如才（じょさい）とは？
単語
如才
読み方
じょさい
意味
「如才」とは、「気が利くこと」や「注意深く物事に対応すること」を意味します。ただし、「如才がない」と否定形で使うことが一般的で、「抜け目がない」「そつがない」というニュアンスで用いられます。「如才がある」という表現は、逆に「気が利かない」「粗相がある」といった否定的な意味になります。
言い換えると
- 如才がない：抜け目がない、そつがない、気が利く
- 如才がある：気が利かない、粗雑、配慮に欠ける
目上の方に使える言葉？
はい、「如才がない」はフォーマルな場面や目上の方に対しても使用できます。たとえば、「如才ない対応に感服いたしました」といった形で、相手の配慮や対応力を称賛することができます。
どういう場面で使う言葉？
人の行動や態度を評価する場面
「彼女は如才がなく、どんな場面でも適切に対応します。」
「その如才ない説明で、すべての参加者が理解できました。」
仕事や業務での評価を述べる場面
「如才のない業務処理が、プロジェクト成功の鍵となりました。」
「彼の如才ない進行管理により、スムーズに作業が進みました。」
接客やサービスに関する場面
「店員の如才ない対応が、非常に印象的でした。」
「如才のない接客態度が、このホテルの魅力の一つです。」
注意力や配慮を指摘する場面
「如才ない注意力が、細部のミスを防ぐ助けになります。」
「如才なく準備を整えることが、成功の秘訣です。」
逆の意味で「如才がある」を使う場面
「如才がある対応は、顧客の信頼を失う原因になります。」
「如才がある態度が、結果的に誤解を招きました。」
注意点
- 「如才がない」として使うのが一般的
「如才」という単語は、通常は「如才がない」という形で使用されます。「如才がある」という表現は稀であり、ネガティブな意味を含むため注意が必要です。 - フォーマルな場面での使用が適切
「如才がない」は主にビジネスやフォーマルな文脈で使われます。日常会話では、「気が利く」「そつがない」といった平易な表現に置き換える方が自然です。 - 相手を評価する際は肯定的なニュアンスを強調
「如才がない」は、相手の配慮や能力を評価するポジティブな言葉として使われることが多いため、称賛の意図を明確に伝えるよう心がけましょう。 - 具体的な事例を添える
「如才がない」という言葉を使う際には、具体的にどのような行動や態度が「如才がない」と感じられたのかを補足することで、より説得力のある表現になります。 - 「如才がある」の使用に注意
否定的なニュアンスが強い「如才がある」は、批判的な場面でのみ慎重に使用すべきです。特に目上の方やフォーマルな場では避けた方が無難です。
