「心待ちにしております」敬語を使い目上に失礼なくビジネスメール例文・書き出しと結びの挨拶

「心待ちにしております」敬語を使い目上に失礼なくビジネスメール例文・書き出しと結びの挨拶

「心待ちにしております」は、相手が来ることや何かの出来事を楽しみに待っている気持ちを伝えるときに使う言葉です。温かみがあり、敬意を含んだ表現のため、ビジネスや日常のどちらでも活用できます。

例えば、お客様が来るのを楽しみにしていることを伝える場合や、大切な会合を控えているときに使うことができます。また、手紙やメールで「お会いできることを心待ちにしております」と書くと、丁寧で親しみのある印象になります。

仕事の場面では、取引先や上司に対して、訪問を楽しみにしていることを伝えるときや、イベントなどで相手を迎える準備が整っていることを伝える際に使います。日常では、友人や家族と会う約束をしているときに使うこともできます。

「心待ちにしております」使うときに気をつけること

「心待ちにしております」は丁寧な言葉ですが、使う場面や相手によっては、少し堅苦しく感じられることがあります。特に親しい友人や家族に使うと、やや形式ばった印象になることがあるため、言葉を選んで使うのが良いでしょう。

また、相手に負担を感じさせないようにすることも大切です。例えば、「心待ちにしております」とだけ伝えると、相手が「絶対に行かなければならない」と感じてしまうこともあります。そのため、「ご無理のない範囲で」「お時間がございましたら」といった柔らかい言葉を添えると、より自然な印象になります。

さらに、ビジネスの場面では「心待ちにしております」の代わりに、よりかしこまった表現を使うほうが適切な場合もあります。例えば、「お目にかかれるのを楽しみにしております」「お会いできる日を楽しみにしております」といった言い方をすると、より落ち着いた印象になります。

「心待ちにしております」ほかの失礼がない言いかえ

「心待ちにしております」と同じような意味で、他の言葉に置き換えることもできます。場面や相手に応じて、適切な表現を選ぶと良いでしょう。

  • 「お会いできるのを楽しみにしております」
  • 「お迎えできることを楽しみにしております」
  • 「お目にかかれるのを楽しみにしております」
  • 「ご訪問を楽しみにしております」
  • 「お待ちしております」

どの言葉も相手を歓迎する気持ちが伝わるものなので、状況に応じて使い分けることが大切です。

「心待ちにしております」書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

  • 「日頃より大変お世話になっております。」
  • 「いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。」
  • 「貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。」
  • 「皆様におかれましては、ご健勝のことと存じます。」
  • 「平素よりご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。」

締めの挨拶

  • 「お会いできるのを心待ちにしております。」
  • 「お越しいただけることを楽しみにしております。」
  • 「ご来場を心よりお待ち申し上げております。」
  • 「当日お目にかかれるのを楽しみにしております。」
  • 「何卒よろしくお願い申し上げます。」

「心待ちにしております」例文

取引先との会合を控えているとき
「来週のご訪問を心待ちにしております。」

イベントへの参加をお願いするとき
「多くの皆様にお越しいただけることを心待ちにしております。」

お客様へのメッセージ
「またのご来店を心よりお待ち申し上げております。」

友人との再会を楽しみにしているとき
「久しぶりにお会いできることを心待ちにしています。」

家族や知人を招待するとき
「皆様にお会いできる日を心待ちにしております。」

使ってはいけない場面

「心待ちにしております」は、相手を歓迎する気持ちを伝える言葉ですが、すべての場面で適しているわけではありません。特に、相手に負担をかける場面や、不幸な出来事が関係する場合には、不適切な印象を与えることがあります。

例えば、相手が困難な状況にあるときや、謝罪の際には使わないほうがよいでしょう。「お詫び申し上げます。心待ちにしております。」という表現は、不自然で誠意が感じられない印象を与えてしまいます。また、急かすような場面では、相手にプレッシャーを与えてしまうため、避けるのが望ましいです。

