ご承知おきくださいますよう!丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶
「ご承知おきくださいますよう」は、相手に何かを理解してもらいたい、認識しておいてほしい、あるいは注意しておいてほしいときに使う表現です。
- 重要な情報や確認事項を伝えるとき
例えば、会議の日程や手続きに関する変更、期日の調整、重要な連絡事項などについて相手に事前に認識してもらいたいときに使います。 - 相手に注意を促す必要があるとき
何かの注意点や期限がある場合に、それを伝えるために使用します。「ご承知おきください」と使うことで、相手に十分な配慮を示しつつ、注意を促します。 - 確認や調整をお願いしたいとき
例えば、提出期限や他の人との調整が必要なときに、相手に「この点を承知しておいてほしい」とお願いする際に使用します。 - 変更点や新しいルール、方針を伝えるとき
組織内で新しいポリシーや変更があった場合に、それを周知するために「ご承知おきくださいますよう」と使って、相手にそれを認識してもらうことを目的とします。 - 正式な通知をする際
ビジネス文書や公式な場で、事前に相手に情報を伝える場合にも使われます。これにより、相手に対して礼儀正しく、かつ必要な情報を通知することができます。
「ご承知おきくださいますよう」使用する際の注意点
相手に不快感を与えないようにする
「ご承知おきくださいますよう」は命令口調に聞こえることがありますが、あくまで相手に配慮を示す表現です。強い口調にならないよう、使う場面に気をつけましょう。
過度に使用しない
「ご承知おきくださいますよう」という表現は便利ですが、あまりに頻繁に使うと硬い印象を与えたり、文章が堅苦しくなりすぎることがあります。重要な内容や相手が確認するべき点にのみ使用するようにしましょう。
内容が明確であることを確認する
「ご承知おきください」と伝える際には、相手がその内容を誤解しないように、十分に明確で簡潔な情報を伝えることが大切です。どんな情報を承知しておいてもらいたいのかを明示することが重要です。
受け入れてもらうことを前提とする
相手が「ご承知おきください」と言われて必ずしも従うわけではないので、伝える内容に自信がある場合にのみ使用します。また、相手に同意や確認を求める場合は、後に「ご確認のほどお願い申し上げます」などの表現を加えるとより効果的です。
過剰に堅くならないように配慮する
「ご承知おきくださいますよう」はフォーマルな表現ですが、あまりに堅苦しくなりすぎないように心がけ、相手が理解しやすいような文章で伝えることが大切です。
「ご承知おきくださいますよう」他の失礼がない言い回し
- 「ご確認くださいますよう」
「ご承知おきください」と同じように使いますが、「確認」に重点を置いた表現です。特に、重要な情報をしっかり確認してほしいときに使います。 - 「お手数ですがご確認の程よろしくお願い申し上げます」
「ご承知おきください」と似たような使い方ですが、相手に確認や承知をお願いする気持ちを込めています。柔らかい印象を与えます。 - 「ご一読くださいますようお願い申し上げます」
相手に文書や資料を読んでもらいたいときに使います。特に、重要な書類を手に取って確認してもらいたい場合に有効です。 - 「ご注意いただけますようお願い申し上げます」
何かの注意点や重要事項に関して相手に気をつけてもらいたいときに使います。相手に対して丁寧に注意を促す表現です。 - 「ご承知おきいただけますと幸いです」
こちらの情報を確認し、承知してもらいたいときに使います。少し柔らかい表現で、相手にお願いする形になります。
「ご承知おきくださいますよう」書き出しの挨拶と締めの挨拶
書き出しの挨拶
- 「お世話になっております。」
「今後の進行について、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。」 - 「いつもお世話になっております。」
「先日の会議での決定事項について、改めてご承知おきくださいますようお願い申し上げます。」 - 「ご無沙汰しております。」
「この度はご連絡させていただきます件について、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。」 - 「お疲れ様です。」
「ご確認いただきたい事項がございますので、何卒ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。」 - 「突然のご連絡失礼いたします。」
「次回の会議日程について、事前にご承知おきくださいますようお願いいたします。」
締めの挨拶
- 「今後ともよろしくお願い申し上げます。」
「何卒ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。」 - 「引き続きよろしくお願い申し上げます。」
「お手数をおかけしますが、何卒ご確認の程、よろしくお願い申し上げます。」 - 「ご確認いただけますと幸いです。」
「ご承知おきいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。」 - 「どうぞご自愛ください。」
「何卒ご承知おきいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。」 - 「お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。」
「ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。」
「ご承知おきくださいますよう」目上の方へ使用する場合
ご指導内容のご確認をお願い申し上げます
いつも大変お世話になっております。
先日は、○○に関するご指導を賜り、誠にありがとうございました。
つきましては、下記の件につきまして、内容をご承知おきくださいますようお願い申し上げます。なお、今後の改善策につきましても、追ってご報告させていただきます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご教示いただいた内容についてご承知おきくださいますよう
いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。
