「もう少し時間をください」目上にも使えるビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶
何かの締切や対応期限が迫っている際に、追加の時間をもらいたいときに使われます。主に、仕事や学業において、提出物の期限延長や、考える時間が必要なときに活用される表現です
例えば上司や取引先に対して、資料の提出期限を延期したいときや、議論の途中で結論を出すにはもう少し考える時間が必要なとき、あるいは作業の進行が遅れていて調整が必要なときなどに適しています。
また相手の都合も考慮しながら依頼をすることで、よりスムーズなやり取りが可能になります。単に「時間がほしい」と伝えるのではなく、「どれくらい必要なのか」「なぜ必要なのか」を明確にすることで、相手も納得しやすくなります。
「もう少し時間をください」使うときに気をつけること
この言葉を使う際には、相手の状況やスケジュールを考慮することが大切です。特に、業務やプロジェクトの進行に影響がある場合は、理由を明確に伝えたうえでお願いをする必要があります
また、ただ「時間をください」と伝えるだけでは、相手に負担をかける可能性があります。そのため、「○○の確認に少し時間を要するため」「より精度の高いものを提出するため」など、必要な理由を簡潔に添えると、誠意が伝わりやすくなります。
さらに依頼する際には、「お手数をおかけしますが」「もし可能でしたら」といったクッション言葉を加えることで、より丁寧な印象を与えることができます。
「もう少し時間をください」ほかの失礼がない言いかえ
- 「もう少しお時間をいただけますでしょうか。」
- 「恐れ入りますが、追加でお時間を頂戴できますと助かります。」
- 「少しお時間をいただくことは可能でしょうか。」
- 「もう少し時間をいただければ、より良い形でご提出できます。」
- 「お手数ですが、少々お時間を頂戴してもよろしいでしょうか。」
書き出しと締めの挨拶
書き出しの挨拶
- 「お世話になっております。」
- 「いつもご対応いただき、ありがとうございます。」
- 「お忙しいところ恐れ入ります。」
- 「突然のお願いで恐縮ですが、ご相談がございます。」
- 「ご確認いただきたく、ご連絡させていただきました。」
締めの挨拶
- 「お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」
- 「ご無理のない範囲でご検討いただけますと幸いです。」
- 「ご調整いただけますよう、お願い申し上げます。」
- 「引き続き、何卒よろしくお願いいたします。」
- 「ご対応いただけますと大変助かります。」
「もう少し時間をください」例文
資料の提出期限を延ばしたい場合
「申し訳ございませんが、もう少し時間をいただけますでしょうか。」
プロジェクトの進行について相談する場合
「より良い結果を出すために、もう少し時間をいただければと思います。」
会議中に結論を出す前に考える時間を求める場合
「少し検討させていただきたいので、もう少しお時間をいただけますか。」
作業の進行が遅れている場合
「現在対応を進めておりますが、少々お時間をいただけますと幸いです。」
依頼されたタスクについて確認が必要な場合
「確認作業が必要なため、もう少し時間をいただけるとありがたいです。」
「もう少し時間をください」使ってはいけない場面
この言葉は、時間の延長をお願いする際に適していますが、以下のような場面では使わない方がよいでしょう。
1. すでに相手の期限を超えている場合
期限を過ぎた後で「もう少し時間をください」と伝えると、相手に迷惑をかけてしまう可能性があります。この場合は、「期限を過ぎてしまい申し訳ございません。○○までには完了いたします。」と、具体的な期日を提示する方が適切です。
2. 緊急対応が求められる場合
急を要する案件や、相手がすぐに対応を必要としている場合に時間を延ばすことは、業務の進行に支障をきたす可能性があります。そのため、「至急対応いたしますが、少しだけお時間をいただけますでしょうか」といった配慮が必要です。
3. 相手のスケジュールに影響がある場合
例えば、会議のスケジュールが決まっている場合や、他の業務の進行を妨げる可能性がある場合は、単に時間をもらうのではなく、「ご都合に合わせて調整可能でしょうか」と提案する方が望ましいです。
4. 理由が不明確な場合
ただ「もう少し時間がほしい」と伝えるだけでは、相手に納得してもらえない可能性があります。そのため、「○○の確認が必要なため」や「精度を高めるために」といった理由を添えると、より理解を得やすくなります。
ふさわしい言葉に言い換えた例
- すでに期限を超えている場合
✖「もう少し時間をください。」
〇「期限を過ぎてしまい申し訳ございません。○○までには完了いたします。」 - 緊急対応が求められる場合
✖「もう少し待ってください。」
〇「できる限り早く対応いたしますが、少しだけお時間をいただけますでしょうか。」 - 相手のスケジュールに影響がある場合
