ステータスとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点
ビジネスの中で「ステータス」という言葉が使われるとき、それは単に地位や身分といった意味にとどまらず、より広く「現在の状況」や「進行中の段階」、「完了しているか否か」など、物事や案件の“今の状態”を指す言葉として使われます。
たとえば、業務の進捗確認の場面で「プロジェクトのステータスを教えてください」と言われた場合、それは「プロジェクトは今どの段階にあるのか」「順調に進んでいるのか」「何か問題は起きていないか」を確認したい、という意味になります。このように、ステータスは「報告」や「共有」が必要な場面でよく用いられる用語です。
また、ITや開発分野では、「チケットのステータスが未対応」「作業のステータスが進行中」「機器のステータスが正常」といったように、非常に実務的で明確な状態管理の表現としても多用されます。これにより、関係者全員が「何が終わっていて、何がまだ途中で、何に問題があるのか」を素早く把握できます。
加えて、「役職」や「ポジション」の意味合いで使われることもありますが、これは少し硬く聞こえやすいため、社内での会話では注意が必要です。「あの人は高いステータスにある」などという言い方は、使い方によっては上下関係を強調するような印象になってしまいかねません。
ステータスという言葉は便利な反面、何を意味しているのかが曖昧になりやすいので、相手との共通理解がある前提で使うことが大切です。必要に応じて「ステータス=何の状態か」を明確にしたり、もう少し具体的な言い回しに置き換える配慮も必要です。
まとめ
- 現在の進捗状況や業務の状態を示す言葉
- プロジェクトや作業の報告・共有に使われる
- IT・開発・営業など幅広い業種で活用されている
- 使う相手や状況に応じて意味が広がるため、説明の補足が必要な場合もある
- 社内での使用は便利だが、対外的には注意して用いるべき言葉
ステータスを英語で言うと?
→ status
言い換え・言い回しは?
- 現在の状況
- 進捗具合
- 状態
- 今の段階
- 運用状況
ステータスが使われる場面
- プロジェクトやタスクの進行状況を報告するとき
- 顧客案件の対応状況を社内で共有するとき
- 商品の在庫や稼働状況を確認するとき
- システムやアプリの稼働状態を監視するとき
- 営業案件が契約済みか見込みかを区別するとき
ステータスを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合
- 現在の進捗状況について、以下の通りご報告申し上げます。
(I would like to report the current progress as follows.) - ご依頼いただきました内容につきましては、現在、対応中でございます。
(We are currently working on the matter you requested.) - 案件は順調に進行しており、予定通りの対応が可能と見込んでおります。
(The case is progressing smoothly, and we expect to proceed as scheduled.) - ご確認いただいた内容に関しましては、対応完了の段階にございます。
(The matter you reviewed is currently in the completed stage.) - 現時点では未着手の状態でございますが、近日中に着手予定です。
(It is currently pending, but we plan to begin shortly.)
ステータス・社内メールで言い換えて使用する例文
- プロジェクトは現在、設計段階に入っております。
(The project is currently in the design phase.) - 該当タスクは進行中で、完了予定は〇日を見込んでいます。
(The task is in progress and expected to be completed by [date].) - 現在は未対応の状態ですので、今週中に対応予定です。
(It is currently not yet addressed and will be handled within this week.) - 本件については完了済みで、次の工程に移っております。
(This task has been completed and is now moving to the next phase.) - お問い合わせの件は、対応済みとなっております。
(The matter regarding your inquiry has been resolved.)
ステータスを使用した本文
案件の進捗状況について共有する文章
現在、進行中の案件についてご報告いたします。現在のところ、大きな遅れもなく、工程は予定通り進んでおります。各タスクの状況も整理しておりますので、必要があれば別途お知らせいたします。
(I would like to report on the ongoing case. At present, everything is proceeding as scheduled without major delays. The status of each task is also organized and available upon request.)
作業の状態を丁寧に伝える文章
ご依頼いただいた内容についてですが、現在対応中でございます。複数部門での確認作業が必要となっておりますため、完了までもう少しお時間を頂戴いたします。
(The matter you requested is currently in progress. As it requires confirmation across multiple departments, we kindly ask for a little more time for completion.)
