SharePoint|共有フォルダーにアクセスするときにアクセス拒否エラーの原因・改善方法を分かりやすく説明

SharePoint共有フォルダーの「アクセス拒否」エラー:もう焦らない!原因と解決策

SharePoint(シェアポイント)の共有フォルダーにアクセスしようとしたら、「アクセス拒否」というメッセージが出て困ったことはありませんか? チームの大切な資料が見られない、仕事が進まないとなると、焦ってしまいますよね。このエラーは、あなたにそのフォルダーを見るための「鍵」が渡されていない状態を示すものです。

SharePointの共有フォルダーでアクセス拒否エラーが出る原因はいくつか考えられますが、ほとんどは特定でき、適切な対処法を知っていれば、比較的簡単に解決できます。これは、あなたのアクセス権限、フォルダーの設定、あるいは一時的なシステム状況によるものかもしれません。


 

1. 「アクセス拒否」ってどういう意味?「入室を断られた」サイン

SharePoint共有フォルダーにアクセスしようとした際に表示される「アクセス拒否」エラーは、通常、HTTPステータスコード「403 Forbidden(フォービドゥン)」を意味します。これは、あなたのMicrosoft 365(マイクロソフト・サンロクゴ)アカウントは認識されているものの、「そのフォルダーにアクセスするための許可(権限)を持っていない」とSharePoint側が判断した状態です。

 

なぜ「アクセス拒否」されるのか?その背景

このエラーは、SharePointが会社の情報を安全に管理するための大切な仕組みとして働いています。

  • 情報の保護: 機密情報や、特定のチームメンバーだけが見るべき情報が、許可されていない人に閲覧されたり、変更されたりするのを防ぐためです。
  • 権限の厳格な管理: サイトやフォルダーごとに、誰にどんな操作を許可するかを細かく設定できるため、それが「アクセス拒否」として現れることがあります。

「アクセス拒否」エラーが起きる主な原因

SharePoint共有フォルダーで「アクセス拒否」エラーが発生する場合、様々な理由が考えられます。エラーメッセージは明確ですが、その背景にある具体的な原因はいくつかありますので、一つずつ確認していくことが大切です。

 

1. あなたの「アクセス権限」が足りない(最も多い原因)

これが「アクセス拒否」エラーの最も一般的で、かつ中心的な原因です。あなたはSharePointにログインできていても、その特定のフォルダーやファイルを見るための許可(権限)が与えられていない状態です。

原因

  • あなたが、アクセスしたい共有フォルダーが保存されているSharePointの場所(サイト、ドキュメントライブラリ、またはフォルダー自体)に対して、「閲覧(見るだけ)」権限すら持っていない。
  • そのフォルダーに、「固有のアクセス許可」(親のフォルダーからの権限の引き継ぎを停止して、特別に設定された権限)が設定されており、あなたのユーザー名やあなたが所属するグループが、その固有のアクセス許可に含まれていない。
  • あなたが所属するMicrosoft 365グループやSharePointグループが、そのフォルダーのアクセス許可から外された。

対処法

  1. フォルダーへの権限を確認してもらう:アクセスしたい共有フォルダーの管理者(フォルダーを作成した人、またはSharePointサイトの所有者)に連絡し、あなたのアカウントに、そのフォルダーに対する「閲覧」権限、または必要な場合は「編集」権限を付与してもらうよう依頼してください。
  2. 共有リンクが正しく送られているか確認する:もし、共有リンク(URL)を受け取ってアクセスしようとしているのであれば、そのリンク自体にアクセス権限が設定されているか、またはリンクが期限切れになっていないかを確認してください。リンクが「特定のユーザー」向けに発行されている場合は、あなたのメールアドレスがその対象に含まれているかを送ってくれた人に確認してもらいましょう。

 

2. アカウントや認証の状態に問題がある

ごく稀ですが、あなたのMicrosoft 365アカウントや、ログインしている状態に一時的な問題がある場合です。

原因

ログインが完全でない、または認証が切れている:SharePointにアクセスできているように見えても、セッションが切れていたり、認証が不完全な状態だったりすると、特定のフォルダーへのアクセスが拒否されることがあります。

多要素認証(MFA)の問題:多要素認証が有効になっている環境で、MFAが正しく完了していない状態で特定の操作を行おうとしている。

対処法

  1. SharePointから一度ログアウトし、再度ログインする:WebブラウザでSharePointから一度完全にサインアウトし、ブラウザを閉じてから再度開き、Microsoft 365アカウントでログインし直してみてください。これにより、新しい認証セッションが確立され、問題が解決することがあります。
  2. 別のWebブラウザやシークレットモードで試す:現在使っているWebブラウザのキャッシュやCookieが原因で問題が起きている可能性もあります。別のWebブラウザ(例: Microsoft Edge, Google Chrome)や、ブラウザのシークレットモード/プライベートブラウズでアクセスし、ログインし直してからフォルダーへのアクセスを試してみてください。

 