✖「会議を遅らせてもらえますか?」
〇「お時間の調整が可能でしたら、ご対応させていただきたく存じます。」 - 理由が不明確な場合
✖「まだ終わっていないので、もう少し時間をください。」
〇「より正確な情報をお伝えするため、少しお時間を頂戴できますでしょうか。」 - より柔らかく伝えたい場合
✖「時間をください。」
〇「もし可能でしたら、少しお時間をいただけると助かります。」
目上の方へ「もう少し時間をください」
礼儀を意識した書き出し
お忙しいところ恐縮ですが、先日は貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。先日ご依頼いただいた資料作成につきまして、より正確な内容を吟味するため、少し猶予をいただきたく存じます。いただいたご要望が多岐にわたっておりますので、拙速に仕上げるよりも、慎重に確認と調整を重ねるほうが良いと考えております。つきましては、現段階の進捗をご報告するとともに、完成までに今しばらくお時間を頂戴できないかお願い申し上げます。大変勝手ではございますが、十分な品質を確保するためのお願いとなりますので、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
丁寧さを示す書き方
このたびは、貴重なアドバイスをいただき誠にありがとうございます。お示しいただいた各種ご意見につきまして、当方で再検討を実施しておりますが、正確な分析を行うために少々時間を頂戴できれば幸いです。特に、資料内の数値根拠や背景説明については、誤りがないよう綿密に調査する必要があると感じております。作業量が想定以上になっており、あわてて提出して不備が生じてしまうと、ご迷惑をおかけする可能性がございます。そこで、今しばらくお待ちいただければと心よりお願い申し上げます。引き続き、ご指導くださいますようお願いいたします。
配慮を示す導入
先日はご多忙の中、丁寧にご対応いただきありがとうございました。検討を進めております企画に関して、深く掘り下げる項目が予想以上に増えてまいりました。上層部への確認事項も多岐にわたることから、より正確な調整のためにも、もう少しだけお時間をいただきたく考えております。早期のご提示を目指してまいりましたが、いたずらに急ぐことで品質を損ねる恐れがあるため、慎重に作業を進めさせていただきたい所存です。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
敬意を表す依頼方法
先日お示しいただいた方向性について、改めて感謝申し上げます。わたくしどもも早速対応を始めておりますが、思わぬ要件が追加され、全体の工程を見直す必要が生じました。そのため、正式なご報告を差し上げる前に、再度社内で検討を重ねております。誤った内容をお知らせすることのないよう、もう少しだけ時間をいただけないかと存じます。大変恐れ入りますが、確実な結果をお届けするために必要な措置でございますので、ぜひご理解いただけますようお願いいたします。
上品な言い回しを意識する方法
ご多用のところ恐縮ですが、常日頃から温かいご指導を頂戴し、誠にありがとうございます。先日ご教示いただいた件について社内の関係部署と協議を進めておりましたが、慎重に検証すべきポイントが想定以上に見つかりました。つきましては、最終的なご回答をまとめるのに時間を要しております。結論を急いでしまうと誤解や齟齬が生じる恐れがあるため、完成度を高めるためにも、今しばらくお待ちいただきたくお願い申し上げます。引き続きご指導ご鞭撻を賜りたく、何卒よろしくお願いいたします。
遅延を謝罪しつつ要望する構成
このたびは度重なるご指導を賜り、心より感謝申し上げます。当方にて一度まとめを行っておりましたが、さらに追加で確認すべき事項が判明いたしました。中途半端な形で回答を差し上げることは、後日修正をお願いする結果につながるかと案じております。そこで、不備を防ぎより完成度を高めるために、もう少しだけお時間をいただけないでしょうか。結果的にご迷惑をおかけする可能性を最小限に抑えたいと考えておりますので、何卒ご協力くださいますようお願いいたします。
取引先の企業へ「もう少し時間をください」
全体像を整理した導入
平素より大変お世話になっております。いつも迅速かつ柔軟にご対応いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。先日お送りいただいたご依頼内容につきまして、現在社内で検討を重ねておりますが、さらに正確なデータ収集が必要になってまいりました。急いでご回答を差し上げたいところですが、誤りがないか再度確認を行いたく存じますので、差し支えなければ今しばらく猶予をいただけますでしょうか。お忙しいところ申し訳ございませんが、品質を高めるためにもご理解いただけますと幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
合意形成を重視した書き方
