無能の武器化って何?
例えば、おじさんが家で奥さんに「洗濯機の操作が難しそうだし、やり方が分からない~」って言ったら奥さんが「もういいわ!私がやるから!」となりますよね。
これ、実は 「無能の武器化」 かもしれません
簡単に言うと
「できないふり」をして自分がやらなきゃいけない仕事や家事を誰かに押し付けちゃうことですただ、これが頻繁に続くと、やらされる方が負担を感じて「もう我慢できない!」となり、信頼関係にヒビが入ることも。だから、意外と大きな問題になるんです
無能の武器化の例
家庭での例
- 「料理は苦手だから、俺は包丁使えないよ~」といって、奥さんに毎日料理をさせる
- 「掃除機の音が苦手なんだよね」といって、掃除をやらない
- 子どもの学校行事に「パパが行くと子どもが恥ずかしがるよ」と理由をつけて参加しない
- 「アイロンって難しそうで怖いなぁ」と言って、シャツのアイロンがけを頼みっぱなし
- 「スマホの設定って複雑だよね~」といって、奥さんや子どもに頼む
職場での例
- 「パソコンは若い人のほうが得意だから」と言って、資料作成を部下に丸投げ
- 「この書類の書き方がよく分からないなぁ」と言って、他の社員に任せる
- 「スケジュール管理は苦手だから」といって、秘書や同僚に押し付ける
- 会議中に「専門用語が難しくて理解できない」と言い、決定権を他人に委ねる
- 「部下の指導は自信がない」と言って、育成を同僚や他の管理職に任せる
無能の武器化が起こるとどうなるの?
① 負担が偏る!
やらされる人にばかり仕事や家事が集中します。奥さんや部下が「私ばっかり大変!」と感じて、不満がたまってしまいます
② 信頼がなくなる!
「本当はやればできるんでしょ?」とバレると、家族や同僚から信用されなくなります。「また逃げてるな」と思われると関係性も悪化します
③ 相手が疲れちゃう!
やらされる方は疲れ果てます。「もう限界だ!」となって、家事や仕事を放棄したり、関係を断ち切りたくなるケースもあります
④ 自分の成長のチャンスを逃す!
自分でやってみる機会を逃すので、スキルが上達せず、いつまでも同じことを言い訳に使う羽目になります
無能で武装された上司あるある
「これ、よく分からないからよろしく!」
「よく分からない」という言葉は、もはや魔法の呪文。全てのタスクが部下に降ってくる瞬間です。でも、「よく分からない」の本当の意味は、たいてい 「面倒くさいからやりたくない」 に過ぎません。
「会議の資料、適当に作っといて」
適当とはいえ、仕上がりにケチをつけるのは上司の特技。「君の提案、なんか違うんだよね」と言い放ちつつ、自分は何もアイデアを出さない。むしろ、「違う」と言えるだけの感覚があるなら、自分で作ってほしいものです。
「部下が優秀だから安心してるよ」
これは 「俺が仕事しなくても、みんながカバーしてくれるから大丈夫」 という隠れメッセージ。部下を褒めているようで、ただの責任放棄です。褒めるなら、せめて何かごちそうしてください。
「この仕事、やったことないから君が得意そうだね」
新しいことに挑戦する勇気はゼロ。でも、部下には無理難題を押し付けるのが得意。「できません」と言うと、「それじゃ成長できないよ」とか言われて、なぜか自分が悪いような気持ちにさせられる。
「上に伝えておくね」→ 伝わってない
「上に伝える」という言葉を信じてはいけません。大抵の場合、何も伝えられていません。そして、進捗が悪いと責められるのはあなたです。
無能で武装された上司への対処法
明確な確認を取る
「これ、どういう結果を求めていますか?」と具体的に質問してみましょう。上司が曖昧な返事をしたら、それを記録に残します。後で「聞いてない」と言われないようにするためです。
無駄に期待しない
「自分を守るのは自分」と割り切るのが大切。上司に頼らず、自分で計画を立てて進めることが、無駄なストレスを減らします。
仲間と連携する
上司に振り回されているのは、あなた一人ではありません。同僚と情報共有をしながら、「この仕事はどの程度まで引き受けるべきか」を一緒に考えましょう。
自分の負担を見える化する
「私が今どのくらいの仕事を抱えているか」を上司に見せると、少しは考えてくれるかもしれません。もし考えてくれなければ、それを他の上層部に伝える準備を。
心の余裕を保つ
上司の言動にイライラしても、時間と労力の無駄です。「また始まったな」と笑い飛ばし、趣味やプライベートでストレスを発散することが大事です。
無能で武器化されたご主人あるある
「洗濯機のボタン、多すぎて無理!」
最新の洗濯機にビビる夫。言われるがままに奥さんが代わりに操作しようものなら、次回からも「どうやって使うのか忘れちゃった」と永遠に学ぶ気ゼロ。
「掃除すると逆に汚しちゃうんだよな~」
「やったよ!」と言いながら、なぜかゴミが増えてる不思議な現象を発生させる天才。「ほら、やっぱり君がやった方がきれいになるよね」と自信満々に結論づける。
「料理は科学だろ?俺、文系だから~」
「君は料理上手だね」と褒めるフリをしながら、絶対にキッチンに入らない。インスタントラーメンでさえ「失敗しそうだから」と言い訳する謎の自信のなさ。
「子どもの宿題、難しすぎる!」
算数の問題にチャレンジする気ゼロ。「最近の子どもってすごいなぁ」と感心しながら、奥さんに丸投げ。「教育は君の得意分野だろ?」と全力で逃げる。
「ゴミ捨て?どこに捨てるんだっけ?」
住んでいる地域のゴミ捨てルールを何年経っても覚えない。最終的には「ルールが複雑すぎるんだよ」と市町村のせいにする。