sharepointから「one driveへショートカット」ができない原因と対処法

SharePointから「OneDriveへショートカット」ができない原因と解決策:ファイル管理をもっとスムーズに!

 

「SharePoint(シェアポイント)のフォルダを、OneDrive(ワンドライブ)にショートカットとして追加したいんだけど、なぜかうまくいかないな…」「『ショートカットが追加できませんでした』ってエラーが出るんだけど、どうすればいいの?」

こんな風に感じたことはありませんか? SharePointのファイルを、OneDriveにショートカットとして追加できる機能は、いつも使うファイルに素早くアクセスできる便利な機能ですよね。パソコンのエクスプローラーから直接SharePointのファイルにアクセスできるようになるので、とても便利です。しかし、この機能がなぜかうまく動作しない、という問題に直面することがあります。

SharePointからOneDriveへショートカットができない原因はいくつか考えられますが、そのほとんどは特定でき、適切な対処法を知っていれば、多くの場合、比較的簡単に解決できます。


「OneDriveへのショートカット」ってどんな機能?その便利さ

SharePointのファイルをOneDriveにショートカットとして追加する機能は、SharePointのドキュメントライブラリやフォルダーにあるファイルへ、あなたのOneDriveを通じて素早くアクセスできるようにするためのものです。

いつものファイルエクスプローラーからSharePointへ

この機能を使うと、あなたのパソコンにインストールされているOneDrive同期クライアントを通じて、Windowsのファイルエクスプローラーの中に、SharePointのドキュメントライブラリやフォルダーへの「ショートカット」が作成されます。これにより、WebブラウザでSharePointサイトを開くことなく、まるでパソコンのローカルフォルダにあるかのように、ファイルを直接開いたり、編集したりできるようになります。

パソコンの容量を節約できる

これは、SharePointのファイルを物理的にあなたのパソコンにすべてコピーする「同期」とは少し違います。ショートカットは、ファイルの実体そのものではなく、ファイルへの「リンク」なので、あなたのパソコンのディスク容量を圧迫しません。必要な時にだけファイルがダウンロードされる仕組みになっています。

常に最新のファイルへアクセス

ショートカットを通じて開かれるファイルは、クラウド上のSharePointにあるものなので、常に最新の状態です。他の人がSharePoint上のファイルを更新すれば、あなたはショートカットを通じて、その最新のファイルにアクセスできます。


「OneDriveへのショートカット」ができない主な原因

この便利な機能がうまく動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。

1. OneDrive同期クライアントやアカウントの問題

 

これは最も一般的な原因の一つです。ショートカット機能はOneDrive同期クライアントに依存するため、このソフトに問題があると機能しません。

  • OneDriveアプリが起動していない: あなたのパソコンでOneDrive同期クライアントアプリが起動していない、または一時的に停止している。
  • OneDriveアプリが正しくサインインできていない: OneDriveアプリが、SharePointにアクセスしているMicrosoft 365アカウントで正しくサインインできていない、または認証が切れている。
  • OneDriveアプリのバージョンが古い: OneDriveアプリが最新のバージョンに更新されていないため、機能が正しく動作しない。
  • OneDriveの同期にエラーがある: 既に他のSharePointの場所を同期していたり、OneDrive自身に同期エラーが発生していたりする場合、新しいショートカットの作成が妨げられることがあります。

 

2. SharePointのファイルやフォルダーの設定の問題

ショートカットを作成しようとしているSharePoint側の設定や状態が原因であることがあります。

  • 既に「同期」しているフォルダーである: もし、既にそのSharePointのドキュメントライブラリ全体やフォルダーを「同期」機能でパソコンと同期している場合、その場所へのショートカットを重ねて追加することはできません。
  • ショートカットの対象が限定される: 「OneDriveへのショートカットを追加」機能は、フォルダーやドキュメントライブラリ全体に対して使うのが一般的です。個々のファイルを選択してショートカットを追加しようとしている場合、それが許可されていない場合があります。また、共有フォルダーが組織内のユーザー以外にも共有されている場合(匿名リンクなど)、ショートカットの追加が制限されることがあります。
  • 深いフォルダーの階層や特殊な文字: SharePointのパスが非常に長かったり、フォルダー名に特別な文字が含まれていたりする場合、ショートカットの作成に問題が生じることが稀にあります。

 

3. ユーザーのアクセス権限の問題

ショートカットを作成しようとしているユーザーのアクセス権限が足りない場合です。

  • 閲覧権限しかない: ショートカットを作成したいSharePointのドキュメントライブラリやフォルダーに対して、あなたが「閲覧」権限しか持っていない場合、ショートカットの作成が許可されないことがあります。

 

4. 会社のSharePoint管理設定の問題

会社のSharePoint管理者が、この機能を制限している可能性も考えられます。

  • 機能が無効化されている: SharePointの管理者によって、「OneDriveへのショートカットを追加」機能が組織全体または特定のサイトで無効に設定されている場合、利用できません。

 

5. 一時的な問題またはブラウザの問題

ごく一時的なシステムの不具合や、使用しているブラウザが原因であることもあります。

  • SharePointサービスの一時的な不具合: マイクロソフト側のサービスに一時的な障害が発生している場合。
  • ブラウザのキャッシュの問題: Webブラウザに古い情報がキャッシュされており、機能の動作を妨げている。
  • ブラウザのプロファイルが正しくない: WebブラウザでSharePointにアクセスしているアカウントのプロファイルが、OneDriveアプリにサインインしているアカウントと異なっている場合。