日頃より変わらぬご協力を賜り、誠にありがとうございます。このたびご提示いただいた内容について、より詳細な情報を整理する必要があると判断いたしました。特に、コスト面や納期に関する調整事項が増えているため、簡単に結論を出すのは危険かと考えております。そこで、お互いに納得のいく形を作り上げるためにも、少々時間を確保させていただきたくお願い申し上げます。結果として双方にメリットのある提案を目指しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
手戻りを防ぐための依頼
いつも格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。現在検討中のプロジェクトに関して、事前に把握しきれていなかった要素が新たに見つかったため、再度見積もりの段階から精査する必要が出てまいりました。軽率に回答してしまうことで、後ほど大幅な修正や手戻りを発生させてしまう可能性があると考えております。そこで、最終的な回答をお伝えする前に、少しだけお時間を頂戴できますでしょうか。慎重に対応を進めるため、何卒ご協力をお願い申し上げます。
専門的な確認を要する相談
貴社には日頃から多大なるご厚情をいただき、心より感謝しております。ご依頼いただいた資料の内容が専門領域を含んでいるため、当社内の担当者だけでなく、外部のアドバイザーにも確認する必要があると判断いたしました。短時間で結論を導くよりも、誤解や不備を極力減らし、精度の高い情報をお届けすることが重要と考えております。つきましては、もう少しだけ回答を先延ばしにさせていただけないでしょうか。ご期待に沿えるよう、迅速かつ入念に進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
難易度の高い課題に対する調整
いつもお力添えをいただき、誠にありがとうございます。今ご相談いただいている案件は、技術的にも難易度の高い部分が多く、他部署との連携も複雑化しております。即断即決で進めるよりも、段階的な検証を行うことで、後々の大幅な修正を回避できると考えております。そこで、大変恐縮ではございますが、今しばらく回答にお時間を頂戴できませんでしょうか。決して意思決定を先延ばしにするわけではなく、万全の対策を講じてから改めてご連絡させていただきます。どうか引き続きよろしくお願いいたします。
相互利益を踏まえたお願い
平素は格別のお取り立てを賜り、誠にありがとうございます。いただいたお申し出について、当方としても早急に対応を進めたく存じますが、想定していなかった法的確認や利害関係者との調整が必要なため、直ちに結論をお返しすることが難しい状況となっております。双方が安心して進められる体制を整えるためにも、やや時間を要してしまう可能性があります。お待たせすることになり申し訳ございませんが、万全の態勢を整えてから改めてご提案させていただきたく、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
新規取引先に「もう少し時間をください」を
初めての連携を慎重に進める書き方
このたびはご連絡をいただき、誠にありがとうございます。初めてお取引を検討させていただくにあたり、こちらとしてもできる限りスムーズにお手続きを進めたいと考えております。しかしながら、すでにいただいた情報を精査してみますと、内容が多岐にわたるため、具体的なスケジュールや諸条件を再度調整する必要があると判断いたしました。無理に急いでしまうと誤った前提で進めかねませんので、大変恐れ入りますが、今しばらくご猶予を頂戴できませんでしょうか。よりよい協力関係を構築していくためにも、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
相互理解を深めるための導入
ご多忙中にもかかわらず、お問い合わせいただきありがとうございます。今回ご提案いただいた案件につきまして、当方としても非常に興味深く拝見しております。とはいえ、初めてのご依頼となりますので、内部手続きや確認事項がいつも以上に多くなっており、正確な情報を整理し終えるにはやや時間を要する見込みです。端的な情報だけで判断すると、不測の事態が発生する恐れもあるため、双方にとって良い結果をもたらすためにも、今しばらくお待ちいただけないでしょうか。今後とも円滑なお取引ができるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新たな要望に対応する段取り
このたびはご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。いただいたご要望を一通り確認いたしましたが、新規で対応するにあたり、社内の複数部署と連携しなければならない状況が見えてまいりました。手続き上の問題を含め、細部まで考慮しないまま進めると、後ほど修正に手間がかかってしまう可能性がございます。そこで、大変恐縮ではございますが、正式なお返事をするまでに少しだけお時間を賜りたく存じます。最善の形で対応できるよう調整を続けておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
