1月上旬の時候の挨拶
- 初春の候(1/7まで)
- 新春の候(1/7まで)
- 仲冬の候(小寒1/5まで)
- 小寒の候(1/6~1/19)
- 厳寒の候(1月中旬・下旬)
- 酷寒の候(1月中旬・下旬)
- 厳冬の候(1月中旬・下旬)
- 寒風の候(1月中旬・下旬)
- 大寒の候(1/20~)
1月上旬の挨拶では、新年の祝賀ムードを感じさせる言葉を使うことが一般的です。
特に「新春」や「初春」といった表現がよく使われます。これらは新年の始まりを象徴する言葉であり松の内(元旦から1月7日ごろ)に使うのが適切です
- 「新春の候」:新しい春の到来を祝い、希望に満ちた季節感を表します。
- 「初春の候」:一年の初めを迎えた喜びや静かな始まりを感じさせる表現です。
- 「七草の候」:1月7日の七草に触れることで、正月行事を意識した季節感を示します。
- 「新春を寿ぎ」:祝いの気持ちを強調し、より格式ばった場面で適しています。
- 「松の内の賑わいも過ぎ」:松飾りが取り外される1月7日以降に使い、正月気分の一区切りを表現します。
注意点
- 「新春」や「初春」の使用期限:松の内の期間(1月7日まで)が基本ですが、地域差や状況によっては異なることもあるため、相手や文化的背景に合わせて調整が必要です。
- 時候の挨拶はメールや手紙の冒頭で使用し、相手に季節感と丁寧さを伝える役割があります。
1月上旬の時候の挨拶|ビジネスメール例文
一般的なビジネス取引先向け
件名: 本年もよろしくお願い申し上げます
拝啓
新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
旧年中は、貴社の多大なるご支援とお力添えにより、無事に業務を進めることができましたことを、改めて心より感謝申し上げます。貴社のご厚情に応えるべく、本年も社員一同、より一層精進してまいる所存でございます。
また、貴社がさらに飛躍される一年となりますよう、陰ながらお祈り申し上げます。本年も引き続き、何卒変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
寒さ厳しい折、皆様どうぞご自愛くださいませ。
まずは新年のご挨拶まで申し上げます。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 本年もよろしくお願い申し上げます
拝啓
希望にあふれる新しい年をお迎えのことと存じます。
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
(名乗り)〇〇株式会社の〇〇でございます。
旧年中は、貴社の多大なるご支援により、業務を無事に進めることができましたことを、心より感謝申し上げます。本年も、より一層精進し、貴社のお役に立てるよう努めてまいる所存でございます。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。寒さ厳しい折、皆様どうぞご自愛くださいませ。
敬具
小売業のお客様向け
件名: 新春のお喜びを申し上げます
拝啓
新春を寿ぎ、皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は多くのお客様にご来店いただき、心より感謝申し上げます。
昨年は、皆様のおかげで多くの新しい挑戦が実現できた年となりました。本年はさらに充実した品揃えや、お客様一人ひとりに喜ばれるサービスを目指して、スタッフ一同努力を続けてまいります。どうぞ本年も引き続き、変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。
まだ寒い日が続きますが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。新しい年が素晴らしいものとなりますようお祈りいたします。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 新春のお喜びを申し上げます
拝啓
日ごとに寒さが募ってまいりましたが、皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのことと存じます。
(名乗り)いつもご利用いただき、ありがとうございます。〇〇店の店長、〇〇でございます。
旧年中は、多くのお客様にご来店いただき、誠にありがとうございました。本年も皆様にご満足いただける品揃えとサービスを目指して、スタッフ一同努めてまいります。
寒い日が続きますが、どうぞご健康にご留意くださいませ。本年も変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
敬具
教育業界(学校や塾)向け
件名: 本年もよろしくお願いいたします
謹啓
初春の候、皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、生徒の皆様ならびに保護者の皆様の温かいご支援を賜り、誠にありがとうございました。昨年は、教育環境の変化や新たな取り組みに直面する中、皆様のご理解とご協力に支えられて無事に運営を進めることができましたことを、深く感謝しております。
本年も、生徒一人ひとりの成長と夢の実現をサポートするべく、スタッフ一同精一杯努力してまいります。皆様のご期待に応えるべく邁進する所存でございますので、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
寒さが厳しい季節となりますが、どうぞご自愛くださいませ。
謹言
やわらかい時候の挨拶
件名: 本年もよろしくお願いいたします
謹啓
一年でもっとも寒い時季となりましたが、皆様におかれましては穏やかな新年をお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇学園の教務部〇〇でございます。
旧年中は、保護者の皆様、生徒の皆様にご支援いただき、誠にありがとうございました。本年も、生徒一人ひとりの夢の実現をサポートすべく、教育環境の充実に努めてまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。どうぞご家族皆様で温かくお過ごしくださいませ。
謹言
医療・福祉業界向け
件名: 新春のご挨拶申し上げます
拝啓
