不退転(ふたいてん)とは?
単語
不退転
読み方
ふたいてん
意味
「不退転」とは、一度決めたことを最後までやり遂げようとする強い意志を表す言葉です。「途中で引き返したり、諦めたりすることなく、決意を貫く」という意味が込められています。主に、決意表明や目標に向けた覚悟を示す場面で使われます。
言い換えると
- 決意を貫く
- 初志貫徹
- 一歩も引かない
- 強い意志
- 揺るぎない覚悟
目上の方に使える言葉?
はい、「不退転」は目上の方に対しても使用できるフォーマルな表現です。ただし、個人的な決意を述べる際に使用するのが一般的であり、相手に対して直接使うことは少ないです。例として、「不退転の覚悟で取り組みます」といった形で、自分の意志を示す表現として適しています。
どういう場面で使う言葉?
決意を強調する場面
「不退転の覚悟で、このプロジェクトに臨みます。」
「不退転の決意を胸に、新たな挑戦を続けます。」
目標達成に向けた覚悟を示す場面
「目標達成のため、不退転の意志を持って努力を続けます。」
「会社の成長を実現するため、不退転の決意で邁進します。」
困難に立ち向かう場面
「どのような困難があっても、不退転の姿勢で対処します。」
「不退転の精神で、危機的状況を乗り越えてみせます。」
公的なスピーチや挨拶での使用
「不退転の決意で、このプロジェクトを成功に導きます。」
「この政策を実現するため、不退転の覚悟で取り組む所存です。」
自己宣言や内面的な覚悟を述べる場面
「不退転の思いを胸に、自分の信じた道を進みます。」
「不退転の精神で、最後まで諦めずに戦います。」
注意点
- 自分の意志を述べる際に使う
「不退転」は自分の覚悟や決意を表現する言葉であり、相手の行動や状況に対して使うのは適切ではありません。 - 具体的な目標や状況を明示する
「不退転」とだけ述べると抽象的になりがちです。たとえば、「このプロジェクトの成功に向けて不退転の覚悟で取り組みます」といった具体的な内容を添えることで、説得力が増します。 - フォーマルな場面で使用する
「不退転」はフォーマルなニュアンスが強い言葉です。日常会話やカジュアルな場面では、「全力で頑張る」「諦めない」などの平易な表現が適切です。 - 過剰な表現を避ける
決意を強調する言葉であるため、あまり多用すると逆に軽く受け取られることがあります。本当に強い覚悟を示す必要がある場面で使いましょう。 - 目標達成や困難克服を強調
「不退転」という言葉は、前向きな意志を表現するのに適しています。そのため、使う際はポジティブな文脈で使用することが望ましいです。