担当業務の現状を報告する文章
担当している業務につきまして、現在は準備段階に入っております。必要な資料も整いつつあり、来週には作業を開始できる見込みです。
(Regarding the task I am in charge of, it is currently in the preparation phase. Necessary materials are being arranged, and we expect to begin next week.)
商品の出荷状況について連絡する文章
ご注文いただいた商品につきましては、出荷手配が完了しております。現在は配送業者による輸送中の段階でございます。
(The product you ordered has been shipped. It is currently in transit with the delivery company.)
問題の対応状況について説明する文章
発生していた不具合については、現在は一部の箇所で再調整を行っております。全体の復旧には今しばらく時間が必要となりそうです。
(We are currently readjusting some areas regarding the issue that occurred. It may take a little more time for complete recovery.)
ステータスをメールで使用すると不適切な場面は?
「ステータス」という言葉は、便利で社内では使いやすい言葉ではありますが、メールなど文書でのやりとりにおいて、相手によっては内容があいまいに感じられることがあります。特に取引先やお客様との連絡で「ステータスはどうですか?」や「ステータスが未対応です」といった簡略的な言い回しをしてしまうと、「結局どういうことなのか」「今どの段階なのか」が分かりにくく、丁寧さを欠いた印象を与えてしまうこともあります。
また、ビジネスメールにおいては、敬語や丁寧な言い回しが重要です。「ステータス」というカタカナ語はそのままだとやや事務的で冷たい印象になりがちですので、相手に合わせて「現在の状況」「対応状況」「進捗具合」などに言い換える工夫が求められます。
ステータス 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方
- 現在の状況につきましては、順調に進行しております。
(The current situation is progressing smoothly.) - 本件は対応中でございますが、完了までもう少々お時間を頂戴いたします。
(The matter is currently being handled, and we kindly ask for a little more time.) - 現時点での状況を整理しましたので、以下にご報告申し上げます。
(We have summarized the current status and will report it below.) - 案件は無事に完了しておりますが、引き続き経過を見守ってまいります。
(The case has been successfully completed, and we will continue to monitor the situation.) - 対応の進捗について、随時ご報告させていただきます。
(We will keep you updated on the progress as needed.)
ステータス メール例文集
目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文
案件の進捗を丁寧に伝える文章
いつもお世話になっております。ご依頼いただきました案件につきまして、現在は準備が整い次第、実施段階に移る予定となっております。各関係部署と連携を図りながら、円滑に進めておりますので、大きな支障はございません。万が一の変更がある場合は、速やかにご連絡させていただきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
問い合わせに対する進行状況を報告する文章
お世話になっております。先日ご質問いただきました件につきましては、現在、関係各所に確認を行っている段階でございます。今後の動きについては、来週中にご報告できるよう調整しております。ご不明な点がございましたら、いつでもご連絡いただければと存じます。
顧客・お客様へ言い換え適したメール例文
商品の対応状況を丁寧に報告する文章
このたびはお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。お尋ねの件につきましては、すでに社内で確認作業を進めております。現在は、対応の最終確認を行っている段階で、完了次第すぐにご報告させていただきます。お待たせして申し訳ございませんが、今しばらくお時間を頂ければ幸いです。
修理や不具合に関する進捗を伝える文章
お世話になっております。ご報告いただきました不具合の件ですが、現在、技術部門で詳細な点検と原因分析を行っております。早期解決を目指して対応を進めておりますので、進展があり次第すぐにご連絡させていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
社内メールで使う際に言い換え適したメール例文
タスク管理の報告に関する文章
各位
〇〇タスクについてご連絡です。現在、作業は順調に進行しており、進捗としては80%を超えた段階です。残りの作業についても、今週中には完了見込みですので、次の工程の準備を進めていただければと思います。
問い合わせ対応の進行状況を報告する文章
チームの皆様
本日いただいた問い合わせについては、現在、一次対応が完了しており、引き続き関連部門への確認を進めております。内容の確定後、顧客への連絡を行いますので、情報共有のほどよろしくお願いいたします。
ステータス 相手に送る際の注意点・まとめ
「ステータス」は社内や同業者間で非常によく使われる便利な言葉ですが、相手によっては意味が不明確だったり、やや硬く機械的に感じられることがあります。特に、相手がその用語に詳しくない場合には、「どういう状態なのか」が十分に伝わらず、かえって説明不足と思われてしまうこともあります。

