金輪際(こんりんざい)|意味・言い換え・目上の方に使える?英語では?メールの書き方・例文

金輪際(こんりんざい)とは?

「金輪際(こんりんざい)」は、「今後一切」「二度と」「決して」という意味で使われる表現です。この言葉は、何かを強調して「絶対にしない」という決意や、過去の出来事に対して強い否定の意を込めて使われることが多いです。特に、物事を決して繰り返さないことを表現する際に使用されます。

金輪際を使用した場面

  • 金輪際、このようなミスを繰り返さないと誓います。
  • 金輪際、二度とそのような事態を引き起こさないようにします。
  • 金輪際、その問題について議論しないと決めました。
  • 金輪際、この件に関しては触れません。
  • 金輪際、そのようなことが起こらないよう、再発防止に取り組んでいきます。

金輪際はそのまま使用してよいの?

「金輪際」は、強い決意を表す言葉としてビジネスシーンでも使えますが、その強調の仕方に注意が必要です。使用する場面や相手に対して過剰に使うと、威圧的な印象を与える場合があります。特に、口語で使用する際には、状況に応じて使うのが望ましいです。堅苦しくならないように、表現を工夫することも大切です。

  • 適切な例: 金輪際、同じ過ちを繰り返さないように、全力で改善に努めます。
  • 適切な例: 金輪際、そのような事態が発生しないように手を打ちます。
  • 不適切な例: 金輪際、あなたには関わらないと決めた。(強い否定的な印象を与える場合)
  • 不適切な例: 金輪際、そのような問題には関与しないと宣言します。(強い圧力を感じさせる場合)

金輪際の失礼がない言い回し

「金輪際」を使う際は、強すぎる表現にならないように注意が必要です。ビジネスでは、状況に応じた慎重な言葉遣いが求められます。たとえば、「金輪際」という言葉の代わりに「今後は一切」や「二度と」という表現を使うことで、少し柔らかい印象を与えることができます。

  • 金輪際、同じ過ちを繰り返さないようにし、再発防止策を講じます。
  • 金輪際、問題が再発しないように、全社的に取り組んでいきます。
  • 今後は二度とそのような問題が起きないよう、徹底して改善を進めます。
  • 今後一切、そのような事態が発生しないよう、対策を強化していきます。
  • 二度とそのような問題が起こらないよう、私たち全員が責任を持って対応します。
  • 再発防止に向けて金輪際、同様の事態が起きないよう細心の注意を払います。

英語で使用するには?

「金輪際」は、何かを絶対にしない、またはもう二度と行わないことを強調する表現です。英語では “never again”(二度と~しない)、”under no circumstances”(いかなる場合でも~しない)、”for all eternity”(永遠に)などが適切な訳語として使われます。この表現は強い決意や絶対的な否定を伝える際に使用されます。以下に具体的な英文例を挙げます。

  • He promised never again to make that mistake.
    (彼は二度とその間違いを犯さないと約束した)
  • Under no circumstances should you reveal the secret.
    (いかなる場合でもその秘密を明かしてはいけません)
  • She vowed that she would never again speak to him after their argument.
    (彼女は口論の後、二度と彼と話さないと誓った)
  • I will never again make the same mistake.
    (私は二度と同じ間違いを犯さない)
  • Under no circumstances will I tolerate such behavior.
    (いかなる場合でも、そのような行動を許容することはない)
  • He said he would never again return to that town.
    (彼はその町には二度と戻らないと言った)
  • She swore to never again let anyone treat her that way.
    (彼女は二度と誰にもあんな扱いをさせないと誓った)
  • We will ensure that this never happens again.
    (私たちはこれが二度と起こらないようにします)
  • They promised that, under no circumstances, would they let the project fail.
    (彼らは、いかなる場合でもプロジェクトを失敗させないと約束した)
  • He said that he would never again trust her after what happened.
    (彼はあの出来事があった後、二度と彼女を信じないと言った)

敬語ではなく気軽に使うには?

「金輪際」を気軽に使う場合は、強い否定を表現するために「絶対に」「二度と」などの言葉を使用することができます。日常会話では、何かをしない決意や強い意志を伝えたい時に使います。

  • 絶対にもうあんなことしないよ!
    (強い決意を表現)
  • 二度とあの人とは会いたくない。
    (相手と会いたくない意思を伝える)
  • 絶対にもう遅刻しないから!
    (遅刻をしない決意を表す)
  • これで最後にするよ、もう二度としない!
    (今後やらないことを決める)
  • もう絶対にあんなミスはしない!
    (ミスを二度としないと誓う)
  • 二度とその店には行かない!
    (店に行くことを決してしない意思を示す)
  • 絶対にもうそんなことで怒らない!
    (今後怒らないと決意を表す)
  • もう二度とあんな失敗はしないよ。
    (失敗を繰り返さない決意)
  • 二度とそんなことしないから、安心して!
    (今後同じことをしないと約束)
  • 絶対にもうそっちには頼まないよ。
    (頼まない意思を伝える)