子どもがインフルエンザになったら親は仕事を休むべき?出勤できる?また休み期間は?

子どもがインフルエンザになったら、親は仕事を休むべき?どうするのがベストか考えよう

子どもがインフルエンザにかかってしまうと、親としては心配になりますよね。高熱が出たり、食欲が落ちたり、ぐったりしてしまったり…。そんな状態の子どもを看病するために、親も仕事を休むべきかどうか、悩むことが多いと思います。

「仕事が休めないけど、子どもをひとりにするのは不安…」 「会社に行くのは問題ないのか、周囲に迷惑をかけないか心配…」 「そもそも何日くらい仕事を休むことになるんだろう?」


子どもがインフルエンザになったら、親は仕事を休むべき?

法律上は親の出勤は問題なし

まず、法律的に「子どもがインフルエンザになったら親も仕事を休まなければならない」という決まりは ありません
子どもは「学校保健安全法」によって 一定期間、保育園や学校を休むことが義務づけられています が、親に関しては 会社の判断に委ねられている のが現状です。

そのため、子どもがインフルエンザにかかっていても、法律上は 親が仕事に行っても問題はない ということになります。


ただし、会社のルールによっては出勤できない場合も

法律上は出勤可能でも、 会社によっては独自のルールを定めていることがあります
例えば、
・家族がインフルエンザになった場合、感染を防ぐために一定期間出勤を控えるルールがある
・リモートワークが推奨される
・上司に報告し、判断を仰ぐ必要がある

こういった規則がある会社もあるので、 事前に就業規則を確認しておくことが大切 です。
また、 会社に相談すれば特別休暇や有給を利用できる場合もある ので、一度上司や人事部に相談してみましょう。


家族内感染のリスクを考える

インフルエンザは とても感染力が強いウイルス です。家の中で子どもを看病していると、 親も感染するリスクが高くなる ため、仕事に行くかどうかは慎重に判断したいところです。

例えば、
・子どもが熱が下がってもまだウイルスを排出している期間だった場合、親も感染している可能性がある
・親が無症状でもウイルスを持ち運んでしまい、職場の同僚に感染を広げてしまうかもしれない
・体調が少しでも悪い場合は、無理せず休んだほうがよい

こうしたリスクを考えると、 仕事を休んだほうが周囲への影響を減らせることもある ため、慎重な判断が必要です。


子どもがインフルエンザになったら、何日くらい仕事を休む?

子どもが休まなければならない期間

厚生労働省では、 インフルエンザにかかった子どもの出席停止期間「発症した日を0日目として5日間が経過し、なおかつ解熱した後2日(幼児は3日)が経過するまで」 と定めています。

例えば、
・1月10日に発症した場合 → 1月15日までは最低限お休みが必要
・1月12日に解熱した場合 → 1月14日(幼児なら1月15日)までは登園・登校できない

このように、 最低でも5~7日間は休まなければならない ことが分かります。


看病する親はどれくらい仕事を休むべき?

子どもが学校を休んでいる間、 親も仕事を休むかどうか は、
・子どもの年齢(小さいほど看病が必要)
・周囲の協力が得られるか(祖父母や他の家族のサポート)
・会社のルールや勤務状況
などによって変わってきます。

例えば、
幼児の場合 → 看病が必要なので、 5〜7日間は仕事を休む可能性が高い
小学生以上 → 熱が下がれば留守番できる場合もあるため、 3〜5日ほど休むケースが多い

ただし、インフルエンザは 高熱や倦怠感が長引くこともある ため、 子どもの回復状態を見ながら、無理のない範囲で仕事復帰を考えたほうがよい でしょう。


「小児看護休暇」や「有給」を活用しよう

会社によっては、 子どもの看病のために取得できる休暇制度 があります。

特に 「小児看護休暇」 は、 小学生以下の子どもを持つ親が、1年間で最大5日(2人以上の子どもがいる場合は最大10日)休むことができる制度 です。
また、有給休暇を利用することもできるので、 会社の制度を上手に活用すると安心して看病できます


仕事を休めない場合の対処法

とはいえ、 どうしても仕事を休めない状況 もありますよね。そんなときは、
祖父母や親戚にサポートをお願いする
病児保育の利用を検討する
配偶者と協力して交代で休む
などの方法を考えてみましょう。

最近では、自治体や民間企業が提供する 病児保育サービス も増えてきています。事前登録が必要な場合が多いので、 いざというときのために情報を調べておくのがおすすめ です。