先般の会議におきまして、○○に関する貴重なご指導をいただきましたが、その内容を社内で共有するため、改めてご案内申し上げます。
ご承知おきくださいますようお願い申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
お伝えした事項についてご承知おきくださいますよう
いつも大変お世話になっております。
先日は○○の件に関しまして、重要な事項をお伝えさせていただきましたが、再度確認のため、下記の通りご案内申し上げます。
何卒、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご依頼事項につきましてご確認いただけますようお願い申し上げます
いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。
先日は、○○に関するご依頼につきまして、詳細をご説明申し上げましたが、念のため、改めて下記の内容をご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
今後も、ご指摘いただいた点をもとに改善に努めて参ります。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご案内事項についてご承知いただけますようお願い申し上げます
いつも大変お世話になっております。
先日ご説明申し上げた○○の件につきまして、改めて内容を整理いたしましたので、下記をご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
今後の対応につきましては、随時ご報告させていただく所存です。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「ご承知おきくださいますよう」取引先の企業へ使用する場合
ご依頼内容についてご承知おきくださいますようお願い申し上げます
平素より大変お世話になっております。
先日は、○○に関するご依頼につきまして、詳細をご説明申し上げました。
つきましては、下記の内容をご承知おきくださいますよう、お願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご案内事項につきましてご確認のほどお願い申し上げます
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するご説明をさせていただきましたが、念のため下記の事項をご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
今後の対応につきましても、逐次ご連絡申し上げる所存です。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明内容をお読みいただき、ご承知いただけますようお願い申し上げます
平素より大変お世話になっております。
先日は、○○に関するご依頼に対し、詳細なご説明を差し上げました。
誠に恐縮ではございますが、下記の内容をお読みいただき、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご依頼事項につきまして、下記の通りご承知いただけますようお願い申し上げます
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
このたび、○○の件につきまして、詳細な内容を下記にご案内申し上げます。
何卒ご承知おきくださいますようお願い申し上げるとともに、今後の進捗につきましても随時ご報告いたします。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご説明内容に関し、下記をご承知おきくださいますようお願い申し上げます
平素より大変お世話になっております。
先日は、○○に関するご依頼に対し、詳細をご説明させていただきました。
つきましては、下記の内容についてご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「ご承知おきくださいますよう」新規取引先へ使用する場合
初回ご提案に関する重要事項をお知らせいたします
初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案の機会をいただき誠にありがとうございました。
ご提案内容に関し、下記の事項につきましてご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回ご提案の詳細につきましてご確認いただけますようお願い申し上げます
初めまして。
弊社の□□と申します。
先日は、初回ご提案に際し、直接お話を伺う機会を賜り、誠にありがとうございました。
ご提案内容の詳細につきましては、下記に記載しておりますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回ご提案に関するご連絡内容をお知らせいたします
初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案の件につきまして、直接ご説明をいただき誠にありがとうございました。
ご依頼いただいた内容に基づき、下記の通り対応状況をお知らせいたしますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回ご提案に対するご回答内容をお知らせいたします
初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案に際し、直接ご説明いただき、誠にありがとうございました。
ご提示いただいた内容につきましては、下記の通り対応を進めておりますので、ぜひご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
初回ご提案に関連する事項をお知らせいたします
初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、初回ご提案に関して直接お話しする機会をいただき、誠にありがとうございました。
ご説明いただいた内容をもとに、下記の通り対応状況を整理いたしましたので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「ご承知おきくださいますよう」顧客・お客様へ使用する場合
