3月の挨拶(ビジネス・学校・幼稚園含む)案内状・時候の挨拶・書き出し例文まとめ

3月の挨拶(ビジネス・学校・幼稚園含む)案内状の書き出し例文まとめ

3月の結びの言葉(挨拶)|ビジネスメール・手紙・案内状に使える例文集

3月「時候の挨拶(季節の挨拶)・書き出し」ビジネスメール例文・案内状(花・季語にも対応)

3月ならではの季節感と行事

3月は暦の上では春に差しかかる時期で寒暖差はあるものの、少しずつ暖かい日も増えてくる頃です。桜のつぼみがほころび始めたり、梅の花が咲き始めたりと、花の便りも届くようになります。また、ひな祭り(3月3日)や卒業式、ホワイトデー(3月14日)など、さまざまなイベントがあるのもこの季節の特徴です

書き出しの挨拶には、「春の訪れ」「寒さと暖かさが入り混じる時期」などを織り交ぜると、相手に季節感を感じてもらいやすくなります。また、日本にとっては「桜」がとても象徴的であり、3月下旬から4月にかけては桜の開花にまつわる表現がよく使われます。ただし送る地域(北海道や東北など寒い地方だと桜の時期が遅い)や時期(3月上旬と下旬で気候が違う)によっては、桜の話題を出すタイミングに注意が必要です

年度末や新年度にかかわるイベントの多さ

日本では多くの企業や学校が3月末を年度末とし4月から新年度が始まります。卒業や異動、引っ越しなどが集中しやすいため、ビジネス面でもプライベート面でも忙しく、心身ともに慌ただしくなりがちな季節です

そのため、3月の書き出しでは、「お忙しい時期に恐れ入ります」「年度末のお疲れもたまる頃かと存じます」など、相手の多忙さや事情を慮る一文を添えることで、より丁寧な印象を与えられます。こうした配慮はビジネス文では特に重視される点です

ビジネス・プライベート問わず慌ただしくなりやすい月

卒業・異動・引っ越し・新生活準備・進学・就職など、3月は人生の転機が重なりやすい季節と言えます。特に異動の多い会社や進学準備のある家庭では、何かとやることが立て込むため、メールや案内状も多くやり取りされます

このような状況をふまえ、相手へ送る文章には、「お忙しい折に」「新生活に向けてご準備のことと存じます」といった労わりや励ましを添えると、相手に安心感や好印象を与えられます。3月だからこその「状況を察した丁寧な気遣い」が書き出しに含まれているかどうかが、非常に重要です


3月の書き出し表現における基本マナー

季節の挨拶を効果的に取り入れる

3月の季節の挨拶

  • 「日ごとに春めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか」
  • 「梅の花がほころび、少しずつ春の足音が近づいてまいりました」
  • 「春寒の候、まだまだ冷え込む日も続きますが…」
  • 「朝晩の寒暖差が激しい時期でございますが…」
  • 「桜の開花が待ち遠しい季節となりました」

そのときの気候(地域やタイミング)に合わせて、「そろそろ桜のたよりが届き始めるころ」なのか、「まだ雪の名残がある」のかなどに応じてアレンジしましょう。3月上旬なら寒さが厳しいことを意識し中旬以降なら桜や梅の話題を織り交ぜると季節感が自然に伝わります

相手を気遣う表現・敬語の基本

3月には卒業・就職・異動など、相手にとって大きな節目がある場合も多いため、まずは「相手の健康や忙しさ」に配慮する一文を入れましょう。またビジネス相手であれば、敬語表現を正しく使うのが基本です

  • 「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」
  • 「春寒もようやく和らぎはじめましたが、皆様にはお変わりございませんでしょうか」
  • 「年度末のお忙しい時期に恐れ入りますが、本日はご連絡を差し上げました」