ふさわしい言葉に言い換えた例

  • 謝罪の際に使う場合
    ✖「お会いできることを心待ちにしております。」
    〇「直接お詫び申し上げたく存じます。」
  • 相手に負担をかける可能性がある場合
    ✖「ご来訪を心待ちにしております。」
    〇「ご都合がよろしければ、お越しいただけますと幸いです。」
  • 急ぎの依頼をするとき
    ✖「お越しいただけることを心待ちにしております。」
    〇「お時間の許す限り、ご対応いただけますとありがたく存じます。」
  • 相手が体調を崩しているとき
    ✖「回復された際にはお目にかかれるのを心待ちにしております。」
    〇「どうかご無理なさらず、ご回復を心よりお祈り申し上げます。」
  • 予定が確定していないとき
    ✖「お会いできることを心待ちにしております。」
    〇「日程が決まりましたら、ぜひお知らせください。」

目上の方へ「心待ちにしております」

【温かいご挨拶と今後のご指導への期待】

いつも大変お世話になっております。○○部の□□でございます。先般は貴重なお時間を割いていただき、さまざまなご助言を賜り誠にありがとうございました。私どもの業務改善や新たな取り組みに関しまして、今後もぜひご指導を仰ぎたく存じます。次回の打合せに向けた準備を進めておりますので、貴殿の温かいご意見をいただければと切に願っております。どうぞ今後とも変わらぬご高配を賜りますようお願い申し上げ、私どもの誠心誠意の努力をもって応えてまいる所存です。

【ご多忙の中でのご支援への感謝と今後の連絡への期待】

いつも格別のお引立てを賜り、心より御礼申し上げます。○○部の□□でございます。先般のご指導を拝聴し、日々の業務においても多大なる励みとなっております。現在、今後のプロジェクト進捗につきまして、改めてご意見を伺うべく準備を整えております。ご多忙の折、恐縮ではございますが、近々のご都合のよろしい時にご返答いただければ、私ども一同大変光栄に存じます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

【変わらぬご指導を賜るためのお願いと次回連絡への意欲】

日頃より格別のお力添えをいただき、誠にありがとうございます。○○部の□□でございます。先般いただきました貴重なご指導のおかげで、業務における改善点を具体的に実施することができました。つきましては、次回の案件に向けた打合せの詳細を近日中にお送りさせていただく予定でございます。貴殿からの温かいご返答を心より拝読できることを願いつつ、今後の更なる発展に向けたご助言を引き続きお願い申し上げます。

【今後の発展に向けたお考えを伺うご連絡】

いつも大変お世話になっております。○○部の□□でございます。先般のご指摘により、業務の改善と今後の戦略について再度検討を重ねる機会となりました。新たな提案内容につきまして、近日中に具体的な計画書を作成しご報告させていただく所存です。貴殿の今後のご意見やアドバイスを賜るため、次回のご連絡を心より待望しております。何卒ご確認の上、ご教示いただけますようお願い申し上げます。

【次回のご報告に向けた準備とご助言への期待】

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。○○部の□□でございます。先般いただいたご指導に基づき、業務の改善に努めるとともに、新たな取り組みについて具体策を検討しております。近日中にその詳細をまとめ、ご報告させていただく準備を進めております。貴殿の豊富なご経験に裏打ちされた温かいご意見を頂戴できればと切に願い、今後ともご助言を賜りますようお願い申し上げます。

取引先企業へ「心待ちにしております」

【協力関係の深化を願うご連絡】

いつも大変お世話になっております。○○株式会社□□事業部の□□でございます。先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。弊社と貴社との連携強化を図るため、今後の具体的なお打合せの日時調整に関しまして、早急にご意見を伺いたく存じます。ご返答を心より待望し、互いに発展を遂げるための大切な一歩と考えております。引き続き、何卒ご協力のほどお願い申し上げます。

【双方の信頼を基にした今後の取り組みに向けて】

いつも格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。○○株式会社□□事業部の□□でございます。先般の打合せでは、貴社の先進的なご意見に大変刺激を受けました。今後の具体的な協力案件について、さらなる詳細を詰めるためのミーティングを計画中でございます。貴社からの温かいご返答をいただけることを期待し、双方の信頼関係をより一層深める機会となることを心より願っております。

【今後の連携をより一層強化するために】

日頃より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。○○株式会社□□事業部の□□でございます。先日は貴重なご意見を賜り、改めて両社の連携の重要性を実感いたしました。今後の共同プロジェクトに関して、具体的な進捗状況や調整事項を追ってご連絡申し上げる所存です。貴社のご都合に合わせたお返事を心待ちにしておりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

