとうございました。
またの機会にお力になれることを楽しみにしております。」

理解をお願いする締め

「今回の件につきましてはご理解賜りますようお願い申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。」

今後の協力を示唆する締め

「今回はお受けできませんでしたが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」

配慮を示す締め

「お手数をおかけしますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

将来的な機会を示唆する締め

「今回はご期待に沿えず申し訳ございません。
また別の機会にお力になれることを楽しみにしております。」


「見送らせていただきます」例文

ビジネスシーンでの例文

「お世話になっております。
○○様からのご提案について、慎重に検討させていただきましたが、誠に申し訳ございませんが、今回は見送らせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」

同僚への例文

「お疲れ様です。
○○の件について、大変ありがたいご提案でしたが、今回は見送らせていただきます。
また別の機会にご協力できることを楽しみにしております。」

クライアントへの例文

「お世話になっております。
○○のサービスのご提案に関しまして、慎重に検討した結果、今回は見送らせていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」

プライベートな場合の例文

「お世話になっております。
○○のイベントについて、参加したい気持ちはありますが、今回は見送らせていただきます。
また別の機会にお会いできることを楽しみにしています。」

上司への例文

「お疲れ様です。
○○のご提案に関して、誠に申し訳ございませんが、今回は見送らせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。」


目上の方へ「見送らせていただきます」

心よりの感謝と慎重な判断のご報告

いつも多大なるご指導を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関するご提案をいただきましたが、弊社では既に十分な体制を整えておりますため、誠に勝手ながら今回のお申し出は見送らせていただきたく存じます。
○○様の温かいご配慮とご厚意には深く感謝しております。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、何卒ご理解くださいますよう重ねてお願い申し上げます。


ご高配に対する感謝とお断りのご報告

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
先般ご提示いただきました○○に関するご提案につきまして、弊社においては現状の計画および対応策で十分と判断いたしましたため、誠に恐縮ではございますが、今回のお申し出は見送らせていただくことといたしました。
○○様のご厚意は大変ありがたく存じます。今後とも変わらぬご指導・ご助言をお願い申し上げます。


謹んで感謝申し上げ、ご意向を尊重するお返事

いつもご指導いただき、心より感謝申し上げます。
○○様よりご提案いただいた件につきまして、弊社では内部で十分に検討を重ねた結果、既存の対応策で対応可能と判断いたしました。
誠に勝手ながら、今回のお申し出は見送らせていただきたく、○○様のお気持ちは大変ありがたく拝受いたします。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


温かいご提案に対する感謝と現状対応のご報告

平素より格別のご指導を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関しまして○○様よりご提案いただきましたが、弊社では既に十分な対策が講じられており、追加のご対応を行う必要がないと判断いたしました。
ご厚意に心より感謝申し上げ、今後ともご助言を賜りながら、着実に業務を進めてまいる所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。


お心遣いに感謝しつつ、ご提案を見送らせていただく旨のご連絡

いつもお世話になっております。
○○様の温かいご提案につきまして、弊社では既に現状の計画により十分な対策が整っておりますため、誠に恐縮ながら、今回のお申し出は見送らせていただきたく存じます。
頂戴いたしましたご厚意は、今後の参考として大切にさせていただきます。どうぞご理解いただけますようお願い申し上げます。


取引先企業へ「見送らせていただきます」

貴社ご提案に対する現状体制のご報告

平素より大変お世話になっております。
このたび、貴社よりご提示いただきました○○に関するご提案につきまして、弊社では既に十分な対策を実施済みであるため、誠に勝手ながら、今回のご提案は見送らせていただくことといたしました。
貴社の温かいご配慮に深く感謝申し上げますとともに、今後ともより良い連携関係の構築に努めてまいりたく存じます。何卒ご理解のほどお願い申し上げます。


貴社のご提案に感謝し、既存対応で足りる旨のご連絡

いつも格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
貴社よりいただきました○○に関するお申し出について、弊社内において既に万全の体制が整っているため、追加のご提案は不要と判断いたしました。
頂戴いたしましたご厚意は、今後の業務改善の参考として活用させていただきたく存じます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。