3. フォルダー自体やSharePointサイトの設定に問題がある

アクセスしようとしているフォルダーや、そのフォルダーが属するSharePointサイトの設定が原因である場合です。

原因

  • フォルダーが削除された、または移動された:アクセスしようとしているフォルダーが、最近削除されたり、別の場所に移動されたりして、URLが存在しない。この場合、厳密には「404 Not Found」エラーが返されることが多いですが、状況によっては「アクセス拒否」のように表示されることもあります。
  • サイトの「カスタムスクリプト」が無効になっている:SharePoint Onlineで「カスタムスクリプト」が無効になっているサイトでは、一部の機能や、Webパーツ、特定のURLを使ったアクセスが制限されることがあります。
  • 「制限付きアクセス権限ロックダウンモード」が有効になっている:サイトコレクションの機能として「制限付きアクセス権限ロックダウンモード」が有効になっている場合、非常に厳しいセキュリティが適用され、一部のユーザーのアクセスが制限されることがあります。

 

対処法(サイト所有者/管理者向け):

  1. フォルダーが本当に存在するか確認する:SharePointサイトの検索機能を使って、フォルダーの名前で検索し、本当にフォルダーが存在するか、または場所が変わっていないかを確認してください。
  2. サイトの「カスタムスクリプト」の設定を確認する:SharePoint管理センター(https://www.google.com/search?q=admin.sharepoint.com)にアクセスし、該当サイトの「カスタムスクリプト」の設定を確認してもらってください。
  3. 「制限付きアクセス権限ロックダウンモード」の確認:サイトの設定から「サイトコレクションの管理」セクションにある「サイトコレクションの機能」で確認してもらいます。ただし、このモードを無効にすることはセキュリティ上の影響があるため、慎重な検討と会社の承認が必要です。

 

4. ネットワークやシステムの一時的な問題

ごく稀ですが、インターネット接続やSharePointサービス自体に一時的な問題が発生している場合です。

原因

  • インターネット接続の不安定さ:インターネット接続が不安定だったり、一時的に切断されたりする。
  • SharePoint Onlineサービスの一時的な障害:マイクロソフトのSharePoint Onlineサービスに、一時的な障害が発生している場合。

対処法

  1. 時間をおいてから再試行する:サービスの一時的な問題であれば、数分から数時間待ってから、再度アクセスを試みてください。
  2. Microsoft 365 サービス正常性ダッシュボードを確認する(管理者向け):会社のMicrosoft 365管理者に依頼し、Microsoft 365 管理センターの「サービス正常性」ダッシュボードで、SharePoint Onlineや関連サービスに障害が発生していないか確認してもらいます。
  3. インターネット接続を確認する:インターネット接続が安定しているか確認し、不安定ならルーターの再起動などを試します。

「アクセス拒否」エラーを避けるための「大切なポイント」

SharePoint共有フォルダーへの「アクセス拒否」エラーを避け、スムーズな情報共有を行うためには、日頃からの権限管理が非常に重要です。

 

1. 自身の「アクセス権限」を正確に把握する

どのSharePointサイトやフォルダーに、あなたがどんな権限(閲覧、編集、フルコントロールなど)を持っているかを正確に把握しておきましょう。新しい共有フォルダーにアクセスできない場合は、まず自分の権限が足りているかを確認する習慣をつけます。

 

2. 「グループ」を活用した権限管理を徹底する

個々のユーザーに直接権限を付与するのではなく、Microsoft 365グループやSharePointグループなどを活用し、グループに対して権限を与えることを強く推奨します。これにより、権限の管理がシンプルになり、変更があった際もグループのメンバーを更新するだけで済み、アクセス拒否のような問題の発生を減らせます。

 

3. 「固有のアクセス許可」は慎重に使う

親からの権限の「継承を停止」して「固有のアクセス許可」を設定したフォルダーは、管理が複雑になりやすいです。本当に必要な場合にのみ使用し、その設定内容を明確に記録しておきましょう。可能な限り、別のSharePointサイトで情報を分離して管理する方が、シンプルで安全です。

 

4. 共有の際は「適切な権限」を設定する

ファイルを共有する際は、相手に「閲覧」だけを許可するのか、「編集」も許可するのか、といった権限レベルを正確に選択しましょう。また、「特定のユーザー」で共有し、相手のメールアドレスを正確に入力することが重要です。

 

5. 会社で「SharePointの利用ルール」を明確にする

どの情報がどこにあり、誰がアクセスできるのか、という基本的なルールを会社全体で明確にしておくことで、ユーザーが不必要な場所にアクセスしようとしてエラーになることを減らせます。


SharePoint共有フォルダーへの「アクセス拒否」エラーは、主にあなたのアクセス権限不足や、フォルダーの権限設定によるものです。上記で解説した原因と対処法を一つずつ確認し、ベストプラクティスを実践することで、あなたはこれらの問題を解決し、SharePointでの情報アクセスをスムーズに行えるようになるでしょう。