芳情(ほうじょう)とは?|意味・言い回しメールでの注意点を例文を使用して説明

芳情(ほうじょう)とは?

単語

芳情

読み方

ほうじょう

意味

「芳情」とは、相手の親切や厚意、心遣いを敬意を込めて指す表現です。特に、手紙や挨拶文で感謝の気持ちを伝える際に用いられる言葉で、「相手の優れた心情」や「好意的な態度」に対して敬意を表現します。

言い換えると

  • ご厚意
  • ご親切
  • ご配慮
  • 温かい心遣い
  • 思いやり

目上の方に使える言葉?

はい、「芳情」は非常に丁寧な表現であり、目上の方やビジネス相手への手紙やフォーマルな文書で使用できます。「ご芳情を賜り」「ご芳情に感謝申し上げます」といった形で、相手への敬意と感謝を表すのに適しています。

どういう場面で使う言葉?

感謝を述べる手紙や文書で使用

「このたびは温かいご芳情を賜り、心より御礼申し上げます。」

「ご芳情に厚く御礼申し上げます。」

挨拶状やビジネスのやり取りで使用

「平素より格別のご芳情を賜り、誠にありがとうございます。」

「貴殿のご芳情をもちまして、無事に本企画を終了することができました。」

フォーマルなスピーチや挨拶で使用

「日頃よりご芳情を賜り、心より感謝申し上げます。」

「皆様のご芳情に支えられ、本日を迎えることができました。」

取引先や顧客への感謝表明

「平素のご芳情に感謝申し上げるとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。」

「貴社よりいただきましたご芳情に対し、深く感謝申し上げます。」

個人的な感謝を表現する場面

「心のこもったご芳情に触れ、大変感激しております。」

「ご芳情に甘える形となり、恐縮しておりますが、深く感謝いたします。」


注意点

  • 敬語を添えて使う
    「ご芳情」という形で敬意を示し、敬語表現と組み合わせて使用します。たとえば、「ご芳情を賜り、深く感謝申し上げます」といった丁寧な形が適切です。
  • フォーマルな文脈で使用する
    「芳情」はビジネス文書や公式な手紙、フォーマルなスピーチで使用する言葉です。カジュアルな会話や日常的な手紙では「ご厚意」「ご配慮」などの平易な表現が適する場合があります。
  • 具体的な内容を補足する
    感謝の対象が具体的に何であるのかを明記すると、相手に対する敬意や感謝の気持ちがより伝わります。たとえば、「ご芳情を賜り、いただいたご指導に深く感謝申し上げます」といった形です。
  • 多用を避ける
    文章内で「芳情」を繰り返し使うと冗長になる場合があります。「ご厚意」「ご配慮」などの表現と組み合わせてバランスを取りましょう。
  • 相手を称える文脈で使用する
    「芳情」はポジティブなニュアンスを持つため、感謝や賞賛を述べる場面で使用するのが適切です。

使用例

  • 手紙の例文
    「平素より格別のご芳情を賜り、心より御礼申し上げます。」
  • ビジネス文書の例文
    「貴社の多大なるご芳情により、本プロジェクトを無事に進行することができました。」
  • スピーチの例文
    「このたびの成功は、皆様のご芳情とご支援の賜物であると深く感謝しております。」