SharePointのページとサイトの違いは何ですか?分かりやすく説明!

SharePointの「ページ」と「サイト」って何が違うの?デジタルオフィスの作り方を解説!

「SharePointを使っていると『サイト』とか『ページ』って言葉が出てくるけど、結局何が違うんだろう?」「自分の会社にあるSharePointの『サイト』も『ページ』も、見た目は同じように見えるんだけど…」

こんな風に感じたことはありませんか? SharePoint(シェアポイント)は、会社やチームの情報を整理し、みんなで共同作業を進めるためのデジタルな場所です。この場所を理解する上で、実はとても大切なのが「サイト」と「ページ」の違いなんです。これらは密接に関係していますが、それぞれが果たす役割は明確に異なります。例えるなら、会社全体のデジタルオフィスを構成する、異なる種類の建物や部屋のようなものだと考えてみてください。


SharePointの「サイト」ってどんなもの?デジタルオフィスの「建物」

SharePointにおける「サイト」とは、例えるなら会社の中に存在する「デジタルな建物」や、特定の部署のための「オフィス」全体のようなものです。これは、情報やツール、そしてその情報にアクセスできる人たちをまとめて管理するための、独立した大きなまとまりを指します。

サイトは情報の「入れ物」全体

サイトは、それ自体が独立したウェブアドレス(URL)を持ち、その中に様々な種類の情報を保管する「入れ物」全体を指します。例えば、一つのSharePointサイトの中には、次のような様々な情報が含まれています。

  • ドキュメントライブラリ: ファイル(Word、Excel、PDFなど)を保管する棚やキャビネットのような場所です。
  • リスト: 表形式のデータ(タスク一覧、備品管理表など)を管理するためのデータベースのようなものです。
  • サイトのナビゲーション: サイト内の各所へ移動するためのメニューやリンクです。
  • アクセス権限: サイト全体に対して、誰がどんな情報にアクセスできるか、どんな操作ができるかを決めるルール(権限)が設定されています。
  • デザインや見た目: サイト全体に適用される共通の色やロゴ、レイアウトなどのデザインです。

これら全てが合わさって、「一つのSharePointサイト」を構成しています。例えば、「営業部サイト」や「新製品開発プロジェクトサイト」といったものが「サイト」にあたります。

サイトは「目的」ごとに作られる

SharePointのサイトは、通常、特定の目的やテーマに基づいて作られます。

  • 部署ごと: 営業部、人事部、経理部など、部署ごとの情報共有や共同作業のための場所。
  • プロジェクトごと: 特定のプロジェクトの資料、進捗管理、メンバー間のコミュニケーションのための場所。
  • テーマごと: 全社のお知らせ、ナレッジベース、イベント情報など、特定のテーマに関する情報を集約する場所。

このように、サイトはそれぞれが明確な目的を持ち、その目的を達成するための情報を一か所に集約する役割を果たしています。


SharePointの「ページ」ってどんなもの?建物の中の「情報ボード」や「部屋」

それでは、SharePointにおける「ページ」とは何でしょうか。これは、先ほどの「サイト」という建物の中にある、一枚の情報ボードや、特定の目的のために作られた「部屋」のようなものだと考えてみてください。

ページは「コンテンツ」を表示するキャンバス

ページは、サイトの中に作成される、個別の情報表示領域です。それぞれのページは、特定の情報をユーザーに見せるための「キャンバス」のような役割を果たします。サイト内のニュース記事、お知らせ、業務手順、プロジェクトの概要など、具体的な「内容」を表示するために使われます。

  • Webパーツで構成される: ページは、「Webパーツ」(ウェブパーツ)と呼ばれる部品を組み合わせて作られます。ニュースを表示するWebパーツ、ファイルを一覧表示するWebパーツ、画像を貼り付けるWebパーツ、テキストを表示するWebパーツなど、様々なWebパーツを自由に配置し、情報を分かりやすく、魅力的にレイアウトできます。
  • 固有のアドレスを持つ: 各ページは、サイトのアドレスの下に、そのページ固有のアドレス(URL)を持っています。例えば、https://yourcompany.sharepoint.com/sites/your_team/SitePages/HomePage.aspx のように、サイトのアドレスに続いてページの名前が来ます。

ページの役割:具体的な情報を見せる

ページは、サイトの「顔」となるホーム画面や、特定の情報を詳しく説明するための単体の情報画面として活用されます。

  • サイトのホーム画面: あなたがSharePointサイトにアクセスしたときに最初に表示される画面は、そのサイトの「ホームページ」というページです。
  • ニュース記事: サイト内で発信するニュースやブログ記事は、それぞれが独立したページとして作成されます。
  • 情報提供: 会社の規定、よくある質問(FAQ)、特定の業務手順など、単独で完結する情報を提供する際にページが使われます。