新春の候、皆様におかれましては希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。
旧年中は、私ども医療機関へのご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年は、厳しい状況の中にあっても患者様やご家族の方々とともに歩み、地域医療の一端を担うことができたことを誇りに思っております。本年も、患者様お一人おひとりに寄り添った丁寧なケアと、信頼される医療サービスの提供に努めてまいります。
本年が皆様にとりまして健康で穏やかな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。
寒さが一段と厳しくなります折、どうぞご自愛くださいませ。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 新春のご挨拶申し上げます
拝啓
希望にあふれる新しい年をお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇クリニックの院長、〇〇でございます。
旧年中は、患者様やそのご家族の皆様に多大なるご信頼を賜り、誠にありがとうございました。本年も、地域医療の一助となるべく、患者様一人ひとりに寄り添った診療を心掛けてまいります。
寒波厳しき折ではございますが、どうぞご自愛くださいませ。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
IT業界(取引先・顧客向け)
件名: 本年もよろしくお願い申し上げます
拝啓
七草の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
旧年中は、貴社の多大なるご支援をいただき、当社のプロジェクトを無事に遂行することができましたこと、心より御礼申し上げます。本年も、迅速かつ的確な対応とサービスの提供を心掛け、貴社の事業の一助となるべく努めてまいります。
また、本年が貴社にとりまして飛躍の一年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。今後とも、さらなるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
寒さが厳しい折、皆様のご健康と安全を心よりお祈り申し上げます。まずは新年のご挨拶まで申し上げます。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 本年もよろしくお願い申し上げます
拝啓
日ごとに寒さが募ってまいりましたが、皆様におかれましては新年を健やかにお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇株式会社の〇〇でございます。
昨年は、貴社の多大なるご支援をいただき、プロジェクトを成功させることができましたこと、心より御礼申し上げます。本年も、迅速かつ的確なサービスを提供し、貴社のビジネスの成長をサポートしてまいる所存です。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。寒さが続きますので、皆様どうぞご自愛くださいませ。
敬具
不動産業界向け
件名: 新春のご挨拶申し上げます
拝啓
初春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
昨年は、皆様のご支援により、多くの新規物件のご案内や契約に携わることができました。本年も、皆様に信頼いただける情報提供と誠実な対応をモットーに、一層の努力を重ねてまいります。
本年が貴社にとりまして、さらなる飛躍の一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。今後とも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
寒さが厳しい季節でございますので、どうぞご自愛くださいませ。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 新春のご挨拶申し上げます
拝啓
希望にあふれる新しい年をお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇不動産の営業部〇〇でございます。
旧年中は、物件紹介や契約など、多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。本年も、お客様にとって最適な物件のご提案と、信頼いただける対応に努めてまいります。
寒さ厳しい折ではございますが、どうぞご健康に留意され、素晴らしい一年をお過ごしくださいませ。
敬具
製造業・工場関連取引先向け
件名: 新年のご挨拶申し上げます
拝啓
新春の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
平素より多大なるご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
昨年は、貴社の高い技術力とご協力のもと、当社製品の品質向上に努めることができました。本年も、さらなる品質の向上と効率的な生産体制の確立を目指し、引き続き力を合わせてまいりたいと存じます。
本年もどうぞ変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
寒波厳しき折、どうぞご健康には十分ご留意くださいませ。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 新年のご挨拶申し上げます
拝啓
一年でもっとも寒い時季となりましたが、皆様におかれましては新年を健やかにお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇株式会社製造部の〇〇でございます。
昨年は、貴社のご協力を賜り、高品質な製品の提供を実現することができました。本年も、さらなる品質向上を目指して、誠心誠意取り組んでまいります。何卒変わらぬご支援をお願い申し上げます。
どうぞお体を大切に、良い一年をお迎えくださいませ。
敬具
飲食業界のお客様向け
件名: 本年もよろしくお願いいたします
拝啓
新春を寿ぎ、皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中は、当店をご愛顧賜り、心より御礼申し上げます。
