「お時間をいただきたい」目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

「お時間をいただきたい」目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

「お時間をいただきたい」は、相手に対して時間を割いてもらうようお願いする際に使われる表現です。ビジネスシーンやフォーマルな場面で頻繁に使用され、以下のような状況で用いられます。

  • 打ち合わせや会議の依頼をする場合
    例:「○○について詳しくご説明したいので、お時間をいただきたいと思います。」
  • 相談を持ちかける場合
    例:「今後の進め方についてご意見を伺いたいので、お時間をいただけますでしょうか。」
  • プレゼンや報告を行う場合
    例:「新しい企画についてご説明させていただきたく、お時間をいただきたく存じます。」
  • 相手のスケジュールを確認しながら調整を依頼する場合
    例:「お忙しいところ恐縮ですが、ご都合のよいお時間をいただけますでしょうか。」
  • 謝罪や重要な話を直接伝えたい場合
    例:「大事なお話がございますので、直接お時間をいただきたく思っております。」

「お時間をいただきたい」使用する際の注意点

相手の都合を考慮する

「お時間をいただきたい」という表現は、あくまでお願いであり、強制的に時間を確保させるものではありません。「ご都合のよいときに」「お忙しいところ恐縮ですが」といったクッション言葉を添えると、より丁寧な印象になります。

具体的な時間を提案する

「お時間をいただきたい」とだけ伝えると、相手がスケジュールを調整しにくくなります。「○○日の○○時頃はいかがでしょうか?」と具体的な日時を提示することで、スムーズな調整が可能になります。

目的を明確に伝える

時間を割いてもらう以上、「なぜその時間が必要なのか」を明確に伝えることが重要です。例えば、「新しいプロジェクトについて説明したい」「ご意見を伺いたい」など、目的を具体的に示すと、相手に納得してもらいやすくなります。

フォーマルな場面ではより丁寧な表現を使う

目上の人や取引先に対しては、「お時間を少し頂戴できれば幸いです」や「お手すきの際にお時間をいただけますと幸いです」といった、より丁寧な言い回しを使用すると、礼儀正しい印象を与えます。

断られる可能性も考慮する

相手のスケジュールによっては、希望する時間を確保できない場合もあります。「ご都合がつかない場合は、改めて調整させていただきます」など、柔軟な対応を示すと、相手に負担をかけずに済みます。

「お時間をいただきたい」他の失礼がない言い回し

  1. 「お時間を少し頂戴できますでしょうか?」
    柔らかい表現で、相手に丁寧な印象を与える。
  2. 「お手すきの際に少しお時間をいただけますでしょうか?」
    相手の都合を尊重しながら、時間をもらいたい意図を伝える表現。
  3. 「お忙しいところ恐縮ですが、少しお時間を頂戴できますでしょうか?」
    クッション言葉を加え、より配慮が感じられる言い回し。
  4. 「ご都合の良いときに、お話しさせていただけますか?」
    相手のスケジュールを尊重しつつ、カジュアルになりすぎない表現。
  5. 「お差し支えなければ、お時間をいただければと存じます。」
    目上の人にも使える、丁寧でフォーマルな表現。