「サイト」と「ページ」の決定的な違い

「サイト」と「ページ」は密接に連携し、どちらもSharePointにおける情報共有に不可欠ですが、その役割と機能には明確な違いがあります。

権限設定の単位が違う

最も根本的な違いの一つは、アクセス権限を設定する「単位」です。

  • サイト: それ自体が独立したアクセス権限を持つことができます。例えば、「営業部サイト」には営業部のメンバーだけがアクセスできるように設定できます。そのサイトの権限は、通常、サイト内のすべてのページ、ドキュメントライブラリ、ファイルに「継承」されます。つまり、サイトは権限管理の大きな区切りとなるのです。
  • ページ: 基本的には、それが属するサイトのアクセス権限を「継承」します。特定のページだけ個別にアクセス権限を設定することは非常に稀で、通常はできません。ページは、サイトという大きな権限の枠組みの中で表示されるコンテンツなのです。

「入れ物」と「中身」の違い

  • サイト: 情報を「格納する入れ物」であり、管理するための「枠組み全体」です。独自のユーザー管理、ストレージ容量、設定、ナビゲーションといった、サイト運営に必要なインフラを全て持っています。
  • ページ: その「サイト」という入れ物の中に表示される「具体的なコンテンツ(中身)」です。Webパーツを並べて情報をレイアウトするための「キャンバス」だと考えてください。ページ自体がユーザーを管理したり、ストレージ容量を持ったりすることはありません。

役割の違い

  • サイト: ユーザーや情報の「グループ化」と「管理」が主な役割です。
  • ページ: そのサイトの中で、「特定の情報を視覚的に表現し、ユーザーに提示する」のが主な役割です。

具体的な例え

あなたの会社全体がSharePoint全体だとします。

  • サイト」は、例えば「経理部のオフィス」や「新製品開発プロジェクトのチームルーム」のような、特定の目的を持った独立したオフィス空間(部屋)です。この部屋には独自の鍵(権限)があり、その部屋の中には様々な家具(ドキュメントライブラリやリスト)や掲示板(ページ)が置かれています。
  • ページ」は、その「経理部のオフィス」の中にある壁に貼られた「月次報告書」の掲示物や、「会議室の予約状況」を示すホワイトボードのようなものです。その掲示物やホワイトボード自体には鍵がなく、その部屋に入れた人なら誰でも見ることができます。

サイトとページをどう使い分けるか

SharePointで情報を整理する際には、「サイト」と「ページ」の役割を理解し、適切に使い分けることが重要です。

新しい「まとまり」を作りたい時は「サイト」を作る

もし、新しい部署ができた、新しい大規模なプロジェクトが始まる、あるいは特定のテーマ(例: 全社のお知らせ、人事関連情報)に関する情報を、他の情報から完全に分離して管理したい、という場合は「新しいサイト」を作るべきです。サイトは、独立したアクセス権限を持つため、情報セキュリティの観点からも重要な区切りとなります。

サイトの中に「具体的な情報」を置きたい時は「ページ」を作る

既存のサイトの中に、新しいお知らせ、特定のイベントの詳細、業務手順の説明、プロジェクトの進捗概要など、具体的な「内容」を表示したい場合は「新しいページ」を作成します。ページは、サイトという枠組みの中で、Webパーツを使いながら情報を魅力的に表現するための手段です。

ハブサイトでサイトをまとめる

サイトの数が増えすぎてバラバラに感じられる場合は、「ハブサイト」を活用することで、複数のサイトを論理的に結びつけ、共通のナビゲーションや検索、ニュースの集約を行うことができます。これにより、多数のサイトがあっても、ユーザーは迷子にならず、目的の情報に効率的にたどり着けるようになります。ハブサイト自体も一つの「サイト」です。


「サイト」と「ページ」を理解してSharePointを使いこなそう!

SharePointの「サイト」と「ページ」は、それぞれが異なる役割を担う、デジタルオフィスを構成する大切な要素です。

  • サイト: 情報を「格納する入れ物」であり、管理するための「枠組み全体」。独立した権限を持ち、目的ごとに作られる。
  • ページ: サイトという枠組みの中に表示される「具体的なコンテンツ(中身)」。Webパーツで構成され、サイトの権限を継承する。

この二つの違いを理解し、適切に使い分けることで、あなたのSharePoint環境はより整理され、使いやすく、そして安全な情報共有の場となるでしょう。