 

「OneDriveへのショートカット」ができない時の具体的な対処法

原因に合わせて、以下のいずれかの方法を試してください。上から順に試していくことをお勧めします。

対処法1:OneDriveアプリの状況を確認する(最も一般的)

これが最も頻繁に問題を解決する方法です。

  1. OneDriveアプリが起動しているか確認する:あなたのパソコンの画面右下、時計の近くにあるタスクバーに、青い雲の形をしたOneDriveのアイコンがあるか確認してください。もし見当たらない場合は、上向きの矢印(隠れているアイコンを表示)をクリックすると出てくるかもしれません。もしアイコンがなければ、スタートメニューからOneDriveアプリを起動してください。
  2. OneDriveアプリが正しくサインインできているか確認する:OneDriveのアイコンを右クリックし、「ヘルプと設定」から「設定」を選んでください。「アカウント」タブに、SharePointにアクセスしているのと同じMicrosoft 365アカウントでサインインできているか確認します。もしサインインが切れていたら、再度サインインし直してください。
  3. OneDriveアプリを最新のバージョンに更新する:OneDriveアプリが古いバージョンの場合、機能が正しく動作しないことがあります。OneDriveのアイコンを右クリックし、「ヘルプと設定」から「OneDriveについて」を選んで、最新のバージョンかどうか確認します。もし古い場合は、マイクロソフトの公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてください。
  4. OneDriveの同期にエラーがないか確認する:OneDriveのアイコンに赤い「×」マークなどのエラーが表示されていないか確認してください。もしエラーがあれば、それをクリックしてエラーの詳細を確認し、先にその同期エラーを解決する必要があります。
  5. OneDriveアプリをリセットまたは再起動する:一時的な不具合の場合、OneDriveアプリを一度完全に終了し、再起動すると解決することがあります。それでもダメなら、OneDriveをリセットしてみてください。Windowsのファイル名を指定して実行(Windowsキー + R)で「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset」と入力し、「OK」をクリックするとリセットできます。

 

対処法2:SharePoint側の状況とユーザーの権限を確認する

ショートカットを作成しようとしているSharePointの場所や、あなたの権限を確認します。

  1. 既に「同期」していないか確認し、解除する:もし、そのSharePointのドキュメントライブラリやフォルダーを、既に「同期」機能でパソコンと同期している場合、その場所へのショートカットを重ねて追加することはできません。その場合は、まずOneDrive同期アプリでその同期を解除(停止)してから、改めてショートカット作成を試みてください。
  2. 作成したい対象が適切か確認する:「OneDriveへのショートカットを追加」機能は、ドキュメントライブラリ全体や、特定のフォルダーに対して使うのが最も一般的です。個々のファイルを選択してショートカットを追加しようとして、それがうまくいかない場合は、まずそのファイルを置いているフォルダーに対してショートカットを作成してみてください。
  3. あなたのアクセス権限を確認する:ショートカットを作成したいSharePointの場所に対して、あなたが「閲覧」権限以上を持っていることを確認してください。もし権限が不足している場合は、SharePointの管理者やサイトの所有者に連絡し、必要な権限を付与してもらうよう依頼してください。
  4. フォルダーのパスの長さや名前に特殊文字がないか確認する:極端に長いフォルダーのパスや、ファイル名・フォルダー名にSharePointやOneDriveが扱いにくい特殊文字(例: ? * ” < > | など)が含まれていないか確認します。もし含まれている場合は、短くしたり、文字を変更したりしてから試してみてください。

 

対処法3:ブラウザとネットワークの問題を切り分ける

一時的な問題や、ブラウザの設定が原因であることもあります。

  1. Webブラウザのキャッシュをクリアする:使っているWebブラウザのキャッシュとCookieをすべてクリアし、ブラウザを再起動してから再度ショートカット作成を試みます。
  2. 別のWebブラウザで試す:普段使っているブラウザ(例: Chrome)でうまくいかない場合、別のブラウザ(例: Microsoft Edge)でSharePointを開き直し、ショートカット作成を試みます。
  3. ブラウザのプロファイルを確認する:WebブラウザでSharePointにアクセスしているアカウントのプロファイルが、OneDriveアプリにサインインしているMicrosoft 365アカウントと一致しているか確認します。異なるアカウントでサインインしていると、連携がうまくいきません。
  4. インターネット接続を確認する:インターネット接続が不安定だったり、VPN接続を使っていたりすると、ショートカットの作成プロセスが中断されることがあります。安定したインターネット環境で試すか、VPNを一時的に切断して試してみてください。

 

対処法4:会社のSharePoint管理者に相談する

上記を試しても解決しない場合や、エラーメッセージから組織全体の設定が疑われる場合は、会社のIT管理者やSharePointの担当者に相談してください。

管理者向けのPower Automateに関する問い合わせ

管理者は、SharePoint管理センターの「設定」で、「OneDriveへのショートカットを追加」機能が組織全体で無効化されていないかを確認できます。


OneDriveへのショートカットでファイルアクセスをスムーズに!

 

SharePointからOneDriveへショートカットができない場合、その原因はOneDriveアプリの状況、SharePoint側の設定、ユーザーの権限、または一時的な問題など多岐にわたります。

まずは、OneDriveアプリが正しく起動し、サインインできているか、最新バージョンかを確認することが最も重要です。それに加えて、SharePoint側のフォルダーやファイルの状況、そしてあなたのアクセス権限を確認し、必要に応じて対処法を試してみてください。