「お時間をいただきたい」書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

相手に丁寧に依頼する場合

「お世話になっております。○○についてお話ししたく、お時間をいただければと思います。」

相談を持ちかける場合

「お忙しいところ恐れ入りますが、ご相談したいことがございますので、お時間をいただけますでしょうか。」

プレゼンや説明の機会をお願いする場合

「○○についてご説明させていただきたく、お時間を頂戴できますでしょうか。」

スケジュール調整をお願いする場合

「お手すきの際に少しお時間をいただければと存じますが、ご都合はいかがでしょうか。」

謝罪や重要な話をする場合

「大事なお話がございますので、一度お時間をいただきたく思っております。」

締めの挨拶

相手の都合を考慮する場合

「ご無理のない範囲で、ご調整いただけますと幸いです。」

フォーマルなビジネスメールでの締め

「ご都合がよろしいお時間をご指定いただけますと助かります。」

柔らかく、相手の負担を軽減する表現

「お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」

スケジュールの変更も考慮した場合

「ご都合が合わない場合は、別の日時をご相談させていただければと存じます。」

カジュアルな場合

「お手すきの際に、少しお話できればうれしいです!」


「お時間をいただきたい」目上の方へのメール例

ご多忙中のご配慮をお願いする文面

いつもご指導いただき、心より感謝申し上げます。
このたび、業務上のご相談がございますため、少々お時間をいただけますと幸いに存じます。ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、私の説明させていただく内容につきまして、直接お目にかかってご意見を賜りたく存じます。なお、面談の日時につきましては、○○様のご都合に合わせて柔軟に調整させていただきたく、何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。
ご無理のない範囲でお時間を頂戴できましたら、幸甚に存じます。
今後とも、変わらぬご高配とご指導をお願い申し上げます。

お忙しい中ご相談のお時間を頂戴するお願い

いつも大変お世話になっております。
このたび、重要な案件に関しまして、○○様のお知恵を拝借したく、直接ご相談のお時間をいただければと存じます。ご多忙中のところ、誠に恐縮ではございますが、短い時間でも構いませんので、個別にお話を伺う機会を設けさせていただければ幸いです。
ご都合のよろしい日時をお知らせいただけましたら、調整の上、こちらから改めてご連絡させていただきます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

ご指導を仰ぐための面談のお願い

いつも温かいご助言を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、今後の業務改善に向け、○○様のお考えを直接お伺いしたく、誠に勝手ながらお時間をいただけますでしょうか。ご都合に合わせた形で構いませんので、一度面談の機会を頂戴できればと存じます。
ご多忙中とは存じますが、何卒ご検討のほどお願い申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

ご相談のための貴重なお時間のお願い

いつもご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
このたび、○○に関する重要なご相談がございますため、誠に恐れ入りますが、○○様のお時間を少々頂戴できればと存じます。直接ご説明申し上げ、今後の方針につきましてご意見を賜りたく存じますので、何卒ご都合のよろしい日時をお知らせいただけますと幸いです。
お忙しい中恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

貴重なお時間を頂戴するためのご依頼

いつも大変お世話になっております。
このたび、業務上のある課題について、○○様のご意見をお聞かせいただきたく、誠に勝手ながらお時間をいただければと存じます。ご多忙のところ誠に恐縮ですが、短時間でも構いませんので、個別にご面談の機会をいただければ幸いです。
ご都合のよろしい日時をご教示いただけますと、こちらで調整させていただきます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。


「お時間をいただきたい」取引先企業へのメール例

業務連携に向けたご説明のお時間のお願い

平素より大変お世話になっております。
このたび、弊社の○○に関する新たな取り組みについて、貴社にもご理解いただきたく、短時間ではございますがご説明のお時間をいただけますようお願い申し上げます。ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、貴社のご都合に合わせた日時で構いませんので、一度ご面談の機会を賜れればと存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

ご協力を賜るための短時間面談のお願い

いつも格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
弊社の○○に関しまして、今後の連携をさらに深めるため、貴社にご説明申し上げたく存じます。つきましては、お忙しい中恐縮ですが、短時間で結構ですので、お時間をいただければ幸いです。
ご都合のよろしい日時をご提示いただけますと幸いです。
引き続き、変わらぬご支援をお願い申し上げます。

業務改善に向けたお打合せのお願い

平素より大変お世話になっております。
このたび、弊社が進めております○○の改善策について、貴社にもご意見を頂戴したく、一度お時間をいただければと存じます。お手数をおかけいたしますが、貴社のご都合に合わせてご調整いただけると幸いです。
何卒、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

ご説明のための短いご面談のお願い

いつもお世話になっております。
弊社の○○に関する新たな取り組みについて、詳細をご説明申し上げたく、恐れ入りますが、短時間で構いませんので、貴社のお時間を少々いただけますと幸いです。
ご都合の良い日時をご連絡いただければ、こちらで調整させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