ビジネスとプライベートの違い

ビジネスでは、「拝啓」「敬具」のような頭語と結語を使い、季節の挨拶のあとに用件をスムーズに伝える流れが好まれます。プライベート文の場合は形式張った書式にこだわりすぎず、書き手の人柄が伝わるような少しくだけた表現を混ぜると読みやすくなります

ただし取引先や目上の人へ送る場合は、どれだけ親しみを感じていても一定のフォーマルさを保つことが大切です

一般的な書き出しから結びまでの流れ

ビジネス文を書く際の一般的な流れは、以下のようになります。

  1. 頭語(拝啓・謹啓など)
  2. 時候の挨拶(季節の挨拶・相手を気遣う挨拶)
  3. 本文(用件や要件を簡潔に)
  4. 結びの挨拶(今後のお願いや相手への気遣いなど)
  5. 結語(敬具・謹白など)

メールの場合は、「拝啓」「敬具」を省略することも多いですが、紙の案内状や手紙の場合はきちんと入れるのが望ましいでしょう。


送る相手別・3月の書き出しの注意点と例

ここからは実践的な内容として「送る相手」によって書き出しの文言をどのように変化させると良いか、注意点とともにご紹介します。


ビジネス(取引先・顧客)向け

〔注意点〕

  • 3月は特に年度末で忙しい時期。相手の多忙さを配慮した書き出しをすると好印象です。
  • 取引先や顧客に送る場合は、「貴社」「貴店」などの敬称を忘れずに。
  • 季節感や時候の挨拶をしつつ、ビジネス上の用件に早めに触れるのがポイントです
  1. 「拝啓 日ごとに春めいてまいりましたが、貴社ますますご繁盛のことと拝察いたしております。年度末のお忙しい折、誠に恐縮ではございますが、○○の件につきましてご連絡申し上げます。」
  2. 「拝啓 三寒四温の候、貴社におかれましては一層ご清栄のことと存じます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。本日は、○○につきましてご案内を差し上げたくご連絡いたしました。」
  3. 「拝啓 春寒もようやく和らぎはじめる季節となりました。貴社におかれましては益々ご隆盛の由、心よりお慶び申し上げます。さて、このたびは○○の進捗につきましてご報告申し上げたく存じます。」
  4. 「拝啓 桜の開花が待ち遠しい頃となりました。貴社ますますご清栄のことと存じます。日頃より弊社のサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。早速ではございますが、○○に関するご相談でご連絡いたしました。」
  5. 「拝啓 陽春の候、貴社におかれましてはますますご盛況のことと拝察いたしております。平素より格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。さて、○○に関するご案内を差し上げたくご連絡いたしました。」
  6. 「拝啓 春分の頃、貴社の皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。いつも弊社に多大なるご協力を頂きありがとうございます。さて、このたびは○○の件につきまして、ご意見を伺いたく存じます。」
  7. 「拝啓 日増しに暖かさを感じる季節となりましたが、貴社ますますご発展のことと存じます。平素より多大なるご支援を賜り、深く感謝申し上げます。この度は、○○プロジェクトにつきご提案があり、ご連絡申し上げました。」
  8. 「拝啓 早春の折、貴社におかれましてはますますご盛栄のことと存じます。日頃より弊社商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。さて、○○についての詳細がまとまりましたので、ご報告させていただきます。」
  9. 「拝啓 桜のつぼみも膨らみはじめる時節となりました。貴社ますますご清祥のことと拝察いたします。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、先日ご相談いただきました○○の件につきまして、進捗状況をご連絡いたします。」
  10. 「拝啓 三月も半ばを過ぎ、ようやく春らしい気候が続くようになりました。貴社におかれましてはますますご健勝のことと存じます。日頃のご厚情に感謝申し上げます。このたびは、○○に関してご案内があり、メールを差し上げました。」
  11. 「拝啓 春陽の候、貴社にはご繁盛のことと存じます。常日頃より弊社へのご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。さて、年度末の大変お忙しい中恐縮ではございますが、○○のご手配につきご確認をお願い申し上げます。」