お問い合わせ内容に関し、重要事項をお知らせいたします
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日は、○○に関するお問い合わせをいただき、詳細なご説明を差し上げました。
つきましては、下記の通り対応状況をまとめましたので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
お問い合わせの件につき、現状をご報告いたします
いつも大変お世話になっております。
このたびは、○○に関するお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。
現状につきましては、下記の通りご報告申し上げますので、何卒ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
ご依頼事項に関する進捗状況をお知らせいたします
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日は、○○に関するご依頼につきまして、詳細なご説明をさせていただきました。
その進捗状況を下記にてご報告いたしますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
お問い合わせの件につきまして、現状をご確認いただけますよう
いつも大変お世話になっております。
先日は、○○に関するお問い合わせにご回答させていただきましたが、改めまして現状の進捗状況を下記にてご報告いたします。
ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
お問い合わせいただいた件の対応状況をお知らせいたします
いつも弊社サービスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、○○に関するお問い合わせに対し、迅速に対応させていただきました。
つきましては、下記の通り現状をご報告いたしますので、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆様の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「ご承知おきくださいますよう」社内メールで使用する場合
内部連絡:担当案件の進捗状況をお知らせいたします
各位
いつもお疲れ様です。
先日の会議にて共有された○○案件につきまして、現状の進捗状況を下記にてご報告いたします。内容については、各自ご確認のうえご対応くださいますようお願い申し上げます。
ご承知おきくださいますよう、よろしくお願いいたします。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部署全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
社内連絡:ご依頼事項についての現状報告
各位
お疲れ様です。
このたび、○○に関するご依頼事項につきまして、下記の通り現状の進捗状況をまとめましたので、ご確認の上、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
内部連絡:先日の会議内容についてご確認ください
各位
いつも大変お世話になっております。
先日の会議でお伝えした○○に関する事項について、詳細を下記にまとめましたので、ご承知おきくださいますようお願いいたします。
今後の対応については、随時ご連絡いたします。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部署全体の発展を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
社内連絡:ご報告事項の再確認をお願いいたします
各位
お疲れ様です。
このたび、○○に関するご報告事項につきまして、再度内容を整理いたしました。詳細は下記の通りですので、ご確認の上、ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.
内部連絡:ご確認いただく事項をお知らせいたします
各位
いつもお疲れ様です。
先日の打合せでの議題に関し、下記の事項を改めてご報告いたします。詳細につきましては、各自ご確認の上、必要な対応をお願いいたします。
ご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、皆さんの益々のご活躍と、部署全体のさらなる発展をお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします
「ご承知おきくださいますよう」を使用する際の注意点、まとめ
「ご承知おきくださいますよう」という表現は、相手に対して情報の確認や事実の把握をお願いする際の定型句として、ビジネスメールで広く用いられております。しかし、単なる定型句に留まらず、相手に不快感を与えないよう、以下の点に十分ご留意いただくことが重要です。
【具体的な背景の記載】
– メール本文で、何をどのようにお知らせするのか、また依頼事項の背景や目的を具体的に記載することで、単なる「ご承知おきくださいますよう」ではなく、相手にとって必要な情報となるよう努めてください。
【相手ごとの敬語の使い分け】
– 目上の方へは、より丁寧かつ堅実な表現(例:「ご承知おきいただけますようお願い申し上げます」など)に言い換え、取引先や顧客・お客様に対しても、具体的な状況説明を交えた上で、敬意を込めた表現を使用してください。
– 社内の場合は、多少カジュアルな表現でも構いませんが、全体の文面の統一感を重視してください。
【前向きなフォローアップの記載】
– ご承知いただいた内容に基づき、今後の対応や追加のご連絡についても簡潔に記載することで、前向きな姿勢を示すとともに、相手に安心感を与えることができます。
【文面全体の一貫性】
– 冒頭のご挨拶、本文の依頼内容、締めのご挨拶に至るまで、全体として丁寧な敬語表現を維持し、一貫した印象を与えることが重要です。特に、締めの部分は相手への敬意と感謝を強調する要素となりますので、十分に検討してください。