SharePointからTeamsのチャネルフォルダーが削除できない!原因と解決策を徹底解説!
「Teams(チームズ)のチャネルで使っていたフォルダーを、SharePoint(シェアポイント)から削除したいんだけど、なぜか削除できないんだ…」「古いプロジェクトのチャネルフォルダーを整理したいのに、『削除できません』ってエラーが出て困るな…どうすればいいの?」
こんな風に感じたことはありませんか? Microsoft Teamsは、チームでのコミュニケーションやファイル共有に非常に便利ですが、チャネルの数が増え、使わなくなったチャネルのフォルダーがSharePointに残り続けていると、ファイルの整理がしにくくなりますよね。Teamsのチャネルのファイルは、その裏側でSharePointに保存されているため、SharePointから整理したいと考えるのは当然のことです。しかし、いざ削除しようとした際に、うまく操作ができないという問題に直面することがあります。
SharePointからTeamsのチャネルフォルダーが削除できない原因はいくつか考えられますが、その多くは特定でき、適切な対処法を知っていれば、比較的簡単に解決できます。これは、フォルダーの種類、あなたのアクセス権限、あるいはファイルの利用状況によるものかもしれません。
Teamsのチャネルフォルダーは、SharePointでどのように管理されているの?
TeamsとSharePointは深く連携しており、Teamsのチャネルで共有されるファイルは、すべてSharePointに保存されています。しかし、チャネルの種類によって、そのファイルの保存場所と管理方法が異なります。この違いを理解することが、削除を成功させるための第一歩です。
1.1. 標準チャネル(Standard Channel)のフォルダー
Teamsの一般的な「標準チャネル」(例えば、「一般」「営業」「マーケティング」といった公開されているチャネル)のファイルは、そのTeamsチームが紐づいているSharePointサイトの「ドキュメント」ドキュメントライブラリの中に、チャネル名と同じ名前のフォルダーとして作成され、保存されます。
保存場所の例: SharePointサイト名 -> ドキュメント -> [チャネル名] フォルダー
- ファイルはチーム全体でアクセス可能です(権限が適切であれば)。
- このフォルダーは、SharePointの通常のフォルダーと同じように管理されます。
- しかし、特別なルールを持つフォルダーも存在します。
1.2. プライベートチャネル(Private Channel)のフォルダー
Teamsの「プライベートチャネル」(特定のメンバーだけが参加できる非公開のチャネル)のファイルは、標準チャネルとは異なり、TeamsチームのメインのSharePointサイト内には保存されません。プライベートチャネルを作成すると、そのチャネル専用の「新しいSharePointサイトコレクション」が自動的に作成され、その中にファイルが保存されます。
保存場所の例: 独立した新しいSharePointサイト -> ドキュメント -> [チャネル名] フォルダー(通常、「ドキュメント」ライブラリは一つだけです)。
- ファイルはそのプライベートチャネルのメンバーしかアクセスできません。
- このフォルダーは、プライベートチャネル専用の独立したSharePointサイトの一部として存在します。そのため、このフォルダーを削除しようとすることは、実質的にそのプライベートチャネル専用のSharePointサイト自体を操作しようとすることになります。
Teamsチャネルフォルダーが「削除できない」主な原因
SharePointからTeamsのチャネルフォルダーを削除しようとした際に問題が発生する場合、様々な理由が考えられます。エラーメッセージが出ないことも多いため、一つずつ確認していくことが大切です。
1. あなたの「アクセス権限」が足りない(最も多い原因)
削除操作を行うための権限が不足している場合です。
- あなたが、削除したいフォルダーが保存されているSharePointの場所(ドキュメントライブラリ、またはサイト自体)に対して、「編集」権限や「フルコントロール」権限を持っていない。
- プライベートチャネルのフォルダー(専用サイト)の場合、あなたがその専用SharePointサイトの「サイトコレクションの管理者」権限を持っていない。
エラーメッセージの例
Access denied. You do not have permission to perform this action.(HTTP 403 Forbidden)アクセス許可がありません。この操作を実行する権限がありません。
2. 「一般(General)」チャネルのフォルダーである
Teamsの「一般」チャネルに紐づくSharePointフォルダーは、特別なルールがあります。
Teamsの「一般」チャネルは、チームを作成すると自動的に作られ、削除することができません。そのため、Teamsの「一般」チャネルに紐づくSharePointフォルダーも、意図的に削除できないようになっています。これは、チームの基本的なファイル保存場所を保護するためのマイクロソフトの仕様です。
エラーメッセージの例
明確なエラーメッセージが出ずに削除できない。
This folder cannot be deleted. (英語の場合)
3. フォルダー内のファイルが「使用中」または「ロック」されている
削除しようとしているフォルダー内のファイルが、何らかの理由で操作できない状態にある場合です。
- フォルダー内のファイルが、他のユーザーによってWord(ワード)やExcel(エクセル)などのOfficeアプリで開かれている(特にデスクトップ版で開かれている場合)。
- ファイルが「チェックアウト」されたままになっている。
- Power Automate(パワー・オートメイト)のフローなど、他のシステムがそのファイルにアクセス中である。
- OneDrive(ワンドライブ)同期クライアントに、そのフォルダーに関する同期エラーが発生している。
エラーメッセージの例
ファイルは現在使用中です。
The file is locked for shared use.