双方の条件を整えるための依頼
このたびはご連絡をいただき光栄に存じます。新規のお取り組みについて前向きに検討しているところですが、当方の組織体制や条件面を細かく詰める必要があり、想定より時間がかかっております。事前にきちんと協議しておかないと、後になって契約条件などの重要事項に食い違いが生じる恐れがあります。つきましては、ご面倒をおかけいたしますが、最適なプランを提示できるよう、今しばらくお時間をいただければ幸いです。ご期待に沿えるよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
今後の展開を見据えた確認
このたびは当社にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。まずはおおまかな概要を共有いただきましたが、実際に動き出す前に検討しなければならない詳細事項が数多くございます。とりわけ、コスト配分や運用方法についてさらに明確化するためには、社内外で追加の確認作業が必要です。拙速に判断してしまうと、後ほど大きなトラブルへと発展する可能性があるため、時間をかけて慎重に進めさせていただきたく存じます。大変勝手を申し上げますが、今しばらくのお待ちをお願いいたします。
良好な関係構築を目指す書き方
はじめまして。このたびはご連絡をいただき、誠にありがとうございます。新たにお付き合いを始めるにあたり、当方も期待をもって準備を進めておりますが、すでにいただいたご要件を精査してみると、複数の可能性を検討する必要があると感じております。軽々しく「すぐに対応できます」とお答えしておきながら、後になって変更や遅延をお願いするのは誠意に欠けると考えます。よって、正式なお返事をするまでに、若干のお時間を頂戴することをお許しください。より長期的な協力関係を築くためにも、万全の準備を整えてまいりたい所存です。
顧客・お客様へ「もう少し時間をください」
安心感を与える導入
いつも当社をご利用いただき、誠にありがとうございます。先日お問い合わせいただいた件に関しまして、詳細を確認すべく関係部署と連携を進めておりますが、正確な情報を収集するためにさらに調査が必要と判断いたしました。中途半端な段階で回答して、お客様に誤った認識を与えてしまうことは避けたいと考えております。そこで、恐縮ではございますが、正式なご案内まで少しだけお時間を頂戴できないでしょうか。ご不安を感じさせないよう、進捗があり次第、随時状況をご報告させていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。
理由を明確に示す依頼
このたびはお問い合わせいただき、ありがとうございます。ご要望いただいたサービス内容について、当社としても前向きに検討しており、すでに担当部署と調整を開始しております。ただ、複数の新機能追加に伴うコストや時間の見積もりが必要で、すぐに結論を出すことが難しい状況です。誤ったまま契約を進めてしまうと、お客様にご迷惑をおかけする結果になるかもしれません。できるかぎり早急に結論をまとめるよう努力しておりますので、大変申し訳ございませんが、今しばらくご猶予を賜りますようお願い申し上げます。
丁寧な説明を加えた書き方
日頃より当社の商品をご愛顧くださり、心より感謝申し上げます。お客様から頂戴したご要望につきまして、担当部門と協議を重ねておりますが、予想以上に確認すべき内容が多く、現時点で確約を差し上げるには情報が不足している状態です。中途半端な回答を差し上げて後ほど訂正を重ねるよりも、しっかりと根拠を固めたうえで正確なご説明を差し上げるほうがお客様の利益にもかなうと考えております。恐れ入りますが、十分に検証するまで、もう少しだけお時間を頂戴させてください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
効率的な対応を目指す内容
このたびは当社の商品に興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。ご提案いただいたプランについては、多角的な検討が必要なため、関連資料の収集や専門部署とのすり合わせが発生しております。軽率に回答を差し上げてしまうと、二度手間や追加費用が発生する可能性があるため、慎重に作業を進めているところです。そのため、大変恐縮ながら、もう少々お時間をいただければと願っております。今後ともできる限りスムーズに対応できるよう努めますので、よろしくお願いいたします。
顧客の立場を尊重する導入
いつも当社をご利用いただき、ありがとうございます。ご依頼いただいたプラン内容を検討するにあたり、お客様のご希望を最大限に尊重できるよう、複数の代替案を比較しているところです。一方で、想定外の諸条件が見つかり、追加で手続きを要する項目が増えてまいりました。結論を急いでお出しするよりも、最適なご提案をお届けすることが何より大切だと考えております。したがいまして、お時間をいただくことになり申し訳ございませんが、ご納得いただける形を整えたうえで改めてご連絡いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