社内(上司・同僚・部下)向け

〔注意点〕

  • 同じ社内でも、上司や先輩へ送る場合は敬語をしっかり使い、ある程度フォーマルな書き出しにすると良いでしょう。
  • 同僚や部下へ送る場合はもう少し砕けた表現でもかまいませんが、メールや文書として残るものは最低限のビジネスマナーを守りましょう。
  • 3月は人事異動が行われる企業も多く、上司や部下の配置転換などがある可能性があります。そうした背景を踏まえた気遣いや言葉選びも大切です。
  1. 「○○部長(上司宛て)、お疲れさまです。三月も後半となり、ようやく暖かい日が増えてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。年度末でご多忙のところ恐縮ですが、○○プロジェクトの件でご相談したいことがございます。」
  2. 「○○課長、いつもお世話になっております。春とはいえ、まだ朝晩は冷え込む日が続きますね。さて、先日の会議でお話が出ました○○に関して、追加のご連絡を差し上げます。」
  3. 「○○さん(同僚宛て)、お疲れさまです。三寒四温の季節ですが、体調は崩されていませんか?年度末の書類整理について、こちらでまとめたものを共有いたしますので、ご確認をお願いいたします。」
  4. 「○○くん(部下宛て)、毎日お疲れさまです。日に日に暖かくなってきましたね。○○案件の進捗はいかがでしょうか?もしわからないことがあれば、遠慮なく声をかけてください。」
  5. 「○○さん、こんにちは。三月に入り、会社の周りでも卒業式の姿を見かけるようになりましたが、新生活の準備は進んでいますか。さて、明日のミーティングについて再度アジェンダを共有いたします。」
  6. 「○○主任(上司宛て)、いつもご指導ありがとうございます。寒さが和らぎ始めたと思ったら、花粉症の季節が到来ですね。お忙しいところ恐縮ですが、○○の資料作成につきましてアドバイスをいただければ幸いです。」
  7. 「○○先輩、お疲れさまです。まだまだ冷え込む日もありますが、梅の花が咲き始めて春を感じますね。さて、先日のご依頼いただいた○○の件ですが、進捗状況を報告させていただきます。」
  8. 「○○君、日々の業務お疲れさまです。そろそろ新年度の準備で忙しくなりそうですが、体調など崩していませんか?今週末までに○○の確認をお願いできれば助かります。」
  9. 「○○課の皆様、いつもお世話になっております。卒業シーズンを迎え、外を歩くと袴姿の学生さんを多く見かけるようになりましたね。年度末に向けたスケジュール調整について、改めて共有させていただきます。」
  10. 「○○部各位、こんにちは。春らしい陽気の日が増えてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。新年度の体制に向けて、チームの目標設定を行いたく存じますので、下記ご確認ください。」
  11. 「○○さん(先輩宛て)、お疲れさまです。三月も半ばを過ぎ、いよいよ引き継ぎが本格化する時期になりました。つきましては、○○の業務フローに関して再度ご教示いただければ幸いです。」

上司向けには「お忙しいところ恐れ入りますが」「いつもご指導ありがとうございます」といった敬意を示す言葉をしっかり入れると良いでしょう。同僚・部下向けには、もう少しフラットな表現で、「何かあれば気軽にお声がけくださいね」「忙しい時期ですが無理しすぎないように」など、声かけの文言を入れるのもおすすめです。


