スルーしてください!目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

スルーしてください!目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

「スルーしてください」という表現は、相手に対して特定の事柄や発言を無視してほしい、または意図的に気にしないでほしいという意味を込めて使います。この言葉は、相手に対して不必要に反応しないようお願いする場合に使われます。

  • 冗談や些細なことに対して
    例えば、冗談や軽い誤解が生じた際、「気にしないで」と言いたい時に使います。
  • 自分の発言が不適切だったと感じたとき
    何か失礼な発言をしてしまったり、意図しないことを言った場合に、「スルーしてください」と言うことで、相手に気を使ってもらう意図を込めます。
  • メールやメッセージでの無駄な情報や間違い
    メールやメッセージの内容で誤って余計な情報を含んでしまった場合、相手に対してその部分を無視してもらうように伝える時に使います。
  • 相手が不快に思わないようにする場合
    何か気になることを言ってしまったけれど、相手に対して気を使い、「気にしないで」と伝えたくなった時に使うことがあります。
  • 仕事やプライベートでの確認不足や誤解に対して
    伝え漏れや不確かなことを伝えた際に、相手に負担をかけないようにお願いする場面で使います。

「スルーしてください」使用する際の注意点

1. 軽すぎる印象を与えないようにする

「スルーしてください」という表現はカジュアルな言い回しなので、ビジネスメールやフォーマルな場面では使わない方が適切です。その場にふさわしい言葉を使うことが重要です。

2. 冗談として使う場合の注意

冗談の一環として使う場合もありますが、相手が本当に理解していない場合や、誤解を招く可能性がある場合は避けた方が無難です。特に目上の方に対しては、冗談が通じないこともありますので、慎重に使いましょう。

3. 説明が不十分にならないようにする

何かを無視してほしい、気にしないでほしいという意図を伝える際には、言葉だけでなく、なぜその部分をスルーしてほしいのかを説明した方が誤解を避けやすいです。

4. 相手が不快に思わないように配慮

相手に対して何かを無視してほしいという意図を伝える際、あまりにも軽々しい言い回しにならないように、相手が不快に思わないように配慮しましょう。

5. ビジネスシーンでは代わりに使う表現を選ぶ

仕事のメールや会話において「スルーしてください」と言いたい場合は、「お手数ですがご対応不要です」や「お気になさらないでください」など、より丁寧でフォーマルな表現に言い換えた方が良いでしょう。

「スルーしてください」他の失礼がない言い回し

  1. 「お手数ですが、こちらはご無視いただけますでしょうか。」 「スルーしてください」の代わりに、より丁寧にお願いする言い回しです。ビジネスシーンにも適応可能です。
  2. 「お忙しいところ恐れ入りますが、こちらについてはご対応不要です。」 こちらも、無駄な情報や対応を避けてもらいたい場合に適した表現です。
  3. 「ご確認の必要はございませんので、どうかお気になさらないでください。」 相手に不必要に反応しないようお願いする際の、ややフォーマルな表現です。
  4. 「こちらの件はお気にかけないでいただけますか?」 軽い依頼として使える、丁寧かつ配慮のある表現です。
  5. 「もし気になる点があればお知らせください、こちらは無視していただいて構いません。」 相手に対して無視をお願いするが、必要な場合にはすぐに対応してほしいという配慮を示した表現です。

「スルーしてください」書き出しの挨拶と締めの挨拶

書き出しの挨拶

  1. 「お世話になっております。」
    「スルーしてください」の前に使える挨拶。相手に敬意を表しつつ、内容に入る前に挨拶を述べます。
  2. 「いつもお世話になっております。」
    丁寧に挨拶をし、その後に「スルーしてください」の依頼を追加します。
  3. 「突然のご連絡失礼いたします。」
    何か急を要する内容であれば、こういった挨拶を使い、その後に続けてスルーのお願いをすることができます。
  4. 「ご多忙のところ失礼いたします。」
    相手が忙しいことを前提に、無理に対応してほしくない場合に使える書き出しです。
  5. 「お疲れ様です。」
    友人や同僚とのやり取りに適した挨拶です。続いて「スルーしてください」とお願いする際に使えます。

締めの挨拶

  1. 「何卒よろしくお願い申し上げます。」
    スルーをお願いした後に、締めとして使うと、丁寧さが伝わります。
  2. 「ご確認いただけますと幸いです。」
    相手が実際に確認しなくても良い内容の場合に、「スルーしてください」の後に使える、相手に負担をかけない表現です。
  3. 「お手数ですが、よろしくお願い申し上げます。」
    もしもスルーをお願いすることで何か依頼がある場合には、この表現を使うことができます。
  4. 「引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
    スルーをお願いした後でも、今後のやり取りに対する感謝の意を込めて使います。
  5. 「ご対応いただかなくても結構です。」
    すでに述べた通り、相手に無駄な対応をお願いしたくない場合、このような締めで配慮を表現できます。