4. SharePoint側の「設定」や「機能」による制限
SharePointサイトやドキュメントライブラリの特定の機能が、フォルダーの削除を制限している場合があります。
コンテンツ承認やレコード管理が有効になっている
ドキュメントライブラリで「コンテンツの承認を必須にする」設定や、特定のファイルを「レコード」として管理する機能が有効になっている場合、関連するフォルダーの削除が制限されることがあります。
保持ポリシーが設定されている
Microsoft Purview(マイクロソフト・パービュー)などで、特定のフォルダーやファイルに対して保持ポリシーが設定されており、規定の期間が過ぎるまで削除ができないようになっている。
エラーメッセージの例
明確なエラーメッセージが出ずに削除できない。
This item is a record and cannot be deleted.
5. 一時的なシステムの問題やブラウザの問題
ごく稀に、マイクロソフトのサービス側やあなたのWebブラウザに問題がある場合です。
- SharePointサービスの一時的な不具合や、通信の遅延。
- Webブラウザのキャッシュが古い情報を持っている。
Teamsチャネルフォルダーが「削除できない」時の具体的な対処法
原因を特定し、以下の対処法を順番に試していくことが推奨されます。
対処法1:フォルダーの種類とあなたの権限を正確に確認する(最も重要!)
これが問題を解決するための第一歩です。
- 「一般」チャネルのフォルダーではないか確認する:もし削除したいフォルダーが「一般」(General)チャネルに紐づくものであれば、それは削除できません。 これはSharePointの仕様であり、Teamsの「一般」チャネルが削除できないのと同様です。他のチャネルのフォルダーであれば、以下の手順を試してください。
- 削除したいフォルダーが「標準チャネル」か「プライベートチャネル」か確認する:
- 標準チャネルのフォルダーの場合:SharePointサイトの「ドキュメント」ドキュメントライブラリ内にあるフォルダーです。削除するには、そのSharePointサイトの「編集」権限または「フルコントロール」権限が必要です。
- プライベートチャネルのフォルダーの場合:そのプライベートチャネル専用の独立したSharePointサイトです。このサイトを削除するには、その専用サイトの「サイトコレクションの管理者」権限が必要です。
- あなたのアクセス権限を確認し、必要なら付与を依頼する:
- ウェブブラウザでSharePointサイトにアクセスし、該当のフォルダーが保存されているドキュメントライブラリの「ライブラリの設定」→「このドキュメントライブラリのアクセス許可」で、あなたのユーザー名が「編集」または「フルコントロール」権限を持っているかを確認してください。
- もしプライベートチャネルのサイトを削除したい場合は、そのプライベートチャネルのサイトにアクセスし、「サイトの設定」→「サイトのアクセス許可」で、あなたが「サイトコレクションの管理者」であるかを確認します。
- 権限が不足している場合は、SharePointの管理者やサイトの所有者(チームの所有者)に連絡し、適切な権限を付与してもらうよう依頼してください。権限が付与されたら、Webブラウザを再起動し、再度削除を試します。
対処法2:フォルダー内の「ファイルの使用状況」を確認する
フォルダー内のファイルがロックされている場合に試すべきです。
- フォルダー内のすべてのファイルを閉じる:削除したいフォルダー内のファイルが、誰かのWord、ExcelなどのOfficeアプリで開かれていないか、確認してください。もし開かれている場合は、それらのファイルをすべて閉じてもらいます。
- OneDrive同期クライアントの同期エラーを確認する:もしそのSharePointドキュメントライブラリをOneDrive同期クライアントでパソコンと同期している場合、OneDriveアイコン(タスクバーにある雲のマーク)にエラーが表示されていないか確認してください。エラーがあれば、先にその同期エラーを解決する必要があります。OneDriveアプリを再起動したり、リセットしたりすることも有効ですし、一時的に同期を停止してから削除を試すこともできます。
- ファイルを「チェックイン」する:フォルダー内のファイルが「チェックアウト」されたままになっている場合、それを「チェックイン」するか、「チェックアウトを破棄」してください。
対処法3:削除の方法を使い分ける
フォルダーの種類によって、削除のやり方を変える必要があります。
- 標準チャネルのフォルダーを削除する場合:
- SharePointのWeb画面から削除する:これが最も直接的で簡単な方法です。該当フォルダーを選択し、画面上部の「削除」ボタンをクリックします。
- Teamsアプリから削除する:Teamsアプリを開き、チャネル内の「ファイル」タブに移動します。削除したいフォルダーにマウスを合わせると表示される「…」(三点リーダー)をクリックし、「削除」を選択します。この操作はSharePointの削除に連動します。
- プライベートチャネルのフォルダーを削除する場合(チャネル自体を削除する):プライベートチャネルのフォルダーは、専用サイトの一部であるため、SharePointからフォルダーだけを直接削除しようとするのではなく、Teamsアプリで「プライベートチャネル自体を削除する」のが基本的なやり方です。プライベートチャネルを削除すると、それに紐づくSharePointサイトも自動的に削除されます。