友人や知人、親戚向け

〔注意点〕

  • プライベートな関係では、ビジネス的な敬語はやや硬すぎる印象を与えてしまうことが多いです。適度にやわらかい表現を用いて、相手との距離感に合った書き出しを考えましょう。
  • ただし、目上の親戚やかなり年上の知人の場合は、それなりの敬意を表す表現を入れると失礼がありません。
  • 3月は卒業・進学・就職など、多くのライフイベントが集中する季節。相手の近況に寄り添う一文を入れると好印象です。
  1. 「こんにちは、○○さん。三月になって少しずつ暖かくなってきたね。そっちは元気にしてる?最近は卒業式シーズンで、街で袴姿を見かけると春だなぁって思います。」
  2. 「○○ちゃん、お久しぶり!寒い日も減ってきて、春らしい陽気が増えてきたね。元気に過ごしてるかな?今日はちょっと近況報告をしたくて連絡してみました。」
  3. 「○○へ。卒業おめでとう!いよいよ新しい生活が始まるんだね。最近はそちらはどう?まだ寒い日もあるけど、体調崩してないといいんだけど。」
  4. 「○○さん、ご無沙汰しています。梅の香りが漂う季節になりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。そろそろ○○さんも新生活のご準備でお忙しいことと思いますが、近況をお聞かせいただけると嬉しいです。」
  5. 「○○さんへ。三月に入り、春の訪れを感じるようになりましたね。こちらは花粉症が始まってしまい、鼻がムズムズしています…。○○さんは大丈夫ですか?」
  6. 「○○ちゃん、元気?もうすぐ桜の開花予想が出る時期だけど、そっちはまだ雪がちらついてるって聞いたよ。季節の変わり目だけど、体調崩さないように気をつけてね。」
  7. 「○○へ。ようやく暖房の設定温度が低くても過ごせるくらいになってきたね。季節が変わると何か新しいことを始めたくなるけど、○○は何か計画してる?」
  8. 「○○さん、ご無沙汰しております。早いもので今年度もあとわずかですね。卒業式や入学式の準備でお忙しい頃かと思いますが、くれぐれもお体に気をつけてお過ごしくださいね。」
  9. 「○○、お疲れさま!三月は引っ越しシーズンだけど、そっちは落ち着いてる?もし荷造りとか手伝いが必要ならいつでも声かけてね。」
  10. 「○○ちゃん、こんにちは!最近は風はまだ冷たいけど、日の光が少しずつ春めいてきた気がするね。そっちはどう?新しい学校(または職場)の準備は順調?」
  11. 「○○さん、お元気ですか?三月も半ばを過ぎ、卒業シーズン真っ只中ですね。○○さんもきっといろいろと変化の多い時期かと存じますが、何かあればいつでも連絡くださいね。」

プライベートな文面では、「こんにちは」「元気?」といったフランクな書き出しでまったく問題ありません。ただし目上の親戚や少し距離のある知人に送る場合は、敬意を込めた文章(「ご無沙汰しております。いよいよ春めいてまいりましたが~」など)に変えるなど、状況に合わせて表現を調整しましょう


学校・幼稚園(先生・保護者・生徒)向け

〔注意点〕

  • 3月は卒業・進級・進学に関わる行事が集中するため、学校関係者へ送る機会も多いです。
  • 先生・保護者・生徒それぞれに合わせた配慮が必要。例えば先生宛には敬意を持った書き出し、保護者宛には子どもの近況への配慮、生徒宛にはわかりやすく丁寧な言葉遣いなど、それぞれに異なる工夫が必要です。