「スルーしてください」目上の方へのメール例

謹んでご放念いただく旨のご連絡

いつもご指導いただき、心より感謝申し上げます。
このたびの件につきまして、詳細のご説明をさせていただいた件ですが、特にご対応いただく必要はございませんので、ご多忙のところ恐れ入りますが、ご放念いただければと存じます。
私どもとしては、今後の業務改善に向け、さらに精進して参る所存でございます。
何かご不明点やご意見がございましたら、後日改めてご相談させていただければ幸いです。
引き続き、変わらぬご高配をお願い申し上げます。

お時間をお取りにならずにご確認いただくご案内

いつも温かいご助言を賜り、誠にありがとうございます。
先般のご報告につきましては、詳細をご案内いたしましたが、特段のご返答を賜る必要はございませんので、どうぞご放念いただければと存じます。
貴重なお時間を無駄にすることなく、弊社の今後の取り組みにご理解いただけますよう努めて参ります。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

ご返答不要のご報告としてのご連絡

いつも大変お世話になっております。
このたび、○○に関する最新情報をご報告申し上げますが、詳細につきましてはご確認いただくだけで結構でございます。
ご多忙のところお手数をおかけいたしませんので、何卒ご返答いただかなくても構いません。
今後とも、より良い業務運営に努める所存でございますので、引き続きご高配を賜りますようお願い申し上げます。

お手数をおかけしないためのご連絡

いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。
先般ご説明申し上げました件につきまして、補足のご説明は不要でございますので、どうぞご放念いただければと存じます。
弊社では今後も、ご説明内容の分かりやすさに努め、業務の円滑な進行を図って参る所存でございます。
何かご不明な点がございましたら、改めてご連絡申し上げますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

ご対応不要のご報告としての一筆

いつも格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関するご連絡につきましては、詳細をお伝えするにあたり、ご返答いただく必要はございませんので、ご放念くださいますようお願い申し上げます。
貴殿のご助言を今後の参考とし、業務改善に一層努めて参る所存です。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。


「スルーしてください」取引先企業へのメール例

ご連携に際してのご確認のみのご連絡

平素より大変お世話になっております。
このたび、弊社よりご報告申し上げました件につきまして、詳細のご確認のみで結構でございますので、特段のご対応は不要とさせていただきたく存じます。
貴社の円滑な業務運営に支障を来さぬよう、今後とも迅速かつ的確な情報提供に努めて参ります。
何かご不明点がございましたら、いつでもご連絡いただけますと幸いです。
引き続きご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

お手数をおかけしないためのご報告

いつも格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
弊社よりお送りした○○に関するご報告につきましては、内容をご確認いただくだけで結構でございます。
ご多忙中、余計なご対応をお願いしないよう配慮いたしましたので、どうぞご放念ください。
今後とも、変わらぬご支援をお願い申し上げます。

ご確認のみお願いする旨のご案内

平素より大変お世話になっております。
このたび、○○に関する最新情報をご案内申し上げますが、特にご返答いただく必要はございません。
貴社にはご確認のみで結構でございますので、どうぞご放念くださいますようお願い申し上げます。
今後とも、双方の業務連携が円滑に進むよう努めて参る所存です。
よろしくお願い申し上げます。

返答不要のご報告としてのご連絡

平素より大変お世話になっております。
先般の案件につきまして、弊社からのご連絡は、内容をご確認いただくだけで結構ですので、返答の必要はございません。
貴社のご協力に深く感謝申し上げ、今後とも円滑な連携に努める所存です。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

ご対応不要のご案内

いつもお世話になっております。
このたび、弊社よりご案内申し上げました○○に関する情報につきましては、貴社におかれましてはご確認のみで結構であり、ご返答いただく必要はございません。
ご多忙のところ余計なご負担をおかけいたしませんよう、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。


「スルーしてください」新規取引先へのメール例

初回ご提案に伴うご確認のみのご連絡

平素よりご高配を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、弊社のご提案内容につきまして、詳細をご案内申し上げますが、初回のご連絡でございますので、特にご返答いただく必要はございません。
貴社にはご確認いただくだけで結構でございますので、どうぞご放念いただけますようお願い申し上げます。
今後、より良い取引関係の構築に努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

ご提案内容のご確認だけをお願いするご連絡

いつもお世話になっております。
弊社よりご提案申し上げました○○に関しまして、詳細な情報を下記にご案内いたします。
お忙しいところ恐れ入りますが、内容をご確認いただくだけで結構でございますので、ご返信いただく必要はございません。
今後とも、双方の発展に寄与するお取引ができるよう努めて参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

初回のご提案に対する簡潔なご報告

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、弊社からのご提案に関しまして、補足説明の資料を添付いたしました。
初回のご連絡となりますので、ご確認いただくだけで結構です。特段のご返答は不要とさせていただきます。
今後とも、良好なご縁が築けますよう、努めて参りますので、よろしくお願い申し上げます。

初対面のご提案に対するご確認依頼

いつもお世話になっております。
弊社の新規ご提案○○につきまして、詳細をご案内申し上げますが、初回のご連絡のため、ご返答いただく必要はございません。
お忙しい中恐れ入りますが、内容をご確認いただければと存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

新規ご提案に関するご報告とご確認のお願い

平素より大変お世話になっております。
このたび、弊社よりご提案申し上げました内容につきまして、詳細情報を下記にご案内いたします。
ご確認いただくだけで結構ですので、特にご返答いただく必要はございません。
今後、より良いお取引関係の構築に向け、努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます.


