SharePointをWindowsエクスプローラーで開く方法:いつもの操作感でファイル管理!
「SharePointってWebブラウザでしか見られないの?」「フォルダを開くのが面倒…いつもみたいにエクスプローラーで作業したいんだけど…」
もしあなたが、SharePoint(シェアポイント)のWebインターフェースでのファイル管理に、少し手間を感じているなら、ご安心ください! SharePointのファイルを、いつものWindowsエクスプローラー(PCでファイルを見るソフト)と同じように表示して、操作できる方法があるんです。
これにより、ファイルをドラッグ&ドロップで移動したり、複数のファイルを一括で名前変更したり、Officeアプリから直接開いたりといった、慣れ親しんだ操作でSharePointのファイルを管理できるようになります。
「同期」機能を使う(最も推奨される方法)
これが現在、Microsoftが最も推奨している方法で、SharePointのドキュメントライブラリをあなたのPCのOneDriveフォルダと「同期」させることで、エクスプローラーからアクセスできるようになります。OneDrive同期クライアントがインストールされているWindows 10/11のPCであれば、すぐに使えます。
「同期」機能の仕組みとメリット
- 仕組み: SharePointのドキュメントライブラリにあるファイルを、あなたのPCのOneDriveフォルダ内に「同期」します。同期されたファイルは、通常のPC内のファイルと同じようにエクスプローラーに表示されます。
- 「ファイルのオンデマンド」: 容量を圧迫しないように、「ファイルのオンデマンド」機能がデフォルトで有効になっています。これは、ファイルの実体はクラウドに置き、必要な時にだけダウンロードする機能です。これにより、PCのディスク容量を節約しつつ、全てのファイルにエクスプローラーからアクセスできます。
- オフラインアクセス: 一度ダウンロードされたファイルや、「常にこのデバイスに保持する」と設定したファイルは、インターネットに繋がっていなくてもアクセス・編集が可能です。
- 自動同期: PCでファイルを変更すれば自動的にSharePointに、SharePointで変更があれば自動的にPCに反映されます。
- どこからでもアクセス: エクスプローラーだけでなく、OneDriveアプリやWebブラウザからでも同期されたファイルにアクセスできます。
「同期」機能のやり方(ステップバイステップ)
- SharePointサイトにアクセスする:
- Webブラウザで、エクスプローラーで開きたいファイルがあるSharePointサイトにアクセスし、該当のドキュメントライブラリを開きます。
- (例: チームサイトの「ドキュメント」ライブラリや、特定のプロジェクト資料のライブラリなど)
- 「同期」ボタンをクリックする:
- ドキュメントライブラリの画面上部にある「同期」ボタン(雲のアイコン)をクリックします。
- OneDriveアプリの起動を許可する:
- ポップアップ画面が表示され、「Microsoft OneDriveを開く」のようなメッセージが出たら「開く」または「許可」をクリックします。
- OneDrive同期クライアントが起動し、同期のセットアップが始まります。
- サインインとフォルダーの確認:
- もしまだOneDriveにサインインしていなければ、あなたのMicrosoft 365アカウントでサインインを求められます。
- 同期されるフォルダーの場所が表示されますので、確認して「次へ」をクリックします。
- (通常はOneDriveフォルダの中に、あなたの会社名とSharePointサイトのフォルダ名で作成されます。)
- 同期の完了を確認する:
- セットアップが完了すると、「[サイト名] のフォルダーが開きます」のようなメッセージが表示されます。「フォルダーを開く」をクリックすると、エクスプローラーが起動し、同期されたSharePointのドキュメントライブラリが表示されます。
- エクスプローラーの左側のナビゲーションペイン(左側のツリー表示)にも、あなたの会社名のOneDriveフォルダの下に、SharePointサイトの名前が表示され、そこからアクセスできるようになります。
- 「ファイルのオンデマンド」機能の確認(オプション):
- 同期されたファイルには、ステータスを示すアイコンが表示されます(雲アイコンはクラウドのみ、緑のチェックマークはローカルにコピー済みなど)。
- ファイルを右クリックし、「空き領域を増やす」(クラウドのみにする)や「このデバイス上で常に保持する」(ローカルにダウンロードしてオフラインでも使えるようにする)を選択できます。
Teamsから「同期」を開始する
Teamsのチャネルで共有されているファイルも、裏側はSharePointなので、Teamsから直接同期することもできます。
- Teamsで該当のチャネルを開く:
- チャネルの上部にある「ファイル」タブをクリックします。
- 画面上部に表示される「同期」ボタンをクリックします。
- 以降は上記の手順3以降と同じです。
「OneDriveへのショートカットを追加」機能を使う(新しい推奨方法)
これは「同期」と似ていますが、OneDriveの「マイファイル」の中にSharePointドキュメントライブラリへのショートカットを作成する方法です。複数のSharePointライブラリをまとめて管理したい場合に便利です。
「OneDriveへのショートカットを追加」の仕組みとメリット
- 仕組み: SharePointドキュメントライブラリのコンテンツを、あなたのOneDriveの「マイファイル」内にショートカット(リンク)として追加します。このショートカットは、エクスプローラーのOneDriveフォルダからもアクセスできるようになります。
- メリット:
- より簡単な管理: 複数のSharePointライブラリを同期する場合、OneDriveのルートフォルダ直下にそれぞれのショートカットが集まるため、同期されたフォルダの管理がよりシンプルになります。
