「ゆっくりで大丈夫です」失礼なく敬語でメール例文・言いまわした書き方
「ゆっくりで大丈夫です」という表現を使った敬語のメールは、相手に急かすことなく、じっくりと対応していただいて構わないという意を伝える場合に用いられます。たとえば相手に確認や返信、作業の完了を求める際、時間に余裕がある状況で無理をせず、落ち着いて進めてもらいたいときに使います。相手にプレッシャーを与えず、丁寧にお願いすることで、円滑なコミュニケーションや信頼関係の構築を促す目的があります
メールを送る際の注意点
メール本文は、相手に安心感を与えるために、温かみのある言葉遣いと明確な依頼内容を心掛けます。まず、依頼事項の背景や理由を具体的に説明し、なぜ「ゆっくりで大丈夫です」と伝えるのか、その意図を丁寧に記載します。文章は、読み手が理解しやすいように段落ごとに整理し、必要な情報(期限や期待する対応内容など)を漏れなく記載することが重要です。相手の都合を最優先に考え、急かす意図がないことを明示しつつ、感謝や配慮の気持ちを忘れずに伝えるよう努めてください。また、メール全体のトーンは穏やかで、相手に対する敬意と信頼を示すものとし、疑問が生じないよう具体的な情報提供を心掛けます。
失礼がない伝え方
- お手すきの際で結構ですので、ご対応いただければ幸いです。
- ご都合に合わせてゆっくりとご確認いただけますとありがたく存じます。
- 急がせるつもりはございませんので、どうぞご安心いただき、ご対応いただければと存じます。
- お忙しい中恐れ入りますが、時間のあるときで構いませんので、ぜひご対応くださいませ。
- ご無理をなさらず、ご都合のよろしい時にお返事いただければ幸いです。
適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?
書き出し見出し
- いつもお世話になっております。日頃のご高配に深く感謝申し上げます。
- 平素より大変お世話になっております。皆様のご協力に心より感謝いたします。
- 日頃のご愛顧に厚く御礼申し上げます。お忙しい中、ご連絡させていただきます。
- いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。
- 平素より格別のご支援をいただき、深く感謝しております。
締めの挨拶見出し
- 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
- お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
- ご多忙のところ恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
- ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご連絡いただければ幸いです。
- 引き続きご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
例文
- いつもお世話になっております。今回、作業のご対応についてご連絡差し上げますが、急がせる意図はございません。ご都合のよろしいお時間に、じっくりとご確認いただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
- 平素より大変お世話になっております。ご多忙の中、恐縮ではございますが、当件につきましてはお手すきの際にご対応いただければと存じます。どうぞご無理なさらず、ゆっくりとお進めいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
- 日頃のご愛顧に深く感謝申し上げます。今回の件につきまして、急ぎのお願いではなく、皆様のご都合に合わせてご確認いただければと存じます。ご対応いただく際には、何卒ご配慮のほどお願い申し上げます。
- いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。お手すきの際にで結構ですので、当件に関するご対応をいただければ幸いです。どうぞごゆっくりとご検討いただけますようお願い申し上げます。
- 平素より格別のご支援をいただき、心より感謝しております。今回のご依頼につきましては、急がせる意図は一切ございませんので、皆様のご都合に合わせた対応で結構です。何卒よろしくお願い申し上げます。
注意しないと状況・場面は?
納期確認と同様、依頼のメールにおいては、内容が曖昧であったり必要な情報が不足していると、相手が何をすべきか判断できず混乱を招く恐れがあります。特に「ゆっくりで大丈夫です」という表現は、相手に対して急がせる意図がないことを伝える反面、依頼内容が伝わりにくくなる可能性もあるため、依頼事項や確認すべきポイントを具体的に記載する必要があります。また、相手の業務状況や都合に十分配慮した文章でなければ、失礼な印象を与えることになりかねません。そのため、依頼内容は明確に記載し、必要な情報(期限、詳細内容、連絡方法など)をしっかりと盛り込むとともに、相手への感謝と敬意を十分に表現することが重要です。
その際の言い方
- ご対応いただく内容や必要事項を具体的に記載いたしましたので、どうぞご確認の上、無理のない範囲でご対応いただけますと幸いです。
- お手数をおかけいたしますが、詳細な依頼事項につきまして下記に記載しておりますので、皆様のご都合に合わせた対応をお願い申し上げます。
- 今回の依頼内容については、必要な情報を明確に記載いたしました。ご不明点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
- 依頼事項の詳細を十分にご説明させていただいておりますので、皆様のご負担にならないよう、無理のない範囲でご対応いただければと存じます。
- 必要な情報をすべて記載いたしましたので、ご確認の上、ご都合のよろしい時にご対応いただけますようお願い申し上げます。
「ゆっくりで大丈夫です」はビジネスでどう使う?