「スルーしてください」顧客・お客様へのメール例

ご利用いただいたお客様へのご案内とお願い

平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、弊社サービスに関する最新情報をご案内申し上げます。お客様におかれましては、内容をご確認いただくだけで結構ですので、特にご返答いただく必要はございません。
お客様のご期待に添えるよう、今後ともサービス向上に努めて参ります。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

ご案内内容のご確認のみをお願いするご連絡

いつも弊社をご利用いただき、心より感謝申し上げます。
このたび、○○に関するご案内を下記にご報告いたします。お忙しい中、内容をご確認いただくだけで結構であり、ご返答いただく必要はございません。
今後とも、安心してご利用いただけるサービスの提供に努めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

お客様への情報提供に伴うご連絡

平素より大変お世話になっております。
弊社よりお届けいたしました○○に関する情報につきましては、お客様にご確認いただくだけで結構ですので、特にご返信いただく必要はございません。
今後も、より分かりやすい情報提供を心掛け、サービス向上に努めて参ります。
何卒、引き続きよろしくお願い申し上げます。

ご案内事項のご確認のみお願いするご連絡

いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関する重要なお知らせを下記にご案内いたします。お客様には、ご確認いただくだけで結構ですので、特段のご返答は不要でございます。
今後とも、安心してご利用いただけるよう努めて参ります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

ご利用後のご案内とご確認のお願い

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
弊社よりお送りいたしました○○に関するご案内につきましては、お客様におかれましては内容をご確認いただくだけで結構でございますので、特にご返信の必要はございません。
今後とも、より良いサービス提供を目指して努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます.


「スルーしてください」社内メールへの連絡例

内部連絡事項のご確認のみのご案内

各位
いつもお疲れ様です。
今回の○○に関する連絡事項につきましては、内容をご確認いただくだけで結構です。ご返信いただく必要はございませんので、各自ご確認くださいますようお願い申し上げます。
今後とも、円滑な情報共有と業務遂行に努めて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

チーム内連絡の簡潔なご報告

各位
お疲れ様です。
本メールは、○○に関する最新の連絡事項をお伝えするものでございます。お手数ですが、内容をご確認いただくだけで結構ですので、特にご返信いただく必要はございません。
今後とも、連携強化に努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

業務進捗報告のご確認のみお願いするご連絡

各位
いつもご協力いただき、誠にありがとうございます。
今回の○○に関する業務進捗について、下記にてご報告いたします。内容をご確認いただくだけで結構ですので、特段のご返答は不要といたします。
何かご不明な点がございましたら、別途お知らせいただければと存じます。
引き続き、よろしくお願いいたします。

内部情報共有のためのご報告

各位
お世話になっております。
弊社からの○○に関するご連絡につきましては、詳細をご確認いただくだけで結構でございます。ご返信いただく必要はございませんので、各自で情報を把握いただければ幸いです。
今後も、迅速かつ正確な連絡体制の構築に努めて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

チーム内での情報確認のためのご連絡

各位
いつも大変お世話になっております。
本件に関しまして、○○についての最新情報を下記にご報告いたします。各自、ご確認いただくだけで結構ですので、特にご返信いただく必要はございません。
今後とも、効率的な情報共有と業務改善に努める所存です。
何卒、よろしくお願いいたします.


「スルーしてください」使用時の注意点とまとめ

【注意点】
丁寧な表現への言い換え
「スルーしてください」という表現は、相手に不要な負担をかけたくない旨を伝えるために使われることが多いですが、ビジネスシーンでは「ご確認のみで結構です」や「特にご返信いただく必要はございません」といった、より丁寧な表現に言い換えることが必要です。
相手の多忙さへの配慮
目上の方や取引先、顧客に対しては、相手のご多忙な状況を十分に考慮し、無駄なご対応をお願いしない旨を明確に伝えるとともに、感謝の意を示すことが重要です。
文面の一貫性と敬語の適切な使用
各例文では、敬語表現や文章全体のトーンが一貫しており、相手に失礼のないように配慮されています。受け手が安心して情報を確認できるよう、文面全体を丁寧かつ簡潔にまとめることが求められます。
具体的な依頼内容の明示
「ご放念いただければ」といった表現を用いる際には、何をしてほしいのか(例:内容の確認のみで返答は不要など)を具体的に記載することで、相手に混乱を与えないようにすることが大切です。