『とんでもありません』を正しい敬語で表現するメールの書き方と例文

『とんでもありません』を正しい敬語で表現するメールの書き方と例文

「とんでもありません」という表現は、謙遜や否定を表す際に使用されますが、文法的には「とんでもないことでございます」や「とんでもないことでございますが正しい」とされています。特にビジネスシーンでは、「おっしゃる通りです」や「恐縮です」のように具体的な表現を補足することが好まれます
  • 「とんでもありません」の代わりに「とんでもないことでございます」を使うと文法的に正しい。
  • ビジネスシーンでは「恐れ入りますが」「恐縮です」を適宜使用すると丁寧になる。
  • 謙遜を表す場合、相手の立場や意図をしっかりと尊重する姿勢が大切。
  • 感謝や肯定の意味を込める場合、「恐れ入りますが」を先に添えると印象が柔らかくなる。

「恐縮です」に言い換えた例

件名:お言葉への感謝

〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは過分なお言葉をいただき、誠にありがとうございます。恐縮しておりますが、これからもご期待に添えるよう努力を重ねてまいります。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

「恐れ入ります」に言い換えた例

件名:お心遣いに感謝申し上げます

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは、あたたかいお言葉をいただき、誠にありがとうございます。恐れ入りますが、身に余るお言葉をいただき、大変恐縮しております。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

「身に余る光栄です」に言い換えた例

件名:お言葉への感謝

〇〇様

平素より大変お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびはご評価いただき、誠にありがとうございます。身に余る光栄であり、大変恐縮しておりますが、いただいたお言葉を励みに今後も尽力いたします。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

「お言葉に感謝申し上げます」に言い換えた例

件名:お言葉に対するお礼

〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびはお褒めのお言葉を頂戴し、誠にありがとうございます。お言葉に感謝申し上げますが、身に余るものでございます。さらに努力を重ねてまいりたいと存じます。

引き続きのご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

「お言葉を光栄に存じます」に言い換えた例

件名:ご評価に感謝申し上げます

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは過分なご評価をいただき、誠にありがとうございます。お言葉を光栄に存じますが、それに恥じぬようこれからも努力を続けてまいります。

引き続きご指導賜りますようお願い申し上げます。

上司からの評価に感謝を述べる場合

件名:ご評価へのお礼

〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびはご評価いただき、誠にありがとうございます。お言葉を光栄に存じますが、身に余るご期待に応えられるよう、引き続き努力してまいります。

ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

取引先からの感謝に謙虚に応じる場合

件名:お言葉への感謝

〇〇様

いつも大変お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは温かいお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。私どもにとりましても、貴社とのお取引があってこその結果でございます。恐縮ではございますが、引き続き良好な関係を築いてまいりたく存じます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

顧客からの評価に対して謙遜を示す場合

件名:サービスへのお言葉に感謝申し上げます

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは当社サービスについてお褒めのお言葉をいただき、誠にありがとうございます。お言葉を励みに、さらにお客様にご満足いただけるよう努めてまいります。

ご不明な点やご要望がございましたら、どうぞお気軽にお知らせくださいませ。

プレゼン後に参加者からのコメントに応じる場合

件名:プレゼンテーションへのお言葉

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびのプレゼンテーションについて、温かいお言葉をいただき、心より感謝申し上げます。過分な評価を頂戴し、恐縮しておりますが、これを励みにさらに内容を充実させてまいります。

貴重なご意見を賜り、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

セミナーや講演後に感想を受けた場合

件名:ご感想へのお礼

〇〇様

いつもお世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびのセミナーについて、温かいご感想をいただき、誠にありがとうございます。恐縮ではございますが、さらに充実した内容をご提供できるよう努力を重ねてまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

新人の部下から感謝の言葉を受けた場合

件名:お礼への返信

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは過分なお礼の言葉をいただき、誠にありがとうございます。私としては当然のことをしたまででございますが、そのようにおっしゃっていただけるのは大変嬉しく思います。

引き続き、共に成長していけるようサポートしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

同僚から仕事のフォローに感謝された場合

件名:お言葉へのお礼

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびはお礼のお言葉をいただき、誠にありがとうございます。しかしながら、私にとっては当然の対応をさせていただいただけでございます。引き続き、チーム一丸となって取り組んでまいりましょう。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

クライアントからの好意的な評価に応じる場合

件名:ご評価への感謝

〇〇様

いつも大変お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびは温かいご評価を賜り、心より感謝申し上げます。私どもにとりましても、貴社からのご支援とご協力があってこその結果でございます。引き続き、より良いサービスを提供できるよう尽力いたします。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

イベント終了後に主催者からお礼を受けた場合

件名:お礼への返信

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびはイベントへのご協力について、過分なお礼をいただき、誠にありがとうございます。私自身としては微力ながらお手伝いさせていただいただけでございますが、そのようにおっしゃっていただけることに感謝申し上げます。

今後とも何かお力になれることがございましたら、どうぞお声がけください。

上司からプロジェクト成功の感謝を受けた場合

件名:プロジェクト成功へのお礼について

〇〇様

お世話になっております。〇〇(自分の名前)でございます。

このたびのプロジェクトについて、温かいお言葉をいただき、誠にありがとうございます。恐縮ではございますが、私一人の力ではなく、チーム全体の努力が実を結んだものでございます。

今後もこの成果を継続できるよう、引き続き努力してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。