子どものインフルエンザで仕事を休むときに気をつけたいこと

子どもがインフルエンザになったとき、看病のために仕事を休むことはやむを得ないことですが、その際には いくつか気をつけるべきポイント があります。
「自分が感染しないための対策」や「会社の制度の確認」、さらには「周囲への配慮」など、仕事を休む前に押さえておきたいことを一緒に考えてみましょう。

インフルエンザの症状と感染期間について知っておこう

インフルエンザは、毎年流行する感染症のひとつです。かぜとよく似た症状が出ますが、 より重症化しやすく、感染力も強い のが特徴です。
自分や家族がインフルエンザにかかったとき、 どのような症状が出るのか、どのくらいの期間感染のリスクがあるのか を知っておくことは、とても大切です。

ここでは、 インフルエンザの症状や感染期間、仕事や学校への復帰の目安 について詳しく見ていきましょう。


インフルエンザの主な症状は? かぜとどう違う?

発熱とともに全身の痛みを感じることが多い

インフルエンザに感染すると、 ウイルスが体内で増殖し、突然高熱が出る ことが特徴です。
通常 38℃以上の発熱 が見られ、かぜに比べて 全身の痛みや倦怠感が強くなる のがインフルエンザの典型的な症状です。

インフルエンザの主な症状

38℃以上の発熱(急に上がることが多い)
関節痛や筋肉痛(全身のだるさや痛み)
頭痛(ズキズキするような痛み)
のどの痛み、せき、鼻水
寒気や悪寒(体がガタガタ震えることも)
吐き気や下痢(消化器の症状が出る場合も)

かぜとの違いとして、 インフルエンザは全身症状が強く出る ことが挙げられます。
普通のかぜでは 熱がそこまで上がらず、症状も軽め ですが、 インフルエンザは高熱と強い倦怠感、関節痛を伴うことが多い です。


インフルエンザはどれくらいの期間、感染力があるの?

発症の前日からウイルスを排出する

インフルエンザの厄介なところは、 症状が出る前からすでに感染力がある という点です。
通常、 発症する1日前からウイルスが鼻やのどに存在し、他人にうつす可能性がある といわれています。

ウイルスを排出する期間

発症前日から発症後3~7日間 は、ウイルスを排出する可能性がある
発熱が治まったあとも、しばらくウイルスが体内に残る
特に子どもはウイルスを長く排出しやすい(1週間以上続くことも)

発熱が下がると「治った」と思いがちですが、 まだウイルスを排出している可能性がある ため、
せきやくしゃみが続いている場合は、マスクを着用するなど周囲への配慮が必要 です。


家族がインフルエンザにかかったら、出勤や登校はどうする?

特に決まったルールはないが、慎重に判断を

家族がインフルエンザにかかったとき、 仕事や学校に行ってもいいのか 迷うことがありますよね。
実は、 家族がインフルエンザにかかった場合、本人に症状がなければ出勤や登校を控える必要はない とされています。

出勤・登校の目安

本人に発熱や強い倦怠感がなければ、出勤・登校は可能
家族がインフルエンザになっても、本人が元気なら通常通りの生活で問題ない
ただし、潜伏期間があるため体調に注意しながら過ごすことが大切

インフルエンザの 潜伏期間は1~3日程度 といわれています。
家族が発症してから 数日間は感染の可能性があるため、発熱などの初期症状が出ていないか注意 しましょう。

また、 会社や学校によっては「同居家族がインフルエンザの場合は出勤・登校禁止」といった規則を設けている場合もある ので、
あらかじめ確認しておくと安心 です。


自分がインフルエンザにかかった場合、いつから仕事に復帰できる?

解熱してすぐの出勤はNG! しっかり回復してからが基本

インフルエンザにかかった場合、 完全に回復してから出勤・登校することが推奨されています。
理由として、 解熱後もしばらくの間ウイルスを排出している可能性がある ため、 周囲への感染を防ぐためにも慎重な対応が必要 です。

職場復帰・登校の目安

発症から5日経過し、解熱後2日(幼児は3日)以上経っていること
職場や学校のルールに従う(就業規則・校則を確認する)
体調が完全に戻ってから復帰するのが理想

会社や学校の規則も確認しよう

インフルエンザに関する出勤・登校のルールは 職場や学校ごとに異なる ため、以下のようなケースもあります。

「治るまで出勤停止」と決められている会社もある
「解熱後〇日間はマスク着用の上、出勤可」といった規則がある職場も
学校の場合は「発症から5日経過、かつ解熱後2日以上経過」が基本ルール

