メールを2通送るときの注意点と適切な書き方
2通に分けてメールを送る際には、まず最初のメールで相手にその旨を伝えておくことが重要です。「次にもう一通送りますので、そちらもご確認ください」といった一文を加えることで、相手が次のメールを見逃さないようにします。また、内容を分ける理由がある場合、それを簡潔に伝えると、相手はより理解しやすくなります。さらに、件名や冒頭に簡潔に要点をまとめ、どちらのメールが何についての連絡であるかを明確に伝えることも大切です。メールを送るタイミングも配慮し、できるだけ1回の確認で対応できるような構成を心がけます
他の失礼がない伝え方
- このたびは別件でご連絡を差し上げますが、まず最初にご確認いただきたい内容があります。
- 1通目のメールに続き、2通目でお知らせしたいことがありますので、併せてご確認いただければ幸いです。
- お手数ですが、こちらの内容について確認後、次のメールもご確認いただけますと助かります。
- 重要な情報が含まれておりますので、1通目を確認後、2通目もお読みいただけますようお願い申し上げます。
- こちらの内容に加えて、次にお送りするメールもご確認いただけますようお願い申し上げます。
適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?
2通のメールを送る際は、最初にそのことを相手に伝え、スムーズに内容を伝えられるようにすることが重要です。書き出しでは「2通に分けてお送りする」ことを明記し、相手が次に送られるメールを確認するよう促します。締めの挨拶では、相手に感謝の気持ちを伝え、協力をお願いすることが大切です。
書き出しの挨拶
- いつもお世話になっております。今回は2通に分けてご連絡させていただきますので、まずはこのメールをご確認いただければ幸いです。
- ご連絡いただきありがとうございます。こちらの件について、2通に分けてお送りいたしますので、順を追ってご確認いただけますようお願い申し上げます。
- いつもお世話になっております。先にお送りしたメールの続きとして、2通目を送信いたしますので、引き続きご確認ください。
- いつもお世話になっております。今回、2通に分けて重要な情報をお送りさせていただきますので、まずはこの内容をお読みいただけますようお願い申し上げます。
- ご連絡ありがとうございます。1通目のメールに続き、次にお送りするメールもご確認いただければと思います。
締めの挨拶
- 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。2通目もご確認いただければ幸いです。
- ご確認いただきありがとうございました。引き続き、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
- こちらの件についてご確認いただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
- お手数をおかけしますが、次のメールも併せてご確認ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
- ご確認ありがとうございました。引き続きご支援いただけますようお願い申し上げます。
例文
- いつもお世話になっております。今回は2通に分けてお知らせしたいことがございますので、まず最初のメールをご確認いただけますようお願い申し上げます。次のメールも併せてご確認ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。
- ご連絡ありがとうございます。先にお送りした内容について、ご確認いただけますでしょうか。2通目も重要な情報をお伝えしておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
- いつもお世話になっております。今回、2通に分けてお知らせしたいことがございますので、まずはこのメールをご確認ください。次のメールも続けてお送りいたしますので、よろしくお願い申し上げます。
- 日頃よりご支援いただき、誠にありがとうございます。ご連絡いただいた件について、2通に分けてお伝えさせていただきます。まずはこの内容をお読みいただき、次にお送りするメールもご確認いただけますようお願い申し上げます。
- ご確認いただきありがとうございます。お手数ですが、先に送ったメールの内容をご確認後、続けてお送りする2通目のメールもご確認ください。引き続きよろしくお願いいたします。
注意しないと状況・場面は?
