昵懇(じっこん)とは?
単語
昵懇
読み方
じっこん
意味
「昵懇」とは、親しくて打ち解けた関係を意味します。特に、互いに信頼を持ち、深い付き合いをしている様子を表す言葉です。主にフォーマルな文脈や文章で用いられます。
言い換えると
- 親密
- 親しい
- 打ち解けた
- 信頼関係がある
- 仲が良い
目上の方に使える言葉?
はい、「昵懇」は目上の方に対しても適切に使用できます。ただし、「昵懇」という言葉には一定の親しみのニュアンスが含まれるため、フォーマルな場面では相手を敬う形で「昵懇のご関係」や「昵懇の間柄」といった表現にするのが良いでしょう。
どういう場面で使う言葉?
人間関係の深さを表現する場面
「彼とは昵懇の間柄で、長年にわたり親交を深めてきました。」
「彼女はその分野の専門家と昵懇な関係を築いています。」
信頼を示す文脈で使用する場面
「昵懇の仲であるからこそ、率直な意見を交わせます。」
「その企業とは昵懇な関係を持ち、長期的な協力体制を築いています。」
歴史的・文学的な場面
「著者と編集者は昵懇の仲であり、作品作りに深く関わっています。」
「二人は昵懇の友として、互いに切磋琢磨し続けました。」
手紙や挨拶文での使用
「ご昵懇のご厚情に心より感謝申し上げます。」
「昵懇の方々のご支援を賜り、誠にありがたく存じます。」
ビジネス関係や人脈を表現する場面
「昵懇の取引先との関係を大切にし、安定したビジネスを続けています。」
「業界内で昵懇なネットワークを構築し、情報交換を図っています。」
注意点
- フォーマルな文脈で使用する
「昵懇」は主にフォーマルな文章や公式なスピーチ、挨拶文で使われる言葉です。カジュアルな場面では「親しい」「仲が良い」といった平易な表現に置き換える方が自然です。 - 敬語表現と併用する
「昵懇」はやや格式の高い表現のため、「ご昵懇に感謝申し上げます」や「昵懇のご関係」といった敬語を付け加えると、より丁寧で品のある印象を与えられます。 - 対象を具体的に示す
「昵懇」とだけ述べると抽象的になるため、誰との関係が昵懇であるのかを明確にすることで、伝えたい意図がより明確になります。たとえば、「昵懇の間柄である取引先」といった具体例を挙げると効果的です。 - 過度に多用しない
「昵懇」という言葉を頻繁に使うと、文章が堅苦しく感じられる場合があります。適切な場面でのみ使用することで、言葉の重みが保たれます。 - ネガティブな文脈では使用しない
「昵懇」は基本的にポジティブな意味を持つため、批判的な文脈や否定的な話題では使用を避けましょう。