“2回に分けて送ります”初めのメールと2回目のメールで気を付ける事は?ビジネスメール例文

“2回に分けて送ります”初めのメールと2回目のメールで気を付ける事は?

2回に分けてメールを送るときのポイント

仕事でメールを送るとき、一度にたくさんの情報を詰め込むと、読む側が混乱してしまうことがあります。特に説明が長くなる場合や、内容が複雑な場合は、一度にすべてを伝えるのではなく、2回に分けて送るのが効果的です。

しかし、ただ分けて送るだけでは、受け取る側が「なぜ2回に分けたのか」「次のメールをどう受け取ればいいのか」と疑問に思うかもしれません。そのため、相手がスムーズに理解できるように、メールの構成や伝え方に工夫をすることが大切です


1回目のメールで大事なこと

なぜ2回に分けるのかを伝える

最初のメールでは、まず「なぜ1通で送らずに、2回に分けて送るのか」という理由を伝えましょう。理由を明確にしておくことで、受け取る側が安心し、違和感なくメールを読むことができます

例えば情報量が多すぎる場合や、1つのメールにまとめると分かりにくくなってしまう場合には、それを理由として伝えるとよいでしょう。

「本メールの内容が少し長くなるため、2回に分けてお送りいたします。」
「重要な情報が多いため、理解しやすいように2通に分けてご案内いたします。」

このように伝えることで相手は「なるほど、そういう理由で分けているのだな」と納得しやすくなります

全体の流れを説明する

1回目のメールでは、いきなり詳細に入るのではなく、まず「今回のメールで何を伝え、次のメールではどんな話をするのか」を簡単に説明しておくことが大切です。

あらかじめ全体像を伝えておくと、相手は「このメールでは大まかな話をして、次のメールで詳しく説明があるのだな」と理解しやすくなります

「今回のメールでは、〇〇についての概要をお伝えし、次のメールでは具体的な手順についてご案内いたします。」
「本メールでは基本的な情報をお伝えし、詳細な説明は次のメールでお送りいたします。」

こうすることで、相手は「次のメールを待てば詳しい説明が届くのだな」と安心することができます。

次のメールの予告をする

1回目のメールの最後には、「次のメールでどんな内容を送るのか」を簡単に予告しておきましょう。そうすることで、受け取る側が次のメールを待ちやすくなります。

「次のメールでは、具体的な手順について詳しく説明いたしますので、お待ちください。」
「次回のメールで、〇〇の詳細をご案内いたしますので、もう少々お待ちください。」

次に何が送られてくるのかを伝えておくと、受け取る側がスムーズに内容を理解できます


2回目のメールで大事なこと

件名を統一してわかりやすくする

2回目のメールを送るときは、件名を工夫して、1回目のメールとつながりがあることを明確にしましょう。そうしないと、相手が「このメールは何の話だろう?」と戸惑ってしまうことがあります

「続き」や「2回目」などの言葉を入れることで、1回目のメールと関係があることがすぐに伝わります。

「件名:【続き】〇〇についてのご案内」
「件名:【第2回】〇〇の詳細について」

こうすることで、相手は「これは前のメールの続きなのだな」とすぐに理解できます。

前回の内容を簡単に振り返る

2回目のメールの最初には、「前回のメールでどんな話をしたのか」を簡単に振り返ると、相手がスムーズに内容を思い出せます。

もし、1回目のメールを読んだのが数日前だった場合、相手が内容を忘れていることもあります。最初に軽くリマインドすることで、相手はすぐに話の流れをつかむことができます。

「前回のメールでは、〇〇についての概要をお伝えしました。」
「先日のメールでは、〇〇についてご案内いたしましたが、今回は具体的な手順についてお知らせいたします。」

前回の内容を簡単にまとめることで、相手は「そういえば、前回はこんな話だったな」と思い出しやすくなります。

すべての情報を伝え終えたことを明記する

2回目のメールでは、1回目のメールでは伝えきれなかった内容を補足し、すべての情報がそろったことを明確に伝えましょう。

また、もし相手が追加で質問をしたい場合に備えて、「何か不明な点があれば遠慮なく連絡してください」と一言添えると、より丁寧な印象になります。

「これで全ての情報をお伝えしました。何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。」
「以上で、〇〇についての説明は完了です。ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。」

こうすることで、相手は「これで話がまとまったのだな」と安心し、必要に応じて質問することもできます。


“2回に分けて送ります”ビジネスメール例文

初めのメール

初めのメールでは、2回に分ける理由と、次回送る内容について簡潔に伝え、相手が混乱しないように配慮します。また、次回の送信タイミングについても触れると、相手に安心感を与えることができます。

例文:
件名: 〇〇の資料について(2回に分けて送信いたします)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご依頼の〇〇についてですが、内容が多いため、2回に分けてお送りいたします。
今回は、資料の一部(〇〇部分)をお送りします。後ほど、残りの部分(〇〇)について、改めてお送りいたしますので、少々お待ちください。