先生宛

  1. 「○○先生、いつも大変お世話になっております。三月とはいえ、まだ冷え込む日もございますが、いかがお過ごしでしょうか。卒業式の準備や新学期のご準備で何かとご多忙の折かと存じます。」
  2. 「○○先生、ご無沙汰しております。春の足音が近づく今日この頃、先生にはますますご健勝のことと拝察いたします。先日は○○の件でご丁寧なご指導を頂き、ありがとうございました。」
  3. 「○○先生、こんにちは。そろそろ桜のつぼみが膨らむ季節となりましたが、お変わりございませんか。卒業を控えた生徒たちも何かと行事が多い頃かと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。」
  4. 「○○先生、朝晩はまだ冷え込みが厳しい日もありますが、日中は少しずつ春めいてきましたね。いつも娘(息子)がお世話になり、ありがとうございます。今日は○○についてご相談したく、ご連絡いたしました。」
  5. 「○○先生、三月になり卒業式シーズンが到来しました。お忙しい中恐縮ですが、先日提出したレポートについて、お伺いしたいことがございます。」
  6. 「○○先生、平素より何かとお力添えをいただき、ありがとうございます。三学期もあとわずかとなり、行事続きでお忙しいかと存じますが、○○の件に関してお時間をいただけますでしょうか。」
  7. 「○○先生、日頃は子どもたちのために尽力いただき、心より感謝申し上げます。ようやく春らしい気候になってまいりましたが、先生もどうぞお体にお気をつけください。」
  8. 「○○先生、いつもあたたかいご指導をありがとうございます。卒業式の準備も本格化しているかと存じますが、何かお手伝いできることがあればお知らせください。」
  9. 「○○先生、三寒四温の季節で天候も変わりやすい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。お忙しいところ恐縮ですが、○○の進路相談につきまして、改めてご指導いただければ幸いです。」
  10. 「○○先生、こんにちは。年度末に向けてご準備が立て込んでいることと拝察いたします。先日の懇談会では大変貴重なお話を伺い、ありがとうございました。追加でお伺いしたい点があり、メールを差し上げました。」
  11. 「○○先生、いつも丁寧にご指導くださりありがとうございます。そろそろ学年末の試験も終了し、卒業式ムードが高まっているかと存じますが、先生ご自身もどうぞお疲れが出ませんように。」

 保護者宛

  1. 「○○保護者様、こんにちは。日に日に春らしさが増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。お子さまも卒業前の行事でお忙しいことと存じますが、健康面などお気をつけくださいませ。」
  2. 「○○保護者様、いつも温かいご協力をいただきありがとうございます。三月は卒業や新学期準備など何かとあわただしい季節ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。」
  3. 「○○保護者様、こんにちは。まだ寒さは残っておりますが、春の訪れを感じるこの頃、お子さまの進学に向けたご準備はいかがでしょうか。何かご相談等ございましたら、お気軽にお知らせください。」
  4. 「○○保護者様、平素より大変お世話になっております。三学期も終盤を迎え、卒業式を間近に控えておりますが、準備はスムーズに進んでいらっしゃいますでしょうか。」
  5. 「○○保護者様、いつもお子さまの教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。春らしい陽気を感じる日が増えてきましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。」
  6. 「○○保護者様、こんにちは。三寒四温の時期ではありますが、お子さまの体調などいかがでしょうか。卒業式へ向けてご家庭でも何かとご準備があるかと思いますが、何かありましたらいつでもご連絡ください。」
  7. 「○○保護者様、春の足音が近づくこの季節、いよいよ卒業を控えお忙しい頃かと存じます。先日の保護者会ではお時間を頂戴し、ありがとうございました。今回のご連絡は○○についてのご案内です。」
  8. 「○○保護者様、日頃より学校行事や学習活動にご協力いただきありがとうございます。年度末に向けてお子さまの進路や学習内容に関して、ご不明な点などございませんでしょうか。」
  9. 「○○保護者様、三月も中旬となり、桜の開花が待ち遠しい季節となりました。お子さまの卒業準備は順調に進んでいらっしゃいますでしょうか。何かご要望やご質問があれば、どうぞお気軽にお知らせください。」
  10. 「○○保護者様、こんにちは。季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、お子さまもお元気に通学されているでしょうか。ご家庭で気になる点などございましたら、いつでもご連絡ください。」
  11. 「○○保護者様、平素より学習面・生活面のご支援をいただきありがとうございます。三月は行事が立て込む時期ですが、もしご不安なことやご相談がありましたら遠慮なくご連絡くださいませ。」