ご厚意に対する深い感謝と見送りのご報告

平素より大変お世話になっております。
このたびの○○に関する貴社のご提案、誠にありがたく拝受いたしましたが、弊社では現状の対策で十分と判断しており、追加対応は不要と考えております。
誠に勝手ながら、今回のご提案は見送らせていただきたく存じます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。


貴社のお申し出に感謝し、現状対応をお伝えする

いつもお引き立てをいただき、心より御礼申し上げます。
貴社よりいただきました○○に関するご提案につきまして、弊社では既に必要な対応策を講じておりますため、追加の措置は不要でございます。
頂戴いたしましたご厚意につきましては、今後の参考にさせていただきたく、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。


貴社のご提案に対し現状対応で十分である旨のご連絡

平素よりお世話になっております。
このたび、貴社からの○○に関するご提案につきまして、弊社では既に十分な内部対策が実施されておりますため、誠に恐縮ながら、今回のお申し出は見送らせていただく運びとなりました。
貴社のご厚意に心より感謝申し上げ、今後とも変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。


新規取引先へ「見送らせていただきます」

初対面にふさわしい温かいお返事と見送りのご報告

初めまして。貴社の先進的な事業展開に大変関心を抱いております。
このたび、○○に関するご提案をいただきましたが、弊社では既に必要な体制が整っておりますため、誠に恐縮ながら、今回のお申し出は見送らせていただきたく存じます。
頂戴いたしましたご厚意は、今後の参考とさせていただき、引き続き前向きな協議が進むことを期待しております。
何卒、よろしくお願い申し上げます。


新規連携に向けたお申し出への感謝と現状報告

初めまして。貴社の高い技術力と実績に深い敬意を表し、今回ご連絡差し上げます。
弊社におきましては、○○に関する既存の取り組みで十分に対応可能と判断しており、誠に勝手ながら、今回のご提案は見送らせていただくこととなりました。
貴社の温かいご配慮は大変ありがたく存じます。今後とも、ぜひ協力の機会を模索できればと考えております。
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。


新規パートナーとしてのご縁に感謝しつつ見送りをお伝えする

初めまして。貴社の事業展開に強い関心を持ち、今回ご連絡させていただきます。
このたび、○○に関するご提案をいただきましたが、弊社では既に現状の対応策が整っているため、誠に恐縮ながら見送らせていただきたく存じます。
頂戴いたしましたご厚意は、今後の協業の参考として大切にさせていただきます。
どうか、よろしくご理解いただけますようお願い申し上げます。


新規協業にあたり、現状対応で十分である旨のご説明

初めまして。貴社の革新的な取り組みに大変感銘を受け、今回ご連絡を差し上げます。
弊社では、○○に関して既に十分な体制が整っておりますため、誠に勝手ながら、今回のお申し出は見送らせていただくこととなりました。
頂戴いたしましたご厚意は、今後の参考にさせていただきたく存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。


新規取引開始に向けたご提案に関する見送りのご連絡

初めまして。貴社の実績と市場でのご評価に深く敬意を表し、今回ご連絡させていただきます。
このたびの○○に関するご提案につきまして、弊社では既に必要な対策が講じられておりますので、追加のご対応は不要と判断いたしました。
頂戴いたしましたご厚意につきましては、今後の参考として大切にさせていただきたく、誠に恐縮ではございますが、今回のお申し出は見送らせていただきたく存じます。
何卒、ご了承のほどお願い申し上げます。


顧客・お客様へ「見送らせていただきます」

お客様への安心と感謝を込めたご報告

平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、お客様よりいただきました○○に関するご提案につきまして、弊社では既に十分な体制で対応を進めておりますため、誠に勝手ながら今回のお申し出は見送らせていただくこととなりました。
頂戴いたしましたお気持ちは、今後のサービス向上の参考とさせていただきたく存じます。
何卒、今後ともご安心の上、弊社製品・サービスをご利用いただけますようお願い申し上げます。


