「お受けいたしかねます」目上の方に使える?ビジネスメールでの使い方・書き出しと言い換えとメール例文
「お受けいたしかねます」は、依頼や要求を断る際に使用する非常に丁寧な表現です。相手のお願いや提案を受け入れられない場合に、直接的に断るのではなく、やんわりと敬意を持って断る言い回しです。
- 依頼を受けられない場合
相手が自分に何かをお願いしたが、その依頼に応じられないときに使います。たとえば、仕事の依頼やプライベートなお願いがあり、その内容に応じられない場合に適します。 - 提供できないサービスを求められたとき
サービス業などで、相手からの過度な要求や提供できないサービスを求められたときに、丁寧に断るために使用します。 - 無理なスケジュール調整を依頼されたとき
自分のスケジュールや予定が立て込んでおり、無理な時間を指定された場合に、その予定を受け入れられないことを伝えるために使用されます。 - 不可能な提案をされたとき
相手が提案した内容が現実的でない、あるいは自分にとって不可能な場合に、配慮しつつ断る表現として「お受けいたしかねます」を使用します。 - 不適切な依頼をされたとき
自分の仕事や立場に照らして、不適切または無理な依頼をされたときにも、この表現を用いて、丁寧にお断りすることができます。
「お受けいたしかねます」を使用する際の注意点
相手の立場を考える
「お受けいたしかねます」は、断る際に使う非常に丁寧な表現ですが、相手に対して配慮を欠かさないように使用することが重要です。断る理由を明確に伝え、誤解を生まないように心掛けましょう。
無理な要求をされた場合には理由を述べる
単に「お受けいたしかねます」と言うだけでは、相手にとって納得できない場合があります。断る理由を簡潔に説明することが大切です。ただし、詳細な説明は避け、簡潔に説明するようにしましょう。
感謝の気持ちを伝える
依頼を断る際には、相手の提案に対する感謝を表す言葉を加えることが大切です。「お受けいたしかねます」だけでは冷たく感じられる場合があるため、感謝の気持ちを伝えることで、より丁寧な印象を与えることができます。
代替案を提示する
可能であれば、代替案を提案することで、相手に配慮していることを示すことができます。例えば、予定が合わない場合に他の日程を提案するなど、具体的な解決策を示すと良いでしょう。
「お受けいたしかねます」他の失礼がない言い回し
- 「ご期待に添えず、申し訳ございません」
相手が期待している内容に対して応じられないことを丁寧に伝える表現です。 - 「お力になれず、残念に思います」
自分がその依頼に対応できないことを残念に思っている気持ちを伝えつつ、断る表現です。 - 「誠に恐れ入りますが、難しい状況です」
状況的にその依頼に応じるのが難しいことを説明する表現です。 - 「お手数をおかけしますが、お受けいたしかねます」
申し訳ない気持ちを込めつつ、依頼を受けられないことを伝える表現です。 - 「誠に申し訳ありませんが、対応しかねます」
自分の立場からその依頼に対応できないことを丁寧に伝える表現です。
「お受けいたしかねます」を使用する際の書き出しの挨拶と締めの挨拶
「お受けいたしかねます」書き出しの挨拶
依頼に応じられない場合の書き出し
「お世話になっております。
○○様からのご依頼に関しまして、検討いたしましたが、誠に恐れ入りますが、お受けいたしかねます。」
サービスや提案に対する断りの書き出し
「いつもお世話になっております。
○○のご提案についてですが、大変申し訳ございませんが、当方ではお受けいたしかねます。」
無理なスケジュール調整に対する断りの書き出し
「お世話になっております。
ご依頼いただいた日時について、申し訳ございませんが、予定が詰まっており、お受けいたしかねます。」
不適切な依頼に対する書き出し
「お世話になっております。
○○について、申し訳ありませんが、その内容についてはお受けいたしかねます。」
依頼内容が不可能な場合の書き出し
「お世話になっております。
○○の依頼に関して、慎重に検討しましたが、残念ながらお受けいたしかねます。」
「お受けいたしかねます」締めの挨拶
感謝を込めた締め
「今回の件についてはお力になれず、申し訳ございません。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」
相手の理解をお願いする締め
「お受けできないことをご理解いただけますようお願い申し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。」
他の提案をする締め
「お受けいたしかねますが、別の方法でお手伝いできることがあれば、ぜひお知らせください。
よろしくお願いいたします。」
別の方法で対応を提案する締め
「ご期待に添えず、誠に申し訳ございません。
他の方法でサポートできることがあれば、何なりとお申し付けください。」
敬意を込めた締め
「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。」
「お受けいたしかねます」例文
ビジネスシーンでの例文
「お世話になっております。
○○様からのご依頼に関しまして、慎重に検討いたしましたが、誠に恐れ入りますが、お受けいたしかねます。
引き続き、他のご要望があればお知らせいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」
上司への例文
「お疲れ様です。
○○の件について、申し訳ございませんが、その内容についてはお受けいたしかねます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」
同僚への例文
「お疲れ様です。
ご提案いただいた件について、大変申し訳ありませんが、お受けいたしかねます。
また別の機会があれば、どうぞよろしくお願いします。」
クライアントへの例文
「お世話になっております。
○○のご提案についてですが、当方では対応が難しいため、お受けいたしかねます。
引き続き、他のご提案があればお知らせいただけますようお願い申し上げます。」
プライベートな依頼に対する例文
