SharePointの「メガメニュー」と「カスケード」って何が違うの?サイトの見た目を使いやすくする方法を解説!
「SharePointのサイトのメニューが、なんだか使いにくい…」「もっとたくさんの項目を一度に表示できる方法はないかな?」「メニューの設定で『メガメニュー』とか『カスケード』ってあるけど、何が違うんだろう?」
こんな風に感じたことはありませんか? SharePoint(シェアポイント)は、情報を整理して見せるためのサイトを簡単に作れますが、そのサイトの「顔」とも言えるのが、上部や左側に表示されるナビゲーションメニューです。このメニューが使いやすいかどうかで、サイトを訪れる人が目的の情報にたどり着けるかどうかが大きく変わってきます。
SharePointのモダンUI(最新の見た目)では、メニューの表示方法として主に「メガメニュー」と「カスケード」という二つのスタイルを選べます。これらは、情報をどう見せるか、ユーザーにどう操作してほしいかによって、使い分けられています。
SharePointのナビゲーションメニューってどんなもの?
SharePointサイトにおけるナビゲーションメニューは、サイトの各ページやドキュメントライブラリ、リスト、あるいは関連する他のサイトへ移動するための案内板のようなものです。通常、サイトのページ上部や左側に配置されており、ユーザーが目的の情報に素早くたどり着くための大切な役割を果たします。これが使いやすいかどうかで、サイト全体の利便性が大きく変わってきます。
サイトの案内板としての役割
ナビゲーションメニューは、サイト内の情報を分類し、その場所へのリンクを分かりやすく表示することで、ユーザーが迷わずに目的地に到達できるように案内します。まるで駅の構内の案内図や、ショッピングモールのフロアガイドのようなものです。これが整理されていればいるほど、ユーザーはストレスなくサイト内を探索できます。
サイトの見た目を決める大切な要素
ナビゲーションメニューのスタイルは、サイト全体のデザインや見た目にも大きく影響します。すっきりとしたシンプルなメニューから、多くの情報に素早くアクセスできるようなメニューまで、その表示方法によってサイトの印象や使い勝手が大きく変わります。SharePointのモダンサイトでは、このメニューの表示スタイルを柔軟に選ぶことができます。
サイトの管理者や所有者が設定する
このナビゲーションメニューの項目や表示スタイルは、SharePointサイトの管理者や所有者が設定します。サイトの目的や、そこにアクセスする人がどのような情報を求めているかに合わせて、最も適切なメニューの形を選ぶことが求められます。
「カスケード」メニューとは?シンプルに階層を見せる方法
「カスケード」メニューは、SharePointのメニュー表示スタイルの一つです。これは、項目にカーソルを合わせると、その下にある次の階層の項目が横に(または下に)スライドして表示されるタイプを指します。まるで滝(カスケード)のように、次々と項目が展開していくイメージです。
段階的に情報を表示する仕組み
カスケードメニューは、メインの項目にマウスカーソルを合わせると、関連するサブ項目が、まるで一枚のパネルが横からスライドしてくるように表示されます。さらにそのサブ項目にカーソルを合わせると、そのまた下の階層の項目が展開されていくという形で、情報を段階的に見せていきます。これにより、最初に画面を訪れたときに情報が多すぎて圧倒されることなく、ユーザーが必要に応じて詳細な階層に進んでいけるのが特徴です。
従来のメニューに似た操作感
このカスケードメニューの操作感は、Webサイトでよく見かけるドロップダウンメニューや、従来のSharePointサイトで使われていたメニュー表示に似ています。そのため、多くのユーザーにとっては非常に馴染み深く、直感的に操作しやすいと感じるでしょう。メニューに複雑な設定がされていなければ、ユーザーはスムーズに階層をたどって目的の場所へ移動できます。
項目数が少ない場合に特に有効
カスケードメニューは、ナビゲーションの階層が深すぎず、各階層の項目数が比較的少ない場合に特に効果的です。表示領域を広く使わず、コンパクトにメニューを表示できるため、コンテンツ領域を広く確保したいサイトに適しています。しかし、もし多くの項目が多数の階層に分かれている場合、マウスを何度も移動させてメニューをたどっていく必要があるため、少々手間がかかるように感じるかもしれません。
設定のポイント
カスケードメニューを設定する場合、サイトの「外観の変更」オプションから「ナビゲーション」を選択し、スタイルとして「カスケード」を選びます。その後、メニューの各項目を編集し、下位の項目を「サブリンクにする」という操作を行うことで、階層構造を構築していきます。
「メガメニュー」とは?たくさんの情報を一度に見せる方法
「メガメニュー」は、比較的新しいSharePointのメニュー表示スタイルの一つで、その名の通り「巨大なメニュー」のように、たくさんの情報を一度に、広範囲にわたって表示できるのが大きな特徴です。特にコミュニケーションサイトやハブサイトで活用されます。