何かご不明点等ございましたら、ご遠慮無くお知らせください。
よろしくお願いいたします。


2回目のメール

2回目のメールでは、1回目のメールを参照しながら、残りの内容を送信します。また、相手に迷惑をかけないように、再度簡潔な説明とともに送信することが大切です。

例文:
件名: 〇〇の資料(残り分)について

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどお送りしました〇〇資料の残り分(〇〇部分)をお送りします。
これで全ての資料が完了となります。お手数をおかけしましたが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

もしご質問や不明点がございましたら、何なりとお申し付けください。
引き続き、よろしくお願いいたします。


1回目のメール: 資料を2回に分けて送ります(初回送信のご案内)

件名: 資料送付のご案内(2回に分けて送信いたします)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご依頼いただいた〇〇についてですが、資料の量が多いため、2回に分けてお送りいたします。
今回は、資料の一部(〇〇部分)をお送りします。残りの資料については、後ほど改めてお送りいたしますので、少々お待ちください。

何かご不明点や質問がありましたら、お気軽にお知らせください。
よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 残りの資料を送付します(2回目の資料送信について)

件名: 資料の残り部分について(2回目の送付)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどお送りしました〇〇の資料の残り分(〇〇部分)をお送りします。
これで全ての資料が揃いましたので、ご確認いただければと思います。

もしご質問やご不明点等がございましたら、遠慮なくお知らせください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


1回目のメール: 資料を2回に分けて送るための初回送信について

件名: 資料送信の件(分割送信のご案内)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

〇〇について、資料が多いため、2回に分けてお送りいたします。
今回は、〇〇部分の資料をお送りします。残りの部分については、後ほど改めてお送りいたしますので、ご確認いただけますと幸いです。

もし不明点があれば、ご遠慮無くご連絡ください。
よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 残りの資料をお送りいたします(2回目の送信完了)

件名: 残りの資料をお送りします(2回目の送信完了)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどお送りしました資料の残り分(〇〇部分)をお送りいたします。
全ての資料が揃いましたので、ご確認いただき、ご質問等があればご連絡ください。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


商品の発送が遅れたため、分割で情報提供を行う場合

1回目のメール: 商品発送遅延のため、配送状況を2回に分けてお知らせする件

件名: 商品発送状況について(分割でお知らせいたします)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご注文いただいた商品について、発送が遅れておりますこと、誠に申し訳ございません。
現在、手配中の商品の一部については既に発送手続きが完了しておりますので、まずはその分についてお知らせいたします。
残りの商品については、発送準備が整い次第、改めてご連絡させていただきます。
お手数をおかけいたしますが、少々お待ちいただけますようお願い申し上げます。

引き続き、よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 商品発送の残り部分についてお知らせする件

件名: 商品発送の残り分について(2回目のお知らせ)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先日お知らせした商品発送の残り分について、無事に発送が完了いたしました。
配送業者の情報と追跡番号を以下にご案内させていただきますので、ご確認いただけますと幸いです。
もしお届けに関してご不明点がございましたら、遠慮なくご連絡ください。

これで全ての商品発送が完了いたしました。引き続きよろしくお願いいたします。


 顧客への請求書送付に関して、分割で送信する場合

1回目のメール: 請求書送付のご案内(分割でお送りします)

件名: 請求書の送付について(分割送信のご案内)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご依頼の請求書について、合計金額が大きく分かれているため、2回に分けて送付させていただきます。
今回は、第一部の請求書(〇〇分)をお送りいたします。
残りの第二部については、後日改めてお送りいたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか。

もしご質問等がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせください。
よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 請求書の残り分をお送りする件

件名: 残りの請求書について(2回目の送付)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先日お送りしました請求書の残り分(〇〇分)をお送りいたします。
これで全ての請求書が完了しましたので、ご確認いただければと思います。
もし何かご不明点やご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。

引き続き、よろしくお願いいたします。


進行中のプロジェクトと別件の資料送付

1回目のメール: プロジェクト進行状況についてのご報告

件名: プロジェクト進行状況のご報告(〇〇案件)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

〇〇案件の進行状況について、現時点での進捗をご報告させていただきます。
現在、予定通り作業が進行しており、〇〇部分は完了しました。
次のステップとして、〇〇が進行中で、完了予定日が〇〇日となっております。
引き続き進捗をお知らせいたしますので、何かご質問等がございましたらお知らせください。
よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 別件の資料送付に関するご案内

件名: 〇〇資料の送付について(別件)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどのメールとは別件ですが、〇〇に関する資料をお送りいたします。
資料は添付ファイルとして送信いたしましたので、内容をご確認いただければ幸いです。
ご確認後、何かご不明点がございましたら、お知らせください。
引き続き、よろしくお願いいたします。