「いつもお世話になっております。
○○の件について、申し訳ありませんが、現在の状況ではお受けいたしかねます。
引き続きよろしくお願いいたします。」
目上の方へのご連絡時に使用する「お受けいたしかねます」
ご依頼に対する慎重なご返答
いつも大変お世話になっております。平素より格別のご指導を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、この度ご依頼いただきました件につきまして、誠に恐縮ではございますが、内部検討の結果、今回の件に関しましては、ご期待に沿うことが難しい状況でございます。大変申し訳なく存じますが、当該案件につきましては、慎重に判断させていただいた結果、承ることができかねるとの結論に至りました。
今後、同様のご依頼に対しても引き続き検討を重ね、改善に努めてまいる所存でございますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。重ねまして、これまでのご厚情に深く感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
ご期待に沿えず誠に恐縮なご返答
平素よりご高配を賜り、心より感謝申し上げます。さて、○○様よりご提示いただきましたご提案につきましては、社内検討を重ねた結果、誠に遺憾ながら現状ではお引き受けいたしかねると判断いたしました。大変恐縮ではございますが、今後の状況変化や改善策が見込まれる際には、改めてご相談させていただければと存じます。
この度のご依頼につきましては、私どもの判断によりご期待に添えず、誠に申し訳なく存じます。何卒ご理解のほどお願い申し上げるとともに、今後ともご指導・ご助言を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
ご助言に報いるべく検討を重ねた結果のご返答
いつも大変お世話になっております。○○様には日頃より多大なるご助言とご指導をいただいており、心より感謝申し上げます。今回、○○様よりご依頼いただきました内容につきましては、慎重に社内で検討を行いました結果、現状の体制では十分な対応が難しいとの結論に至りました。
誠に申し訳ございませんが、今回の件に関しては、ご期待に沿う対応ができかねますことを、深くお詫び申し上げます。今後の体制強化や業務改善に努め、再度ご提案いただける機会がございましたら、迅速かつ柔軟に対応させていただく所存でございます。何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。
ご依頼内容につきまして慎重な検討結果のご報告
いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。○○様よりご依頼いただきました案件につきましては、関係各部署と十分な検討を重ねた結果、現状ではお受けすることが難しいと判断いたしました。大変心苦しい限りではございますが、今回はお引き受けいたしかねます旨、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
今後は、より一層の努力を重ね、同様のご依頼に対しても適切に対応できるよう精進してまいる所存でございます。引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
ご依頼に関する慎重な検討結果のご報告と今後の努力
平素より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。○○様より頂戴いたしましたご依頼につきまして、誠に遺憾ながら、当該案件は現時点での対応が困難であるとの結論に達しました。大変申し訳ございませんが、今回のご依頼はお引き受けいたしかねます。
しかしながら、今後の業務改善および体制強化に向け、さらなる努力を重ねてまいる所存でございます。何卒ご理解とご容赦を賜りますようお願い申し上げるとともに、今後とも変わらぬご指導をお願い申し上げます。
取引先の企業へのご連絡時に使用する「お受けいたしかねます」
協力体制維持のための慎重なご返答
平素より大変お世話になっております。貴社との円滑なお取引を大変重視しており、今回ご提示いただきましたご依頼につきましても慎重に検討いたしました結果、誠に申し訳ございませんが、現状では対応が難しいと判断いたしました。
大変心苦しいご報告となりますが、当該案件につきましては、お引き受けすることができかねる旨、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。今後とも、双方の発展に寄与すべく、連携体制の強化に努めてまいる所存でございますので、引き続きご高配を賜りますようお願い申し上げます。
取引条件再検討のためのご返答
いつも格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。貴社よりご依頼いただいた内容につきましては、社内で慎重に検討を重ねた結果、誠に遺憾ながら、現時点での対応は困難であると判断いたしました。
大変申し訳なく存じますが、今回の件はお受けすることができかねます。なお、今後の取引条件の見直しや新たな提案が可能となりました際には、速やかにご連絡申し上げる所存です。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げ、今後とも変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
双方の利益を鑑みたご返答
平素よりお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。貴社よりご依頼いただいた案件につきましては、弊社内での詳細な検討の結果、双方の利益確保の観点から、現状ではお引き受けいたしかねるとの結論に達しました。
大変心苦しい限りではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。今後、状況が改善されました際には、再度ご提案させていただく機会を設けたく存じますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