2通のメールを送る場合、相手に混乱や不安を与えないようにすることが重要です。相手が1通目を見落としてしまう可能性もあるため、2通目を送る前に、必ず最初のメールの確認を促すことが大切です。また、内容が非常に重要な場合は、あまりに細かく分けすぎないように注意し、必要に応じて内容を整理して送ることも考慮しましょう。相手に配慮した送信方法を選ぶことで、良い印象を与えることができます。
その際の言い回し
- いつもお世話になっております。この度、2通に分けて重要な情報をお伝えさせていただきます。まず1通目をご確認いただき、続けて2通目をご覧いただければと思います。
- ご連絡ありがとうございます。重要な内容を2通に分けてお送りするため、順番にご確認いただけますようお願い申し上げます。引き続きよろしくお願い申し上げます。
- いつもご支援いただき、ありがとうございます。お手数をおかけしますが、先に送ったメールの内容を確認後、次のメールも併せてご確認いただけますようお願い申し上げます。
- ご連絡ありがとうございます。最初のメールをお読みいただき、その後に送られる2通目のメールもご確認いただけますようお願いいたします。
- 今回の内容について、2通に分けて送信させていただきますので、順番にご確認いただけますと幸いです。
メール例文
件名:Re: 〇〇の件について(追記)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールに関しまして、追記すべき点がございましたので、改めてご連絡いたします。
(追記したい内容を記載)
すでに1通目をご確認いただいておりましたら、重複する内容となり申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
返信がないため再送する場合(リマインド・催促メール)
相手からの返信がない場合、催促のメールを送ることがあります。ビジネスでは相手の状況を考慮し、丁寧にリマインドすることが大切です。
注意点
- 急ぎであることを伝えつつ、相手を責める表現は避ける
- 件名はそのままにして「再送」や「確認のお願い」を加える
- 初回の送信日を記載し、すでに対応済みであればその旨を伝えてもらうよう促す
例文
件名:Re: 〇〇の件について(確認のお願い)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日、〇月〇日にお送りしたメールについて、確認のお願いのため再度ご連絡いたします。
お忙しいところ恐れ入りますが、何かご不明な点がございましたらお知らせいただけますと幸いです。
もしすでにご対応いただいておりましたら、行き違いとなりましたことをお詫び申し上げます。
お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
3. 1通目とは別の話題でメールを送る場合(件名を変えて新規メールを送る)
1通目とは異なる内容のメールを送る場合は、スレッドを分けて送るほうがよいです。
注意点
- 件名は新たに設定し、スレッドを分ける
- 「以前の件とは別件ですが」などの前置きを入れると相手が混乱しない
- 重要な場合は、件名に「至急」や「重要」を加える
例文
件名:新規プロジェクトに関するご相談(別件のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日は〇〇の件でご対応いただき、誠にありがとうございました。
今回は別件でご連絡させていただきました。
(新しい内容を記載)
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
まとめ
- 1通目に追記したい場合は「追記」や「補足」をつける
- 返信がない場合は「確認のお願い」や「再送」の文言を加える
- 別の話題で新たに送る場合は件名を変更し、前置きを入れる
- 相手の負担にならないよう、簡潔で丁寧な表現を心がける
ビジネスメールでは、相手がスムーズに内容を把握できるよう配慮しながら、適切な書き方で2通目を送るようにしましょう。
件名:Re: 〇〇の件について(追加のご案内)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールの件で、追加の情報をお伝えしたくご連絡いたしました。
(追加情報の詳細を記載)
当初のメールではこちらの点について触れておりませんでしたので、改めてご案内いたします。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
もしすでにご確認いただいている場合は、行き違いとなってしまい申し訳ございません。
何かご不明な点などございましたら、お気軽にお知らせください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
件名:Re: 〇〇の件について(補足事項のご案内)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどのメールの内容について、一点補足がございますので、ご連絡させていただきました。
(補足事項の詳細を記載)
恐れ入りますが、先ほどのメールとあわせてご確認いただけますと幸いです。
ご不明な点やご質問等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
件名:Re: 〇〇の件について(追記とお願い)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどのメールの内容に関しまして、追加でお伝えすべき事項がございましたので、改めてご連絡いたします。
(追記内容を詳しく記載)
大変申し訳ございませんが、こちらも併せてご確認のほどお願い申し上げます。
すでにご確認済みの場合は、行き違いとなってしまい失礼いたしました。
お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
件名:Re: 〇〇の件について(追記のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールに補足すべき点がございましたので、追記のご連絡をさせていただきました。
(追記する具体的な内容を詳しく記載)
前回のメールではこちらの点について詳しく触れておらず、大変失礼いたしました。
恐れ入りますが、改めてご確認いただけますようお願い申し上げます。
すでにお読みいただいている場合は、行き違いとなってしまい申し訳ございません。
何かご不明点などございましたら、お気軽にお知らせくださいませ。
お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
件名:Re: 〇〇の件について(補足のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールに関しまして、補足事項がございましたので、追加でご連絡させていただきました。
(補足する具体的な内容を詳しく記載)
お手数をおかけして申し訳ございませんが、併せてご確認のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
すでにご対応済みの場合は、本メールはご放念くださいませ。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
件名:Re: 〇〇の件について(念のためのご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールの内容について、念のため追加でお伝えしたい点がございましたので、ご連絡いたしました。
(追加の内容を詳しく記載)
先ほどのメールとあわせてご確認いただけますと幸いです。
お忙しいところ大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
何かご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