家族がインフルエンザにかかった場合でも、「同居する家族が感染した場合は出勤・登校を控える」というルールがある企業や学校もあります。
職場や学校の決まりに従いながら、無理せず復帰のタイミングを考えることが大切 ですね。


自分が感染しないように対策をしっかりしよう

看病中に親がインフルエンザにかからないために

子どもがインフルエンザになると、 一番近くで看病する親が感染してしまうリスク も高くなります。
親まで倒れてしまうと、看病どころか家の中が大変なことになってしまいますよね。

看病中は 以下のような感染対策を徹底 して、 親自身がインフルエンザにかからないようにする ことが大切です。

感染対策のポイント

マスクの着用を徹底する(子どもにも可能ならマスクをつけてもらう)
手洗い・うがいをこまめにする(アルコール消毒も活用)
部屋の換気をしっかりする(こまめに窓を開ける)
加湿をして空気の乾燥を防ぐ(湿度50~60%を目安に)
タオルや食器を共有しない(食事の際は別々の食器を使う)
看病後は自分の体調にも注意する(疲れがたまらないように)

特に 看病していると親は疲れやすくなる ため、 しっかり睡眠を取ることも大切 です。
親の体力が落ちると、感染のリスクも高まるので 無理せず適度に休むことを意識しましょう。


会社の制度を事前に確認しておこう

「子どもの看病で休むとき」使える制度はある?

仕事を休まなければいけなくなったとき、 会社の制度を把握しておくと安心 です。
会社によって対応が異なるため、 どのような制度が利用できるか事前に確認しておきましょう。

確認しておきたいポイント

子の看護休暇は使えるか(法律で認められた休暇のため、小学生以下の子どもがいる場合に取得可能)
リモートワークが可能か(在宅勤務で仕事ができるか会社に相談する)
有給休暇を使えるか(年次有給休暇の残り日数を確認する)
特別休暇があるか(会社独自の育児支援制度があるかチェックする)
休んだ場合の給与の扱い(有給・無給かどうかを確認する)

「子の看護休暇」は 法律で決められた制度 で、企業は 小学生以下の子どもを持つ親に年間5日(子どもが2人以上なら10日)の休みを与える義務 があります。
ただし、 有給か無給かは会社による ため、 就業規則をしっかり確認しておくことが大切 です。

また、 リモートワークが可能なら活用するのも一つの方法 です。
完全に仕事を休むのが難しい場合は、 一時的に在宅勤務に切り替えられないか相談してみるとよいでしょう。


仕事を休むとき、周囲への配慮も忘れずに

職場の人に感謝の気持ちを伝えることが大切

子どものインフルエンザで仕事を休むのは 仕方のないこと ですが、その間 職場の人たちがカバーしてくれる場合もあります。
そんなときは、 お詫びと感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切 です。

休む前にやっておきたいこと

上司や同僚にできるだけ早く報告する(休むことが決まったら、なるべく早く伝える)
業務の引き継ぎをスムーズに行う(急ぎの仕事がある場合は、誰に任せるか考えておく)
復帰後、フォローしてくれた人に感謝を伝える(口頭やメッセージで「ありがとう」を伝える)

職場の人も 「子どもがインフルエンザなら仕方ないね」と理解してくれることがほとんど ですが、
やはり 急に休むことで仕事の流れに影響が出ることもある ため、できる範囲で配慮するのが理想です。

また、復帰したときに 「お休みをいただきありがとうございました」「ご迷惑をおかけしました」 とひとこと伝えるだけでも、印象が大きく変わります。
お互いに支え合える職場環境をつくるためにも、 周囲への配慮を忘れないようにしましょう。


まとめ|子どものインフルエンザで仕事を休むときに大切なこと

子どもがインフルエンザにかかってしまったとき、親としてできることは 「自分が感染しない対策」「会社の制度を確認」「職場の人への配慮」 の3つです。

仕事を休むときに意識したいポイント

親自身がインフルエンザにかからないよう感染対策を徹底する
会社の休暇制度やリモートワークの可否を事前に確認しておく
職場の人への配慮を忘れず、感謝の気持ちを伝える

子どもがインフルエンザにかかると、親も大変ですが しっかりと対策を取れば、仕事への影響を最小限に抑えることができます。
できるだけスムーズに乗り切るためにも、 事前に準備をしておくことが大切 ですね。