上の子かわいくない症候群ではないか? チェックリスト

上の子かわいくない症候群ではないか? チェックリスト

上の子かわいくない症候群? チェックリスト

下の子を「かわいい」「大変だけど特別」と思う一方、上の子にはイライラしやすい

下の子のお世話は“仕方ない”“守ってあげたい”と感じるが、上の子のわがままには許容度が著しく低い。

上の子が少しミスや失敗をすると、つい「なんでそんなことするの!」と強く責めてしまう

下の子の失敗やトラブルには「あらあら、大丈夫?」と優しいのに、上の子には怒りが爆発しがち。

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから!」と口癖のように言い、我慢を強要することが多い

年齢差や性格を考えず、とにかく「長子はしっかりしなきゃ」という態度をとり続ける。

上の子に対して「やり方が気に入らない」「なにやってもムカつく」と感じる瞬間が増えた

以前は気にならなかったような行動まで癇に障り、声を荒げることが多い。

下の子にはスキンシップや声かけが自然に増え、上の子に構う時間が激減している

生活リズムの関係などもあるが、実際には上の子と二人きりの時間をほとんど作っていない。

上の子が甘えてきても「もう赤ちゃんじゃないんだから」と突き放すことがある

「下の子の世話で忙しいのに、あんたまで甘えてこないで!」という思いが強い。

自分がヘトヘトなのに、上の子がぐずったりトラブルを起こすと、ものすごく苛立つ

疲れや睡眠不足が重なり、上の子への余裕が持てず、「もういっぱいいっぱい」という感覚。

下の子の成長や可愛らしさをSNSなどで発信する一方、上の子のことはあまり話題にしない

気づくと下の子の写真ばかり投稿していて、上の子は写っていなかったりする。

上の子の良い面を見逃しがちで、注意や小言ばかり目立つ

「どうせあの子はうまくできない」「また失敗するに違いない」とネガティブに捉えてしまう。

上の子が下の子にやきもちを焼いて意地悪するのを見ると、さらに腹が立って叱ってしまう

下の子を守らなきゃと強く思いすぎて、上の子の気持ちを受け止める余裕がなくなる。

もし多く当てはまったら……

これらは産後うつや育児ストレスの可能性も

  • 下の子の赤ちゃん期は、母親が特に疲労や睡眠不足を抱えている時期。イライラが増えて当然とも言えます。
  • 自分を責めすぎず、体を休めたり、家族・保育サービスに協力を求めるなど負担を減らす工夫を考えましょう。

上の子だけの時間を意識して作る

  • たとえば30分でもいいので、下の子を他の家族に預けて、上の子と二人きりで遊ぶ・お茶するなど“特別な時間”を確保。
  • 上の子が「自分も大切にされている」と安心すれば、親のイライラも不思議と減ることがあります。

褒めや感謝の言葉を増やす

  • 上の子が小さいながら下の子を手伝ってくれたり、ちょっとした気遣いをしてくれたりしていませんか?
  • その頑張りを見逃さず、「ありがとう」「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね!」と具体的に褒めると、上の子も嬉しく、親も気持ちがやわらぎます。

専門家や周囲に相談

自分の「上の子が可愛く思えない」気持ちに罪悪感があるなら、保健師やカウンセラー、友人、母親学級OBなどに話を聞いてもらうと負担が軽くなる場合も。

長期的には落ち着く場合が多い

  • 下の子が少し成長して手がかからなくなると、母親の負担が軽減し、上の子への意識が変わることもある。
  • ただし、今の時期にしこりが大きくならないよう、できる対処を少しずつ取り入れておくのが望ましいです。

まとめ

「上の子かわいくない症候群」かもしれないチェックリストとして、上記10項目のような事柄が当てはまる場合、「下の子を優先するあまり、上の子に対してイライラや冷たい態度をとってしまいがち」という状況になっている可能性があります

  • 多く当てはまっても、育児ストレスや疲労などが原因というケースが大半で、必ずしも“母親が悪い”というわけではありません
  • 親自身の休息やサポートを得る、上の子と向き合う時間を確保する、無理に完璧を目指さないなどの環境調整が大切です
  • このチェックリストをきっかけに、親子の関係を見直し、上の子が安心できる対応を増やしていくことで、徐々に「上の子もかわいい」と思える余裕を取り戻す可能性があります