昨年は、多くのお客様にご来店いただき、温かいご声援を頂戴する中で、新たなメニュー開発やサービス向上に取り組むことができました。本年も、より一層お楽しみいただけるお食事と快適な空間づくりに努めてまいりますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
まだ寒い日が続きますが、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。新しい年が素晴らしいものとなりますよう願っております。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 本年もよろしくお願いいたします
拝啓
日ごとに寒さが募ってまいりましたが、皆様におかれましては新年を健やかにお迎えのことと存じます。
(名乗り)いつもご利用いただき、ありがとうございます。〇〇レストランの〇〇でございます。
旧年中は、多くのお客様にご来店いただき、心より感謝申し上げます。本年も、より良いサービスとお食事を提供できるようスタッフ一同努めてまいります。
寒い日が続きますが、どうぞ温かくお過ごしくださいませ。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
建築・設計業界向け
件名: 新春のご挨拶申し上げます
拝啓
七草の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
旧年中は、当社のプロジェクトに多大なるご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年は、皆様の信頼とご支援に支えられ、数々の建築物を無事完成させることができました。本年も、持続可能な設計や高品質の施工を追求し、社会に貢献できるよう努力を続けてまいります。
本年が貴社にとって実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、皆様のご健康とご安全をお祈り申し上げます。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 新春のご挨拶申し上げます
拝啓
希望にあふれる新しい年をお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇設計事務所の〇〇でございます。
昨年は、貴社の信頼にお応えし、数々のプロジェクトを無事完成させることができました。本年も、より良い建築を目指し、デザインと施工の両面で尽力してまいります。
寒波厳しき折、どうぞお体を大切にお過ごしください。本年もよろしくお願いいたします。
敬具
金融業界(顧客向け)
件名: 新春のご挨拶
拝啓
新春の候、皆様におかれましては穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
平素より、当行をご利用いただき、誠にありがとうございます。
昨年は、多くのお客様との信頼関係を築く中で、新しい金融商品やサービスをご提供する機会をいただきました。本年も、皆様の資産形成を支えるパートナーとして、より一層のお手伝いができるよう努めてまいります。
本年が皆様にとって充実した一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
寒さが続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
やわらかい時候の挨拶
件名: 新春のご挨拶
拝啓
一年でもっとも寒い時季となりましたが、皆様におかれましては穏やかに新年をお迎えのことと存じます。
(名乗り)〇〇銀行の営業部〇〇でございます。
旧年中は、当行をご利用いただき、誠にありがとうございました。本年も、皆様の資産形成にお役立ていただけるよう、より良いサービスを提供してまいります。
寒さが厳しい季節ではございますが、どうぞご自愛くださいませ。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
結びの挨拶
結びの挨拶では、相手の健康や幸せを祈る言葉を使います。特に新年を迎えた1月上旬は、相手への希望や感謝の気持ちを込めた言葉が好まれます
- 「本年も何卒よろしくお願い申し上げます」:新年の挨拶として定番で、ビジネス文書やメールで最もよく使われます
- 「幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます」:相手の幸運を願う、少し柔らかい表現です。個人宛の手紙やカジュアルなやり取りにも適しています
- 「寒さの厳しい折、ご自愛ください」:寒い時期の健康を気遣う言葉。取引先や親しい間柄、どちらにも使えます
注意点
相手の立場や状況に配慮した表現を選ぶことが大切です。たとえば、ビジネス相手には格式のある言葉を、親しい間柄では温かみのある表現を心掛けましょう。
挨拶文の基本構成と注意点
挨拶文は、次の構成を守ることで、読みやすく礼儀正しい印象を与えることができます。
頭語
「拝啓」や「謹啓」などの形式的な挨拶を用います。
頭語を使用した場合は、最後に「敬具」や「謹言」などの結語で締めくくる必要があります(ペアで使用するのが原則)。
時候の挨拶
季節や時期に合った表現を入れることで、相手に季節感を伝える役割を果たします。
時候の挨拶は、本文に入る前の導入部分として簡潔にまとめます。
前文
相手の健康を気遣う言葉や安否を尋ねる表現を入れます。例:「貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」。
ビジネス文書では、日頃の感謝を簡潔に述べることも好印象を与えます。
本文
本題や用件を明確に記載します。長くなりすぎないよう、簡潔に伝えるのがポイントです。
結びの挨拶(末文)
本文を締めくくる言葉として、相手の健康を気遣う表現や感謝の言葉を入れます。季節感や新年を意識した内容を取り入れるとより効果的です。
結語
「敬具」「謹言」など、頭語に合わせた結びの言葉を使います。
注意点
- 頭語や結語の対応に誤りがないか確認する。たとえば、「拝啓」と「敬具」、「謹啓」と「謹言」がセットです。
- 全体の文量が多すぎないよう、適度に改行を入れ、読みやすさを意識する。