SharePointのリストをエクセルに変換するには?分かりやすく説明

SharePointのリスト情報をExcelに変換する方法:データ活用をもっとスムーズに!

「SharePointのリストで管理しているデータを、Excelで分析したり、印刷したりしたいんだけど、どうすればいいの?」「Excelに変換して、社内の他の人と共有したいんだよね」

SharePoint(シェアポイント)のリストは、表形式で情報を整理するのに非常に便利な機能です。タスク管理や備品管理、顧客情報など、さまざまなデータをSharePointのリスト上で効率的に管理できます。しかし、時にはそのデータをExcel(エクセル)形式で手元にダウンロードしたり、より詳細な分析を行ったり、他のExcelユーザーと共有したりしたい、と考えることもあるでしょう。


SharePointのリストをExcelに変換する基本的な考え方

SharePointのリストは、言ってみれば「デジタルな表」です。これをExcelに変換するということは、その「デジタルな表」のデータを、Excelという別の「表計算ソフト」で開ける形式にすること、またはExcelのシートに直接取り込むことを意味します。

なぜExcelに変換するの?

SharePointのリストは便利ですが、ExcelにはExcelの良さがあります。

  • 詳細な分析や計算: Excelは、複雑な計算式を組んだり、グラフを作成したり、ピボットテーブルでデータを多角的に分析したりする機能に優れています。SharePointリストのデータをExcelに取り込むことで、これらの高度な機能を使って分析できるようになります。
  • 印刷やレイアウトの調整: Excelは印刷のレイアウトを細かく調整できるため、SharePointのリストをそのまま印刷するよりも、より見栄えの良い形で出力できます。
  • 共有のしやすさ: 社内でExcelファイルを共有する習慣がある場合、リストのデータをExcel形式で提供することで、多くの人が慣れたツールで情報を確認できるようになります。
  • オフラインでの作業: Excelファイルとしてダウンロードすれば、インターネット接続がない環境でもデータを参照したり、簡単な編集を行ったりできます。

SharePointのリストをExcelに変換する具体的な方法

SharePointのリストの情報をExcelに変換する方法は、主に「直接エクスポートする」方法と、「接続して取り込む」方法があります。

方法1:リストから直接「Excelにエクスポート」する(最も簡単で一般的)

これが、SharePointのリストの情報をExcelに変換する最も簡単で一般的な方法です。リストの現在の表示内容(ビュー)がそのままExcelファイルとしてダウンロードされます。

  1. Excelに変換したいSharePointのリストを開く:まず、ウェブブラウザでSharePointサイトにアクセスし、目的のリストを開いてください。例えば、タスク管理のリストや備品管理のリストなど、Excelに変換したい情報があるリストの画面です。
  2. 「エクスポート」ボタンを探してクリックする:リストの画面上部にあるメニューバーを見てください。そこに「エクスポート」というボタンがあるはずです。これを見つけてクリックします。
  3. 「Excelにエクスポート」を選ぶ:「エクスポート」ボタンをクリックすると、いくつかの選択肢が出てきますので、そこから「Excelにエクスポート」を選んでください。
  4. ダウンロードされたファイルを開く:この操作で、「query.iqy」という拡張子のファイルがあなたのパソコンにダウンロードされます。これは、ExcelがSharePointのリストに接続するための特別なファイルです。ダウンロードが完了したら、ブラウザのダウンロード履歴から、またはダウンロードフォルダから、この「query.iqy」ファイルをダブルクリックして開いてください。
  5. Excelでセキュリティ警告が出たら許可する:「query.iqy」ファイルを開くと、あなたのパソコンのExcelアプリケーションが起動します。この際、Excelが「外部データソースへの接続」に関するセキュリティ警告(例えば「データ接続が無効にされました」といったメッセージ)を表示することがあります。これは、インターネット上のデータを取り込むための一時的な警告ですので、内容を確認し、「有効にする」や「コンテンツの有効化」といったボタンをクリックして許可してください。

    もし、サインインを求められた場合は、SharePointにアクセスしているMicrosoft 365アカウントでサインインを行ってください。

  6. リストのデータがExcelに表示される:セキュリティ警告を許可すると、SharePointリストのデータがExcelの新しいワークシートに自動的に取り込まれて表示されます。これで、Excelとしてデータを自由に編集したり、分析したりできるようになります。
  7. Excelファイルとして保存する:Excelに取り込んだら、忘れずに「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選び、通常のExcelファイル(.xlsx形式)として保存してください。

メリット

  • 非常に簡単: 最も手軽な操作で、リストのデータをExcelに変換できます。
  • 現在のビューが反映される: リストでフィルターをかけたり、並べ替えたりして表示している内容が、そのままExcelにエクスポートされます。

注意点

この方法でExcelに取り込んだデータは、元のSharePointリストとは直接連動しません。Excelファイルを開き直しても、自動でリストの最新データに更新されるわけではありません。最新のデータが必要な場合は、再度エクスポートし直す必要があります。

