「メンブレ」の基本的な意味
「メンブレ」とは、「メンタルブレイク(Mental Break)」を略した言葉です
主に、精神的なダメージやショックを受けて気持ちが落ち込んだり不安定になった状態を指します。気持ちが不安定になる小さな出来事から、大きな挫折まで幅広い状況で使われます
「試験に落ちてメンブレした」や「推しの結婚報道でメンブレ」など、日常のショックな出来事に対して使われることが多いです
正しい日本語との比較
メンブレ → 精神的に参る/心が折れる
「メンブレ」はカジュアルな若者言葉で、やや軽い印象を持つ表現です。一方、正しい日本語で言うと「精神的に参る」「気持ちが不安定になる」などの表現になりますが、これらはややフォーマルで深刻な響きがあります
若者言葉:「テストの点数がひどすぎてメンブレした。」
正しい日本語:「テストの点数が悪すぎて、精神的に参りました。」
若者言葉:「推しの引退でメンブレ…。」
正しい日本語:「推しの引退が決まって、心が折れそうです。」
「メンブレ」の具体的な使われ方
「メンブレ」はSNSやカジュアルな会話で使われることが多いです
試験や学校生活でのショック
Aさん:「追試決まった。メンブレして勉強手につかない。」
Bさん:「それはつらい…。でも追試頑張ればなんとかなるよ!」
正しい日本語
Aさん:「追試が決まりました。精神的に参ってしまい、勉強に集中できません。」
Bさん:「それは大変ですね。でも追試を頑張ればなんとかなるはずです!」
趣味や推し関連での出来事
Cさん:「推しのライブチケット外れてメンブレした。」
Dさん:「それな!次の応募に全力かけるしかないよね。」
正しい日本語
Cさん:「推しのライブチケットが外れて、気持ちが落ち込んでいます。」
Dさん:「本当に残念ですね。次の応募に全力を尽くすしかありませんね。」
人間関係のトラブル
Eさん:「友達とケンカしてメンブレ中。」
Fさん:「早めに仲直りできるといいね!」
正しい日本語
Eさん:「友達とケンカして、精神的に参っています。」
Fさん:「早めに仲直りできると良いですね。」
失敗や挫折
Gさん:「部活の大会でミスってメンブレ…。」
Hさん:「そんな日もあるよ!次、取り返せば大丈夫!」
正しい日本語
Gさん:「部活の大会でミスをして、心が折れてしまいました。」
Hさん:「そういう日もありますよ!次に挽回すれば大丈夫です!」
日常の小さなストレス
Iさん:「仕事のミス連発でメンブレ気味…。」
Jさん:「休憩取ったほうがいいよ!一旦リフレッシュ!」
正しい日本語
Iさん:「仕事でミスが続いており、精神的に参っています。」
Jさん:「少し休憩を取ったほうが良いですよ。一度気分を切り替えましょう。」
「メンブレ」のニュアンスを理解するポイント
- 軽いニュアンスで使われることが多い
深刻な場面よりも、日常的な小さなストレスやショックを表現する際に使われることが一般的です。 - 親しい間柄で使うのが基本
「あたおか」や「よいちょまる」などの若者言葉と同様、カジュアルな表現のため、友達やSNSで使うのが適しています。 - 冗談っぽく使える
「こんなことでメンブレしてる自分がおかしい」といった自己ツッコミの文脈でも使われます。
若者言葉としての「メンブレ」の魅力
「メンブレ」のような言葉は長い表現を短縮しつつも、感情を直接的に伝えることができます。そのためSNSの投稿や友達との軽い会話で非常に使いやすいのが特徴です
一方で正しい日本語と比較するとカジュアルすぎる印象があるため、フォーマルな場面や目上の人には適していません
まとめ
「メンブレ」とは「メンタルブレイク」を略した若者言葉で、精神的に落ち込んだり不安定になった状態を指します。日常の軽いショックや挫折を表現する際に使われ特にSNSや友達同士の会話で親しまれています
一方、正しい日本語では「精神的に参る」「心が折れる」などと表現されますが、ニュアンスがやや堅く感じられるため、カジュアルな場面では「メンブレ」の方が使いやすい場合もあります。