生徒宛

  1. 「○○さん、こんにちは。三年生はもうすぐ卒業ですね。残りわずかな学校生活、悔いのないように過ごしていますか?体調にも気をつけてね。」
  2. 「○○君、元気ですか?三月に入り、少しずつ暖かくなってきましたね。新学年に向けて何か準備は進んでいますか?やってみたいことがあったら、ぜひ相談してくださいね。」
  3. 「○○さん、卒業式が近づいてきました。いろいろな思い出があるかと思いますが、新しいステージでの活躍も楽しみにしています。困ったことがあればいつでも連絡してね。」
  4. 「○○君、日ごとに春らしくなってきましたが、最近はどう?そろそろクラス替えも気になる頃かもしれないけど、今のクラスでやり残したことがあればしっかり取り組んでくださいね。」
  5. 「○○さん、だんだん暖かくなってきて過ごしやすくなりましたね。進級の準備は順調かな?勉強や部活で忙しいかもしれないけど、体調には気をつけて頑張ってください。」
  6. 「○○君、卒業間近でわくわくしているかもしれないね。新しい学校や新しい友達との出会いがたくさん待っていると思います。期待と不安があるかもしれないけど、楽しみながら挑戦してね。」
  7. 「○○さん、学年末のテストも終わって一段落ついたところかな?次の学年に向けて、何かやっておきたいことがあれば、ぜひ早めに始めてみてくださいね。」
  8. 「○○君、三月は行事が多くて忙しかったと思うけど、疲れはたまってないかな?もうすぐ春休みだから、ゆっくりリフレッシュして、また新学期に元気に会いましょう!」
  9. 「○○さん、今年度もあとわずかで終わりますが、やりたいことはできたかな?新しいスタートに向けて、残り少ない時間を有効に使ってね。応援しています。」
  10. 「○○君、春分を過ぎて、本格的に春がやってくるね。新しい学年ではどんなことが待っているか、今から楽しみだと思うよ。何か目標があれば教えてね。」
  11. 「○○さん、卒業式の準備は進んでいますか?これまでの思い出を大切にしつつ、新しい一歩を踏み出せるように応援しています。もし相談事があれば、遠慮なくどうぞ!」

学校関係では、先生宛には敬意を、保護者宛には子どもを労わる気持ちやご家庭への配慮を、生徒宛にはやさしく励ますニュアンスを含めるとよいでしょう


公的機関・役所関係者向け

〔注意点〕

  • 公的機関や役所、各種団体の担当者へ送る場合は、形式を重んじた文章が求められることが多いです。
  • 相手の役職や組織名を明記し、3月の時期特有の忙しさ(例:確定申告関連の繁忙期など)も配慮した書き出しにすると丁寧です。
  • 相手によっては「○○課 御中」のように宛先が部署名だけになる場合もあるため、その点にも注意しましょう。

 