貴社との連携強化に向けた面談のご依頼

平素より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。
このたび、弊社の○○に関する最新の取り組みについて、貴社にもご理解いただきたく、直接ご説明のお時間をいただければと存じます。ご多忙の中恐縮ではございますが、ご都合の良い日時をお知らせいただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。


「お時間をいただきたい」新規取引先へのメール例

初回のご挨拶とご説明のためのお時間のお願い

平素よりご高配を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、弊社よりご提案させていただいております○○について、詳細なご説明をさせていただきたく存じます。初回のご連絡で恐縮ではございますが、短いお時間をいただければと存じます。ご返信いただかなくても結構でございますので、ご都合の良い日時をお知らせいただければ幸いです。
今後とも、良好な取引関係を築いて参りたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

新規ご提案に関する詳細説明のお願い

いつもお世話になっております。
このたび、弊社の新規ご提案○○につきまして、より詳細な説明を差し上げたく、誠に勝手ながらお時間をいただければと存じます。初対面でございますので、丁寧にご説明させていただきたく存じます。ご都合に合わせた形で結構ですので、何卒ご調整いただけますようお願い申し上げます。
今後の発展的な関係構築のため、どうぞよろしくお願いいたします。

新たなビジネス機会に向けたご説明のお願い

平素よりご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
弊社の○○に関するご提案について、初回のご説明をさせていただきたく存じます。貴社のご多忙を考慮し、短いお時間で構いませんので、お時間を頂戴できれば幸いです。
ご都合の良い日時をお知らせいただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

新規取引のご検討に際してのご説明依頼

いつもお世話になっております。
このたび、弊社がご提案させていただいております○○について、より詳しいご説明の機会をいただきたく、恐れ入りますがお時間をいただければと存じます。初回のご連絡でございますので、丁寧にご説明させていただく所存です。
何卒、前向きにご検討いただけますようお願い申し上げます。

新規ご縁に向けた詳細説明のためのご面談依頼

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
弊社の○○に関するご提案につきまして、初回のご説明の機会をいただきたく存じます。お忙しい中大変恐縮ですが、短時間でも結構でございますので、直接お話をさせていただければ幸いです。
ご都合の良い日時をお知らせいただければ、こちらで調整させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


「お時間をいただきたい」顧客・お客様へのメール例

ご愛顧に感謝しながらのご案内

平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、弊社の○○に関する最新情報をお伝えするにあたり、お客様にご説明のためのお時間を少々頂戴できればと存じます。お手数をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。なお、面談やお電話でのご説明をご希望の場合は、別途ご連絡いただければ幸いです。
今後とも、安心してご利用いただけるサービス提供に努めて参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

お客様に対するご説明のためのご協力依頼

いつも弊社サービスをご利用いただき、心より御礼申し上げます。
このたび、○○に関する重要なお知らせがございますため、詳しいご説明のためにお時間をいただきたく存じます。お忙しいところ誠に恐縮ではございますが、ご都合の良いお時間をお知らせいただければ幸いです。
お客様にご負担をおかけしないよう、可能な限り柔軟に対応させていただきます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

ご説明のためのお時間に関するご案内

平素より大変お世話になっております。
このたび、弊社の○○に関する最新のご案内を差し上げるにあたり、直接ご説明の機会をいただきたく、ご連絡申し上げます。お客様には、内容をご確認いただくだけでも結構ですが、もしご不明点がございましたら、個別にお時間をいただければ幸いです。
今後とも、より一層のサービス向上に努めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

お客様とのコミュニケーション向上のためのお時間のお願い

いつも弊社をご利用いただき、誠にありがとうございます。
弊社では、○○に関する新たなサービス改善のため、直接お客様のお声を伺いたく、少しのお時間を頂戴できればと存じます。お手数ではございますが、ご都合の良い時間帯をご教示いただければ幸いです。
なお、必ずしも面談が必要というわけではなく、ご連絡のみで結構でございます。
今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

ご説明に関するご面談のお願いとお時間の調整

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関する最新情報と今後のサービス向上について、直接ご説明をさせていただきたく、恐れ入りますがお時間をいただけますと幸いです。ご多忙中のところ恐縮ではございますが、調整可能な日時をお知らせいただければ、こちらで調整させていただきます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。


