矜恃(きょうじ)とは?
単語
矜恃
読み方
きょうじ
意味
自分自身の価値や誇りを大切にする気持ち、またはそれを守ろうとする心構えを指します。「プライド」や「誇り」と似たニュアンスがありますが、矜恃には品格や節度を持った自己尊重の感覚が含まれることが多いです。
言い換えると
- 自尊心
- 誇り
- 自信
- 品格
- プライド(ただし矜恃の方が日本語特有の奥ゆかしさを持つ表現)
目上の方に使える言葉?
はい、使えます。ただし、目上の方に対しては間接的に用いるのが一般的です。たとえば、「矜恃をもって対応することが大切だと考えます」のように、自分の考えや一般論として表現することで、相手を敬う姿勢を示せます。
直接的に相手の矜恃に触れる場合には注意が必要です。たとえば、「〇〇様の矜恃を尊重し…」のように表現することで、敬意を示す文脈で用いることができます。
どういう場面で使う言葉?
矜恃は、自分や他者の誇りや自尊心について触れる場面で使われます。特に、以下のような状況で用いられることが多いです:
- 自己の信念を貫く場面
例「自らの矜恃を守りつつ、誠実に行動する」 - 相手の誇りや品格を認める場面
例「御社の矜恃に敬服しております」 - 責任感やプロ意識を示す場面
例「矜恃を持って仕事に取り組むべきだ」
ビジネスやフォーマルな文脈でもよく使われるため、適切な敬語表現と組み合わせることで上品な印象を与えます。