定期報告と別の問い合わせへの回答

1回目のメール: 定期報告の進捗状況のご案内

件名: 定期報告の進捗状況について(〇〇月)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

〇〇月の定期報告に関して、進捗状況をお伝えいたします。
現在、〇〇プロジェクトは順調に進行中で、予定よりも早めに進捗しています。
特に〇〇の部分においては、目標を達成しました。
今後の進行については、次のステップに進んでおり、予定通りに完了する見込みです。
何かご質問があれば、どうぞご連絡ください。
よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 別件の問い合わせに対する回答

件名: 〇〇についてのお問い合わせへの回答

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどの定期報告とは別件ですが、〇〇についてのお問い合わせにお答えいたします。
お尋ねいただいた件については、〇〇という形で対応可能です。
詳細については、以下の内容をご確認いただき、さらに質問があればお知らせください。
ご確認よろしくお願いいたします。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 顧客への商品配送とイベント案内

1回目のメール: 商品配送状況のご連絡

件名: 商品配送状況についてのご案内

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご注文いただいた商品について、配送状況をお知らせいたします。
現在、商品の配送手続きは完了しており、〇〇日にはお手元に届く予定です。
万が一、配送に関して問題が発生した場合は、すぐにご連絡いたしますので、少々お待ちいただけますようお願い申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。


2回目のメール: 別件のイベント案内のご案内

件名: 〇〇イベントのご案内(ご参加のお誘い)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどお知らせした商品配送とは別件ですが、弊社が主催する〇〇イベントに関するご案内をさせていただきます。
イベントは〇〇日〇〇場所で開催予定です。ご興味がございましたら、ご参加いただけますと幸いです。
詳細については、添付資料をご確認ください。
ご質問等があれば、お気軽にお知らせください。

引き続きよろしくお願いいたします。


新サービスの案内と定期メンテナンスの通知

1回目のメール: 新サービスのご案内

件名: 新サービス「〇〇」のご案内

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

この度、弊社では新しいサービス「〇〇」を開始いたしました。
このサービスは、〇〇を提供するもので、〇〇の効果があります。
詳細については、以下のリンクまたは添付ファイルをご確認ください。
ご不明点やご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

引き続き、よろしくお願いいたします。


2回目のメール: 定期メンテナンスに関する通知

件名: 定期メンテナンスのお知らせ(〇〇日実施)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどご案内した新サービスとは別件ですが、定期メンテナンスのお知らせをさせていただきます。
〇〇日〇〇時より、定期メンテナンスを実施いたします。その間、サービスが一時的にご利用いただけない場合がございますので、ご注意ください。
メンテナンス後は通常通りサービスをご利用いただけます。

何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。


添付ファイルが大きいため分割送信する場合

1回目のメール: 添付ファイル送信のご案内(容量が大きいため分割)

件名: 添付ファイル送信について(容量のため分割送信)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご依頼いただいた資料について、ファイル容量が大きいため、2回に分けて送信させていただきます。
今回は資料の一部(〇〇ページ分)を添付いたします。残りの部分については、後ほどお送りいたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか。
もしファイルの形式や容量に関してご不便をお感じになられた場合は、ご遠慮なくお知らせください。
引き続きよろしくお願いいたします。


2回目のメール: 残りの資料をお送りいたします(容量の関係)

件名: 残りの資料送付について(容量のため分割送信)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどお送りした資料の残り分をお送りします。
今回は、資料の残り部分(〇〇ページ分)を添付いたしました。
これで全ての資料が揃いましたので、ご確認いただけますと幸いです。
もし何かご不明点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。
引き続きよろしくお願いいたします。


添付ファイルが大きいため2回に分けて送信する別件

1回目のメール: 添付資料送信のご案内(分割送信)

件名: 添付ファイルの送付について(分割送信)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

ご依頼の資料をお送りいたしますが、ファイルサイズが大きいため、2回に分けて送付させていただきます。
今回は資料の一部をお送りいたしますので、残りの部分については次のメールでお送りいたします。
お手数ですが、少々お待ちください。もしファイルのダウンロード等に問題があればご連絡ください。
引き続きよろしくお願いいたします。


2回目のメール: 残りの資料送信について(分割送信)

件名: 残りの資料送付のご案内(分割送信)

お世話になっております。〇〇株式会社の△△(あなたの名前)です。

先ほどのメールでお送りした資料の残り分をお送りいたします。
これで全ての資料が揃いましたので、改めてご確認いただけますと幸いです。
もし何かご不明点や質問がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。
引き続き、よろしくお願いいたします。


まとめ

1回目のメールと2回目のメールをうまく使い分けることで、相手がスムーズに情報を理解しやすくなります。

1回目のメールでは

  • なぜ2回に分けるのかを説明する
  • 全体の流れを伝える
  • 次のメールの予告をする

2回目のメールでは

  • 件名を工夫して、続きのメールだとわかるようにする
  • 1回目の内容を簡単に振り返る
  • すべての情報がそろったことを伝え、不明点があれば連絡できるようにする

このように工夫すれば、相手にとってわかりやすく、読みやすいメールを作ることができます。