大量のデータ(例えば30,000行を超えるような場合)では、この方法でのエクスポートがスムーズに行えないことや、一部のデータが欠落することが稀にあります。


 

方法2:ExcelからSharePointリストに「データ接続」して取り込む(更新可能な連携)

この方法は、ExcelファイルとSharePointリストの間に「データ接続」を確立することで、ExcelからSharePointリストの最新データを手動で更新して取り込めるようにするものです。常に最新データが必要な分析レポートなどに向いています。

  1. SharePointのリストのURLをコピーする:まず、Excelに取り込みたいSharePointのリストを開きます。そのリストのURL(ウェブブラウザのアドレスバーに表示されているアドレス)をすべてコピーしておきます。
  2. Excelを開く:あなたのパソコンでExcelアプリケーションを起動し、新しい空白のブックを開くか、既存のExcelファイルを開いてください。
  3. 「データ」タブから「データの取得」を選ぶ:Excelのメニューバーにある「データ」タブをクリックします。その中にある「データの取得」というボタン(または「外部データの取り込み」)をクリックします。
  4. 「その他のデータソースから」→「SharePointリストから」を選ぶ:「データの取得」のメニューの中から、「その他のデータソースから」を選び、さらに「SharePointリストから」という項目を選んでください。
  5. SharePointのURLを入力する:「SharePointリスト」ダイアログが表示されますので、先ほどコピーしておいたリストのURLを「サイトURL」の欄に貼り付けます。
  6. サインインして接続を設定する:SharePointへの接続に関する画面が表示されるので、「Microsoftアカウント」または「組織アカウント」を選択し、SharePointにアクセスしているMicrosoft 365アカウントでサインインします。
  7. リストを選んで読み込む:接続が成功すると、そのSharePointサイトにあるリストやライブラリの一覧が表示されます。その中から、Excelに取り込みたいリストを選んで、「読み込み」ボタンをクリックします。
  8. リストのデータがExcelに取り込まれる:SharePointリストのデータが、Excelの新しいシートにテーブルとして取り込まれて表示されます。

メリット

データの更新が可能: Excelファイルを開いた後、Excelの「データ」タブにある「すべて更新」ボタンをクリックするだけで、SharePointリストの最新のデータに更新できます。これにより、常に最新の情報を参照したレポートを作成できます。

詳細な設定が可能: データを取り込む際に、Power Queryエディター(Excelのデータ変換ツール)を使って、データの整形や結合、フィルタリングなどをより詳細に設定できます。

注意点

この方法でExcelに取り込んだデータは、Excel側からSharePointリストのデータを変更することはできません。あくまでExcel側でデータを最新情報に更新(プル)する一方通行の連携です。

定期的に手動での更新操作が必要です。


 

方法3:CSVファイルとしてエクスポートし、Excelで開く(大量データや他のシステム連携に)

リストのデータをCSV(カンマ区切りテキスト)ファイルとしてダウンロードし、それをExcelで開く方法です。この方法は、特に大量のデータを変換したい場合や、SharePointリストのデータを他のシステムに取り込みたい場合などにも利用されます。

  1. SharePointのリストを開く:Excelに変換したいSharePointのリストを開きます。
  2. 「エクスポート」ボタンから「CSVにエクスポート」を選ぶ:リストの画面上部にあるメニューバーの「エクスポート」ボタンをクリックし、表示される選択肢の中から「CSVにエクスポート」を選んでください。
  3. CSVファイルをダウンロードして開く:これで「.csv」拡張子のファイルがあなたのパソコンにダウンロードされます。ダウンロードが完了したら、このCSVファイルをダブルクリックして開いてください。通常、Excelアプリケーションが起動し、データが列ごとに分かれて表示されます。

メリット

シンプル: 余計な接続情報を含まないため、ファイル形式として非常にシンプルです。

汎用性: CSVは多くのソフトウェアで読み込めるため、Excel以外のシステムにデータを取り込みたい場合にも利用できます。

注意点

この方法も、元のSharePointリストとは直接連動しません。最新のデータが必要な場合は、再度CSVをエクスポートし直す必要があります。

CSVファイルは文字コードの問題(特に日本語)で、Excelで開いたときに文字化けすることが稀にあります。その場合は、Excelの「データ」タブにある「テキストまたはCSVから」機能を使って、適切な文字コード(例: UTF-8)を指定して取り込む必要があります。


 

まとめ

SharePointのリストのデータをExcelに変換する方法は、大きく分けて「直接エクスポート」と「データ接続」の二つがあります。

  • 手軽に一回だけ変換したいなら、リストから直接「Excelにエクスポート」するのが最も簡単です。
  • 常にExcelで最新のデータを確認したいなら、Excelから「SharePointリストにデータ接続」する方法がおすすめです。
  • シンプルにテキストデータとして扱いたいなら、「CSVにエクスポート」も選択肢になります。