ご提案に対する感謝と現状対応のご説明

いつも弊社をご利用いただき、心より御礼申し上げます。
このたびの○○に関するご提案、誠にありがたく拝受いたしましたが、弊社では既に万全の対策が整っておりますため、追加のご対応は不要と判断いたしました。
頂戴いたしましたお気持ちは、今後の参考とさせていただき、安心してご利用いただける環境維持に努めてまいります。
どうぞ、今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。


お客様のご厚意に感謝し、見送りのご案内

平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
お客様からいただいた○○に関するご提案につきまして、弊社では既に必要な対応策が実施済みでございますため、追加のご提案は見送らせていただくことといたしました。
頂戴いたしましたお気持ちは、今後の品質向上に活かしてまいります。
何卒、安心してご利用いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。


ご意見への御礼と現状の対応状況のご報告

いつも弊社サービスをご利用いただき、心より感謝申し上げます。
このたび、○○に関するお申し出につきましては、弊社内ですでに十分な対応が整っておりますため、誠に勝手ながら追加のご対応は見送らせていただくことといたしました。
頂戴いたしましたお気持ちは、今後のサービス改善の参考とさせていただきたく存じます。
どうぞ、今後ともご安心して弊社製品をご利用くださいますようお願い申し上げます。


お客様への温かいご提案に対する見送りのご連絡

平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関するご提案をいただきましたが、弊社では既に必要な体制が整っておりますので、誠に恐縮ながら、今回のお申し出は見送らせていただきたく存じます。
頂戴いたしましたお気持ちは大変ありがたく受け止め、今後のサービス向上の一助とさせていただきたく存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。


社内メールでの「見送らせていただきます」

内部対策の完了に関するご報告とお願い

各位、いつもご尽力いただきありがとうございます。
○○に関する今回の案件につきましては、既に各部署で十分な対策が実施されておりますため、追加の対応は不要と判断いたしました。
皆様には、今後も現状の体制に沿って業務に専念していただけますようお願い申し上げます。
引き続き、円滑な業務遂行と連携強化にご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。


内部調整完了のご報告と見送りのご連絡

お疲れ様です。
○○プロジェクトに関して、既に必要な内部調整が完了しており、追加の対策を講じる必要はないと判断いたしました。
頂戴したご意見は、今後の改善策の参考としてしっかり共有させていただきます。どうか無用なご対応はせず、通常業務に注力いただければ幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。


現状体制の確認と追加対応不要のご案内

各位、いつもお疲れ様です。
今回の○○に関する件につきましては、各部署において十分な対応策が整っておりますため、誠に勝手ながら追加のご対応は見送らせていただく運びとなりました。
今後とも、各自が安心して業務に専念できるよう、連携を深めながら業務改善に努めてまいりましょう。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


内部連携状況のご報告と今後の対応について

お疲れ様です。
○○に関する案件につきましては、既に社内で十分な体制が確立されておりますので、追加の調整は不要であると判断いたしました。
皆様から頂いたご意見は、今後の参考として活用させていただき、業務の円滑な遂行に努めてまいります。
何卒、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。


社内体制の充実を踏まえた見送りのご連絡

各位、いつもご苦労様です。
今回の○○に関する案件につきましては、弊社内において既に万全の対策が講じられておりますため、追加のご対応は必要ないと判断いたしました。
皆様には、安心して業務に専念していただけますよう、今後とも連携強化に努めてまいりましょう。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


「見送らせていただきます」使用上の注意とまとめ

特に目上の方や長年のご指導をいただいている場合は、温かいご配慮に対する感謝を前面に出しながら、現状の体制で十分である旨を具体的に伝える必要があります。

取引先企業や新規取引先への連絡では、双方の信頼関係や今後の協力の可能性を考慮し、相手のご厚意に感謝するとともに、現状の対応策がすでに整っているため、追加のご提案をお受けする必要がない旨を丁寧にご報告することが大切です。顧客・お客様への場合は、日頃のご愛顧に対する感謝とともに、安心してご利用いただける体制が整っていることをシンプルかつ明確に伝えることで、安心感を提供することが可能となります。

また社内メールにおいては、各部署や社員が安心して業務に専念できるよう、現状の体制が万全であることを共有し、無用な追加対応を防ぐとともに、連携強化のための前向きな姿勢を促すことが求められます。