「大変恐縮ですが」目上の方に使える?ビジネスメールでの使い方・書き出しと言い換えとメール例文

「大変恐縮ですが」目上の方に使える?ビジネスメールでの使い方・書き出しと言い換えとメール例文

「大変恐縮ですが」という表現は、相手に対して申し訳ない気持ちや遠慮を表す際に使います。依頼やお願い、何かをお願いする際に、自分の要求が相手にとって負担になる可能性があることを予測し、配慮を示すために用いられます。この表現を使うことで、相手に対して失礼や不快感を与えないようにする意図が込められています。

相手に何かを頼むときや、お願いごとをするときに、自分の要求が相手にとって面倒であるかもしれないことを意識して、恐縮の気持ちを先に述べる場合に使用します。例えば、忙しい相手にお願い事をするとき、または取引先に対して少しだけ負担をかけるような依頼をする際にこの表現が使われます。この表現を使うことで、依頼をする立場でありながら、相手への配慮を示し、無理をお願いする気持ちを少しでも軽減することができます

「大変恐縮ですが」使用する際の注意点

  1. 過度に使い過ぎないこと
    あまり頻繁に「大変恐縮ですが」を使いすぎると、相手に対して過度に遠慮している印象を与える場合があります。自分が頼んでいることが明確であり、相手が負担に感じることはないと確信している場合は、この表現を過度に使う必要はありません。あまりにも多用しすぎると、言葉だけが空々しく感じられることがあります。
  2. 適切なタイミングで使うこと
    「大変恐縮ですが」は、相手にお願いをする際や、相手に手間をかけることになるときに使いますが、無理なお願いをする時や相手に負担をかける場合にのみ使用しましょう。逆に、お願いする内容が軽微であれば、この表現を使うと大げさに感じられることがあります。
  3. 相手の状況を考慮すること
    依頼をする相手の状況や感情にも配慮する必要があります。たとえば、相手が忙しい時やストレスを抱えているときには、この表現が特に効果的ですが、相手が余裕のある時に使うと、かえって不自然に感じられることもあります。状況をよく考慮して使いましょう。

「大変恐縮ですが」他の失礼がない言い回し

  1. 「ご面倒をおかけいたしますが」
  2. 「お手数ですが」
  3. 「ご迷惑をおかけしますが」
  4. 「お手数をおかけしますが」
  5. 「ご負担をおかけして申し訳ございませんが」

これらの表現はすべて、相手に対して自分の依頼が負担にならないように、先に申し訳ない気持ちを伝えるもので、ビジネスや日常的な依頼で使うことができます。それぞれ、少しずつニュアンスが異なり、状況に応じて使い分けることが大切です。

「大変恐縮ですが」を使用する際の書き出しの挨拶と締めの挨拶は?

「大変恐縮ですが」という表現を使う場合、書き出しや締めの挨拶にも配慮が必要です。依頼をする内容によって、挨拶の表現を柔らかくすることがポイントとなります。以下に、書き出しの挨拶と締めの挨拶の例を紹介します。

「大変恐縮ですが」書き出しの挨拶例

  1. 「いつもお世話になっております。」
  2. 「突然のご連絡をお許しください。」
  3. 「お忙しいところ、恐れ入りますが」
  4. 「ご多忙のところ、失礼いたしますが」
  5. 「お手数をおかけいたしますが」

書き出しの挨拶では、まず相手に対して敬意を示し、相手が忙しい場合や負担をかけることを予測した表現を使うことが大切です。

「大変恐縮ですが」締めの挨拶例

  1. 「何卒よろしくお願い申し上げます。」
  2. 「ご検討いただけますと幸いです。」
  3. 「お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
  4. 「ご対応いただければ幸いです。」
  5. 「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」

「大変恐縮ですが」例文

  1. 書き出しの挨拶:「いつもお世話になっております。」 締めの挨拶:「何卒よろしくお願い申し上げます。」
  2. 書き出しの挨拶:「突然のご連絡をお許しください。」 締めの挨拶:「ご検討いただけますと幸いです。」
  3. 書き出しの挨拶:「お忙しいところ、恐れ入りますが」 締めの挨拶:「お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
  4. 書き出しの挨拶:「ご多忙のところ、失礼いたしますが」 締めの挨拶:「ご対応いただければ幸いです。」
  5. 書き出しの挨拶:「お手数をおかけいたしますが」 締めの挨拶:「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」

目上の方へ「大変恐縮ですが」

温かいご指導を賜るためのお願い

件名:ご助言に関するお願い
いつも格別のご高配を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、先日のご面談においてご指摘いただいた点について、さらに詳しいご意見を賜りたく存じます。
ご多忙のところ恐れ入りますが、もし追加でご教示いただける事項がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせいただけますと幸いです。
今後とも、何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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ご高配への感謝と再確認のお願い

