老大家(ろうたいか)
読み方
ろうたいか
意味
堂々とした風格や落ち着きがあり、貫禄のある人を指します。または、威厳や気品を備えた存在感を持つ女性や人物を表現する言葉として使われることがあります。
語源
「老大」には年齢を重ねていることや、貫禄や威厳があるという意味が含まれます。「家」はその人が一家の主であることや、その分野で卓越していることを表します。これらを組み合わせて「風格があり、堂々としている人物」を指すようになりました。
言い換えると
- 貫禄のある人物
- 威厳のある人
- 気品を備えた存在
- 堂々とした風格
使用する注意点
- 敬意を込めて使われる表現ですが、使う場面や相手により「年寄り扱い」と誤解される可能性があるため、配慮が必要です。
- フォーマルな場面よりも、やや親しみを込めた文脈で使われることが多いです。
目上の方に使える言葉?
目上の方に使用する際は、「貫禄のある方」「風格のある方」など、より丁寧で柔らかい表現に言い換える方が適切です。
ビジネスで適した例文
- 彼女は老大家の風格を持ち、周囲から尊敬されています。
- この分野では、老大家として知られる彼の意見が参考にされます。
- 彼女の堂々とした振る舞いは、まさに老大家の名にふさわしいです。
- 長年の経験を活かし、老大家としての存在感を発揮されています。
- その会議では、老大家たちの意見が重視されました。
どういう場面で使う言葉?
- 年齢や経験を重ね、風格や威厳を備えた人を評価する場面
- 専門分野で卓越した知識や技術を持つ人物を称える際
- 人物の存在感や影響力を強調したい場面
使用した例文を5例
- 彼女の落ち着いた態度は、まさに老大家の風格を感じさせる。
- この会議での彼の発言は、老大家としての見識が光っていた。
- 老大家と評される彼女のアドバイスは、いつも的確で信頼できる。
- その企画が成功したのは、老大家たちの指導があったからこそだ。
- 彼は老大家として若い世代に多大な影響を与え続けている。
失礼に当たる使い方
- 年齢を強調する形で使用し、相手に「老い」を感じさせる場合。
- 必要以上に重々しい印象を与え、親しみが損なわれる場合。
- 風格や実績がない人物に対して誤って使用することで、皮肉と受け取られる場合。
英語で言うと?
“Grande dame”(堂々たる女性)や “Veteran of great renown”(名高いベテラン)が適しています。
どうしてその単語になったか
“Grande dame” は気品と風格を備えた女性を指し、”Veteran of great renown” は分野で卓越した威厳ある人物を表現するため、「老大家」の意味に合致します。
英語での使用例
- “She is considered a grande dame in the art world.”
(彼女は芸術界の老大家とみなされています。) - “His opinions carry the weight of a veteran of great renown.”
(彼の意見は、名高い老大家としての重みがある。) - “The grande dame of the company provided valuable guidance to the team.”
(会社の老大家がチームに貴重な指導を行った。) - “As a veteran of great renown, his contributions are highly respected.”
(老大家としての彼の貢献は非常に尊敬されています。) - “Her presence as a grande dame brought elegance to the event.”
(彼女の老大家としての存在感がイベントに気品を添えた。)