新しいメンバーがチームに追加されたときのPowerAutomateで自動通知を送るフローを作成したい・やり方

Power AutomateでTeamsに「新メンバー歓迎」自動通知!チームへのスムーズな合流をサポート

 

「新しいメンバーがTeams(チームズ)のチームに参加した時に、自動でチャネルに『ようこそ!』メッセージを送って、みんなに知らせたいな」「新メンバーが加わったら、その人の名前や役割を紹介する通知を、Power Automate(パワー・オートメイト)で自動化できないかな?」「手動でメンバーの追加を監視するのは大変だから、自動で通知が飛ぶようにしたいんだけど、どうすればいいの?」

こんな風に感じたことはありませんか? 新しいメンバーがチームに加わることは、チームにとって喜ばしいことです。しかし、その都度手動で「新メンバーが加わりました!」とチャットに投稿するのは手間がかかる上に、見落としてしまう可能性もあります。また、新メンバーがスムーズにチームに溶け込むためには、既存メンバーへの紹介や、歓迎のメッセージが非常に重要です。

Microsoft Power Automateを使えば、プログラミングの知識がなくても、新しいメンバーがTeamsチームに追加されたことを検知し、自動的に指定のチャネルに歓迎のメッセージを投稿する仕組みを簡単に構築できます。これにより、チームの円滑な運営と、新メンバーのオンボーディング(チームへの合流支援)を強力にサポートできます。


「新メンバー歓迎」自動通知ってどんなこと?なぜ自動化が必要なの?

Power Automateで新しいメンバーがTeamsチームに追加されたときに自動通知を送る、とは、あなたが設定した特定のTeamsチームに、新しいユーザーがメンバーとして追加されたことをPower Automateが自動的に検知し、そのチーム内の指定されたチャネル(例えば「一般」チャネルや「お知らせ」チャネル)に、歓迎のメッセージを自動で投稿する仕組みのことです。

 

なぜ「新メンバー歓迎」通知を自動化する必要があるのか?その主なメリット

このフローを自動化することには、たくさんの良い点があります。

  • 新メンバーの歓迎と安心感の提供:チームに加わったばかりの新メンバーは、少なからず不安を感じているものです。自動で歓迎メッセージが投稿されることで、チーム全体で歓迎されているという安心感を与え、スムーズなチームへの合流を促すことができます。
  • 既存メンバーへの情報共有の自動化:「新しいメンバーが加わった」という情報を、既存のチームメンバー全員に確実に知らせることができます。これにより、既存メンバーは新メンバーの存在を認識し、コミュニケーションを取りやすくなります。
  • 手作業の削減と業務効率化:メンバーが追加されるたびに手動で通知を作成・投稿する手間が一切なくなります。これにより、あなたはより重要な業務に集中できるようになり、日々の業務効率が向上します。
  • 情報伝達の確実性:手動での通知では見落としや忘れが発生する可能性がありますが、自動化することで、新メンバー追加のたびに確実に通知が実行されます。
  • チーム文化の醸成:自動化された歓迎メッセージは、チームが新メンバーを大切にする文化を持っていることを示すことにもつながり、ポジティブなチームの雰囲気を醸成します。
  • オンボーディングプロセスの強化:通知メッセージに、新メンバーが最初に確認すべき情報(例: チームのルール、共有ドキュメントへのリンク、自己紹介の依頼など)を含めることで、オンボーディングプロセスの一部を自動化し、新メンバーが迷わず業務を開始できるようサポートできます。

 

「新メンバー歓迎」自動通知の主要なアクションと準備

Power Automateで新しいメンバーがTeamsチームに追加されたときに自動通知を送るには、主に以下の二つのステップを組み合わせます。

 

1. フローを「Teamsチームにメンバーが追加されたとき」に開始する

まず、Power Automateに「いつメッセージを送りたいのか」を教える必要があります。これは、フローが自動で動き出す「きっかけ」(トリガー)を、Teamsのイベントとして設定します。

  • 「新しいメンバーがチームに追加されたとき (Teams)」トリガー:このトリガーは、特定のTeamsチームに新しいメンバーが追加されたことを検知すると、Power Automateのフローを自動的に起動させます。

 

2. Teamsの「チャネルにメッセージを投稿」する次に、新しいメンバーが追加されたタイミングで、Teamsの指定したチャネルに歓迎メッセージを投稿する操作を行います。

  • 「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する (Teams)」アクション:Teamsの特定のチャネルにメッセージを投稿するためのアクションです。メッセージの本文を自由に設定でき、新メンバーの名前など、動的なコンテンツを含めることも可能です。
  • 「チャットまたはチャネルにアダプティブ カードを投稿して応答を待機する (Teams)」アクション(応用):新メンバーに自己紹介を促したり、簡単なアンケートに答えてもらったりするなど、よりインタラクティブな歓迎メッセージを送りたい場合に利用します。