「ゆっくりで大丈夫です」の失礼がない他の言い回し
- お時間のあるときにご対応いただければ幸いです。
- ご都合の良い時にご対応いただけますでしょうか。
- お手すきの際にご対応いただければと思います。
- ご無理のない範囲でご対応いただけますと幸いです。
- お時間の許す限りでご対応いただければと思います。
- ご都合の良い時にご対応いただけますと助かります。
「ゆっくりで大丈夫です」を取引先などのメールで使用する際の注意点
「ゆっくりで大丈夫です」という表現は、相手に対して急がなくても良いという意図を伝えるための言葉ですが、ビジネスシーンではややカジュアルに感じられることがあります。特に、取引先や上司に対して使用する場合には、より丁寧で柔らかい表現を使うことが重要です。例えば、「お時間のあるときにご対応いただければ幸いです」や「ご都合の良い時にご対応いただけますでしょうか」といった表現を使用することで、相手に対して丁寧な印象を与えることができます。また、具体的な期限や背景を明記することで、相手が対応しやすくなるよう配慮しましょう。
お時間のあるときにご対応いただければ幸いです
先日ご依頼した件ですが、お時間のあるときにご対応いただければ幸いです。 急ぎではございませんので、どうぞご無理のない範囲でお願いいたします。
ご都合の良い時にご対応いただけますでしょうか
この件については、急ぎではございませんので、ご都合の良い時にご対応いただけますでしょうか。
お手すきの際にご対応いただければと思います
お手すきの際にご確認いただけますと助かります。 どうぞよろしくお願いいたします。
ご無理のない範囲でご対応いただけますと幸いです
ご無理のない範囲で、今月中にご確認いただければと存じます。 お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
お時間の許す限りでご対応いただければと思います
この件につきましては急ぎではございませんので、お時間の許す限りでご対応いただければと思います。 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
ご都合の良い時にご対応いただけますと助かります
ご都合の良い時にご対応いただけますと助かります。 何卒よろしくお願い申し上げます。
進捗確認をお願いする場合
件名:【進捗確認のお願い】 〇〇株式会社 〇〇様 いつも大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇でございます。 先日ご依頼させていただきました〇〇の件について、進捗状況をお伺いできればと思いご連絡差し上げました。 お時間のあるときで構いませんので、ご確認の上ご返信いただけますと幸いです。 急ぎの案件ではございませんので、どうぞご無理のない範囲でご対応いただけますようお願いいたします。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――――――――― 署名(会社名・所属・氏名・連絡先など) ――――――――――――――――――――
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資料作成を依頼する場合
件名:【資料作成のお願い】 〇〇株式会社 〇〇様 平素より大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。 〇〇に関する資料の作成をお願いできればと存じます。詳細につきましては、添付ファイルをご確認ください。 ご多忙のところ恐れ入りますが、お手すきの際にご確認いただければ幸いです。 特に急ぎではございませんので、ご都合の良い時にご対応いただけますと助かります。 ご不明点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――――――――― 署名(会社名・所属・氏名・連絡先など) ――――――――――――――――――――
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返信を催促せずにお願いする場合
件名:【ご返信のお願い】 〇〇株式会社 〇〇様 いつもお世話になっております。〇〇株式会社の〇〇です。 先日お送りしたメールの件について、念のためご確認いただければと思いご連絡差し上げました。 お時間の許す範囲で結構ですので、ご返信いただけますと幸いです。 ご多忙の中恐れ入りますが、引き続きよろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――――――――――― 署名(会社名・所属・氏名・連絡先など) ――――――――――――――――――――
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見積もりの確認をお願いする場合
件名:【見積書のご確認】 〇〇株式会社 〇〇様 平素より大変お世話になっております。〇〇株式会社の〇〇でございます。 このたびご依頼いたしました〇〇の見積書について、ご確認いただきたくご連絡申し上げます。 お急ぎで対応いただく必要はございませんので、ご無理のない範囲でご確認いただけますと幸いです。 何かご不明点や追加のご要望がございましたら、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――― 署名(会社名・所属・氏名・連絡先など) ――――――――――――――――――――
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簡単な作業を依頼する場合
件名:【作業のお願い】 〇〇株式会社 〇〇様 いつもご協力いただきありがとうございます。〇〇株式会社の〇〇でございます。 このたび、〇〇の簡単な調査をお願いできればと存じます。詳細は以下に記載しております。 【調査内容】 ・〇〇についての〇〇情報 ・期日:特に指定なし お手すきの際にご対応いただけますと大変助かります。 ご無理のない範囲で進めていただければと思います。 ご質問がございましたら、何なりとご連絡くださいませ。 どうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――― 署名(会社名・所属・氏名・連絡先など) ――――――――――――――――――――