- 同期数の制限緩和: 厳密には同期ではないため、OneDrive同期クライアントの「同期アイテム数のソフトリミット(約30万アイテム)」に影響を与えにくいとされています。
- OneDriveの共有機能との連携: ショートカットを通じて、OneDriveの共有機能でSharePointのファイルを共有する際の操作がより直感的になります。
「OneDriveへのショートカットを追加」のやり方
- SharePointサイトにアクセスする:
- Webブラウザで、エクスプローラーで開きたいファイルがあるSharePointサイトにアクセスし、該当のドキュメントライブラリを開きます。
- 「OneDriveへのショートカットを追加」ボタンをクリックする:
- ドキュメントライブラリの画面上部にある「OneDriveへのショートカットを追加」ボタン(チェーンのリンクのようなアイコン)をクリックします。
- (もしこのボタンが見つからない場合は、画面上部の「…」メニューの中に隠れている可能性があります。)
- 追加完了を確認する:
- 「〇〇をOneDriveに追加しました」のようなメッセージが表示されれば完了です。
- エクスプローラーで確認する:
- PCのエクスプローラーを開き、左側のナビゲーションペインにある「OneDrive – [あなたの会社名]」フォルダを展開します。
- その中に、ショートカットとして追加したSharePointドキュメントライブラリの名前が表示されているはずです。通常のフォルダと同じように開いてファイルにアクセスできます。
Teamsから「OneDriveへのショートカットを追加」を開始する
Teamsからでも同様にショートカットを追加できます。
- Teamsで該当のチャネルを開く:
- チャネルの上部にある「ファイル」タブをクリックします。
- 画面上部の「OneDriveへのショートカットを追加」ボタンをクリックします。
- 以降は上記の手順3以降と同じです。
「エクスプローラーで開く」機能を使う(古い方法 / 限定的)
かつてはSharePoint Onlineのドキュメントライブラリに「エクスプローラーで開く(View in File Explorer)」というボタンが直接あり、それをクリックするとPCのエクスプローラーが起動し、一時的にSharePointの場所がネットワークドライブのように表示される機能がありました。
「エクスプローラーで開く」の現状と課題
推奨されない: 現在のMicrosoftは、この方法よりも「同期」または「OneDriveへのショートカットを追加」を推奨しています。
- ブラウザの制限: この機能は、現在ではMicrosoft Edgeの「Internet Explorerモード」でSharePointサイトを開いた場合にのみ利用可能です。Google ChromeやFirefoxでは利用できません。
- 設定が複雑: Edgeでこの機能を使うためには、ブラウザの設定でIEモードを有効化し、SharePointサイトをIEモードで再読み込みし、さらに「信頼済みサイト」に追加するなど、複数の設定が必要になります。
- 一時的な接続: この方法で開かれたエクスプローラーは、PCを再起動したり、一定時間が経過したりすると接続が切れることが多く、永続的なファイルアクセスには向きません。
「エクスプローラーで開く」のやり方(参考 / Edgeの場合)
- EdgeでIEモードを有効にする(初回のみ):
- Edgeを開き、右上の「…」(設定など)→「設定」→「規定のブラウザー」へ移動します。
- 「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可する」を「許可」に設定し、Edgeを再起動します。
- 「Internet Explorerモードでサイトを開く」の「追加」に、SharePointサイトのURLを追加します。
- SharePointサイトをIEモードで開く:
- EdgeでSharePointサイトを開きます。アドレスバーの右側にIEのアイコンが表示されたら、それをクリックし、「Internet Explorerモードで再度読み込みする」を選択します。
- 「エクスプローラーで開く」ボタンをクリック:
- IEモードで開かれたSharePointのドキュメントライブラリで、画面上部の「表示」→「エクスプローラーで開く」をクリックします。(表示されない場合は「ライブラリ」タブにある場合もあります)
- セキュリティ警告を許可:
- セキュリティ警告が表示された場合は「許可」や「はい」をクリックします。
- エクスプローラーで表示される:
- しばらく待つと、Windowsエクスプローラーが起動し、SharePointライブラリの内容が表示されます。
注意点
この方法は設定が複雑で、安定性も低いため、基本的には「同期」または「OneDriveへのショートカットを追加」を利用することをお勧めします。特に、RPA(Power Automate Desktopなど)で、この一時的なマッピングを利用してファイル操作を行う場合にのみ、この機能の活用を検討する場合があります。
まとめ
SharePointのファイルをWindowsのエクスプローラーで開く方法は、主に以下の2つが推奨されます。
「同期」機能
最も推奨。ドキュメントライブラリをPCのOneDriveフォルダと同期させ、ローカルのフォルダのように扱えます。オフラインアクセスも可能で、常に最新の状態を保てます。
「OneDriveへのショートカットを追加」機能
新しい推奨方法。OneDriveの「マイファイル」にSharePointライブラリへのショートカットを作成し、エクスプローラーからアクセスできます。複数のライブラリをまとめて管理したい場合に便利です。
「エクスプローラーで開く」機能は、限定的な環境でしか動作せず、設定も複雑なため、基本的には上記の「同期」または「OneDriveへのショートカットを追加」を利用しましょう。

