当該(とうがい)|意味・言い回しメールでの注意点を例文を使用して説明

当該(とうがい)とは?

単語

当該

読み方

とうがい

意味

「当該」とは、特定の事柄や対象について直接的に指し示す言葉です。文脈の中で、「これに関連する」「これに該当する」といった意味で使用され、正式な場面や公的な文章で頻繁に見られます。曖昧さを避け、明確に対象を特定する際に用いられる言葉です。

言い換えると

  • 該当する
  • 指定の
  • 該当する対象
  • その
  • これに関する

目上の方に使える言葉?

はい、「当該」は目上の方に対しても問題なく使えるフォーマルな表現です。例えば、「当該事項についてご確認ください」や「当該資料をご参照ください」のように、敬語と組み合わせて使用することで丁寧さを保つことができます。

どういう場面で使う言葉?

ビジネス文書や報告書

「当該案件について、進捗状況をご報告いたします。」

「当該プロジェクトに関する詳細な資料を添付しております。」

規則や制度に関する説明

「当該規則は、すべての従業員に適用されます。」

「当該条件を満たす場合に限り、補助金が支給されます。」

特定の対象を指す場面

「当該商品に関するお問い合わせは、こちらの窓口までご連絡ください。」

「当該施設の利用方法について、以下に記載いたします。」

法的・行政的な文章

「当該書類を提出する期限は、2024年1月15日です。」

「当該事項に違反した場合、罰則が科されることがあります。」

会議や議論の対象を示す場面

「当該課題の解決に向けた方針を議論いたしました。」

「当該テーマについての意見交換を行いました。」

注意点

  • 具体性を持たせる
    「当該」という言葉を使用する際は、それが何を指しているのかが明確になるようにすることが大切です。曖昧な表現のままだと、相手が意図を正確に理解できない場合があります。
  • 過度に多用しない
    「当該」はフォーマルな表現ですが、あまりに頻繁に使うと文章が堅苦しくなりすぎることがあります。場合によっては「その」「該当する」など、より簡潔な言葉に置き換えるのも効果的です。
  • 敬語と組み合わせて使う
    目上の方や取引先に対しては、「当該資料をご確認いただけますと幸いです」「当該事項についてご意見を賜りたく存じます」といった敬語表現を用いることで、丁寧さを保てます。
  • 正式な文脈に適用
    「当該」はビジネスや公的な文脈で用いる言葉です。日常会話やカジュアルな文章では、「その」や「これに関する」などの言葉を使用した方が自然です。