【将来の発展を見据えた次回打合せのご案内】

平素より大変お世話になっております。○○株式会社□□事業部の□□でございます。先般のご面談において、貴社の先進的なお考えやご提案に深く感銘を受け、今後の連携の可能性に胸を躍らせております。現在、具体的な次回の打合せ日程の調整を進めておりますので、貴社のご都合をお聞かせいただければと存じます。皆様からの温かいご返答を、心よりお待ち申し上げております。

【共同事業の実現に向けた前向きなご連絡】

いつもご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。○○株式会社□□事業部の□□でございます。先般の打合せでは、双方の今後の発展に対する熱意と意欲が伝わり、大変有意義な時間を共有させていただきました。これを踏まえ、具体的な事業展開の計画を早急に策定し、改めてご提案させていただく準備を進めております。貴社からの前向きなご意見を賜ることを、心より期待しております。

新規取引先へ「心待ちにしております」

【初めてのご連絡に込めた未来への期待】

いつも大変お世話になっております。○○株式会社□□部の□□と申します。このたびは初めてご連絡させていただく機会をいただき、誠に光栄に存じます。弊社の業務内容および今後の展開について、貴社との連携の可能性を探るべく、具体的なご提案を準備中でございます。ご多忙中とは存じますが、近日中に詳細をお送りいたしますので、貴社の温かいご返答を心よりお待ち申し上げます。

【新たな協力関係の可能性を見据えて】

平素より業界の発展にご尽力されている貴社に、このたび初めてご連絡差し上げることとなり、誠に恐縮かつ光栄に存じます。○○株式会社□□部の□□でございます。弊社と貴社との間で、双方にとって有益な協力関係を築くための基盤作りを進めております。詳細につきましては追ってご連絡させていただきたく、貴社からの温かいご回答を心より期待しております。

【新規案件への取り組みと連携のご提案】

いつも業界内で高い評価を受けておられる貴社に、○○株式会社□□部の□□がこのたびご連絡させていただく機会を得、大変光栄に存じます。弊社では、新たな市場開拓および事業拡大に向け、貴社との連携を真摯に検討しております。今後の具体的な案件に関するご相談のため、近日中に改めて詳細をご提案させていただく所存です。何卒、温かいご返答を賜りますようお願い申し上げます。

【未来志向の協業に向けたご挨拶】

平素より業界の発展にご尽力されている貴社に、○○株式会社□□部の□□が初めてのご連絡を差し上げる運びとなり、心より感謝申し上げます。弊社では、今後の市場拡大における新たな協業の機会を積極的に模索しており、貴社との連携を一つの大きな柱と位置付けております。近日中に具体的な計画書を送付させていただきたく、貴社の温かいご意見を心よりお待ちしております。

【先駆的な連携を目指す前向きなご案内】

いつも業界内で革新的な取り組みを続けられている貴社に、○○株式会社□□部の□□が初めてご連絡をさせていただく機会を得、大変光栄に感じております。弊社では、これまでの実績を基に、貴社と共に新たな価値創造に挑戦したいと考えております。つきましては、具体的なご提案内容を近日中にご提示させていただく予定でございますので、貴社の温かいご返答を切に願っております。

顧客・お客様へ「心待ちにしております」

【お客様への感謝と次回ご利用への期待】

いつも弊社の商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。□□カスタマーサポート担当の□□でございます。お客様から頂戴する貴重なご意見は、私どものサービス向上に欠かせないものでございます。今後もより一層ご満足いただけるサービスの提供に努めてまいりますので、次回のご来店やご利用につきまして、心からのご返答をお待ち申し上げます。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

【お客様との信頼関係を大切にしたご案内】

いつも格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。□□カスタマーサポートの□□でございます。弊社では、日頃よりお客様一人ひとりのご意見を大切にし、サービスの改善に努めております。これからもお客様により快適な環境をご提供できますよう、次回のご利用に際してのご意見を温かく受け止め、誠実に対応してまいる所存です。何卒、今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。