「お時間をいただきたい」社内メールへの連絡例

内部連絡のための時間確保のお願い

各位
いつもお疲れ様です。
今回、○○に関する業務連絡および今後の改善策について、直接説明する機会を設けたく、短時間ではございますがお時間をいただきたく存じます。
お忙しいところ恐縮ですが、皆様のご都合に合わせて調整いたしますので、別途ご希望の時間帯がございましたらお知らせください。
何卒ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

チームミーティングのためのご調整依頼

各位
お世話になっております。
今後の業務改善に関し、○○についての詳細なご説明と意見交換のため、短時間のミーティングのお時間をいただきたく存じます。お手数をおかけいたしますが、皆様のご都合をお知らせいただければ、調整させていただきます。
引き続き、円滑な業務遂行のため、どうぞよろしくお願いいたします。

業務進捗報告のためのお時間のお願い

各位
いつもご協力いただき、誠にありがとうございます。
今回、○○に関する最新の業務進捗および今後の対応策について、各位に直接ご説明申し上げたく、短い時間ではございますが、お時間をいただければと存じます。
ご多忙中恐縮ですが、皆様のご都合に合わせた形で調整いたしますので、何卒ご協力くださいますようお願いいたします。
よろしくお願いいたします。

部内調整のためのミーティング依頼

各位
お疲れ様です。
業務上の○○に関して、今後の対策と改善策を共有するため、短時間のミーティングを実施させていただきたく存じます。お忙しい中恐れ入りますが、各自ご都合の良い時間帯をお知らせいただければ幸いです。
今後とも円滑な連絡体制の確立に向け、皆様のご協力をお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。

チーム内情報共有のための時間調整のお願い

各位
いつも大変お世話になっております。
今回、○○に関する重要な業務連絡を共有するため、皆様にお時間をいただければと存じます。短時間で結構でございますので、ご都合の良い時間帯をお知らせいただけますと幸いです。
何かご質問やご意見がございましたら、随時お知らせください。
引き続き、よろしくお願いいたします。


「お時間をいただきたい」使用時の注意点とまとめ

相手の状況や立場に配慮しながら、必要な情報伝達や意見交換の機会を確保するための重要な要素です。以下の点に留意してください。

目上の方へ連絡する場合、常にご多忙であることへの配慮と、感謝の意を十分に表現することが大切です。例えば、面談やご説明の依頼の際には、「お手数をおかけいたしますが」や「ご都合に合わせて調整させていただきます」といった表現を用いることで、相手に余計な負担をかけないよう努める必要があります。

取引先企業や新規取引先への連絡では、業務上の重要な内容を伝えるとともに、相手企業のスケジュールや業務の進行状況を十分に考慮し、柔軟な対応をお願いすることが求められます。返信の有無にかかわらず、必要なお時間を頂戴する旨を明確に伝え、今後の連携をより強固にするための基盤作りにつなげることが大切です。

顧客・お客様への連絡においては、日頃のご愛顧に対する感謝を前面に出しながら、情報提供やご説明のためにお時間をいただきたい旨を丁寧に伝えることが重要です。お客様に安心してご利用いただけるよう、具体的な内容やご対応の柔軟さを示すことで、信頼関係の維持と向上を図ります。

また社内メールでは、各部署やチーム内での連絡体制の効率化を目指し、必要な情報共有や意見交換のためにお時間をいただく旨を簡潔に伝えることが求められます。内部連絡の場合は、返信不要の案内とともに、後日必要なフィードバックを求める場合には、その旨を別途明記するなど、状況に応じた柔軟な運用が必要です。

いずれの場合も、「お時間をいただきたい」という表現は、単に時間を要求するのではなく、相手に対する感謝と敬意を十分に表現した上で、必要な対応を円滑に進めるための重要なコミュニケーション手段です。相手の立場や業務状況に合わせた適切な言葉遣いや文章構成に留意し、無理のない範囲でのご協力をお願いする姿勢が、ビジネスメール全体の印象を大きく左右します。