逢瀬(おうせ)|意味・言い換えは?英語では?敬語でメールの書き方・例文

逢瀬

読み方

おうせ

意味

二人が会う機会や時間を指します。特に、男女がひそかに会うことを指す場合が多く、ロマンチックな情景や密かな約束を連想させる言葉です。

語源

「逢」は「会う」「出会う」という意味を持ち、「瀬」は水が流れる場所や場面を表します。これが組み合わさり、「特別な場面での出会い」という意味が生じました。

言い換えると

  • 会う機会
  • 秘密の面会
  • 愛しい人との時間
  • 密会

使用する注意点

  • 特に男女のロマンチックな意味合いを持つことが多いため、文脈によっては誤解を招く可能性があります。
  • 古風な表現であるため、詩的な文脈や情感を込めた場面で使うのが適しています。

目上の方に使える言葉?

「逢瀬」という言葉は目上の方にも使用できますが、古風で感情的なニュアンスがあるため、公式な場面では「面会」「お目通り」などに言い換える方が適切です。

ビジネスで適した例文

  • 次回の会議にてお目通りいただければ幸いです。
  • 貴重な時間を割いてのご面会に心より感謝申し上げます。
  • 今後も継続的にお会いできる機会を楽しみにしております。
  • ご予定の中でお時間を頂戴し、直接お目にかかる機会を作れれば幸甚です。
  • 直接お会いして詳細をお伝えする場を設けさせていただきます。

どういう場面で使う言葉?

  • 秘密の面会や特別な相手との出会いを表現する際
  • 詩的な場面や文学的な文脈で、会う喜びや情感を強調する場合
  • 男女のロマンチックな出会いを描写する際

使用した例文を5例

  • 忙しい日々の中、ひそかな逢瀬が二人の支えとなった。
  • 夜の帳が下りる頃、二人は逢瀬を重ねることを約束した。
  • 禁じられた逢瀬の中で、二人の絆はより深まっていった。
  • 春の桜の下での逢瀬は、忘れられない思い出となった。
  • 手紙には次の逢瀬の約束が記されていた。

失礼に当たる使い方

  • 文脈を無視して軽率に使い、相手に誤解を与える場合。
  • 日常会話で不自然に使用し、違和感を与える場合。
  • ロマンチックなニュアンスを過剰に込め、不適切な場面で使う場合。

英語で言うと?

“Secret meeting”(秘密の会合)や “Tryst”(密会)が適しています。

どうしてその単語になったか

“Secret meeting”は文脈に応じて中立的にもロマンチックにも使えます。一方、”Tryst”は特にロマンチックで秘密の会合を指し、「逢瀬」の詩的なニュアンスに対応します。

英語での使用例

  1. “Their tryst under the moonlight was unforgettable.”
    (月明かりの下での逢瀬は忘れられないものだった。)
  2. “The couple arranged a secret meeting at the park.”
    (二人は公園での秘密の逢瀬を取り決めた。)
  3. “She eagerly awaited their next tryst.”
    (彼女は次の逢瀬を心待ちにしていた。)
  4. “The lovers met in secret, cherishing their stolen moments together.”
    (恋人たちはひそかに会い、共に過ごすひとときを大切にした。)
  5. “The story revolves around the trysts of two star-crossed lovers.”
    (その物語は、運命に翻弄された二人の逢瀬を中心に展開する。)