【お取引に対する感謝と今後の対応への意欲】

平素より弊社をご利用いただき、誠にありがとうございます。□□カスタマーサポート担当の□□でございます。お客様から頂戴するご期待に沿うため、サービス向上のための各種改善策を着実に進めております。次回のご利用時には、より一層充実した内容でお応えできるよう努める所存です。お客様からの温かいご返答を心待ちにしながら、今後とも誠心誠意の対応を続けてまいります。

【大切なお客様への今後のご対応に対する期待】

いつも弊社に多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。□□カスタマーサポートの□□でございます。お客様のご期待に応えるため、日々のサービス向上と商品開発に全力を尽くしており、今後もお客様にご満足いただける新たな提案を準備中でございます。次回のご利用時におかれましては、ぜひともお客様の温かいご意見を賜りたく、心よりご返答をお待ち申し上げております。

【お客様に寄せる感謝と未来への期待】

いつも弊社のサービスをご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。□□カスタマーサポート担当の□□でございます。お客様から頂戴する温かいお言葉や貴重なご指摘を励みに、今後のサービス向上に邁進してまいります。次回のご利用やお問い合わせに際しては、より一層丁寧かつ迅速な対応を心掛ける所存でございます。お客様の温かいご返答をお待ち申し上げ、引き続きご愛顧のほどお願い申し上げます。

社内メールでの「心待ちにしております」

部内連絡における協力意識の高揚を目指して

各位、いつもお疲れ様です。□□部の□□です。今回のプロジェクト進捗につきまして、皆様からの意見を反映させた改善策を検討しております。各担当者におかれましては、今後の具体的な連絡や打合せの日程調整について、積極的にご意見をいただけますと幸いです。皆様の温かいご返答を心待ちにしながら、引き続きチーム一丸となって取り組んでまいりましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

【プロジェクト成功への意欲と今後の協力体制】

お疲れ様です。□□部の□□です。先日の会議において各位から頂いた貴重な意見を基に、プロジェクトの更なる推進を図るべく、具体策の策定に取り組んでおります。今後の進捗状況や課題解決に向けた連絡事項につきましては、随時情報共有させていただく予定です。皆様からの積極的なフィードバックを心より期待しておりますので、何卒ご協力のほどお願い申し上げます。

【チーム内での意見交換と今後の展開に向けた呼びかけ】

皆様、いつもお疲れ様です。□□部の□□です。先般の会議を受け、各担当者との連携をより密にし、今後の課題解決に向けた具体策を検討中です。各位の専門的な知見やご意見を反映させるため、近日中に改めて詳細な打合せを予定しております。皆様からの温かいご連絡をお待ちしておりますので、何卒よろしくお願い致します。

【次回会議への参加を促す連絡と期待の意を込めて】

お疲れ様です。□□部の□□です。先日の報告会において、各位からいただいた建設的な意見をもとに、次回会議のアジェンダを策定いたしました。今後の方針決定に際し、皆様のさらなるご意見を伺いたく、会議前にご確認いただける資料を共有させていただく予定です。各位からの前向きなご返答を心よりお待ち申し上げ、今後の連携強化に努めてまいりましょう。

【内部情報共有に基づく今後の協力への期待】

各位、日頃よりご尽力いただき誠にありがとうございます。□□部の□□です。現在、部署内で進行中のプロジェクトに関して、皆様の多角的なご意見をもとにさらなる改善策を検討しております。これに伴い、近日中に情報共有のためのミーティングを実施する予定です。各位の温かいご意見をお待ちするとともに、今後の協力体制の強化に向けたご参加をお願い申し上げます。

「心待ちにしております」活用時の注意点とまとめ

・相手に合わせた敬意を十分に示すため、使用する言い回しや接続詞を慎重に選ぶことが大切です。
・全体の流れが自然となるよう、文章全体の構成や文脈に注意しながら、期待の意を具体的に伝えることが求められます。
・相手の立場や状況を十分に考慮し、返答を待つ旨の表現に柔軟性を持たせることで、信頼感を損なわず丁寧な印象を与えるよう努めること。
・具体的な次回の打合せ日程や資料の共有など、次のステップへと繋がる情報を含めることで、前向きな印象を強調することが望まれます。
・各メールは読み手に負担をかけず、必要な情報が明確に伝わるよう、余計な誤解を招かない文章構成を心掛けること。