協力関係維持のための慎重な対応
平素より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。今回、貴社よりご依頼いただきました内容につきまして、社内で慎重に検討いたしました結果、誠に申し訳ございませんが、現状の体制では対応が難しいとの判断に至りました。
大変恐縮ではございますが、当該案件はお引き受けいたしかねる旨、ご報告申し上げます。なお、今後の協力体制の見直しや改善策の検討により、再度ご相談いただける状況を目指してまいる所存です。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
今後の連携を視野に入れた慎重なご判断
いつも大変お世話になっております。貴社との良好な取引関係を大切にしている中、今回のご依頼につきましても、詳細な社内検討を重ねた結果、誠に遺憾ながら現時点ではお受けすることが困難であると判断いたしました。
大変申し訳ございませんが、今回の案件はお引き受けいたしかねますことをご了承いただけますようお願い申し上げます。今後、状況が改善され次第、改めてご提案を検討させていただく所存です。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
新規取引先へのご連絡時に使用する「お受けいたしかねます」
初回のご提案に対する慎重なご返答
初めまして。突然のご連絡失礼いたします。貴社よりご提案いただきました案件につきまして、弊社において慎重に検討を重ねた結果、誠に恐縮ながら現時点でのご対応は難しいと判断いたしました。
大変申し訳なく存じますが、今回のご依頼はお引き受けいたしかねます。なお、今後の状況次第では再度ご相談させていただく可能性もございますので、その際は何卒よろしくお願い申し上げます。今後とも、貴社との連携強化に努める所存です。
新規提携に関するご依頼へのご返答
初めまして。貴社の先進的な事業内容に深い関心を抱き、この度はご提案をいただき誠にありがとうございます。慎重な検討を重ねた結果、誠に恐縮ではございますが、現状ではご依頼内容に沿うことが難しいとの判断に至りました。
大変申し訳ございませんが、今回の案件はお受けすることができかねます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げるとともに、今後の協業の可能性につきましては引き続き検討してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
新たな協力関係構築のための検討結果のご報告
初めまして。貴社よりご提案いただきました内容につきまして、弊社内で慎重に検討を進めた結果、誠に残念ながら、現時点での協業は難しいとの結論に達しました。
大変恐縮ではございますが、今回のご依頼はお引き受けいたしかねます。今後、状況が改善され、協業の余地が生じた際には改めてご連絡申し上げる所存でございますので、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
新規案件に対する前向きな検討の結果
初めまして。貴社からご提案いただきました新規案件につきまして、弊社では前向きな検討を進めてまいりましたが、誠に申し訳なく存じますが、現状ではご期待に沿うことができないとの判断に至りました。
大変心苦しいご報告ではございますが、今回の案件はお引き受けいたしかねる状況です。今後、改善策が講じられる際には、再度ご相談させていただく所存でございます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ご提案に関する慎重な判断の結果のご連絡
初めまして。貴社のご提案に対し、弊社にて慎重に検討を行いました結果、誠に遺憾ながら、現時点ではご依頼内容にお応えすることが難しいとの結論に達しました。
大変申し訳ございませんが、今回の案件はお受けすることができかねます。今後の市場動向等を踏まえた上で、改めてご提案いただく機会がございましたら、ぜひ前向きに検討させていただきたく存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
顧客・お客様へのご連絡時に使用する「お受けいたしかねます」
お客様へのご依頼に対する誠実なご返答
いつも弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。この度、お客様よりいただきましたご注文内容につきまして、誠に恐縮ではございますが、現在の在庫状況および生産体制の都合上、即時のご対応が難しい状況でございます。
大変申し訳ございませんが、今回のご注文はお受けいたしかねる旨、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。今後、体制の見直しが完了次第、改めてご案内を差し上げる所存でございます。引き続き弊社製品をご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
サービス提供に関するご依頼への慎重なご返答
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。お客様からのご依頼につきまして、誠に残念ではございますが、現状のシステム運用上、迅速な対応が困難なため、今回のご要望はお受けすることができかねます。
大変申し訳なく存じますが、今後の改善策を講じた際には、改めてご連絡申し上げる所存です。何卒ご理解の上、引き続き弊社サービスをご利用いただけますようお願い申し上げます。
お問い合わせに対するご返答と今後の対応について
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。お客様よりいただきましたご質問・ご依頼につきましては、社内で慎重に検討いたしました結果、誠に遺憾ながら現時点ではご希望に添うことが難しいとの判断に至りました。