新しいメンバーがチームに追加されたときに自動通知を送る具体的な手順

ここでは、「特定のTeamsチームに新しいメンバーが追加されたら、そのチームの『一般』チャネルに歓迎メッセージを自動投稿する」というフローを例に、具体的な作成手順をステップバイステップで解説します。

 

事前準備:通知を送りたいTeamsチームとチャネルを確認

  1. 新しいメンバーが追加されたことを検知したいTeamsの「チーム」(例: チーム名「開発部」)があることを確認しておきましょう。
  2. 歓迎メッセージを投稿したいチーム内の「チャネル」(例: 「一般」チャネル)があることを確認しておきましょう。

 

ステップ1:Power Automateで新しいフローを作成します。

これは、特定のイベント(新メンバー追加)をきっかけに自動で動かすフローです。

  1. ウェブブラウザを開き、Power Automateのウェブサイト(make.powerautomate.com)にアクセスします。
  2. あなたのMicrosoft 365アカウントでサインインします。
  3. 左側のナビゲーションメニューで「作成」をクリックします。
  4. 表示されるフローの種類の選択肢の中から「自動化されたクラウド フロー」を選択してください。
  5. フローに分かりやすい名前を付けます(例: 「Teams新メンバー歓迎通知」)。
  6. 「フローのトリガーを選択してください」の検索ボックスに「Teams」と入力し、「新しいメンバーがチームに追加されたとき (Teams)」を選択してください。
  7. 作成」ボタンをクリックします。

 

ステップ2:トリガーの詳細を設定します。

どのTeamsチームに新しいメンバーが追加されたらフローを開始するかを設定します。

  1. 「新しいメンバーがチームに追加されたとき」トリガーの詳細を設定します。
    • チーム ID: 監視したいTeamsの「チーム」を選択します(例: 「開発部」)。
      • 【ヒント】: ドロップダウンに表示されない場合は、カスタム値としてチームIDを直接入力することも可能です。チームIDは、Teamsのチームの「…」(その他のオプション)→「チームへのリンクを取得」で表示されるURLの一部から確認できます。

 

ステップ3:Teamsに歓迎メッセージを投稿するアクションを追加します。

 

新しいメンバーが追加されたら、Teamsに自動メッセージを投稿します。

  1. 「新しいメンバーがチームに追加されたとき」トリガーの下に「新しいステップ」をクリックします。
  2. 検索ボックスに「Teams」と入力し、「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する (Teams)」アクションを選択してください。
  3. アクションの詳細を設定します。
    • 投稿者: 「Flow bot」を選択します。これにより、Power Automateのアイコンでメッセージが投稿されます。
    • 投稿先: 「チャネル」を選択します。
    • チーム: 歓迎メッセージを投稿したいTeamsの「チーム」を選択します(例: 「開発部」)。
    • チャネル: 歓迎メッセージを投稿したいチーム内の「チャネル」を選択します(例: 「一般」)。
    • メッセージ: ここに、Teamsに投稿したい歓迎メッセージの内容を入力します。新メンバーの名前など、動的なコンテンツを含めると、よりパーソナルなメッセージになります。メッセージの入力例:
      @一般チャネル
      チームに新しいメンバーが加わりました!🎉
      
      ようこそ、@{triggerOutputs()?['body/displayName']} さん!
      チーム「@{triggerOutputs()?['body/teamDisplayName']}」へようこそ!
      
      簡単な自己紹介をぜひお願いします!
      何か困ったことがあれば、気軽に質問してくださいね。
      みんなで協力して、素晴らしいチームにしていきましょう!
      

      式の解説:

      • @{triggerOutputs()?['body/displayName']}: 新しくチームに追加されたメンバーの表示名(名前)を自動的に取得します。
      • @{triggerOutputs()?['body/teamDisplayName']}: 新しいメンバーが追加されたチームの名前を自動的に取得します。
      • @一般チャネル: チームの「一般」チャネルに参加しているすべてのメンバーに通知を送るためのメンションです。必要に応じて@チーム名に変更することも可能です。

 

ステップ4:フローを保存してテストします。

すべての設定が完了したら、フローを保存し、自動で動作するように有効化します。

  1. 画面右上の「保存」ボタンをクリックします。
  2. フローが保存されると、そのトリガー設定に基づいて自動的に動作を開始します。
  3. フローが「オン」になっていることを確認してください。もし「オフ」になっている場合は、フローの詳細画面で「オンにする」ボタンをクリックして有効化します。
  4. テストを実行します。
    • Teamsで、このフローを設定したチームに、新しいメンバー(テスト用のアカウントなど)を追加してみてください。
    • しばらく待つと、指定したチャネルに歓迎メッセージが自動投稿されるはずです。メッセージの内容が期待通りかを確認してください。

これで、新しいメンバーがTeamsチームに追加されたら、自動で歓迎メッセージが投稿されるフローが完成し、自動で動作するようになります。


 