件名:Re: 〇〇の件について(追記のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールに関しまして、補足すべき点がございましたので、追記のご連絡をさせていただきました。
(追記する具体的な内容を詳しく記載)
前回のメールではこちらの点について詳しく触れておらず、大変失礼いたしました。
恐れ入りますが、改めてご確認いただけますようお願い申し上げます。
なお、すでにお読みいただいている場合は、行き違いとなってしまい申し訳ございません。
何かご不明点などございましたら、お気軽にお知らせくださいませ。
お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
件名:Re: 〇〇の件について(再送のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日〇月〇日にお送りしたメールについて、念のため再送させていただきます。
お忙しい中恐縮ですが、ご確認のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
(前回送信したメールの要点を簡潔に記載)
すでにご対応いただいておりましたら、行き違いとなってしまい申し訳ございません。
また、ご確認にお時間がかかる場合は、おおよそのご予定をお知らせいただけますと幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
件名:新規提案の件について(別件のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日は〇〇の件でお世話になり、誠にありがとうございました。
本日は、その件とは別に、新たなご提案をさせていただきたくご連絡いたしました。
(新しい提案や依頼内容を詳細に記載)
お忙しいところ恐れ入りますが、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度お打ち合わせの機会をいただければと存じます。
ご都合のよろしい日時などございましたら、お知らせいただけますでしょうか。
何卒よろしくお願い申し上げます。
件名:Re: 〇〇の件について(追記のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどお送りしたメールに関しまして、追加でお伝えしたい事項がございましたので、追記のご連絡をさせていただきました。
先のメールではお伝えできていなかったのですが、(追記したい具体的な内容を詳しく記載)。
こちらの点を補足として加えさせていただきます。
すでに1通目の内容をご確認いただいておりましたら、重複したご連絡となり申し訳ございません。
また、ご不明点などございましたら、お気軽にお知らせくださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
件名:Re: 〇〇の件について(ご確認のお願い・再送)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日〇月〇日に、〇〇に関するご連絡を差し上げましたが、お忙しい中ご確認いただけましたでしょうか。
お手数をおかけし恐縮ですが、念のため再送させていただきます。
(前回送信したメールの要点を簡潔にまとめる)
もしすでにご対応いただいている場合や、何らかの行き違いがございましたら、どうかご容赦くださいませ。
また、ご不明な点や確認が必要な点がございましたら、お知らせいただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信のほどよろしくお願い申し上げます。
件名:新規プロジェクトに関するご相談(別件のご連絡)
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先日は〇〇の件でお時間をいただき、誠にありがとうございました。
本日はその件とは別に、新たにご相談したいことがあり、ご連絡させていただきました。
(新しい案件や依頼内容を詳細に記載)
お忙しいところ恐れ入りますが、ご都合のよろしい際にご確認いただけますと幸いです。
また、必要に応じてお打ち合わせの機会をいただければと考えておりますので、ご希望の日時などがございましたら、お知らせいただければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
件名:新規案件のご相談について
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどは別件でご連絡させていただきましたが、今回は新たな案件についてご相談したく、ご連絡を差し上げました。
(新規案件の詳細を記載)
つきましては、一度お打ち合わせの機会をいただければと考えておりますが、ご都合はいかがでしょうか。
ご調整のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
件名:来月のスケジュール調整のお願い
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどは〇〇の件でご連絡させていただきましたが、別件でのご相談があり、改めてご連絡いたしました。
来月のスケジュールについて、以下の日程での調整が可能かご確認いただけますでしょうか。
(希望日程を記載)
お手数をおかけいたしますが、ご確認のうえ、ご都合をお知らせいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
件名:弊社新サービスのご紹介とご案内
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどのメールとは別件で、ご案内したい内容がございましたので、ご連絡させていただきました。
弊社では、このたび新しいサービス「〇〇」を開始することとなりました。
(新サービスの概要を簡潔に説明)
もしご興味をお持ちいただけましたら、詳細な資料をお送りいたしますので、お気軽にお知らせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
件名:次回プロジェクトミーティングの日程調整について
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどは別件でご連絡いたしましたが、次回のプロジェクトミーティングについてご相談があり、改めてご連絡いたしました。
現在、〇〇の進捗状況を踏まえ、次回のミーティングを以下の日程で調整できればと考えております。
(候補日程を記載)
ご都合はいかがでしょうか。ご確認のうえ、ご返信いただけますと幸いです。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
件名:契約書類に関する追加のご案内
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどは〇〇に関するメールをお送りいたしましたが、契約書類に関する追加のご案内がありましたので、改めてご連絡いたしました。
今回の契約に際し、以下の書類も併せてご準備いただく必要がございます。
(必要書類の詳細を記載)
お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
件名:新しい取引先のご紹介について
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の□□です。
先ほどは〇〇の件でご連絡いたしましたが、別件でご紹介したい企業があり、ご連絡差し上げました。
弊社が取引を進めている企業〇〇社様が、貴社の〇〇事業においてお力になれるのではないかと思い、ご紹介させていただきます。
(企業の概要や強みを簡単に記載)
ご興味がございましたら、オンラインミーティングなどを設定させていただきますので、お知らせいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。