信頼維持を意識した締め方
このたびは貴重なお問い合わせをいただき、心より感謝申し上げます。お伺いしたご意見を踏まえ、サービス向上のための検討を全社的に進めております。しかし、複数の担当部署のスケジュールを調整し、連絡をとり合う必要があるため、予想以上に時間を要しております。中途半端な情報をお伝えして誤解を生むのは避けたいと強く思っておりますので、ご迷惑をおかけいたしますが、納得いただける回答を差し上げるまで、今しばらくお待ちいただければ幸いです。今後ともご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。
社内メールで「もう少し時間をください」
相互理解を深めるための書き出し
お疲れさまです。先日共有いただいたプロジェクト計画案について、各部署の担当者とすり合わせを行っておりますが、思った以上に追加要件が見つかったため、スケジュールとコストを再度精査する必要が出てきました。とり急ぎ大枠をまとめて報告したいのは山々なのですが、内容を正確に反映しきれない状態では、後ほど修正作業が発生しそうです。そこで恐縮ですが、もう少し時間をいただき、再度整理させてください。進捗があり次第、早急に連絡いたします。
部署間調整を円滑に進める導入
お疲れさまです。先日の打ち合わせで取り上げた新規案件の検討状況について、現在複数の部署から情報を収集している最中です。特に、技術面と予算面の整合性を取るためにはもう少し時間が必要と見込んでおります。あまり急ぎすぎると正確性を欠く可能性があるため、しっかりと根拠を固めたうえで再度ご報告したいと考えております。進捗状況は随時共有いたしますので、何卒ご理解をいただければ助かります。
タスク負荷を理由に説明する内容
お疲れさまです。最近、全体の業務量が増えている関係で、いくつかの優先タスクが重なり合っている状態です。先日ご依頼いただいた資料作成も急ぎで進めたいのですが、他の案件と並行して取り組んでいるため、正確性を担保するには若干時間が足りないと感じております。誤ったデータをお渡しして二度手間をかけるのは避けたいと思いますので、どうかもう少しだけ猶予をいただければ幸いです。可能な限り早く取りまとめを行い、きちんとした内容でお渡ししますので、よろしくお願いします。
再確認が必要な箇所を強調する依頼
お疲れさまです。担当しているプロジェクトに関して、新たに不明点がいくつか浮上いたしました。これらを放置したまま先に進めると、最終段階で大きな手戻りが発生する可能性があります。ですので、正しく検証するために、引き続き作業時間を要する見通しです。すでに遅れが生じており申し訳ありませんが、あと少しだけお時間をいただきたいと考えております。確認が完了次第、具体的な課題と対応策をすべてまとめて共有いたします。
合意点を探るための申し出
お疲れさまです。先般の会議で方向性が定まったかに思えましたが、実際に書類を作成してみると、細部で意見の相違が出てまいりました。ただちに完成形を提示するよりも、まずはそれぞれの意見を調整し、一致した内容をまとめたうえで提出すべきと考えております。安易に妥協すると後から修正が多くなってしまうため、もう少しだけ検討期間をいただきたいです。業務の円滑化を図るための時間ですので、どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
期限調整を正当化する内容
お疲れさまです。現在、並行して進めているプロジェクトの進捗管理を行っているところですが、互いに関連する部分が多いことから、一本化して検討を進める必要が生じました。短期間で決定を下すと、連絡の行き違いや作業の重複が起きるおそれがあります。最終的な成果物の品質を損なわないよう、今しばらく細部を調整し続けたいと考えております。申し訳ありませんが、もう少しだけお時間をいただけますようお願いいたします。状況が整い次第、迅速に共有いたします。
「もう少し時間をください」を使用する際の注意点、まとめ
- あまりに直接的な言い回しだと、相手に不信感を抱かせる場合があるため、理由や背景を添えて誠意を伝えることが大切
- 依頼文の冒頭では、まず感謝やお礼の言葉を入れることで、相手の理解を得やすくなる
- 自分の都合のみを強調せず、相手が受けるメリットや、正確性の確保など全体的な利点を示すと印象が良くなる
- 納期や回答期限を明確に示すのが望ましいが、難しい場合は現時点でわかる範囲の見通しを提示し、誠意を示すことを意識する
- 相手に安心感を与えるために、「進捗があり次第ご連絡する」「途中経過を報告する」といった手筈を提示し、コミュニケーションを絶やさない工夫が必要
- 社内外を問わず、相手の立場や状況を踏まえて言葉遣いを調整し、失礼のないように配慮することが重要