件名:先日のご助言に関するご確認のお願い
いつも大変お世話になっております。
大変恐縮ですが、先日の打合せでいただきましたご助言につきまして、一部確認させていただきたく存じます。
お手数をおかけいたしますが、もしご不明な点や追加のご指摘がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
引き続き、変わらぬご高配をお願い申し上げます。

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ご指導を仰ぐための慎重なお願い

件名:ご教示に関する再確認のお願い
いつも格別のご指導を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、先日のご面談においてご示唆いただいた内容について、さらに詳しいご説明をいただけますと幸いです。
お忙しい中誠に恐れ入りますが、何かご不明点やご追加のご意見がございましたら、ぜひご遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
今後ともご助言を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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貴重なご助言への感謝と情報提供のお願い

件名:先日のご指導に関するお願い
いつもご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
大変恐縮ですが、先日の会議にて頂戴いたしましたご助言につきまして、さらなる詳細情報をお伺いできればと存じます。
何かご指摘や補足のご意見がございましたら、どうぞ遠慮なくご連絡くださいますようお願い申し上げます。
今後とも、貴殿のご指導のもと一層努力してまいる所存です。

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ご多忙中のご教示に対する謹んだお願い

件名:ご助言の補足に関するお願い
いつも格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、先日の面談においてご指摘いただいた点に関して、追加のご教示をいただければ幸甚に存じます。
ご多忙のところ恐れ入りますが、もしご不明点やご質問等ございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせくださいませ。
何卒、今後ともご高配を賜りますようお願い申し上げます。

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取引先の企業へ「大変恐縮ですが」

協業促進のためのご連絡のお願い

件名:ご連絡事項に関するお願い
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、先日の打合せにおいてご指摘いただいた点について、貴社のご意見をさらに詳しくお伺いしたく存じます。
ご多忙のところ誠に恐縮ではございますが、何かお気づきの点や追加のご意見がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせください。
今後とも、円滑な協力体制の構築に向けてご支援賜りますようお願い申し上げます。

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貴社からのご意見を基にした協力体制強化のお願い

件名:ご意見交換に関するお願い
いつも大変お世話になっております。
大変恐縮ですが、先日の合同会議にてご指摘いただいた事項に関して、さらなるご意見やご要望をお伺いできればと存じます。
お手数をおかけいたしますが、何かご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
引き続き、貴社との良好なパートナーシップを基に、協業の発展に努めてまいります。

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両社の連携強化のための情報共有のお願い

件名:ご連絡事項に関する御礼とお願い
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、先日のミーティングにおいて貴社よりいただいた「遠慮なくお知らせくださいませ」というお言葉を受け、今後の連携強化に向けた情報交換をより一層推進したく存じます。
何かご意見やご質問がございましたら、ぜひご遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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貴社との協業を円滑に進めるためのお願い

件名:ご連絡事項に関するお願い
いつも大変お世話になっております。
大変恐縮ですが、先日の打合せの際にいただきましたご意見を踏まえ、今後の協業の進展に向けたご提案やご質問等がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。
貴社との連携をより一層深めるため、何卒ご協力いただけますようお願い申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

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貴社の貴重なご意見を活かすためのご連絡のお願い

件名:ご協力に関するお願い
いつも大変お世話になっております。
大変恐縮ですが、先日の会議においていただいたご意見に関して、さらなるご詳細をお知らせいただければ幸甚に存じます。
何か追加のご意見やご要望がございましたら、どうぞご遠慮なくご連絡くださいますようお願い申し上げます。
引き続き、貴社との協業関係の発展に努めてまいりたく存じます。

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新規取引先へ「大変恐縮ですが」

初対面のご縁を大切にするためのお願い

件名:弊社サービスに関するご案内
初めまして。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、弊社のサービス内容に関しまして、ご不明な点やご質問がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
今後、貴社との実りあるお取引を築けるよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

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新たなビジネスパートナーシップの構築に向けたお願い

件名:お問い合わせに関するご連絡
初めまして。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、弊社との今後の協業に関するご質問やご不明点がございましたら、ぜひともご遠慮なくお知らせください。
初対面ながら、貴社との良好な関係構築を心より願っております。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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新規ご縁に基づく積極的な情報提供のお願い

件名:ご意見・ご要望に関するご案内
初めまして。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、弊社との初回打合せに先立ち、何かご不明な点やご要望がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただければと存じます。
今後、貴社との協業をより円滑に進めるために、積極的な情報共有をお願い申し上げます。

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初顔合わせをスムーズに進めるためのお願い

件名:ご連絡事項に関するお願い
初めまして。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、弊社サービスに関しまして、ご不明点やご質問がございましたら、何なりとお知らせくださいますようお願い申し上げます。
初対面のご縁を大切に、今後とも貴社との実りあるお取引を目指してまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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安心してご連絡いただくためのお願い