一度に複数の階層を表示できる仕組み
メガメニューは、メインの項目にマウスカーソルを合わせると、その下に広がる巨大なパネルの中に、複数の階層のサブ項目がまとめて表示されるのが大きな特徴です。例えば、2階層目と3階層目の項目が、それぞれ列やグループとして整理され、広々とした空間に一度に表示されます。これにより、ユーザーはメニューを開いた瞬間に、関連する多くの項目や情報群の全体像を把握しやすくなります。
多くの情報に素早くアクセス可能
このスタイルは、ナビゲーションの項目数が多く、かつ階層が複数にわたる場合に特にその真価を発揮します。ユーザーは、カスケードメニューのように一つずつ階層をたどる必要がなく、広範囲に展開されたメニューの中から、視覚的に目的の項目を素早く見つけ出し、クリックすることができます。情報の探索にかかる時間を短縮し、ユーザーの利便性を高めることができるでしょう。
視覚的な整理整頓が可能
メガメニューは、表示領域が広いため、サブ項目をグループ化して表示したり、タイトルを太字にしたり、アイコンを付け加えたりするなど、より視覚的に分かりやすく整理することが可能です。これにより、ユーザーは情報のカテゴリや関連性を直感的に理解しやすくなり、使いやすさが向上します。しかし、情報量が多すぎると、かえって視覚的なノイズとなり、混乱を招く可能性もあるため、適切な情報の整理が必要です。
設定のポイント
メガメニューも、サイトの「外観の変更」オプションから「ナビゲーション」を選択し、スタイルとして「メガメニュー」を選びます。その後、メニューの各項目を編集する際、下位の項目を「サブリンクにする」だけでなく、さらにその下の階層の項目も「サブリンクにする」ことで、最大3階層までを一つのパネル内に表示できるようになります。
「メガメニュー」と「カスケード」の明確な違いと使い分け
「メガメニュー」と「カスケード」は、どちらもSharePointサイトのナビゲーションメニューの表示スタイルですが、その機能と目的には明確な違いがあります。
情報の表示範囲とアクセス効率の違い
一番の違いは、一度に表示される情報の量と、それに伴うアクセス効率です。
- カスケードメニューは、項目にマウスカーソルを合わせるたびに、次の階層の項目が順番に、段階的に展開されます。表示領域が狭いため、コンパクトにまとまりますが、目的の項目が深い階層にある場合は、マウスを何度も移動させて階層をたどっていく必要があります。これは、メニューの項目数が少ない、あるいは階層が浅い場合に、シンプルで分かりやすいという利点があります。
- メガメニューは、メインの項目にマウスカーソルを合わせると、複数の階層のサブ項目が広大なパネル内に一度に展開されます。これにより、ユーザーはメニューを開いた瞬間に、関連する多くの項目や情報群の全体像を把握し、目的の項目に素早くアクセスできます。これは、ナビゲーションの項目数が多く、階層が複数にわたる大規模なサイトやポータルに適しています。
サイトのデザインや目的に合わせた使い分け
どちらのメニューを選ぶかは、あなたのSharePointサイトがどんな目的で使われ、どんな情報を扱っているかによって判断すべきです。
カスケードメニューが適している場合
- メニューの項目数が比較的少ないシンプルなサイト。
- 階層が2段階までで十分なサイト。
- コンテンツ領域を広く確保し、メニューはコンパクトにまとめたいサイト。
- 従来のWebサイトのメニューに慣れているユーザーが多い場合。
- 例: 部門内の小規模なチームサイト、シンプルな情報共有サイト。
メガメニューが適している場合
- メニューの項目数が多く、複数のカテゴリーにわたる情報を効率的に見せたい大規模なポータルサイト。
- ナビゲーションが3段階以上の階層になる場合(メガメニューは最大3階層まで対応します)。
- ユーザーがサイト内の全体像を素早く把握し、多くの情報へ瞬時にアクセスできることを重視するサイト。
- サイトのブランドイメージを統一し、視覚的にも魅力的なナビゲーションにしたい場合。
- 例: 全社ポータルサイト、事業部全体のハブサイト、大規模な知識ベースサイト。
設定時の考慮点
カスケードメニューもメガメニューも、どちらもサイトの「外観の変更」メニューから「ナビゲーション」を選び、スタイルを切り替えることで設定できます。しかし、メガメニューの場合は、その広大な表示領域を効果的に使うために、メニュー項目を適切にグループ化したり、分かりやすい見出しをつけたりするなどの設計がより重要になります。情報が多すぎると、かえってユーザーを混乱させてしまう可能性もあるため、情報をいかに整理して見せるかが腕の見せ所になります。
まとめ
SharePointのナビゲーションメニューにおける「メガメニュー」と「カスケード」は、それぞれ異なる特性を持つ表示スタイルです。カスケードはシンプルに段階的な情報を、メガメニューはより多くの情報を一度に広範囲にわたって見せることを得意としています。