「新メンバー歓迎」自動通知をスムーズに運用するための「大切なポイント」

Power Automateで新しいメンバーがTeamsチームに追加されたときの自動通知機能は非常に便利ですが、そのメリットを最大限に引き出し、スムーズな運用を実現するためには、いくつかの重要な注意点を理解し、適切に対処する必要があります。

 

1. 通知の「内容」を充実させる

単なる歓迎メッセージだけでなく、新メンバーがチームにスムーズに合流できるよう、役立つ情報を含めることを検討しましょう。

  • 自己紹介の促し:メッセージ内で新メンバーに簡単な自己紹介を促すことで、既存メンバーとのコミュニケーションのきっかけを作れます。
  • 重要リンクの提示:チームの共有ドキュメント、プロジェクト管理ツール、よくある質問(FAQ)など、新メンバーが最初に確認すべき重要なリンクを含めることで、情報探索の手間を省けます。
  • 担当者の紹介:質問があった場合に誰に連絡すればよいか(例: メンター、チームリーダーなど)を明記することで、新メンバーが安心して質問できる環境を整えられます。
  • アダプティブカードの活用(応用):前回の説明にもあったアダプティブカードを使えば、新メンバーに自己紹介を入力してもらったり、簡単なアンケートに答えてもらったりするような、よりインタラクティブな歓迎メッセージを送ることも可能です。

 

2. 通知を送る「チャネル」を適切に選択する

  • 「一般」チャネル:多くのチームでデフォルトで存在するチャネルであり、チームの全員が参加しているため、新メンバーの紹介には最も適しています。
  • 特定の「お知らせ」チャネル:もしチーム内に「お知らせ」や「アナウンス」専用のチャネルがある場合は、そちらに投稿することも検討できます。
  • 新メンバーへの個人チャット(応用):チームチャネルへの通知とは別に、新メンバーの個人チャットに直接「Flow bot」から歓迎メッセージを送ることも可能です。これにより、よりパーソナルな歓迎メッセージを届けられます。この場合は、トリガーの後に「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションを追加し、「投稿先」を「Flow botとのチャット」に、「受信者」を新メンバーのメールアドレス(@{triggerOutputs()?[‘body/mail’]}などで取得)に設定します。

 

3. フローの実行「権限」を確認する

Power AutomateフローがTeamsでメンバーの追加を検知したり、メッセージを投稿したりするには、フローが使用するアカウントが、Teams内で適切な権限を持っている必要があります。

  • 対策: フローを作成・実行するユーザーアカウントが、監視対象のTeamsチームの「所有者」または「メンバー」であることを確認してください。通常は「メンバー」権限があれば十分ですが、チームの構造によっては「所有者」権限が必要になる場合もあります。

 

4. エラー通知と監視を設定する

万が一フローが予期せず失敗した場合に備えて、必ず「エラーハンドリング」を設定し、問題発生時にすぐに気づけるようにしましょう。

  • 設定方法: メッセージ投稿アクションの後に、もしそのアクションが失敗したら、管理者へ通知メールを送ったり、エラーログを記録したりするアクションを追加します。具体的には、アクションの「」(三点リーダー)から「設定」を開き、「構成:実行条件」で「前のステップが失敗した場合」にもチェックを入れ、そのパスで通知アクション(例: メール送信)を設定します。
  • フローの監視: Power Automateの管理センターで、フローの実行履歴を定期的に確認し、エラーが発生していないかを監視する習慣をつけましょう。

 

5. テスト環境での十分な検証を行う

本番環境で実際に自動通知を稼働させる前に、必ずテスト環境(テスト用のTeamsチーム、テスト用のアカウント)でフローを十分にテストしてください。

  • トリガーの確認: テスト用のアカウントをチームに追加してみて、フローが正しく起動するかを確認します。
  • 通知内容の確認: 送信されるTeams通知の内容(新メンバーの名前が正しく表示されるか、リンクが機能するかなど)に誤りがないか、期待通りに表示されるかを確認します。
  • 通知の到達確認: 実際に通知が指定したチャネルに届くかを確認します。

 

Power Automateで「新メンバー歓迎」を自動化し、チームの絆を深めよう!

Power Automateを活用して、新しいメンバーがTeamsチームに追加されたときに自動通知を送ることは、チームのオンボーディングプロセスを効率化し、新メンバーがスムーズにチームに溶け込むことをサポートするための非常に強力な自動化です。

  • トリガー: 「新しいメンバーがチームに追加されたとき (Teams)」で、新メンバーの追加を検知します。
  • アクション: 「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する (Teams)」で、歓迎メッセージを自動投稿します。
  • 動的なコンテンツ(新メンバーの名前など)を活用して、パーソナルで役立つメッセージを作成します。
  • 通知内容の充実適切なチャネル選択エラーハンドリング、そして徹底したテストが、安定運用への鍵となります。

これらの知識と手順を上手に活用して、あなたのチームのオンボーディングプロセスを自動化し、日々の業務をよりスムーズで効率的なものに変えてくださいね。