- やり方: Teamsアプリを開き、削除したいプライベートチャネル名の横にある「…」(三点リーダー)をクリックし、「チャネルを削除」を選択します。確認メッセージが出たら「削除」をクリックします。
- 【注意】: プライベートチャネルを削除すると、その中のチャット履歴やファイルもすべて失われます。削除する前に、必ず内容を確認し、必要な情報はバックアップを取っておきましょう。
対処法4:SharePoint側の「設定」や「機能」を確認する(管理者向け)
SharePointサイトやドキュメントライブラリの特定の機能が削除を制限している場合に試すべきです。
- 「コンテンツ承認」や「レコード管理」の設定を確認する:ドキュメントライブラリの「ライブラリの設定」→「バージョン設定」を確認し、「送信されたアイテムの承認を必須にする」が「はい」になっていないか、あるいは「レコードの管理設定」が有効になっていないか確認します。これらの設定が削除を制限している可能性があります。
- 保持ポリシーの設定を確認する(Microsoft 365管理者向け):Microsoft Purview(マイクロソフト・パービュー)などで、特定のフォルダーやファイルに対して保持ポリシーが設定されていないか確認します。このポリシーが設定されていると、規定の期間が過ぎるまで、対象のコンテンツは削除できません。
対処法5:一時的なシステムの問題やブラウザの問題を切り分ける
ごく稀なケースで、基本的な対処法が有効です。
- Webブラウザのキャッシュをクリアする:使っているWebブラウザのキャッシュとCookieをすべてクリアし、ブラウザを完全に終了してから、再度SharePointにアクセスして削除を試します。
- 別のWebブラウザで試す:普段使っているブラウザでうまくいかない場合、別のブラウザ(例: Microsoft EdgeやFirefox)でSharePointを開き直し、削除を試してみることで、ブラウザ側の問題かを切り分けられます。
- 時間をおいてから再試行する:SharePointサービスの一時的な不具合であれば、数分から数時間待ってから再度削除を試みてください。
対処法6:PowerShellスクリプトを使う(高度な方法・管理者向け)
非常に大量のフォルダーを削除したい場合や、上記の方法で解決できない頑固なフォルダーを削除したい場合は、PowerShell(パワーシェル)スクリプトを使う方法があります。これは、SharePointの管理者など、専門的な知識を持つ方向けの方法です。
- PowerShellの環境を準備します。SharePoint Online Management ShellやPnP PowerShellといったモジュールをインストールし、PowerShellのスクリプトを実行できる環境を整えます。
- スクリプトを作成・実行します。削除したいフォルダーのURLを指定して削除コマンドを実行します。【注意】: スクリプトは強力なため、誤って実行すると意図しないフォルダーまで削除してしまうリスクがあります。実行前に必ずバックアップを取り、テスト環境で十分に確認することが不可欠です。
フォルダーを削除する際の「とても大切なこと」
Teamsのチャネルフォルダーを削除する際には、後で後悔しないように、いくつか確認しておきたい大切な点があります。
1. 削除されたファイルは「ごみ箱」に入る
SharePointで削除されたフォルダーやファイルは、すぐに完全に消えるわけではありません。まず、SharePointサイト内の「ごみ箱」に移動します。このごみ箱に、通常93日間保管されます。この期間内であれば、ファイルを元の場所へ「復元」することができます。万が一、間違って削除してしまっても、焦らずごみ箱を確認してください。
2. 「一般」チャネルのフォルダーは削除できないことを理解する
Teamsの「一般」チャネルはチームの基盤であり、削除できません。そのため、それに紐づくSharePointフォルダーも削除できないという仕様を理解しておくことが重要です。
3. プライベートチャネルのフォルダーは「チャネル削除」で対応する
プライベートチャネルのフォルダーを削除したい場合は、SharePointから直接削除するのではなく、Teamsアプリでプライベートチャネル自体を削除する必要があることを覚えておきましょう。
4. チームメンバーへの事前連絡
大量のフォルダーや、重要なチャネルのフォルダーを削除する場合、そのチャネルのファイルにアクセスできなくなります。事前にチームメンバーや関係者に削除の計画を伝え、必要なファイルがないか確認してもらうようにしましょう。これにより、削除後の混乱や業務への影響を最小限に抑えることができます。
SharePointからTeamsのチャネルフォルダーが削除できない問題は、フォルダーの種類(標準かプライベートか)、あなたの権限、ファイルの使用状況、あるいはSharePointの設定など、様々な要因が絡み合って発生します。上記で解説した原因と対処法を一つずつ確認し、ベストプラクティスを実践することで、あなたはこれらの問題を解決し、Teamsのチャネルフォルダーを効率よく安全に管理できるようになるでしょう。

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