大変申し訳ございませんが、今回のご依頼はお受けいたしかねます。今後、システムの改善が進みました際には、より良いご提案ができるよう努めてまいりますので、何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。
お客様からのご要望に対する慎重なご判断
平素より弊社製品をご愛顧いただき、心より御礼申し上げます。お客様よりご依頼いただきました内容につきまして、慎重な検討を行った結果、誠に申し訳ございませんが、現状のサービス提供体制ではご期待に沿うことが困難であると判断いたしました。
大変恐縮ではございますが、今回のご依頼はお受けいたしかねる結果となりました。今後、体制の改善に努め、再度お力添えできるよう精進してまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ご注文内容に関する慎重な審査結果のご連絡
いつも弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。お客様からいただきましたご注文内容につきまして、誠に残念ながら、現状の供給体制上、即時に対応することが困難であるとの結論に至りました。
大変申し訳ございませんが、今回のご注文はお受けいたしかねます。今後、供給体制の改善が進んだ際には、迅速な対応を図る所存でございますので、何卒ご理解とご容赦をお願い申し上げます。
社内メールにおける「お受けいたしかねます」
社内調整の結果に基づく慎重なご判断
各位、いつもお疲れ様です。先日ご提案いただいた案件につきまして、社内で詳細な検討を行いました結果、現時点でのリソースの関係上、対応が困難であるとの判断に至りました。大変申し訳ない結果となりますが、今回の件はお受けすることができかねる旨、ここにご連絡いたします。
今後、状況の変化や体制強化が実現次第、再度検討する所存ですので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。引き続き、円滑な業務運営に努めてまいりましょう。
プロジェクト案件に関する内部判断のご報告
各位、平素よりご尽力いただき誠にありがとうございます。今回、○○プロジェクトに関していただいたご依頼について、複数部署で協議を重ねた結果、現段階での実施は見送らざるを得ないと判断いたしました。
大変恐縮ではございますが、該当案件はお引き受けいたしかねる結果となりました。今後の改善策を検討し、必要に応じて再度検討する予定ですので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
内部リソース不足に伴う対応不可のご連絡
各位、いつもお疲れ様です。先日ご依頼いただきました案件につきまして、内部リソースおよび現状の業務負荷を総合的に判断した結果、誠に残念ながら、現時点での対応は困難であるとの結論に至りました。
大変申し訳ありませんが、今回のご依頼はお受けすることができかねます。なお、今後状況が改善され次第、再度の検討を行う予定ですので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
業務優先順位に基づく判断のご報告
各位、平素より大変お世話になっております。今回、いただきました案件につきましては、現行プロジェクトとの調整および業務優先順位を考慮した結果、誠に遺憾ながら、対応が難しいと判断いたしました。
大変申し訳ございませんが、当該案件はお引き受けいたしかねるため、別途ご案内申し上げることも難しい状況です。今後、業務体制の見直しに努めるとともに、改善策が講じられ次第、再度の検討を進めてまいります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
内部判断に基づく案件の見送りについて
各位、いつもご苦労様です。先日ご提出いただきました案件につきまして、内部での詳細な検討を行いました結果、現状の体制ではご要望にお応えすることが難しいと判断いたしました。
大変恐縮ではございますが、今回の案件はお受けすることができかねるため、皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。今後、体制改善に努める所存ですので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
「お受けいたしかねます」を使用する際の注意点、まとめ
- 相手の立場に応じた敬語の使い分け
・目上の方には、謙虚かつ丁寧な表現を用い、相手のご指導やご助言に感謝の意を必ず添える。
・取引先や新規取引先には、協力関係を維持するため、誠意ある断りの理由と今後の可能性を示す文面とする。
・顧客への対応では、申し訳なさと同時に今後の改善意欲を明確に伝え、信頼を損なわないよう配慮する。
・社内向けでは、断りの理由を具体的に説明し、今後の改善策や再検討の意思を明示する。 - 断る理由や背景の明確化
・単に「お受けいたしかねます」という表現だけでなく、なぜその判断に至ったかを具体的に記載し、理解を得やすくする。
・社内外の相手に対して、情報の透明性を保ちつつ、誠実な対応を示す。 - 今後の対応や改善策への言及
・断りの文面内で、状況が変化した際には再度検討する旨や、改善策を模索していることを伝える。
・相手に希望を持たせる表現を加えることで、関係の維持を図る。 - 内部の判断基準や背景情報の共有
・社内向けの断り文面では、なぜその判断になったのか、具体的な数値や業務状況を説明し、納得感を得られるようにする。
・外部向けには、機密情報を避けつつ、一般的な理由を丁寧に説明する。 - 返信や問い合わせ先の明記
・必要に応じて、今後の対応についての問い合わせ先や、再検討のタイミングを明記する。
・相手が不明点を抱えないよう、フォローアップ体制を示す。 - 感謝と謝意の明確な表現
・断る内容でも、相手に対する感謝と申し訳なさをしっかりと伝える。
・これにより、断りの意図が悪意ではなく、状況に基づくものであることを理解してもらえるようにする。