  1. 「拝啓 早春の候、○○市役所○○課の皆様におかれましては、一段とご多忙のことと存じます。日頃より住民サービスにご尽力いただき、心より感謝申し上げます。さて、このたびは○○についてお伺いしたく、ご連絡させていただきました。」
  2. 「拝啓 春寒もようやく和らいできた今日この頃、○○区役所○○係の皆様におかれましては、ますますご健勝のことと拝察いたします。平素は行政サービスのためにご奮闘いただき、誠にありがとうございます。さて、○○手続きに関してご相談があり、連絡いたしました。」
  3. 「拝啓 陽春の候、○○県庁○○部○○課の皆様にはますますご清祥のことと拝察申し上げます。常日頃から地域のためにご尽力くださり、深く感謝しております。このたび、○○件につきましてご確認いただきたく存じます。」
  4. 「拝啓 桜の開花も間近となり、いよいよ春めいてまいりました。○○町役場の皆様におかれましては、公務にお忙しくされていることと拝察いたします。さて、先般の○○手続きについて追加書類の確認が必要となりましたので、ご連絡申し上げます。」
  5. 「拝啓 三寒四温が続く折、○○団体の皆様にはますますご活躍のことと存じます。平素より地域活動にご尽力いただき、誠にありがとうございます。さて、○○に関するご報告を兼ねて、ご連絡いたしました。」
  6. 「拝啓 春陽の候、○○委員会の皆様におかれましては、ますますご盛栄の由、心よりお慶び申し上げます。年度末の大変ご多忙な時期かと存じますが、○○事業の進捗状況につきましてご相談がございます。」
  7. 「拝啓 春の風が心地よい季節となってまいりましたが、○○課の皆様におかれましては公務ご多忙の日々をお過ごしのことと拝察いたします。常に住民の声に耳を傾けてくださる皆様のご尽力に感謝申し上げます。このたびは○○に関する必要書類につきまして確認をお願い申し上げます。」
  8. 「拝啓 日増しに暖かい日が増えてきたこの頃、○○省○○局の皆様には、一層のご健勝のことと拝察いたします。平素より行政運営にご尽力されていることに、深く敬意を表します。さて、○○についてご質問があり、ご連絡申し上げました。」
  9. 「拝啓 花の便りが待ち遠しい季節となりました。○○法人の皆様におかれましては、益々ご清栄の由、何よりと存じます。日頃の地域貢献活動に敬意を表しつつ、今回○○についてのお願いがあり、ご連絡差し上げました。」
  10. 「拝啓 春も近づく三月上旬、○○会議所の皆様におかれましては、ますますご発展のことと存じます。平素より○○業界の発展のためご指導賜り、誠にありがとうございます。この度は○○に関する要望書をお送りしたく存じます。」
  11. 「拝啓 年度末の大変お忙しい時期に恐れ入りますが、○○協会の皆様におかれましては、一段とご隆盛のことと拝察いたします。いつも○○の普及活動にご尽力くださり、心より感謝申し上げます。さて、○○手続きにつきまして、ご相談したいことがございます。」

公的機関や役所への書き出しでは、「日頃の公務に感謝する」姿勢を示すとスムーズです。また期日がある場合は書き出しに続いて早めに要件を述べ、結びでは「何卒よろしくお願い申し上げます」などで締めくくると、丁寧な印象を与えられます


まとめ

3月は卒業や転勤、新年度への準備など、さまざまな行事やイベントが重なる忙しい季節です。だからこそ、メールや案内状の書き出しには、季節感の演出と相手への気遣いがより一層求められます。寒さと暖かさが入り混じる気候を表現しつつ、年度末の多忙や新生活準備で忙しい相手に対し、「ご負担になっていないだろうか」という配慮を文章に盛り込むと好印象につながります。

  • ビジネスでは、拝啓・敬具などの定型表現とともに、時候の挨拶→相手をねぎらう言葉→用件→結びの挨拶、という流れが一般的です。
  • 社内向けのメールは敬語のトーンを少し下げても構いませんが、最低限のビジネスマナーは守りつつ、上司・同僚・部下によって敬語の使い分けを意識すると良いでしょう。
  • 友人や知人、親戚へは、もう少し砕けた表現で親しみやすい文体にしてOK。ただし相手との関係性によっては、ある程度の礼儀を保ったほうが良いケースもあります。
  • **学校関係(先生・保護者・生徒)**では、それぞれ立場が異なるため、先生には敬意を、保護者には子どもの様子への配慮を、生徒にはわかりやすい言葉で励ましや注意を、といった配慮が必要です。
  • 公的機関・役所などへの文章は形式を重んじるので、拝啓・敬具や畏まった表現をしっかり使い、要件を明確に伝えましょう。

書き出しの挨拶は、「この人は私(たち)の状況を理解した上で連絡をくれたんだな」という安心感や信頼感につながります。ほんの一文の工夫で、文章全体の印象が大きく変わることもありますので、ぜひこの記事でご紹介した数多くの例文をヒントに、送る相手や状況に応じてアレンジしてみてください

3月は慌ただしい時期ではありますが、温かな気持ちを添えた書き出しによって、人間関係をさらに深められる機会でもあります。ぜひ相手の立場や状況を思いやる心を大切に、素敵な3月のご挨拶を送ってみてくださいね