件名:お問い合わせに関するご案内
初めまして。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、弊社へのお問い合わせやご相談につきまして、どうぞ遠慮なくお知らせいただければ幸いです。
貴社との今後の発展に向け、積極的な情報共有と連携を図ってまいりたく存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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顧客・お客様へ「大変恐縮ですが」

お客様へのご意見をお聞かせいただくために

件名:お問い合わせに関するお願い
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
平素は格別のご高配を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、弊社サービスに関してご不明な点やご意見、ご要望がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
お客様からいただく貴重なご意見は、今後のサービス向上に必ず活かしてまいります。
何卒、今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

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ご利用いただくお客様への安心のお願い

件名:お問い合わせ・ご要望に関するご連絡
いつも大変お世話になっております。
平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
大変恐縮ですが、弊社の商品・サービスに関しまして、何かご不明点やご意見がございましたら、ぜひ遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
皆様のご意見を基に、より一層のサービス向上に努めてまいる所存でございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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お客様の声を大切にするためのお願い

件名:ご意見・ご感想に関するお願い
いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
平素は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、弊社をご利用いただく中で、何かお気づきの点やご不明な点がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
皆様の貴重なご意見は、今後のサービス改善に必ず役立てさせていただきます。
引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。

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安心してご連絡いただける環境作りへのお願い

件名:お問い合わせに関するご案内
いつも大変お世話になっております。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、弊社に関するご質問やご要望がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただければと存じます。
お客様のご意見をもとに、より一層安心してご利用いただける環境の整備に努めてまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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お客様との信頼関係を強化するためのお願い

件名:ご連絡事項に関するお願い
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
平素は格別のご高配を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、何かご不明な点やご意見等がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
今後とも、安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

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社内メール:「大変恐縮ですが」

部内の意見共有と連携強化へのお願い

件名:業務改善に関するご意見のお願い
各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、今後の業務改善およびプロジェクトの円滑な進行のため、何かご不明点やご提案がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
皆様の貴重なご意見をもとに、全体としてより良い連携体制の構築に努めてまいりたいと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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同僚への意見交換の促進と連携のお願い

件名:ご意見・ご要望に関する内部連絡
各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、業務に関するご不明点や改善のご提案等がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
皆様の意見交換を通じ、より一層の連携強化と効率的な業務遂行を目指してまいりたく存じます。
引き続きご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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部署間の情報共有を促すためのお願い

件名:業務連絡:ご意見・ご質問について
各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、各部署間での円滑な情報共有を図るため、何かご不明な点やご意見がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
皆様の協力により、よりスムーズな業務運営を実現していけると確信しております。
何卒よろしくお願い申し上げます。

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チーム全体で意見を集約するためのお願い

件名:内部連絡:ご意見・ご要望のお願い
各位
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、今後の業務改善に向け、何かご提案やご不明点がございましたら、ぜひとも遠慮なくお知らせいただけますようお願い申し上げます。
皆様の貴重なご意見が、組織全体の発展に大いに寄与すると信じております。
引き続きご協力くださいますようお願い申し上げます。

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全社員への意見共有と連携促進のお願い

件名:内部連絡:ご意見のご提供のお願い
各位
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
大変恐縮ですが、業務上の疑問点や改善提案等ございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせくださいますようお願い申し上げます。
皆様の意見が、より良い職場環境と連携体制の構築に不可欠であると考えております。
何卒、引き続きご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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「大変恐縮ですが」使用に際しての注意点とまとめ

【注意点およびまとめ】
「大変恐縮ですが」は、相手に対して自分の依頼や質問、お願いを述べる際に謙虚な姿勢を示すための定型表現として広く用いられております。ただし、以下の点に留意することで、より適切かつ効果的に使用できます。

相手の立場や状況に合わせた表現の調整
目上の方に対しては、単に「大変恐縮ですが」と記載するのではなく、前後に十分な感謝や敬意の表現を加えることで、謙虚さと敬意を同時に伝えるようにしてください。
また、取引先や新規取引先の場合は、依頼内容や情報共有の必要性を明確に示しながら、相手に負担を感じさせないような表現に言い換えることが大切です。

顧客・お客様への配慮
お客様向けのメールでは、依頼や確認事項がある場合でも、相手に安心感を与えるため、柔らかく丁寧な表現で「大変恐縮ですが」を用いるとともに、具体的な対応策や今後の取り組みを明記することで、信頼感を高める効果があります。

社内メールでの活用
内部連絡においては、社員同士で円滑な情報共有を図るために、あまり堅苦しくならず、かつ必要な情報伝達を行うためのフラットな表現が求められます。「大変恐縮ですが」といった表現を用いる際には、内部での協力や連携を促すため、具体的な依頼内容や次のステップを明確にすることが重要です。